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狼
墓
少
霊
全
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芙蓉! 今日がお前の命日だ!
2013/01/12(Sat) 11時頃
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明之進に1人が投票した。
亀吉に2人が投票した。
沙耶に1人が投票した。
芙蓉に1人が投票した。
小鈴に2人が投票した。
小鈴は村人の手により処刑された。
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沙耶! 今日がお前の命日だ!
2013/01/12(Sat) 11時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
沙耶が無残な姿で発見された。
亡霊
今夜、人狼に殺された人は人狼になる。また、襲撃を実行した人狼は命を落としてしまうだろう。人狼となった者は報復行動を行わない。ただし、命拾いをしたならば人狼にはならない。
一匹狼は亡霊を作らない。
現在の生存者は、朧、雷門、明之進、亀吉、芙蓉の5名。
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/* そうか続くのか……wwwwwwww ええとどうしようかな
(-0) 2013/01/12(Sat) 11時頃
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/* 亡霊の日! あー、でも予想では亀吉一匹狼だし、首無でも無能にしているという……。
亀吉と小鈴の一騎打ちだった、票!
(-1) 2013/01/12(Sat) 11時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 11時半頃
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―大広間には、未だ光の一つも無い。―
[繋がれぬ右手に触れるかの手は、剣を振るう者の硬さを帯びているように感じられた。 ああだから、この人は、この温もりは、沙耶のものなのだと、思っていた。
けれど、そんな「彼女」が告げた言は。]
………さや、さま。 一体、何の、話し、を、
[無明の中、微かな冷たさの内に響き渡るは、 得体の知れぬあやかしを、今討て、とばかりの鬨の声。]
(0) 2013/01/12(Sat) 11時半頃
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[零れた声は、ひどく掠れて、震えて、上ずって。 その混乱と――怯えは、此処に居る「鵺」にしか届くまい。]
ちがう、 さや、は そんなものじゃ、ない―――…
[「わた、し が」 、と。あの時>>2:129口にしていたのは誰? 在らぬ13番目へと心を向けさせようとしていたのは誰? そのことばを信じそうになって、確かにこわさを覚えていたのは、誰――、]
(1) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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――――何故、
ううん、ちがう、 何故、
ちがう、 なぜ、 ……
[朧と繋がれた左手に、ふるり、震えが走る。 そして誰とも繋がれていない右手は、今、]
(2) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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何故、あなたはあの子を殺したの、
違う、
何故、鵺などというの、
違う、
なぜ、 ………あなたを殺せと、いう、の、
(-2) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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[――あなたの こころは なにもの、なの?
言葉無き怯えが胸を伝った、その時。 無意識のうちに、私は衣の内の黒鋼を手にしていた。]
(3) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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[ ぱ ぁ ん
ぱ ぁ ん 、
ぱ ぁ ん
火花の音、片手だけに支えられたそれは、 無明の中、何を穿つことも無い。 一つ、二つ、三つ――――全て、何処かに逸れて。 ――そして。]
(4) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時頃
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[家名も、生も、絆も、運命も。呪縛なのでしょう。
断ち切らねばならないという不条理さ。
哀しみにくれて後追うことも叶わず。
時に非情と、人の情を知らぬと指差されることもありました。
この、人でなしに名を付けるのであれば、『鵺』こそが、相応しい。]
(+0) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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[ ぱ ぁ ん ―――――――…
最後の銃声が響き渡った時。 私の頬に、首筋に、熱く迸るものが触れた。 微かに伝うあかい香は、今、その濃さを増していた。
かたり。右手の銃は、床に落ち。 膝は崩れ、繋いでいた左手もまただらりと力を失くしていた。
光が再び戻って来れば、私の青い目には映ることになる。 額を撃たれた、 さや 、のすがたが。**]
(5) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時半頃
女中 おみつは、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時半頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時半頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 13時頃
女中 おみつは、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 13時頃
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鵺退治の礼ではないが――私が鬼を、退治しようか。
亀吉。 人を殺める衝動に、鬼と名付けるのであれば。
だから――…
[目前にあるはずの青を、じつと見詰めます。 囁く声は、届いたでしょうか。*]
(+1) 2013/01/12(Sat) 13時頃
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/* せんせー! これってふられたってことなんですかね!! 伸ばさせて、くれんねんな 何なんちょぉ、泣いちゃう
(-3) 2013/01/12(Sat) 13時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 13時半頃
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/* 何より目覚めたら投票が自己投票のままだったのに驚いたねすまない。 小鈴に入れる気満々だった事故らなくてよかったよお本当に これで亀吉吊られてたらもう もうあれなかんじで 今のうちに亀吉票に変えるわ
(-4) 2013/01/12(Sat) 13時半頃
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/* う…どこに投票すべきだったのか…
(-5) 2013/01/12(Sat) 13時半頃
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/* あ すごい勘違いしてたかもしれない うわ ああ
(-6) 2013/01/12(Sat) 13時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 13時半頃
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/* 狼まだあと二人いると思ってた… ああう亀吉投票でよかったのか、な、あああごめん…
(-7) 2013/01/12(Sat) 13時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 14時頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 14時半頃
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/* 太助殿にとっては、そりゃあ突然過ぎるよね。
生きろ、と。助けろ、と。言ったのに。
手放そうとするように、見える。
(-8) 2013/01/12(Sat) 14時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 14時半頃
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[死ぬつもりも殺されるつもりも、なかったのです。
二人の命を断った銃弾を受ければどうなるのか。
お嬢様が死ねば、また目の前で助けられなかったと哀しむでしょうから。 お嬢様を殺せば、鬼だと謗りを受け、何故と自責し哀しむでしょうから。]
(+2) 2013/01/12(Sat) 14時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 15時頃
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[お嬢様が死んでも、また逢えるとは、意思籠る声で名を呼ぶ声があるとは思わなかったのですから。]
(+3) 2013/01/12(Sat) 15時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 15時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 15時半頃
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/* \どうしよう!/
あっそしてメモに俺ってかいちゃった
(-9) 2013/01/12(Sat) 15時半頃
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/* えーと。 1.小鈴が無双といっているのでじつわ賞金首ではない。 2.小鈴が道連れ起こすと思ったから投票したのに、道連れ起きていない。 3.何故自分に票が! 4.何故あのこに票が! 5.亀吉吊って終わりにする方向ではなかったのか! 6.沙耶が何を言っているのか何をしたいのか分からない! 7.何故沙耶が襲撃されているの!
さて。皆が驚いているのはドレ!?
(-10) 2013/01/12(Sat) 15時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 15時半頃
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― 暗闇の中、廊下で ―
[汚れちゃ駄目なのは、綺麗なものだと思うから。最初から綺麗なんかじゃない己は、汚れてもきっとわからない。 その考えは小鈴に怒られそうだったから口にはしなかった。ただ手を握って足を進めた。右手で探る先、曲がり角があれば声をかけて、広い廊下を何処かから風が鳴る中、大広間へ]
…何か、聞こえる
[風の音とは違う、聞きなれない音。 これが、鵺の声なのだろうかと考えていればやがて音は止んだ]
(6) 2013/01/12(Sat) 16時頃
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/* うーんどうしようかなあ 流れ弾にあたって、はやりたくない 明が流れ弾にあたりますかね
てか鵺って明を殺そうって意味じゃないのかなさやさん 自殺票のままにしておけばよかったうおう
うーん うーん 小鈴の好意を利用して殺すことになりそうで 本当に、ごめん
(-11) 2013/01/12(Sat) 16時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 16時頃
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 16時半頃
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―大広間―
[暗闇の内、朧の問い掛けにも亀吉の問い掛けにも応を返さず。 静かに男は隅に在った。
男は っていた。 けれど男は ていた。
繋がる先がなければ判るまい。 照らす明星なければ判るまい。 指先を合わせた姿など、誰がみてとれようか。 男の裡が明ける事など、終とないだろう。
響き渡る高い悲鳴。 やがて灯る明かり。 それらが映し出す世界は。]
(7) 2013/01/12(Sat) 16時半頃
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嗚呼、なんと『哀しい』のでしょうね。
(8) 2013/01/12(Sat) 16時半頃
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[引き金は数度。 その『重み』を理解することは叶わない。
すいと、男は白を見遣る。 異国の混じる、青い目を。]
幾人の命の上に立ち。 その屍を積み上げて。
………それでも『生きて』いたいのですね。
[鉛が切れた事は知らぬ。 まだ朧の側にあろう、その姿へ足を進めよう。
誰か止めようか。 制止があらば、老いぼれは簡単に力を失おう。 しかし強い意思と共に伸びる手は、提灯を作り続けた指先。 命の血潮流れる熱い指先。]
(9) 2013/01/12(Sat) 16時半頃
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『さぁ。――鵺退治を。 』
[大広間の扉を開いた途端、耳に飛び込んできた言葉は、怯えによる幻聴か……ふる、と腹の奥で黒い化け物が首を擡げた]
…や、だ
[闇の中、悲鳴のような光が数度、瞬いた]
(10) 2013/01/12(Sat) 16時半頃
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[指先は頭へと。 その白を撫でようと。
そしてその息を止めようと。
微笑み向かう指先は 館へ来た頃の様に、拒絶をうける *だろうか*]
(11) 2013/01/12(Sat) 16時半頃
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もう、おやすみなさい。
[ただ一言。 それはやはり非情になれぬ声。
けれど男は今確かに、少年の命を奪おうと *している*]
(-12) 2013/01/12(Sat) 16時半頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 17時頃
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/* え!?きずなおちしないものってえーと どういうことだ・・
そしてじかんないどうしよう・・
(-13) 2013/01/12(Sat) 17時頃
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さや
さや
沙耶
(+4) 2013/01/12(Sat) 17時半頃
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[またあの鬼が哂った。 小鈴の手を離し、押しやろうと身をよじる。放たれた弾丸は壁や調度にあたり、新たなあかを齎すことはなかった。―――最後の一発を除いて]
…おれ、やらなきゃ
[声が聞こえた。 あの女が此処にいる。だから、やらなければならない]
確かめなきゃ
[鬼であるのか、鵺であるのか。確かめなくてはならない。 帯から輝きを失った刃物を取り出す。暗闇の中、それは音もなく、ただひやりと空気を震わせる]
(12) 2013/01/12(Sat) 17時半頃
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[何度も何度も、呼んでいた。
己の声に慣れはじめながら、何度も。
己が身体を失っても、未だ傍らに在ることを知って欲しくて。 彼女の無事を祈って。 彼女に触れる芙蓉の手を嫌って。]
(+5) 2013/01/12(Sat) 17時半頃
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[小鈴は、男が何をするつもりなのかわかったかもしれない。わからずとも、先までは哀しくともどこか楽しく、どこか優しげであった声音が変化したこと、きっと気づかれただろう]
ごめん、ね
[最後の謝罪。そうして足は踏み出された。
そして闇の中、誰そ彼と問うこともできない不明の中、影は引かれ、重なり―――]
(13) 2013/01/12(Sat) 17時半頃
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[様々なものがない交ぜに成る。
其れはきっと、暗闇のなか、沙耶へと死を突きつける彼と良く似た感情。
けれどたったひとつ、違うのは。]
(+6) 2013/01/12(Sat) 17時半頃
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[ぱ ぁ ん ―――――――…]
[やがて、最後の哂い声が響いた。
闇が晴れたその時、倒れていた影は――ひとつではなかった。男の手になまくらの刃はなく、懐にも尖端を持った哀しい凶器もなく。
ただ、新たな哀しみだけが――その手の中に**]
(14) 2013/01/12(Sat) 17時半頃
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わたしは さやにならば ころされてもかまわない
さやが もしも じしんを べつのいきものだと おもっても
2013/01/12(Sat) 17時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 17時半頃
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わたしは なにがあっても "沙耶" のかたわらにいる
(-14) 2013/01/12(Sat) 17時半頃
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[たったひとつの、強い芯。
其れは己が死してもなお、 彼女が死してもなお、変わらない**]
(+7) 2013/01/12(Sat) 17時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 17時半頃
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/* 芙蓉が沙耶に邪気打ってて、 しのが沙耶に繋いでて、
んーで、沙耶が人犬…?
