196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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沙耶! 今日がお前の命日だ!
2013/01/12(Sat) 11時頃
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―大広間には、未だ光の一つも無い。―
[繋がれぬ右手に触れるかの手は、剣を振るう者の硬さを帯びているように感じられた。 ああだから、この人は、この温もりは、沙耶のものなのだと、思っていた。
けれど、そんな「彼女」が告げた言は。]
………さや、さま。 一体、何の、話し、を、
[無明の中、微かな冷たさの内に響き渡るは、 得体の知れぬあやかしを、今討て、とばかりの鬨の声。]
(0) 2013/01/12(Sat) 11時半頃
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[零れた声は、ひどく掠れて、震えて、上ずって。 その混乱と――怯えは、此処に居る「鵺」にしか届くまい。]
ちがう、 さや、は そんなものじゃ、ない―――…
[「わた、し が」 、と。あの時>>2:129口にしていたのは誰? 在らぬ13番目へと心を向けさせようとしていたのは誰? そのことばを信じそうになって、確かにこわさを覚えていたのは、誰――、]
(1) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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――――何故、
ううん、ちがう、 何故、
ちがう、 なぜ、 ……
[朧と繋がれた左手に、ふるり、震えが走る。 そして誰とも繋がれていない右手は、今、]
(2) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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何故、あなたはあの子を殺したの、
違う、
何故、鵺などというの、
違う、
なぜ、 ………あなたを殺せと、いう、の、
(-2) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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[――あなたの こころは なにもの、なの?
言葉無き怯えが胸を伝った、その時。 無意識のうちに、私は衣の内の黒鋼を手にしていた。]
(3) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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[ ぱ ぁ ん
ぱ ぁ ん 、
ぱ ぁ ん
火花の音、片手だけに支えられたそれは、 無明の中、何を穿つことも無い。 一つ、二つ、三つ――――全て、何処かに逸れて。 ――そして。]
(4) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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[ ぱ ぁ ん ―――――――…
最後の銃声が響き渡った時。 私の頬に、首筋に、熱く迸るものが触れた。 微かに伝うあかい香は、今、その濃さを増していた。
かたり。右手の銃は、床に落ち。 膝は崩れ、繋いでいた左手もまただらりと力を失くしていた。
光が再び戻って来れば、私の青い目には映ることになる。 額を撃たれた、 さや 、のすがたが。**]
(5) 2013/01/12(Sat) 12時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 12時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/12(Sat) 22時半頃
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[扉が開いたその音も。 傍で名前呼ぶ朧の声も、捩る身が繋いだ手に掛けた力も。 立ち回る者の足音も、肉を掠める刃の叫びも。 金属の琴の音と共に、灯りが戻ったその時まで、私には、何も、判らなかった。
繋いでくれた手はもうここには無い。 朧の身はもう私から、一歩、二歩、離れていた>>19。
助けてくれた腕ももうここには無い。 芙蓉の眼は、――「人殺し」の語は、はっきりと私へ向けられていた>>31。]
(32) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
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そう、だよ。
私が、殺した。 沙耶を殺した。
殺して、しまった。
[膝を突いたまま、私はただ告げた。 人形細工の硝子と同じ、何の力も無い青い目。]
(33) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
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[その目のうちに、あの男の瞳>>9が映る。 ああ、何も返事が無かったけれど、やはり居たのか――と、 そんな風に思う事さえ、この時はしなかった。
皺帯びた荒れた指先が、私の方へと、伸びていく。]
―――――…
[髪を撫ぜるその指を>>11。 首許にだって、この青い目にだって伸ばせるその指を。
私は、もう、拒まなかった。]
(34) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
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私はね。 幾人の命の上に立ち。 その屍を積み上げて。
それでも、『生きて』いたかっ た 。
――でももう、私には、 いく べき場所なんて無い。 私のこの手で、失くしてしまった。
(35) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
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生くべき場所も、 逝くべき場所も、何処にも、無い。
(-21) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
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あなたは、ね、…………やさしすぎる よ 。
[眠りを誘うその指が、今間近に迫っていても、拒むことなく。 私はただただ、この人の柔らかい声に、微かに目を震わせていた。]
(-22) 2013/01/12(Sat) 23時半頃
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[ぼんやりとした視界の端に、あの子が――小鈴が倒れているのだって見える。]
失くして、しまった。
[「め」の無い雀などではなく、千の空を渡れる鶴にと。 そう願った人の孤独、それでも「おなじ」では有り得ぬと。 手を繋ぎ続けなかった。見殺しにした。
そしてすぐ近くで手に触れていた人にさえも。 私は、―――何者でも好い、と言い切る勇気を、 持たなかった。持てずに、声に従うように、この手で――。]
(37) 2013/01/13(Sun) 00時頃
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[微かに震える瞳の青は、誰のことば故だったろう。
