人狼議事


196 Fiducia - 3rd:fragrance -

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【人】 懐刀 朧

[大広間の中を、見開かれた切れ長が見渡す。
亀吉と、芙蓉と、平太と、雷門――そして扉の近くには明之進と、小鈴。
己の叫び声に集まったのか、と。宵闇の中で言葉を交わせたら、きっとそう思っただろう。集い、寄り添い光を待てば、きっと救いは訪れる。

しかし、その光景は。
血潮煙る、――まるで、地獄の。]

(20) 2013/01/12(Sat) 20時半頃

【人】 懐刀 朧

[見開かれたままの視野の中、一つ動く影は
確かに『哀しい』と口にした>>8。]


 ……哀しくない、は
 …………嘘、だったのか、

 答えろ、少年……

[慄く唇は震え、返らぬ声>>1:#4を待つかのように。
真っ直ぐと進む雷門>>9は、亀吉へと歩み寄る。動けなくなったように佇んだまま、男は両手を握り締める。

足元に落ちたままの『おるごおる』。
明之進はどうして、動かぬ小鈴と、共にいる?]

(21) 2013/01/12(Sat) 20時半頃

【人】 懐刀 朧

 
 ……、ああ

 かなしい

[その短い声音に、恐ろしさも、寂しさも、何もかもを詰め込んで。
少年の骸のある部屋に、また流れる赤い血は、瞼に焼きつくように、赤い**]

(22) 2013/01/12(Sat) 20時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 20時半頃


【墓】 町娘 小鈴

 『さぁ。――鵺退治を。 』

[瞬く光]

 [明ちゃん!]

[怯える声>>10に、名を呼ぼうとしたのを、堪えて。
声を出さず、繋いだ手に僅か力をこめたけど。
離された手>>12に、猫目を見開いて。]

 [ダメ!!!]

[謝罪の言葉>>13
伸ばした手は、暗闇の中、彼を捕えることができずに。*]

(+9) 2013/01/12(Sat) 20時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 20時半頃


【独】 懐刀 朧

/*
なんかもう、動き悪いし投票面でも迷惑かけてばかりだし本当反省し通しです。
RPは何回重ねても本当に難しいです。ご迷惑おかけしてすみません。皆さんの見て勉強させていただきます。

(-17) 2013/01/12(Sat) 20時半頃

町娘 小鈴は、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 20時半頃


浪人 慶三郎は、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 22時半頃


座敷守 亀吉は、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 22時半頃


【墓】 武家の娘 沙耶

[四度目の銃声の後、お嬢様は額の穴から血を流し、命を流しました。

零れ落ちたものは戻らないのです。]

……

(+10) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

――未だ暗い大広間で――

[扉を開けてもらえば、暗がりの中に暖炉の火だけが煌々とあかく照っていた。
 電話の方へ、と聞かば、足先で壁際を確かめながら向かう。
 床に降ろすのも、とかく慎重にした。身体を揺らさぬように、ゆっくりと膝を折る。
 亀吉に、頼みがあるのだと。
 そう沙耶が言うのが聞こえる。ならば、と暖炉の灯りだよりに、そこを離れた。
 沙耶とのやり取りに、妬いた、と示した亀吉のこと。
 ふたりであるのもいいだろうと、老婆心のような、自分の身可愛さのような。

 今となれば、なんと出過ぎた慢心だったろう。]

(23) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

ご心配、おかけしまして、朧様。
こちらもこの暗がり、手を焼いていたところです。

[ずきり、と痛みが走る。声には少し荒い息が混じった。
 勝手場でのやり合い、暗がりを斬り抜けた小鈴の刃。
 しのだけを斬るには不自由が過ぎたのか、小脇にいただいた一閃が、いまさらになって疼く。
 僅かな手の震えも、遅い歩みも。
 哀しみに耐え、沙耶を気遣う表の裏に、この傷の痛みがないでもなかった。
 暖炉の火燃ゆる広間で、情けない顔が映らないともかぎらない。]

(24) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

――、は

[熱い息をつけば、心の臓がうるさく聞こえる。
 先とは別の意味で鳴る心臓をきつくつかみ、暫し壁に身体を預けた。

 鵺退治。聞こえたその言葉の、真意までを聞くことはできずに。
 ふらりと、大広間の入り口の方へ向かっていた。]