世っちゃんは、何者だよ
(-15) 2013/01/12(Sat) 18時頃
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/* 辞世の句考え中なう
(-16) 2013/01/12(Sat) 18時頃
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―― 暗き大広間 ――
[闇の中、互いに手を取りあいて探したでんわ。先にそれに触れたのは彼だった。 微かな金属音で、彼がでんわを取ったことが解る。どこに電話をかけるのだろうか、ただ声はかけることなくその応答があることを祈る。]
…………。
[暫しの静寂。己が呼吸の音が大きく響く。 しかし、その静寂が応答によって破られることはない。男の手を握る傍らの彼の手が震えて、ただそれに伝播されるよう、微かに肩を揺らした。
応答がない代わりに、近く響くは微かな話し声。雷門のものとも違う、それは一体誰のものか。]
――……、芙蓉、?
[扉の開く音と人の気配。聞こえた声は薬売りと確かに紡いだ。故に男は、亀吉とは別の名を先に呼びて]
(15) 2013/01/12(Sat) 20時頃
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……今、探しに行くところだった。 光が落ちては動くことも……できない。
[此方に寄る足音に語りかける。芙蓉の答はあるだろうか。やれやれと、落とすため息は低く長く。 傍らの亀吉は、先ほどまでよりも幾分明るさを取り戻したように感じたから、その手を握っていた己が手から不意に、力が抜けて]
……、……亀、吉?
[彼から漏れた言葉には>>1>>2、男の言葉を否定したその名があった。貌をあげて彼の銀糸を探すも、闇に塗り籠められたその場では探すことも出来ず。 戸惑い故に、再び開かれた扉の音>>10にすら、気がつかず。
その手に震えが走った>>2、刹那に]
(16) 2013/01/12(Sat) 20時頃
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[耳元で鳴る、大きな破裂音。 その音源は近く、反射的に身を引こうと身体をよじる。しかし未だ繋いだままだった手が、それを赦さず]
(17) 2013/01/12(Sat) 20時頃
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――――亀吉!
[この音を確かに聴いた。 そしてこの音を奏でる物を、確かに見た。 三つ打ち鳴らされるその合間、いつの間にか離されていた彼の右手と鉄を探し――
もう一つ、音が鳴る。 遅れて鼻を掠めたのは、確かな血の匂い。]
(18) 2013/01/12(Sat) 20時頃
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……、ぁ
[喉の奥が湿られたように、息を吸うそれすら難しい。亀吉の左手を握っていた手はずるりと落ち、終に離れた。
一歩、二歩、と後退していく。 どうして止められなかったのか。もう繰り返してほしくないと願ったのに。]
……、
[背が、でんわの乗った台にぶつかり、もう片の手に握っていた『おるごおる』が滑り落ちる。 それが甲高い琴の音を一つ響かせたのと、明かりが元に戻るのは同じ刻か。]
(19) 2013/01/12(Sat) 20時頃
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|
― 暗闇の中、廊下で ―
[その言葉>>6を聞いたらきっと、『アタシが綺麗なわけないじゃない』って笑んだだろう。 だって、生まれも育ちも悪い、泥に塗れた野良猫だもの。 それと、もう一つ。
明ちゃんは、綺麗じゃないの? ――……明ちゃんも、『哀しい』?
……って、聞いたと思う。 うん。本当は聞きたかったんだんだけど、アタシにはもう時間が残っていなかったんだ。]
[聞こえる音に、耳を澄ませて。]
(+8) 2013/01/12(Sat) 20時頃
|
|
[大広間の中を、見開かれた切れ長が見渡す。 亀吉と、芙蓉と、平太と、雷門――そして扉の近くには明之進と、小鈴。 己の叫び声に集まったのか、と。宵闇の中で言葉を交わせたら、きっとそう思っただろう。集い、寄り添い光を待てば、きっと救いは訪れる。
しかし、その光景は。 血潮煙る、――まるで、地獄の。]
(20) 2013/01/12(Sat) 20時半頃
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[見開かれたままの視野の中、一つ動く影は 確かに『哀しい』と口にした>>8。]
……哀しくない、は …………嘘、だったのか、
答えろ、少年……
[慄く唇は震え、返らぬ声>>1:#4を待つかのように。 真っ直ぐと進む雷門>>9は、亀吉へと歩み寄る。動けなくなったように佇んだまま、男は両手を握り締める。
足元に落ちたままの『おるごおる』。 明之進はどうして、動かぬ小鈴と、共にいる?]
(21) 2013/01/12(Sat) 20時半頃
|
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……、ああ
かなしい
[その短い声音に、恐ろしさも、寂しさも、何もかもを詰め込んで。 少年の骸のある部屋に、また流れる赤い血は、瞼に焼きつくように、赤い**]
(22) 2013/01/12(Sat) 20時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 20時半頃
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『さぁ。――鵺退治を。 』
[瞬く光]
[明ちゃん!]
[怯える声>>10に、名を呼ぼうとしたのを、堪えて。 声を出さず、繋いだ手に僅か力をこめたけど。 離された手>>12に、猫目を見開いて。]
[ダメ!!!]