老いた指先が白銀を撫ぜれば、緩んでいた結わえ髪もはらりと解ける。 髪越しに伝わる熱。瞳のように震える身も、直ぐに静まる。]
(39) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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[朧の問い掛け>>36に、芙蓉の問い詰め>>38に、私は顔を上げぬまま。 その場に居るだろう紺鼠の君にも。 視線は向けぬまま、ただ平坦に口にする。]
私は、人であって人でないと、 厄を呼ぶ鵺であると、
沙耶に、あの方に、見破られたから。
[本当は違う。「鵺」だ、と彼女が告げたものは、彼女自身。 けれど私は嘘を吐く。 真実を告げても、結局それは、言い訳の形にしかならないと思っていた。]
ああ、私は鵺だ。私は鬼だ。
(40) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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[しのに、芙蓉に、妬いたのは本当。 「沙耶」の名を案じて朧に口止めをしたのも本当。 意識しないまま、――今、漸く意識して、抱いていた想いも。
だからこそ、暗闇の中、隙間から入ってきた疑いに、怯えに。 悪い意味で沙耶を「信じて」しまったことに。 この瞳は、何の力も持たなくなっていた。]
2013/01/13(Sun) 00時半頃
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[しのに、芙蓉に、妬いたのは本当。 「沙耶」の名を案じて朧に口止めをしたのも本当。 意識しないまま、――今、漸く意識して、抱く想いも。
だからこそ、暗闇の中、隙間から入ってきた疑いに、怯えに。 悪い意味で沙耶を「信じて」しまったことに。 この瞳は、何の力も持たなくなっていた。]
(42) 2013/01/13(Sun) 00時半頃
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[ゆりを殺したその時に、行け――生け、と私を逃がしてくれた人。 その彼女が――それに芙蓉も、おそらくはしのも――倒れていた私を世渡介から庇ってくれていたこと、私は知らなかった。 それでも、そんな彼女の心が他に滲み出ていること意識できていたならば。 こんな嘘も意味を持たないことくらい、判っていた筈だった。
それでも、私は。 撫ぜる老いた手の感触を受けながら、私は芙蓉の声に、淡々と、述べる。]
ええ、生きては行けませぬ。
私は何処までも欲深く、しぶといあやかしだ。 生く為ならば、たかだか、あの方の命一つくらい、
(47) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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――――…あのかたの、いのち、だって、
[声が、出ない。胸が、苦しい。 私は言葉の続きを言うことなく、漸くその人の腕の中に、身を預けた>>43。 顔を埋め、青色を隠した。]
(48) 2013/01/13(Sun) 01時頃
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…………本当に。 あなたのやさしさが、酷く、痛いよ。
[優しさ故に逃がし、その人を殺める凶器と化した、という意味もあったろう、けれど私にはそれだけでなく。 受ける優しさがある故に、鬼に鵺に成り切れぬ。 そんな痛みからの、こえ。]
(-37) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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[私は答えられる声を失ったまま、朧の声>>45を聞く。 繰り返さず、とは、何時かの闇の前の問い掛けのうち、 あの時の懇願のいろの中にも、あったように思う。
――ああ、この人も、優しい。 言葉だけであっても、そう思えて、胸の内に苦しさが増す。]
(52) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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[芙蓉の冷たい――本当に冷たい言葉>>51の方が、いっそ心安い。 責めて欲しいなんて甘えだと、解っては居る筈なのに。 ああ、と頷くでもなく、ただそれを聞く。 顔を埋めていなければ、芙蓉に向けて笑ってさえいたかもしれない。]
2013/01/13(Sun) 01時半頃
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[芙蓉の冷たい言葉>>51の方が、いっそ心安かった。 責めて欲しいなんて甘えだと、解っては居る筈なのに。 ああ、と頷くでもなく、ただそれを聞く。 顔を埋めていなければ、芙蓉に向けて笑ってさえいたかもしれない。]
(54) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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[だいじょうぶ、と告げる声>>43。何時かも同じく告げられた言。 ――今ならば、その意味も、判る気がした。
私は縋る、その胸に。あまりにも優しい囁きに。 誰の目にも見えぬ目で、言葉も出せぬ喉で、泣いていた。]
(59) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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だいじょう、ぶ。 もう、背負いこまなくても、―――、
[首に指が伸びる手前。 嗚咽の中で、私は、声を絞り出した。]
でも―――、 ひとつだけ、お願い。
私の死を、背負わないで、頂けますか。
(-48) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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…………やさしすぎる貴方だもの。 背負いこみすぎてないかって。思ってしまう、から。
[何故、こんなことを呟いたのか判らない。 ――それっきり、言葉は、紡がれない。**]
(-49) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[聞こえる声も次第におぼろげに感じられていくのは、 冷やした身体が帯びていた熱の所為か。 通り過ぎた芙蓉の呟きも、軽く風を切る鋏の刃も。 もっと遠くに聞こえる朧と、紺鼠の君との声もまた。
抱き留めて、撫ぜて、――首許に指を伸ばす雷門の声さえも。 間近に聞き、次第に、それも昏くくらく、意識の内に入るのみ。]
[対峙される鵺は、鬼は、その力に抗うことなく。 雫に濡れた青い目を、そっと、閉ざした。]
(71) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[心の弱さなければ、きっと無かったことだろう。 射干玉の君に凶弾を向けることも、 異郷の人の告げた言に、従う形になってしまったことも。 きっと銃を手に取ること自体、無かっただろう。
自ら触れるを望んだ人を失うこと、も。 この老いた男の手を煩わせてしまうことも。]
(72) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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