(25) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

[やらなきゃ。 
 その声だけが、耳に届いて。
 何を、と反射的に思う。もういいんだと、何もしなくていいんだと、その声の主を窘めなければいけなかった。
 見上げた責任感とおせっかいだ。

 ごめんね。
 声の前に、庇うように身を翻す。
 けれどその刀は狙われた相手を守るには、至らなかった。
 暗闇の中、相手の抵抗もあっただろう。
 再び掠めた刃がどちらのものだったのかは、ついぞ知りえぬ。]

(26) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

――ぅ げほッ、

[堪らず穢き、咳く。
 塩っぽいものを吐き出して、蹲った。
 拙い、と直感が叫んだ。深く息を吸う。吐く。痛みはそれで、随分落ち着いた。
 ぱん、と音がした。やめろと叫ぶことも、これでは出来ない。
 ぱん、ぱん、ぱん。音は全部で四回鳴って、そして静まった。
 代わりにずくりずくりと、胸がうるさい。対処は何だろうか、とにかく傷を洗って化膿止をして、傷を塞いで縛ってそれから、]

(27) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉



[そのうちに、明かりがついた。]

 

(28) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

[急の光明に眩しさを感じ、目を細め。
 ゆっくりと開く頃には、赤は、あたり中に広がっていた。
 絶えているのは、己の傍に倒れる小鈴――]

さ、

[水色の鈴蘭は、鮮やかなまま。下半と脳天だけを真赤に染めて、目を見開いていた。
 違う。そんなはずはない。違う。
 その命は、己が。]

(29) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

沙耶っ――!

[自分自身の傷の開くも構わず、声を上げた。
 紅花の地には新しい蝶が羽を広げていたろうが、それも構わない。
 重い身体を無理にも引きずり、沙耶の身体に触れようと。
 まだ、血は流れている。まだ、頬に赤みがある。まだ、]

(30) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【人】 薬売り 芙蓉

[けれど、脈は乏しかろう。
 けれど、瞳は瞬かなかろう。
  けれど、唇は何も紡がなかろう。

 動転している意識に、黒鳶すらも見開かれ。
 彼女を見下ろす、青い瞳を、きつく睨んだ。]

「人殺し」の亀吉っ……!

[そう彼を呼んだのは、これが初めてのことだ。
 ずくりと痛む傷口から、赤く熱いものを流しながら、己の命など構わぬまま、尚強く、亀吉を睨んだ。]

(31) 2013/01/12(Sat) 23時頃

薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 23時頃


薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 23時頃


【墓】 武家の娘 沙耶

[身を揺する様な声>>+4に目蓋が震えます。
ハと短く息を吐きました。]

………

[今はもう鳴かぬ黒電話の側の壁際に座り込んでおりました。
鈴蘭の袖を掴む手に気付き、視線を向けます。]

(+11) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【独】 町娘 小鈴

/*
芙蓉ww
入ってきて被弾してるwww

(-18) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【秘】 武家の娘 沙耶 → 琴弾き 志乃

まこと。

何だ、もう、逢えないかと思っていた。

[恐らくお嬢様が斬り付けたであろう胸部を見ます。]

……痛かったろう。

(-19) 2013/01/12(Sat) 23時頃

【秘】 武家の娘 沙耶 → 琴弾き 志乃

[何があっても。
例えまこと殿に何をしたとしても、と聞こえるのです。]

……嗚呼、「まこと」とは良い名だな。
「信」。


何があっても。こんな風に、死んでも、か?

(-20) 2013/01/12(Sat) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[扉が開いたその音も。
 傍で名前呼ぶ朧の声も、捩る身が繋いだ手に掛けた力も。
 立ち回る者の足音も、肉を掠める刃の叫びも。
 金属の琴の音と共に、灯りが戻ったその時まで、私には、何も、判らなかった。


 繋いでくれた手はもうここには無い。
 朧の身はもう私から、一歩、二歩、離れていた>>19

 助けてくれた腕ももうここには無い。
 芙蓉の眼は、――「人殺し」の語は、はっきりと私へ向けられていた>>31。]

(32) 2013/01/12(Sat) 23時半頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 23時半頃


【人】 座敷守 亀吉



 そう、だよ。


 私が、殺した。 沙耶を殺した。


 殺して、しまった。


[膝を突いたまま、私はただ告げた。
 人形細工の硝子と同じ、何の力も無い青い目。]

(33) 2013/01/12(Sat) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[その目のうちに、あの男の瞳>>9が映る。
 ああ、何も返事が無かったけれど、やはり居たのか――と、
 そんな風に思う事さえ、この時はしなかった。