[謝罪の言葉>>13。 伸ばした手は、暗闇の中、彼を捕えることができずに。*]
(+9) 2013/01/12(Sat) 20時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 20時半頃
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/* なんかもう、動き悪いし投票面でも迷惑かけてばかりだし本当反省し通しです。 RPは何回重ねても本当に難しいです。ご迷惑おかけしてすみません。皆さんの見て勉強させていただきます。
(-17) 2013/01/12(Sat) 20時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 20時半頃
浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 22時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 22時半頃
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[四度目の銃声の後、お嬢様は額の穴から血を流し、命を流しました。
零れ落ちたものは戻らないのです。]
……
(+10) 2013/01/12(Sat) 23時頃
|
|
――未だ暗い大広間で――
[扉を開けてもらえば、暗がりの中に暖炉の火だけが煌々とあかく照っていた。 電話の方へ、と聞かば、足先で壁際を確かめながら向かう。 床に降ろすのも、とかく慎重にした。身体を揺らさぬように、ゆっくりと膝を折る。 亀吉に、頼みがあるのだと。 そう沙耶が言うのが聞こえる。ならば、と暖炉の灯りだよりに、そこを離れた。 沙耶とのやり取りに、妬いた、と示した亀吉のこと。 ふたりであるのもいいだろうと、老婆心のような、自分の身可愛さのような。
今となれば、なんと出過ぎた慢心だったろう。]
(23) 2013/01/12(Sat) 23時頃
|
|
ご心配、おかけしまして、朧様。 こちらもこの暗がり、手を焼いていたところです。
[ずきり、と痛みが走る。声には少し荒い息が混じった。 勝手場でのやり合い、暗がりを斬り抜けた小鈴の刃。 しのだけを斬るには不自由が過ぎたのか、小脇にいただいた一閃が、いまさらになって疼く。 僅かな手の震えも、遅い歩みも。 哀しみに耐え、沙耶を気遣う表の裏に、この傷の痛みがないでもなかった。 暖炉の火燃ゆる広間で、情けない顔が映らないともかぎらない。]
(24) 2013/01/12(Sat) 23時頃
|
|
――、は
[熱い息をつけば、心の臓がうるさく聞こえる。 先とは別の意味で鳴る心臓をきつくつかみ、暫し壁に身体を預けた。
鵺退治。聞こえたその言葉の、真意までを聞くことはできずに。 ふらりと、大広間の入り口の方へ向かっていた。]
(25) 2013/01/12(Sat) 23時頃
|
|
[やらなきゃ。 その声だけが、耳に届いて。 何を、と反射的に思う。もういいんだと、何もしなくていいんだと、その声の主を窘めなければいけなかった。 見上げた責任感とおせっかいだ。
ごめんね。 声の前に、庇うように身を翻す。 けれどその刀は狙われた相手を守るには、至らなかった。 暗闇の中、相手の抵抗もあっただろう。 再び掠めた刃がどちらのものだったのかは、ついぞ知りえぬ。]
(26) 2013/01/12(Sat) 23時頃
|
|
――ぅ げほッ、
[堪らず穢き、咳く。 塩っぽいものを吐き出して、蹲った。 拙い、と直感が叫んだ。深く息を吸う。吐く。痛みはそれで、随分落ち着いた。 ぱん、と音がした。やめろと叫ぶことも、これでは出来ない。 ぱん、ぱん、ぱん。音は全部で四回鳴って、そして静まった。 代わりにずくりずくりと、胸がうるさい。対処は何だろうか、とにかく傷を洗って化膿止をして、傷を塞いで縛ってそれから、]
(27) 2013/01/12(Sat) 23時頃
|
|
[そのうちに、明かりがついた。]
(28) 2013/01/12(Sat) 23時頃
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|
[急の光明に眩しさを感じ、目を細め。 ゆっくりと開く頃には、赤は、あたり中に広がっていた。 絶えているのは、己の傍に倒れる小鈴――]
さ、
[水色の鈴蘭は、鮮やかなまま。下半と脳天だけを真赤に染めて、目を見開いていた。 違う。そんなはずはない。違う。 その命は、己が。]
(29) 2013/01/12(Sat) 23時頃
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沙耶っ――!
[自分自身の傷の開くも構わず、声を上げた。 紅花の地には新しい蝶が羽を広げていたろうが、それも構わない。 重い身体を無理にも引きずり、沙耶の身体に触れようと。 まだ、血は流れている。まだ、頬に赤みがある。まだ、]
(30) 2013/01/12(Sat) 23時頃
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|
[けれど、脈は乏しかろう。 けれど、瞳は瞬かなかろう。 けれど、唇は何も紡がなかろう。
動転している意識に、黒鳶すらも見開かれ。 彼女を見下ろす、青い瞳を、きつく睨んだ。]
「人殺し」の亀吉っ……!
[そう彼を呼んだのは、これが初めてのことだ。 ずくりと痛む傷口から、赤く熱いものを流しながら、己の命など構わぬまま、尚強く、亀吉を睨んだ。]
(31) 2013/01/12(Sat) 23時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 23時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 23時頃
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[身を揺する様な声>>+4に目蓋が震えます。 ハと短く息を吐きました。]
………
[今はもう鳴かぬ黒電話の側の壁際に座り込んでおりました。 鈴蘭の袖を掴む手に気付き、視線を向けます。]
(+11) 2013/01/12(Sat) 23時頃
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|
/* 芙蓉ww 入ってきて被弾してるwww
(-18) 2013/01/12(Sat) 23時頃
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まこと。
何だ、もう、逢えないかと思っていた。
[恐らくお嬢様が斬り付けたであろう胸部を見ます。]
……痛かったろう。
(-19) 2013/01/12(Sat) 23時頃
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|
[何があっても。 例えまこと殿に何をしたとしても、と聞こえるのです。]
……嗚呼、「まこと」とは良い名だな。 「信」。
何があっても。こんな風に、死んでも、か?
(-20) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
|
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[扉が開いたその音も。 傍で名前呼ぶ朧の声も、捩る身が繋いだ手に掛けた力も。 立ち回る者の足音も、肉を掠める刃の叫びも。 金属の琴の音と共に、灯りが戻ったその時まで、私には、何も、判らなかった。
繋いでくれた手はもうここには無い。 朧の身はもう私から、一歩、二歩、離れていた>>19。
助けてくれた腕ももうここには無い。 芙蓉の眼は、――「人殺し」の語は、はっきりと私へ向けられていた>>31。]
(32) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 23時半頃
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そう、だよ。
私が、殺した。 沙耶を殺した。
殺して、しまった。
[膝を突いたまま、私はただ告げた。 人形細工の硝子と同じ、何の力も無い青い目。]
(33) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
|
|
[その目のうちに、あの男の瞳>>9が映る。 ああ、何も返事が無かったけれど、やはり居たのか――と、 そんな風に思う事さえ、この時はしなかった。
皺帯びた荒れた指先が、私の方へと、伸びていく。]
―――――…
[髪を撫ぜるその指を>>11。 首許にだって、この青い目にだって伸ばせるその指を。
私は、もう、拒まなかった。]
(34) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
|
|
私はね。 幾人の命の上に立ち。 その屍を積み上げて。
それでも、『生きて』いたかっ た 。
――でももう、私には、 いく べき場所なんて無い。 私のこの手で、失くしてしまった。
(35) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
|
懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 23時半頃
|
生くべき場所も、 逝くべき場所も、何処にも、無い。
(-21) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
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あなたは、ね、…………やさしすぎる よ 。
[眠りを誘うその指が、今間近に迫っていても、拒むことなく。 私はただただ、この人の柔らかい声に、微かに目を震わせていた。]
(-22) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
|
|
……どうして、
貴方は、平太のことを…… 気遣って、いた。
なのに、何故
[二人の間で何があったか、それは男の知らぬこと。しかし、彼が男に密やかに伝えた言葉には、彼女への気遣いが確かにあった。 故に、わからない。 その鐵を引く必要が、どうしてあったのか。
人殺しと>>31聞こえる芙蓉の声。 けれどやはり男には、亀吉を責めることはできなかった。
それと同時に、もう彼が戻れぬことも>>35知る。 あの黒い鐵を奪っていたら。彼がそう口にすることもなかったかもしれぬ。 後悔せども、もう遅い。哀しみはただ、降り積もり]
(36) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
|
|
[ぼんやりとした視界の端に、あの子が――小鈴が倒れているのだって見える。]
失くして、しまった。
[「め」の無い雀などではなく、千の空を渡れる鶴にと。 そう願った人の孤独、それでも「おなじ」では有り得ぬと。 手を繋ぎ続けなかった。見殺しにした。
そしてすぐ近くで手に触れていた人にさえも。 私は、―――何者でも好い、と言い切る勇気を、 持たなかった。持てずに、声に従うように、この手で――。]
(37) 2013/01/13(Sun) 00時頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 00時頃
|
如何して!
[知るかぎり、には。 この男は、沙耶を慕っていて。 如何に、何があったとしても、彼が沙耶を殺すとは、思えないのだが。 しかし現実は、四発の弾が撃たれて、それははっきりと、沙耶の脳天を貫いて殺めた。 雷門が近くに寄る。撫ぜるようにその手が銀色に伸びるのに、同じように手を伸ばせる気はしなかった。]
――如何、して。
[いくべき場所を、失くしてしまったと亀吉は言う。 行きたかった場所は、此処にあるのだろう。 ならば、それこそ行動に説明がつかない。 何があろうとその銃爪に、手をかけなければ良いだけだったのではないのか。 問う言葉は、しかし答えを待たないままに、ほろほろと零れていく。 見つめた青い瞳は、力なく。]
(38) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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|
[微かに震える瞳の青は、誰のことば故だったろう。
老いた指先が白銀を撫ぜれば、緩んでいた結わえ髪もはらりと解ける。 髪越しに伝わる熱。瞳のように震える身も、直ぐに静まる。]
(39) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
|
|
[朧の問い掛け>>36に、芙蓉の問い詰め>>38に、私は顔を上げぬまま。 その場に居るだろう紺鼠の君にも。 視線は向けぬまま、ただ平坦に口にする。]
私は、人であって人でないと、 厄を呼ぶ鵺であると、
沙耶に、あの方に、見破られたから。
[本当は違う。「鵺」だ、と彼女が告げたものは、彼女自身。 けれど私は嘘を吐く。 真実を告げても、結局それは、言い訳の形にしかならないと思っていた。]
ああ、私は鵺だ。私は鬼だ。
(40) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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[男の指は白を撫ぜ。 少年の声を受け止める。
嗚呼、と。 少年の言葉に思う事はあれど。 後悔など先には立たぬもの。 ならばと優しく、ただ優しく撫でよう。
『人殺し』と淘汰され 温もりの離れたその手に、頭に。
男に出来る、唯一を。]
(41) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 00時半頃
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[しのに、芙蓉に、妬いたのは本当。 「沙耶」の名を案じて朧に口止めをしたのも本当。 意識しないまま、――今、漸く意識して、抱いていた想いも。
だからこそ、暗闇の中、隙間から入ってきた疑いに、怯えに。 悪い意味で沙耶を「信じて」しまったことに。 この瞳は、何の力も持たなくなっていた。]
2013/01/13(Sun) 00時半頃
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[しのに、芙蓉に、妬いたのは本当。 「沙耶」の名を案じて朧に口止めをしたのも本当。 意識しないまま、――今、漸く意識して、抱く想いも。
だからこそ、暗闇の中、隙間から入ってきた疑いに、怯えに。 悪い意味で沙耶を「信じて」しまったことに。 この瞳は、何の力も持たなくなっていた。]
(42) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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優しさは時に、凶器とも成り得ましょう。
[あの時、そう、あの刻。 強い信念を持ってして、少年をこの手にかけていれば。 未来を委ね、背を向けるでなく。
この手で命を、絶っていれば。
降り積もる『郷愁』と重なる、白。 解けた髪を梳き、冷える事のない指先が少年に伝う。]
(-23) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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[語り始める少年の言葉に、真が在るかは――否であろう。 少年が誰を慕い、誰を想い、何を起因に引き金を引いたかなど男には終ぞ判るまい。
けれど、言葉に感じる痛みは――真。
だからこそ。 視界を人から遮る様に立ち。 少年の体をゆっくりと抱き留める事は叶うだろうか。 梳いた髪で青を隠す事は叶うだろうか。]
…………大丈夫ですよ。
[その言葉が、伝わるだろうか。]
(43) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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だから如何した。 鵺は食いたかったんか。見破られては生きていけんと、食い殺したんか。
[鵺退治と、沙耶が言うのは確かに聞いた。 けれどそれは本意だったか。亀吉を殺すために、己に電話のもとまで連れて行けと、あの気丈なひとは言ったのだろうか。 亀吉を殺そうとしている世渡介から、亀吉を守らんとしていたあのひとが。火の元に連れ、着替えを見繕い、湯を沸かしにいったしのを気遣い見に行った、あのひとが。
亀吉を殺そうと、するはずもなく。]
あんたの命は、想った女殺してまでも、尊いものなんか。
(44) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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―回想・光無し―
[お嬢様を静かに慎重に下ろす芙蓉殿の気遣い>>23に、小さく感謝の言葉を伝えます。 離れる背中は見えませんが、離れていくのは足音と熱で分かるのです。
宵闇殿の声が聞こえた時>>15>>16、大広間の前で部屋を閉じようと提案していた方だと漸く知れました。だからといって、宵闇殿が天宮殿を害さないとは限りません。
まだ、機会がないだけなのかも知れません。 まだ、鳴かぬだけなのかも知れません。
まだ、成らぬだけなのかも知れません。]
(+12) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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[天宮殿には突然過ぎるお話でしたでしょう。>>0 近寄る足音は芙蓉殿のものだけ。お嬢様のブーツの音ではありません。 志乃殿を迎えにと場を離れたというのに、志乃殿の話はなさらないのですから。]
そんなものじゃ?>>1
[続く何故>>2と問う声に、口端がニィと歪み、持ち上がります。 天宮殿の右手がお嬢様から離れ、黒い“狂気”に触れます。>>3
久慈殿が取り出した鈍い刃物>>12も、“狂気”なのでしょうか。 正体を暴く為の、狂気。]
(+13) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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[一つ。>>4
間近で火花が散りました。 お嬢様の髪が舞い、すべての音が雑音に変わります。 薄い鼓膜は破れて鈍く痛み、地鳴りのようにぐわんぐわんと鳴り響きます。
鵺が大きな声を上げているようでした。]
(+14) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[二つ。三つ。
間近で火花が散りました。痛みはありません。 ぐわんぐわんと鳴き続けます。]
如何した。 傷一つ着けられねば、鵺は逃げるぞ。
(+15) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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[四つ。>>5
痛みは、ありません。ただ熱いだけでした。
――――全ての音が、消えました。]
(+16) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 01時頃
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/* あらためてよんだらなんにもかかれてなくて絶望した
わかりづらすぎたごめん
銃弾におしやったのは、あたらないようにするため、だったり
ごめんね、っていってふみだしたのは さやにむかっていったのだったり
したのだけれど
ああう
(-24) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 01時頃
楽士 ウトは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 01時頃
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/* 知らぬうちに、ニヨが大量発生していたらしい。
(-25) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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/* きゃっきゃうふふ出来なかった、ウトさんは全力で当て馬モブ!(ぶわっ
(-26) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 01時頃
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[ああ、また命が散ったのだと、
ふと想ったのは銃声の響きと同時>>24。]
(+17) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
ー大階段・踊り場ー
どこまで刻は戻るんかねぇ。
[小さな音を立てながら、逆巻く時計の針を見上げる。 真に刻が戻るというのなら、一体どこに戻ればいいと言うのか。否。
もどる筈が ないのだ]
(+18) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
例え鬼に成り果てたとしても…… ……貴方は、繰り返さず……よかったんだ。
[闇の中、近づいた平太――否、沙耶の声は。彼を気遣う様さえ窺えた。鬼と成り果てた、己でそう思っていても、違うと、優しい人がいた。 故にどうしてと思う、彼の答>>40を聞いた今でも。]
……、
[男の声はもう、亀吉に向けて紡ぐことは出来ず。 彼に近づく雷門の姿>>43と、芙蓉の声>>44が、注がるるその合間に、足元に落ちていた『おるごおる』を拾い上げた。
その双眸は真っ直ぐに、明之進へと、向けられ]
(45) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
嘘つき。
[全部全部嘘つきだ。 あたしの作り笑いも、あたしの吐いた台詞も、あの海への郷愁も、 全部嘘。いいえ、本物かもしれない。けれど否定したいくらいには、間違っていたのだと。]
(+19) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[あかりがついた時、何が起こっているのか理解できなかった。否、理解などしたくなかった。
何故、小鈴が。 「ありがとう」と言われたのに。 「守る」と言ったのに。
鬼の哂い声から守ろうと思った。だから押しやろうと手を離した。けれど一人になった瞬間、何とも繋がってないあの瞬間。意識がモノノ怪にとってかわられたのだ、と思う。
だからあの女を、人を斬るモノが何たるかを確かめようと思った、はずなのに]
(46) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[結局、あたしは傷つけた。 あの銀糸を傷つけた。 大広間で人が泣いていることは知らない。哀しみが更に溢れていることを知らない。
けれど直感でわかる。あたしは誰も信用なんかしていなくない。]
(+20) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[暗闇の中の不確かな幕切れは、全てが見えずとも判る。]
――さや、
さや さやっ
沙耶……
[甲高く響く、命を刈り取る音に重なるように、彼女の名を呼んだ。
"ああ、おわったのだ。" 其れに気づいた時にも、己は水色の衣の袖を、引き続けていた。 名を、呼んでいた。]
(+21) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 01時頃
|
信じたかった。
[今独り、呟き続ける初老の男。 自分を撃った銀糸。 自分を暴く落ちぶれ武者。
誰かの手を取ろうとしていれば、なんて想いを嘲笑う。 時計の逆回りが嘲笑う。]
(+22) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
でもまた、あえた。
[痛くはないと、ふるり、首を横に振る。 言葉よりも先に仕草で示すのは、癖。]
(-27) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[ゆりを殺したその時に、行け――生け、と私を逃がしてくれた人。 その彼女が――それに芙蓉も、おそらくはしのも――倒れていた私を世渡介から庇ってくれていたこと、私は知らなかった。 それでも、そんな彼女の心が他に滲み出ていること意識できていたならば。 こんな嘘も意味を持たないことくらい、判っていた筈だった。
それでも、私は。 撫ぜる老いた手の感触を受けながら、私は芙蓉の声に、淡々と、述べる。]
ええ、生きては行けませぬ。
私は何処までも欲深く、しぶといあやかしだ。 生く為ならば、たかだか、あの方の命一つくらい、
(47) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[鬱陶しいそれに手を伸ばした。 針は本来は右回り。この時計は偽りだ。]
嘘つき。
[もう一度吐き出して、針を手折ろうと手を伸ばす。薔薇の茎をぽきり、折るのと同じ仕草で。]
(+23) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
――――…あのかたの、いのち、だって、
[声が、出ない。胸が、苦しい。 私は言葉の続きを言うことなく、漸くその人の腕の中に、身を預けた>>43。 顔を埋め、青色を隠した。]
(48) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
―光あり―
可笑しなものだな。 耳が潰れたと思ったのに、聞こえてる。聞こえているとも。
はっきりと。私の名前が。
[存在を確かめるようにも聞こえる志乃殿の声に、何度も頷きます。>>+21]
(+24) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[男の指先は止められる事がなかった。
その変わらぬ熱さも。 止まらぬ震えも。 知るは居まい。
縋るように掴まれたあの時の指先が、自鳴琴を掴む。 それを目の端に捉え。
向かう瞳があることに、静かに笑んだ。]
(-28) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[背伸びしたせいで、履いていたブーツが脱げた。 今あたしは裸足だ。
剥き出しの感情で、針は…**]
(+25) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
会え―――もしや、夢か幻か?
[首振るまこと殿の頬に手を伸ばして引っ張ります。]
(-29) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
楽士 ウトは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 01時頃
|
[何があっても。 例え沙耶の刀に命を落としたとしても。 彼女が彼女であると、信じている。]
わたしのなまえ。 沙耶がいいとおもうなら、わたしもいいものだって、おもう。
死んだって。 ほら、此処に いるよ。
[手を握る。 此処に居る己が真であると、感じて欲しくて。]
2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
/* わし的補足 ちなみに世渡介は殺すと言わず、 「―――。」 ↑これで表現してました。 世渡介がどう思っていたかは各自の想像次第という事です。 もしかしたら秘話で止める、捕まえるとかは言っていたと思います。 PL的に言えば、投票が集まればまぁそのときはといったところです。
(-30) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[響いたおるごおるの音も耳に届いていなかった。 薬売りのあげた悲鳴も気づかず、暫し呆然と、輝きを失った小鈴の顔を、瞳を、ただ見ていた]
……守る、って ばかだ おれは
[赤く濡れた手。己の痛みは、どこにもない]
……ごめん
[しゃがみ込み、柔らかい場所に刺さっていた――それはきっと、喉か頬か――骨を抜いて、顔をあげれば]
(49) 2013/01/13(Sun) 01時頃
|
|
[何があっても。 例え沙耶の刀に命を落としたとしても。 彼女が彼女であると、信じている。]
わたしのなまえ。 沙耶がいいとおもうなら、わたしもいいものだって、おもう。
――う、ひゃ?