 皺帯びた荒れた指先が、私の方へと、伸びていく。]


 ―――――…

[髪を撫ぜるその指を>>11
 首許にだって、この青い目にだって伸ばせるその指を。

 私は、もう、拒まなかった。]

(34) 2013/01/12(Sat) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉



 私はね。
 幾人の命の上に立ち。
 その屍を積み上げて。


    それでも、『生きて』いたかっ た 。


 ――でももう、私には、 いく べき場所なんて無い。
    私のこの手で、失くしてしまった。

(35) 2013/01/12(Sat) 23時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2013/01/12(Sat) 23時半頃


【独】 座敷守 亀吉


 生くべき場所も、
 逝くべき場所も、何処にも、無い。
 

(-21) 2013/01/12(Sat) 23時半頃

【秘】 座敷守 亀吉 → 病人 雷門



 あなたは、ね、…………やさしすぎる よ 。


[眠りを誘うその指が、今間近に迫っていても、拒むことなく。
 私はただただ、この人の柔らかい声に、微かに目を震わせていた。]

(-22) 2013/01/12(Sat) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

 
 ……どうして、

 貴方は、平太のことを……
 気遣って、いた。

 なのに、何故

[二人の間で何があったか、それは男の知らぬこと。しかし、彼が男に密やかに伝えた言葉には、彼女への気遣いが確かにあった。
故に、わからない。
その鐵を引く必要が、どうしてあったのか。

人殺しと>>31聞こえる芙蓉の声。
けれどやはり男には、亀吉を責めることはできなかった。

それと同時に、もう彼が戻れぬことも>>35知る。
あの黒い鐵を奪っていたら。彼がそう口にすることもなかったかもしれぬ。
後悔せども、もう遅い。哀しみはただ、降り積もり]

(36) 2013/01/12(Sat) 23時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[ぼんやりとした視界の端に、あの子が――小鈴が倒れているのだって見える。]


 失くして、しまった。

[「め」の無い雀などではなく、千の空を渡れる鶴にと。
 そう願った人の孤独、それでも「おなじ」では有り得ぬと。
 手を繋ぎ続けなかった。見殺しにした。

 そしてすぐ近くで手に触れていた人にさえも。
 私は、―――何者でも好い、と言い切る勇気を、
 持たなかった。持てずに、声に従うように、この手で――。]

(37) 2013/01/13(Sun) 00時頃

女中 おみつは、メモを貼った。

2013/01/13(Sun) 00時頃


【人】 薬売り 芙蓉

如何して!

[知るかぎり、には。
 この男は、沙耶を慕っていて。
 如何に、何があったとしても、彼が沙耶を殺すとは、思えないのだが。
 しかし現実は、四発の弾が撃たれて、それははっきりと、沙耶の脳天を貫いて殺めた。
 雷門が近くに寄る。撫ぜるようにその手が銀色に伸びるのに、同じように手を伸ばせる気はしなかった。]

――如何、して。

[いくべき場所を、失くしてしまったと亀吉は言う。
 行きたかった場所は、此処にあるのだろう。
 ならば、それこそ行動に説明がつかない。
 何があろうとその銃爪に、手をかけなければ良いだけだったのではないのか。
 問う言葉は、しかし答えを待たないままに、ほろほろと零れていく。
 見つめた青い瞳は、力なく。]

(38) 2013/01/13(Sun) 00時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[微かに震える瞳の青は、誰のことば故だったろう。

 老いた指先が白銀を撫ぜれば、緩んでいた結わえ髪もはらりと解ける。
 髪越しに伝わる熱。瞳のように震える身も、直ぐに静まる。]

(39) 2013/01/13(Sun) 00時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[朧の問い掛け>>36に、芙蓉の問い詰め>>38に、私は顔を上げぬまま。
 その場に居るだろう紺鼠の君にも。
 視線は向けぬまま、ただ平坦に口にする。]

 私は、人であって人でないと、
 厄を呼ぶ鵺であると、


  沙耶に、あの方に、見破られたから。

[本当は違う。「鵺」だ、と彼女が告げたものは、彼女自身。
 けれど私は嘘を吐く。
 真実を告げても、結局それは、言い訳の形にしかならないと思っていた。]

 ああ、私は鵺だ。私は鬼だ。

(40) 2013/01/13(Sun) 00時半頃

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