(-32) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
[男は、此方に向けられた視線に気づかなかった。 真っ直ぐに注がれるは、その音を聴くと約束した人へ。
けれど、男は覚えている。 優しい声を、熱き指先を。 凍え固まった雪を確かに解かした、その熱を。 あの中庭で絶望に暮れ、それでも生きねばならぬと、教えてくれた人を。]
(-33) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
/* 何時更新だろ?
お風呂はいってこよっかな… 明日朝イチでやらねばならんことが。
(-31) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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/* ぼっちロール終了。
(-34) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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[肉付きの悪い頬は良く伸びる。 彼女の思うようにさせてから、屈託無く笑う。 嗚呼、このように笑ったのは、はじめて。]
死んだって。 ほら、此処に いるよ?
[己に触れてくれた手を握る。 此処に居る己が真であると、感じて欲しくて。]
(-35) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
[小さく呼ぶ]
明之進、
[例え届かなくとも。 確りと握り締めた『おるごおる』。もう離すまいと]
(-36) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
[大広間に、館内に明りが戻って来ると同時に、心の琴線でも壊れたような音が>>19響きました。 眩しい光に腕を上げて目を庇います。>>+11
『沙耶』と呼ぶ声>>30は傍の志乃殿が発したものではありませんでした。]
なんだ。 てっきり知らぬものと思っていた。
[沙耶と知りつつ、平太と偽るお嬢様に合わせて下さっていたのでしょう。 数えるまでもなく増えた蝶の紋に眉が寄ります。
芙蓉殿の駆け寄る先に、お嬢様の骸が在りました。 抜けた魂は言葉に出来ぬ感情を顔に浮かべ、苦しむように喘ぎました。
もう、呼吸など必要ないでしょうに。喘ぐのです。]
(+26) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
――――……見る、な
[掠れた悲鳴は、生温い空気の中、朧まで届いたか。 握り締めた赤い骨が、新たなあかと痛みに染まる。 そのまま座り込み、俯いた。
骨を放り出し、顔を覆う。
見られたくなかった。取り返しのつかないことをしたのだ、己は。
もう絶対に…戻れないのだ、あの時には]
(50) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
…………本当に。 あなたのやさしさが、酷く、痛いよ。
[優しさ故に逃がし、その人を殺める凶器と化した、という意味もあったろう、けれど私にはそれだけでなく。 受ける優しさがある故に、鬼に鵺に成り切れぬ。 そんな痛みからの、こえ。]
(-37) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
嗚呼、違うのだ。 私は―――亀吉に人殺しなど、させたくなどなかったのだ。
[色硝子の瞳は光に透かされることなく、ただ嵌まっているだけのよう。>>33]
そんな目を、二人にさせたく、なかった!
「強く床を叩いても、叫んでも、生者に音は届きません。」
(+27) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
朧、さん
[何故だろう。離れた場所に彼はいるのに。 名を呼ぶ声は不思議と届いた。
顔を覆ったまま、小さく、小さく。声にならぬほどの大きさで呼び返す。 見ないで、来ないで、嫌わないで、と首を振る]
(-38) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
[勝手場での騒動の間に、風伯殿が大広間に辿り着かれおりました。 テーブルの上に置かれた唐傘も、風伯殿自身も暗闇に包まれたまま。>>7
ですから、お嬢様が風伯殿を見たのは少年を中庭へと弔う折>>2:311が最後でございました。
夜道を照らす提灯を作り続けた指が天宮殿に伸びるのは、やはり光照らす為なのでしょうか。それとも、竹ひごを曲げるように天宮殿の首も曲げてしまう為なのでしょうか。>>11>>34]
(+28) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
あの子が、あんたを、殺そうとしたから、殺したんか。 生きるためにか。命を、繋ぐ、ためにか。
[ひどく冷たい言葉が口から止めどなく出て行っているのを感じる。 けれど、雷門が庇うように立ち、亀吉が言葉を失ってその腕の中に埋まるようなら、それ以上の責め立てる言葉を、もう己は持ちやしない。 誰かを一刻でも生き永らえさせるためだけに在れと、そう言ってくれた人がいたから。
脇の痛みに顔を顰めながら、薬鞄を漁って、大鋏を一挺、手にとった。]
(51) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
[心の中で、沙耶へと詫びる。
彼女が無事であれ、と祈っていたのは真実なのに。 彼女が傍に居る、彼女に気付いて貰えた事を喜んでいる己が居ることを。]
(-39) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
沙耶――
くるしい? ……かなしい?
[其れは、何時かの問いに、良く似ていた。]
いたい ?
[己はただ、居る。 もう触れられぬ向こう側へと、強い感情を示す彼女の傍らに。]
(+29) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
呼び易いのも良い。嗚呼、良いものだ。
[まこと殿の頬はまるでお餅のようでございました。 痛みよりも屈託のない笑みに数度瞬きを繰り返しました。]
夢でも、幻でも―――死んでも、また会えたのなら、それで良いな。
[握る手の感触に、笑みを返そうとしましたが同じようには笑えません。ぴくと頬を引きつらせるのが精一杯でした。]
(-40) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
[私は答えられる声を失ったまま、朧の声>>45を聞く。 繰り返さず、とは、何時かの闇の前の問い掛けのうち、 あの時の懇願のいろの中にも、あったように思う。
――ああ、この人も、優しい。 言葉だけであっても、そう思えて、胸の内に苦しさが増す。]
(52) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
[うす青くなった顔で、ふらり、とどうにか立って。 簡単に人も突き殺せそうな鋏を手に、一歩、一歩、歩く。 その刃は亀吉の直ぐ脇を――通り抜け、通り過ぎ、更に向こうへ。]
っ、はぁ、
[きつ、と漏らした言葉は、誰かに聞こえたか。 大広間、テーブルの前に立ち止まると、大鋏は一息にテーブルクロスを切り裂いた。]
(53) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
|
|
[芙蓉の冷たい――本当に冷たい言葉>>51の方が、いっそ心安い。 責めて欲しいなんて甘えだと、解っては居る筈なのに。 ああ、と頷くでもなく、ただそれを聞く。 顔を埋めていなければ、芙蓉に向けて笑ってさえいたかもしれない。]
2013/01/13(Sun) 01時半頃
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/* あれこれこのままおわったら
邪気陣営の勝利
かめちゃんとはなしたいといいつつなんというかその あきがちょっと だめーじうけすぎて
(-41) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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[芙蓉の冷たい言葉>>51の方が、いっそ心安かった。 責めて欲しいなんて甘えだと、解っては居る筈なのに。 ああ、と頷くでもなく、ただそれを聞く。 顔を埋めていなければ、芙蓉に向けて笑ってさえいたかもしれない。]
(54) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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大丈夫。
[腕におさまる体を、そっと撫でる。 背中をさすり、囁く。 鬼に、鵺に成るなと願う、凶器の優しさで。]
背負い込まなくていいものまで、背負う必要は在りません。 嘯く必要など、ないのです。
貴方がこれ以上『哀しむ』ことは、ないのですよ。
[そう、笑う。]
(-42) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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/* 笑われてたらぶん殴っとったよ! 良かったね! いや今も一回殴っとこうかな。それでチャラにしよかな(うらみ
(-43) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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/* おぼろさまーあきちゃんだけじゃなくてうちもみてー
(-44) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 01時半頃
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[視線を向けた先、その手に在るのは赤い骨>>49。 薄い唇を噛んだ。どうして止められなかったのだと。 亀吉も、――明之進も。
届いた声>>50に、首を振る。消して視線は逸らさずに。彼が俯くその様も、一度足りと瞬くことなく。]
明之進!
[歩む、走る、駆ける、そして名を呼ぶ。 座り込み俯くその姿は、やはり酷く幼く見えた。だからこそどうして、彼を、そして小鈴を、この館の皆を――守ることが出来なかったのか。]
……明之進、
[何度目か解らぬ、名を呼ぶ男の声。 例え拒まれたとて構わないと、膝をつき、手を伸ばし。]
(55) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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/* ていうか誰も芙蓉さんが傷入ってても心配してくれないよ! マジ不要さん……(じぎゃく
(-45) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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/* >>54 Σわんわん、亀吉ごめんねぎゅうううう!
(-46) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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またあえた。 また なまえをよんでもらえた。
[繋いだ手を離して、両手で、彼女の頬を包む。]
それだけで いい
[笑ったばかりの己の顔が、くしゃり、と歪む。 沙耶の顔が、滲んで見える。
泣いたのは、何時以来だろう。]
(-47) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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寒く、ないか。 痛くないか、……冷たくないか。
寂しくないか、
……哀しい、か。
[広がる血は、男の着物の裾さえ赤く染め上げる。 守れなかった後悔と、離すべきでなかったとの想いも。 彼が男と同じように、哀しいのなら。]
俺が……、一緒に、いるよ。
[命の灯火を消した事実は、もう二度と消えない。 けれど、今生きている明之進を、決して一人にはしないと。]
(56) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 01時半頃
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分からない。 ……苦しいのも、悲しいのも、私では……ない。
[そのように思うのは未練が残ってしまう。この世に留まってしまうと問い>>+29を否定します。けれど、痛いのは確かでした。]
嗚呼、とても、痛い。
(+30) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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貴方が鵺ならば、退治しなければ成りません。
[鵺と、鬼と名乗る体を抱く。 其の男の声は凛として強く。]
ですから。
[指先は頭を撫で、慈しむように首へと向かう。]
もう。
[テーブルクロスを引き裂く、音。 芙蓉の苦しげな声、明之進と呼ぶ朧の声、しゃがみこむ明之進。 それらを全て見聞きしながら。
細い首に、老いた手が伸びる。]
(57) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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や、さわ らない、で
[声が近づく。気配が近づく。 ああ来てくれた。そう思った己にまた、首を振る。
伸ばされた手、揺れる髪。 触れられたら駄目だと言葉はひたすら朧を拒む]
(58) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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[だいじょうぶ、と告げる声>>43。何時かも同じく告げられた言。 ――今ならば、その意味も、判る気がした。
私は縋る、その胸に。あまりにも優しい囁きに。 誰の目にも見えぬ目で、言葉も出せぬ喉で、泣いていた。]
(59) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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もう、休んでいいのです。
終わりにしましょう。
(60) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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だいじょう、ぶ。 もう、背負いこまなくても、―――、
[首に指が伸びる手前。 嗚咽の中で、私は、声を絞り出した。]
でも―――、 ひとつだけ、お願い。
私の死を、背負わないで、頂けますか。
(-48) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[明之進へ伸ばした手は、間に入る人物>>26に阻まれて。 同時に、身体に鈍い痛みが走る。]
――……っ。
[顔を顰めるも、素早く斜め上。 前にはだかる人物の、頭と思われる方へ手を伸ばす。 結髪でも、銀の感触と形でも、雷門でも沙耶でもない。]
[ザクリ]
(+31) 2013/01/13(Sun) 02時頃
|
|
『哀しく』ありません。 もう、誰も『哀しく』などはないのです。
[其の言葉は、黒き幼子の発した其れと同じ。 目の端に、置き去りにされた唐傘が映った。 透明な傘を差した、彼の人とは似ても似つかないけれど。
男はそっと、力を込める。
願いを、込める。
これが終わりではなく。
『始まり』であれと。]
(61) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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|
[磨って練って塗り広げるだなんて面倒な手順を踏む余裕はない。 半干しの薬草を口に放り込んで噛み潰して、切り裂いたテーブルクロスに広げる。 それに刻み煙草を混ぜて、強引に脇腹の傷を覆って縛った。 生きなければならない、と思うのに、身体はあまり言うことを聞かない。 それでも、一刻でも長く、生きなければならない。]
あぁ――――
[明之進、と遠く呼ぶ声を聞いた。 遠く感じるのは、耳が音を捉えにくくなっているせいかもしれなかったが。 声のある方向けば、朧が駆け寄っているのが、見えた。]
(62) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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|
………朧さんの手を、とったら おれはきっと どこか救われる
[だから駄目だ、と首を振る。顔を覆っていた手はやがて、己を抱きしめるように腕にまわり]
だから、さわらないで…下さい
(63) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[アタシは、明之進が何をしたかったか、予想がついていた。 アタシに害なすなんて、思っていない。 だから、庇われてるなんて思いもしないし。]
[アナタは、アタシの敵なんだよね? アタシは、狙い通りに志乃を殺した。 敵の味方は敵と言った。 明ちゃんは、アタシの味方に見えている? 明ちゃんは、アナタの敵? ここに、何をしにきたの?]
[見えない、分からない。 人の命は、簡単に失われる。 明ちゃんの命を奪われるかもしれないなら、その前に。]
[――……まさか、敵のアタシを庇おうとしたなんて、思わなかったよ。]
2013/01/13(Sun) 02時頃
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…………やさしすぎる貴方だもの。 背負いこみすぎてないかって。思ってしまう、から。
[何故、こんなことを呟いたのか判らない。 ――それっきり、言葉は、紡がれない。**]
(-49) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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……うん。
[彼女の最後一つの肯定に、頷く。
沙耶が痛くなくなるように、何をしよう。 彼女の頭を撫でようか、何も見なくて良いように抱き締めようか、それとも。]
うん。
[どちらでもない、そのどちらをも出来る距離で。 彼女の傍らで、叶うならば手を繋いで。 唯、全ての行く末へと目を向ける。]
(+32) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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嗚呼、今日は大変寒く御座いますね。
[『愚者』の様に。 ぐるりと廻って、同じ挨拶に行き着こう。
男はそう謂って ていた。
其の裡を覗き見ることが出来るものは。 終に誰一人として *居らぬ*]
(64) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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―――ええ、確かに約束いたしましょう。
[首へと触れる指先は熱く、震えている。 其れは込める力にか、其れとも。
嘯く事は容易である。
男が忘れられぬ『郷愁』と同じく。 狂言綺語の歌舞伎十八番。
悟られぬように、優しく *『笑っていた』*]
(-50) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[笑って いた。]
2013/01/13(Sun) 02時頃
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[嗚呼、けれど]
2013/01/13(Sun) 02時頃
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[ 泣いて いたのだろう 。 ]
2013/01/13(Sun) 02時頃
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[アタシは、明之進が何をしたかったか、予想がついていた。 アタシに害なすなんて、思っていない。 だから、庇われてるなんて思いもしないし。]
[アナタは、アタシの敵なんだよね? アタシは、狙い通りに志乃を殺した。 敵の味方は敵と言った。 明ちゃんは、アタシの味方に見えている? 明ちゃんは、アナタの敵? ここに、何をしにきたの?]
[見えない、分からない。 人の命は、簡単に失われる。アタシはもう死ぬ。 もう守れない。これが最後の一振り。]
[――……まさか、敵のアタシを庇おうとしたなんて、思わなかったよ。]
(+33) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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いやだ、
[きっと、少し前までの己と同じ。 優しくしてほしくないとさえ、想っていたのに。
身を守るように彼の手は自らを抱きしめる。 故に、大きく首を振った。]
……絶対に、――。
[拒絶されようと、男の手は何度でも。それは幼子が甘えるように。『おるごおる』は握られたまま。 いつかまたこの螺子を回して、共に――**]
(65) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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/* 風伯さん、ほんとに素敵だー。
(-51) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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……一緒に。
[その声は、か細き旋律のように**]
(-52) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[宵渡 朧。この男には暫く、聞きそびれていることがあった。 否――正確には、これほどまでに短い刻限ではないはずだった、が近しいかもしれないが。 明之進に語りかける声。静かで、この男らしい、そのくせ決意が滲むような声。 今、聞き返したら、答えてもらえるのだろうか。 どうしても、そんなにどうしても、この男の答えが聞きたいわけではないのだけれど。 このやさしい書庫番が、何を想ったのだろうかと、ちいさく邪推する。]
(66) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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/* あれいつのまに朧明カップルだったの?
(-53) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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/* 。+゚(゚´Д`゚)゚+。
色々と、切なくて、胸痛い……
(-54) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[見てみたい、と>>7:+30 まるで童女の如く口にするみつに己は頷き、笑む。]
……… 見れるさ。
万華鏡よりもすてんどぐらすよりも美しきものを、 御前さんは此れからたくさん見るのだよ。
[此れより黄泉の路でみつは何に出遭うだろうか。 得体の知れぬものに怯えるならば己が持つ知識を授け、安堵しふたたび品を覗く顔を眺める――然様な光景を己は夢想する。 其れはまるで、幼き頃己と兄が過ごした時間と同じように。
然し、「いつまでも」>>7:+31 其れこそ、万華鏡の見せる夢の如き情景よ。 哀しみは己の胸を締め付け、離さぬ儘。]
(-55) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[『哀しくないよ。さぁ、行こう。』>>0:#1なんて、まったくとんだ嘘を童子は吐いたものだ。 哀しみは更に膨れ上がり、館の薔薇は養分を得て育つのだろう。童子の術中に嵌められていると思えば苦笑いもこぼれよう。
然し――― 同時に、いまの己はたしかに幸せであった。 故に己は問いかける声に、心からの幸せを篭め応える]
嗚呼…… 幸せさ。 幸せでないわけが無かろうよ……?
[背の低いみつの肩に顔を埋め、抱く腕に力を篭める。]
(-56) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時頃
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[緩まぬ力は相手に少し息苦しささえ与えようか。 息が詰まりそうに苦しいのは己も同じ。
手放してしまえば幾らか楽になれるだろう。手放してしまえば此の苦しみ、いつかは忘れることもできよう。されど此のあたたかさを、此の幸福を、此の哀しみを、いま胸の底刻み付けなければならぬ。]
(-57) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[其の眼差しは己が鬼を鎮める刃、 其の笑みは己が冬の荒野に咲く一輪の花。 たとえ闇路の中で其のすべて見失おうとも、 願わくば此の熱が、己が暗闇を灯す道しるべとなるように**]
(-58) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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/* ほわぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁ
(-59) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[向けられた想いを、差し出された手を、受け入れる事は難しいのに。 『敵』という言葉は、すっと入り込む。]
[アタシの守り方は、人を傷つける嵐。]
[『醜い』。 ――……そんな事、言われなくても分かっている。]
(+34) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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な、んで
[涙は流れていない。手からうつった、あかく染まる顔はおずおすとあげられ、眩しそうに朧を見た]
……言葉だけで、すくわれてしまう
おれは小鈴を…………殺して あの、女を
[視線は再び逸らされる]
殺そうと、した
(67) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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/* (つд⊂)
(-60) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時頃
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[急ごしらえの白布は、直ぐに赤を滲ませる。 止まってくれ、と祈るのも、どれだけ意味があるものか。 また一歩、二歩、奥へ向かい。 壁際に辿り着けば、ずるりと凭れて座り込んだ。]
――沙耶。
[唇の動きは、弱く。 届かない呼び声は、誰ぞに聞こえたとしても、独り言か、戯言としか捉えられないかもしれない。]
(68) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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一緒に、なんて
[大事な、宝物のようなその言葉を、わざと吐き捨てるように口にした]
………………無理だ
[目の前にある救いを受け入れてはいけない。 この手の中にある哀しみを、朧と分かち合ってはならない]
(69) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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うちが話すばかりで、あんたさんには、聞かずじまいやったな。
あんたは、何の為に生まれてきたん――?
[手を伸ばそうにも、届かない距離だ。 目線をゆったりと細めて、想いの中だけで、斃れた亡骸を、撫ぜる。]
(70) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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|
……もう一度縋るなんて
離せなく、なってしまうのに
[視線を逸らした先は、二人を繋いだおるごおる。か細い独白を悔やむように、きつく唇を噛んだ]
(-61) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[薄れゆく意識の中で、声が聞こえる>>49。 持ち上げようとした手は、ぴくりとも動かない。]
[いいよ。 いいよ。]
[声に音も、乗らなかった。 朧の声>>55>>56が聞こえたけど、小さく笑む事もできず。]
(+35) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[聞こえる声も次第におぼろげに感じられていくのは、 冷やした身体が帯びていた熱の所為か。 通り過ぎた芙蓉の呟きも、軽く風を切る鋏の刃も。 もっと遠くに聞こえる朧と、紺鼠の君との声もまた。
抱き留めて、撫ぜて、――首許に指を伸ばす雷門の声さえも。 間近に聞き、次第に、それも昏くくらく、意識の内に入るのみ。]
[対峙される鵺は、鬼は、その力に抗うことなく。 雫に濡れた青い目を、そっと、閉ざした。]
(71) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[宵闇殿を後悔させ>>36、天宮殿の生くべき場所を奪い>>35、芙蓉殿に責める言葉を言わせ>>38。お嬢様の死は、どうして斯様に無様なのでしょう。醜いのでしょう。 死に花など咲かせることなど叶わぬのです。]
否。>>40 厄を呼ぶのは、私だ。現に―――主等を哀しませている。>>48
想った女……いや、尊い卑しいという話ではない。>>44 主の命だって、尊い。だから、そんな冷たい顔を、してくれるな。太助。
[風伯殿のように天宮殿の身を抱き締めることも、遠ざかる芙蓉殿の背を追うことも、出来ませんでした。 ただ唇を強く噛みます。]
(+36) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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――ー止め、 て
終わり、じゃ……
[風伯殿の指が天宮殿の首に。]
私は、 ただ
(+37) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
|
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[心の弱さなければ、きっと無かったことだろう。 射干玉の君に凶弾を向けることも、 異郷の人の告げた言に、従う形になってしまったことも。 きっと銃を手に取ること自体、無かっただろう。
自ら触れるを望んだ人を失うこと、も。 この老いた男の手を煩わせてしまうことも。]
(72) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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……救われることなど、ない。 背負って、歩かねばならない。
[男の手も、声もまた、救いを与えられるものではない。血に汚れたそれは彼と同じ。]
背負うために、……前を。 歩くために、覚悟を。
[一緒であることを拒まれるのなら、せめて]
……明之進。 例え鬼となりても、人は――
[それは慶を突き飛ばしたあの後に、降ってきた言葉。己に向けられたそれではきっとない、けれどずっと覚えていた言葉>>3:48。]
生きねば、ならぬ。
(73) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[朧さん。 明ちゃんは、朧さんの『春』? アタシなんかの温度じゃ、その雪を解かせないけど。 どんなに冷たく降り積もった雪でも。 春の日差しの前では、無力だよね?]
[明ちゃん。 最後まで守れなくて、ごめん。 朧さんに守ってもらって。朧さんを守ってあげて。]
[――……ありがと。]
(+38) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[大切な人を失った私に、生く先は無く。 大切な人さえも殺めた私に、逝く先は無い。
哀しかったのは、居ていい場所が何処にも無かったこと。 欲しかったのは、寄り添って支えてくれる、居場所をくれる人。 ―――たった、それだけの、酷く欲深い、願い、だった。**]
(74) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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/* そういえば中身推理も何もしてなかった。
中身推理、えーと。ウト鈴が飛び入りか。 雷門があんび確定で。 たぶんみっちゃんがかめりゃ。 おぼろんかけーざぶろがなめたん?明ちゃんもありえるかなあ。
さや、かるらさん? あれ、なっさんどこだ。ふよなす?
(-62) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
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/* うむ、書き切れない部分が結構あったのだけれど時間とpt的に無理過ぎて。 エピでなんとか描けると、いい、な………。
結局お姉様とはなんだったのか!次週、あまみやさんちの(ry
(-63) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
|
|
―――――
[……>>+1など、烏滸がましい。]
2013/01/13(Sun) 02時半頃
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縋らなくて、いい。
共に、……生きたい。
[哀しみをも、互いに抱え込みて、それでも。 前を向くことを、やめたくない。 あの時、『おるごおる』の音と、彼の手が、己の雪を解かしてくれたときから
どこまでも、その願いは一途に**]
(-65) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
|
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/* まだエピらないの、ですかな? 爺、腹へって死にそうなんですが(←
(-64) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
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生きて、いかなければ――
[生きていても、哀しみは積もるばかり。 それでも、前を向く。 穢れた手でも、鬼となりても、償いを愚かだと言われても、死が訪れるそのときまで**]
(75) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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………生き、る
[やはり、弱い。 己は弱い。 駄目だ嫌だと首を振りつつもまだ、何かを求めていた。
散らしてしまった小鈴の命。此処で消えていった幾つもの輝き。 どれだけ強く――生きていたか]
おれ…
[生きなさい。 声が聞こえた気がした。 今はじめて、広間の奥へと目を向ける]
(76) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
|
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/*そうだよ何が一番描けなくて悔しかったかってネグリジェだよ!!(拳ぐっ 折角一日延命して貰って芙蓉様にも皆にもネグリジェ披露できると思ってたのにわたしは!!!
いや、単なるネタという訳ではなくて、一応意図はあります。
(-66) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[志乃殿は痛みを分かって下さるのだと>>+32 頷いてくれます。 繋いで下さる手が、確かに志乃殿の存在を伝えて下さるのです。 安心させようとする手に縋り、喉をうくと鳴らしました。]
―――な んだ。
[芙蓉殿の呼ぶ声に、ゆるり顔を上げます。>>68]
(+39) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[暗転。その後。]
……あれ?
[死んだと思ったのに、生きている。 いや、でも、血塗れの自分の死体は見える。]
どーゆーカラクリ?
[幽霊なんて、信じていないけど。 でも身体の痛みは、確かにあって。暗くなった。 頭の中が疑問符だらけになりながらも、大広間を見回して。]
(+40) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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/* 本当、ごめん!何度謝っても足りない! 負担をかけて申し訳ない、本当に楽しめたのだけど皆さんには厭な思いをさせていないだろうか… お付き合い本当にありがとう、アンカーもありがとう。
(-67) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[閉ざされた瞳。 指先に込めた力は、容易に命を奪った。
この手は二度と、提灯など作れまい。
其れで佳い。 其れで佳い。]
(77) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
|
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[手が離れる寂しさを感じたのは一瞬でした。頬を掴むまこと殿の手に、顔が持ち上げられます。]
欲がないな、まことは。 嗚呼、然様に泣いて。
[目を細めて、歪む顔をじつと見ておりました。 こんな風に泣く事もあるのかと。]
(-68) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
|
|
[明星の、小鈴の遺体を。 男の側に在る沙耶の遺体を。 今抱きしめた、亀吉の身体を。
雪の白に弔おう。
果敢無く、強い命の灯火を。 欠く事無く全て、この背中に。]
(78) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[黒き幼子も。 赤に染まる巫女も。 飄々とした風来坊も。 水の様に強かな魚も。 優しき指先を持つ灯火も。 まだ見ぬ東雲に浮かぶ満月も。 掠れた声を潰した毒も。
褪せた臙脂の唐傘も。]
(79) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[欠く事無く。
全て。
全て。
背負いて『いき』よう。]
(80) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[ 其れは 音にすれば *同じ* ]
(81) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
共、に
…………できるかな
[一人で立ったこともない。 母に縋り、゙父゙に養われ、ずっと何かに縋ってきた。
共に、生きる。
それならば、きっと]
(-69) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
――中庭――
[暗闇から醒め。一人中庭に立って居る。 何人かの者が深い眠りについており。 ここに居るものはわし一人やった。 鬼。人。ここで起きていることを考えると。 馴染客の同心から聞いた昔話を思い出す。 同心は噺好きでおもしろおかしいものから。 人情噺に階段噺。色とりどりの噺を聞かせてくれた。 思い出すのは餓鬼とお侍さんの噺。]
(+41) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
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[はらはらと、雫が零れ。 其れが少し不思議とくすぐったくて、泣きながら笑う。]
ぜんぶ ぜんぶ 沙耶がくれた
沙耶が居なかったなら わたしは なにもかもを あきらめたままだった
[哀しい死を待つだけの狭い牢では、このような感情は知り得なかった。]
これいじょう ほしがったら ぜいたくがすぎる、 よ
[死してなお、触れる場所は暖かく感じられた。]
(-70) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 03時頃
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今は昔。日之本國。西の方。 ある年、冷害と浮塵子による大飢饉があったという。 只でさえ冷夏による不作だというのに。 稲は浮塵子によって到るところが坪枯れして。 大層お金を持った立派な身なりの人でも。 食べるものがなく飢え死にしたそうや。 浮塵子は水田一杯にはびこり。 水の色は醤油のようやったと言われとる。 路上では多くの人が野垂れ死に。 村では死に絶えて空き家になっていく家が何軒も出たそうや。
(+42) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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ある時、その土地の代官様が。 若いお侍さんに年貢の徴収を命じられたそうな。 金納は納められてはいたものの。 米がないため現納物は納められとらんかった。 代官様も困ってはったんやろなぁ。 お金やなくて米をくれって。
告げられたお侍さんは一人馬に乗り。 その村へと向かったそうや。 何でも手前の目には自信があると。 出せる米が有るのか無いのか。 この目で確かめてくると言わはったそうや。
(+43) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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そう、だったかも知れぬな。特に話はしていなかった。>>70
私の生まれてきた理由は―――
――――斯様にして死ぬ為だった。
そう思えば、重くはないだろう?
(+44) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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お侍さんが村に入ると。 村は噂通りの有様で。 道行くところで人々は野垂れ死に。 野犬の群れはその屍を喰い漁る。 家々は空き家になって閑散としており。 牧には牛馬が死屍累々と横たわっていたそうな。
お侍さんはその現状に嘆き憂いて。 疑いを向けた自身の浅はかさを恥じ。 徴収を諦めそのまま帰還することにしたそうや。
夕暮れ時。代官様のいる御屋敷に帰る道すがら。 年の頃は十二、三になろうかという小人がおったそうな。 その小人はぼろを纏っており。 右の手には笹刈り鎌を持っておったそうな。 ろくに飯を食っておらんのか 骨に申しわけ程度の皮がついているといった風。 不思議なことに骸骨のように見えるその小人は。 腹がぷくぅっと大きく膨れており。 まるでその様は餓鬼のようやったと聞いております。
(+45) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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[生きようと、離れまいと、そう含まれた言葉たちが、聞こえる。 自分の問いに、答えが返ることは、ない。 きん、と耳鳴りがした。ひどく眠いような気がして、拙いと爪が食い込むまで拳を握った。
薬が、現状を劇的に変えることはない。 じくり、じわりと効いて、ゆるやかに整えるものだ。 失血に意識を奪われそうになっている今は、動くことすら命取りで、ただこうして壁に凭れているしかない。 ただそれでも、何もしないよりは幾らかばかりは遅らせられるものであって。 例えば、一刻でも。 一刻でも、長く生きられたなら。]
――草と花以外に、学なんて、あらへん。 うちのと、比べてくれるなよ。
[比べる、と言い出したのは自分だけれど。 本当の比べる対象は、聞くことすらできないままに。]
(82) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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お侍さんは言ったそうや。 「小僧。父母はどこぞにいる?」
小人はこう答えたそうや。 「へぇ、お侍さん。 狂ったおかぁは二人の弟妹を道連れに川の底でさぁ」
お侍さんはたじろぎながらももう一度聞く。 「ならば小僧。お前の父はどこにいる?」
小人はこう答える。 「へぇ、お侍さん。 飢えたおとうは墓を掘り起こし。 それも尽きれば行き倒れを」
お侍さんは小僧の口を黙らせて。 「みなまで言うな」
と叫んだそうな。
(+46) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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飢饉のあったその年は冷夏で。 大層涼しく心地よい気候だったそうです。 まぁ物事には両面があるということですなぁ。
涼しい涼しい冷夏なはず。 けれども、お侍さんの顔から。 ぽたりと汗が垂れ落ちる。
お侍さんは続けて小僧にこう言う。 「稲がとれぬこの村で。その鎌を何に使う?」
小人は手に持つ笹刈り鎌を目に止めて。 それからお侍さんのほうを見やる。 能面のように変わらぬ顔でこう答えたそうな。 「へぇ、あっしの力じゃ人一人を持つのはどうにも無理でして。 小さく分けるその為の鎌でさぁ」
(+47) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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お侍さんはゆっくりと乗っている馬から降りまして。 鞘に仕舞われた刀の柄をぎしりと握ると。 小僧との距離をじわじわと詰める。
小僧はというとお侍さんの目をじっと見据えたまま。 その能面を外そうとはしない。
じりじりと詰め寄るお侍さん。 その距離はもう小僧の一間前。 されど小僧の能面ははがれない。
痩せこけた小僧の顔はしゃれこうべのよう。 錆びた鎌を見。また顔を見。そして。 柄を握る手に力を込めたその時。 後ろでヒヒィンッと駒のいななき。 気勢を殺がれたお侍さん。 柄を持つ手の力を緩めた。
(+48) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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代官様の御屋敷に着いたお侍さんは。 米粒一つない村の様相を語り。 現納物を免除してもらえる様に嘆願した。 代官様は斟酌されてその年の村の現納物を免除されたそうな。
しかれども熱意の割にその表情は能面のよう。 きっかいに思った代官様は。 侍にこう尋ねられたと言う。 「貴殿はどうしてそんな顔をする? 貴殿の心持ちは褒められるものぞ」
(+49) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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お侍さんはこう言います。 「私は小僧を斬りました。 人喰い小僧を斬りました」
代官様は慮って告げられる。 「それは致し方ないこと。 貴殿は人として小僧を斬ったまで」
宥められたお侍さんは愕き。 すぐさま目に憎悪の色が浮かばせ。 激昂してこう言ったそうな。 「小僧も人です。 貴方の心は盲いているからそれがわからないのです」
(+50) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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きっかけはともすると出鱈目なものです。 既に日が落ちたあとであれば何事もなかったでしょう。
時は夕暮れ時。駒のいななきのすぐあと。 丁度小僧の鎌に西日が射しまして。 陽光が刃ではねかえりお侍さんの目に刺さりました。 同時にひんやりとした汗がまぶたの上に流れ落ちてきまして。 汗の幕と陽光で両目は見えなくなってしまいました。
お侍さんは緩めていた手を。 もう一度力強く握りしめて。 一気に刀を抜いて仕舞われたそうな。
(+51) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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この噺に応えがあるとは思いません。 この噺に救いがあるとは思えません。 そうであっても人は生きていく以上。 手前を肯定して生きていくものです。 それゆえに人は目を曇らせ。 盲いてしまうこともあるのでしょう。 それゆえにこそ人は手前を否定せずに。 生きていけるのでしょう。
今はわたしの噺です。 しかれども元は同心の噺。 言った噺は相手のものか。手前のものか。 今でもわたしにはわかりません。 わしの生き様は居直ることです。 これはわたしの噺です。
(+52) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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「幸せさ」
[その一言でじわ、と視界が滲む。
突き付けられた刃。 自分自身を赦せずに、離れていこうとしていた背中。
諦めようとするその者に、追い縋って良かった。
みっともなく泣きじゃくってしまったけれど、 その姿を晒してでもこの言葉を聴けたのなら、
―――甲斐があったというもの。]
(-71) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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/* 最後の流れはカミュの異邦人のオマージュ(パクリ)。 一応世渡介的には肯定の話です。 生きてやんよ! おれが幸せにしてやんよ! みたいな乗りで。 と言ってもここまできて結論は開き直りです。
(-72) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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―― 澪標
[ひとつ、唇は紡ぐ。]
流れば、過ぎる……川砂、に。
[ふたつ、こぼれて。 幾度も途切れる声は、それこそ最期を詠うように思えて、己であるのに馬鹿馬鹿しいと、さえ。]
さやけき灯と、を、今、追いゆか、ん。
[そうして、最後の一文字までを、口にして。 閉ざした時に浮かんだのは、哀しいほどの、笑み。]
(83) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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[肩に乗る顔。
触れたそこからじわりと熱が広がり、 強く抱き竦められる腕に、胸が詰まりそうになる。]
(苦しい………。嗚呼、けれど………)
[階下より聴こえる三度目の破裂音も、今は遥か遠くて。]
(暖かい……、この方の腕の中は。とても。)
(-73) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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……小雀。
嗚呼、そうか。主も死んだか。
[姿を認めて名を呼びます。]
(+53) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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[目端を掌で拭うと、壁に手をつき立ち上がりました。 繋ぐ手はそのままに、亀吉殿の傍に寄ると拳を振り上げて殴ります。
当然、生身をすり抜けます。そう知っているからこそ思い切り。]
………馬鹿者。いや、馬鹿は私か。
[白髪に触れてそっと撫ぜました。]
(+54) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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生きなくちゃ、いけない
[いつも目を逸らしてばかりだった。見なければ、嫌なことなどないと同じ。手で縋る何かが守ってくれると。
何も救ってはくれない。 ひっぱりあげてはくれない。
行く手を確かめるのは、己の手でなくてはならないのだ**]
(84) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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本当、不出来すぎるわ。 いざ死ぬ間際に句を残そうなんて、誰がはじめに言ったんやろ、なぁ――
[くだらない、と感傷を抱きながら。 ただ、ふっと、目を閉じた。]
(85) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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[遠く、流るる彼の声音>>83は耳に届く。 未だ話していなかった、過去のことを。 未だ探し足りなかった、書籍のことを。
ああ、彼と、芙蓉と話さねばならぬ。 そのためにはどうか貴方も――*生きて、と*]
(-74) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 03時頃
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/* 〜〜〜〜〜〜〜っっっ
(声にならない悶絶) (なんどめだろう)
(-75) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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/* おま ちょ
おまえ 泣かす気 か
くっそ ばかやろう ばか、やろう
(-76) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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/* おぅふ。いくつか誤字発見。
(-77) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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