196 Fiducia - 3rd:fragrance -
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[黒き幼子も。 赤に染まる巫女も。 飄々とした風来坊も。 水の様に強かな魚も。 優しき指先を持つ灯火も。 まだ見ぬ東雲に浮かぶ満月も。 掠れた声を潰した毒も。
褪せた臙脂の唐傘も。]
(79) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
|
|
[欠く事無く。
全て。
全て。
背負いて『いき』よう。]
(80) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
|
|
[ 其れは 音にすれば *同じ* ]
(81) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
共、に
…………できるかな
[一人で立ったこともない。 母に縋り、゙父゙に養われ、ずっと何かに縋ってきた。
共に、生きる。
それならば、きっと]
(-69) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
――中庭――
[暗闇から醒め。一人中庭に立って居る。 何人かの者が深い眠りについており。 ここに居るものはわし一人やった。 鬼。人。ここで起きていることを考えると。 馴染客の同心から聞いた昔話を思い出す。 同心は噺好きでおもしろおかしいものから。 人情噺に階段噺。色とりどりの噺を聞かせてくれた。 思い出すのは餓鬼とお侍さんの噺。]
(+41) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
[はらはらと、雫が零れ。 其れが少し不思議とくすぐったくて、泣きながら笑う。]
ぜんぶ ぜんぶ 沙耶がくれた
沙耶が居なかったなら わたしは なにもかもを あきらめたままだった
[哀しい死を待つだけの狭い牢では、このような感情は知り得なかった。]
これいじょう ほしがったら ぜいたくがすぎる、 よ
[死してなお、触れる場所は暖かく感じられた。]
(-70) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 03時頃
|
今は昔。日之本國。西の方。 ある年、冷害と浮塵子による大飢饉があったという。 只でさえ冷夏による不作だというのに。 稲は浮塵子によって到るところが坪枯れして。 大層お金を持った立派な身なりの人でも。 食べるものがなく飢え死にしたそうや。 浮塵子は水田一杯にはびこり。 水の色は醤油のようやったと言われとる。 路上では多くの人が野垂れ死に。 村では死に絶えて空き家になっていく家が何軒も出たそうや。
(+42) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
ある時、その土地の代官様が。 若いお侍さんに年貢の徴収を命じられたそうな。 金納は納められてはいたものの。 米がないため現納物は納められとらんかった。 代官様も困ってはったんやろなぁ。 お金やなくて米をくれって。
告げられたお侍さんは一人馬に乗り。 その村へと向かったそうや。 何でも手前の目には自信があると。 出せる米が有るのか無いのか。 この目で確かめてくると言わはったそうや。
(+43) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
そう、だったかも知れぬな。特に話はしていなかった。>>70
私の生まれてきた理由は―――
――――斯様にして死ぬ為だった。
そう思えば、重くはないだろう?
(+44) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
お侍さんが村に入ると。 村は噂通りの有様で。 道行くところで人々は野垂れ死に。 野犬の群れはその屍を喰い漁る。 家々は空き家になって閑散としており。 牧には牛馬が死屍累々と横たわっていたそうな。
お侍さんはその現状に嘆き憂いて。 疑いを向けた自身の浅はかさを恥じ。 徴収を諦めそのまま帰還することにしたそうや。
夕暮れ時。代官様のいる御屋敷に帰る道すがら。 年の頃は十二、三になろうかという小人がおったそうな。 その小人はぼろを纏っており。 右の手には笹刈り鎌を持っておったそうな。 ろくに飯を食っておらんのか 骨に申しわけ程度の皮がついているといった風。 不思議なことに骸骨のように見えるその小人は。 腹がぷくぅっと大きく膨れており。 まるでその様は餓鬼のようやったと聞いております。
(+45) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
[生きようと、離れまいと、そう含まれた言葉たちが、聞こえる。 自分の問いに、答えが返ることは、ない。 きん、と耳鳴りがした。ひどく眠いような気がして、拙いと爪が食い込むまで拳を握った。
薬が、現状を劇的に変えることはない。 じくり、じわりと効いて、ゆるやかに整えるものだ。 失血に意識を奪われそうになっている今は、動くことすら命取りで、ただこうして壁に凭れているしかない。 ただそれでも、何もしないよりは幾らかばかりは遅らせられるものであって。 例えば、一刻でも。 一刻でも、長く生きられたなら。]
――草と花以外に、学なんて、あらへん。 うちのと、比べてくれるなよ。
[比べる、と言い出したのは自分だけれど。 本当の比べる対象は、聞くことすらできないままに。]
(82) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
お侍さんは言ったそうや。 「小僧。父母はどこぞにいる?」
小人はこう答えたそうや。 「へぇ、お侍さん。 狂ったおかぁは二人の弟妹を道連れに川の底でさぁ」
お侍さんはたじろぎながらももう一度聞く。 「ならば小僧。お前の父はどこにいる?」
小人はこう答える。 「へぇ、お侍さん。 飢えたおとうは墓を掘り起こし。 それも尽きれば行き倒れを」
お侍さんは小僧の口を黙らせて。 「みなまで言うな」
と叫んだそうな。
(+46) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
飢饉のあったその年は冷夏で。 大層涼しく心地よい気候だったそうです。 まぁ物事には両面があるということですなぁ。
涼しい涼しい冷夏なはず。 けれども、お侍さんの顔から。 ぽたりと汗が垂れ落ちる。
お侍さんは続けて小僧にこう言う。 「稲がとれぬこの村で。その鎌を何に使う?」
小人は手に持つ笹刈り鎌を目に止めて。 それからお侍さんのほうを見やる。 能面のように変わらぬ顔でこう答えたそうな。 「へぇ、あっしの力じゃ人一人を持つのはどうにも無理でして。 小さく分けるその為の鎌でさぁ」
(+47) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
お侍さんはゆっくりと乗っている馬から降りまして。 鞘に仕舞われた刀の柄をぎしりと握ると。 小僧との距離をじわじわと詰める。
小僧はというとお侍さんの目をじっと見据えたまま。 その能面を外そうとはしない。
じりじりと詰め寄るお侍さん。 その距離はもう小僧の一間前。 されど小僧の能面ははがれない。
痩せこけた小僧の顔はしゃれこうべのよう。 錆びた鎌を見。また顔を見。そして。 柄を握る手に力を込めたその時。 後ろでヒヒィンッと駒のいななき。 気勢を殺がれたお侍さん。 柄を持つ手の力を緩めた。
(+48) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
代官様の御屋敷に着いたお侍さんは。 米粒一つない村の様相を語り。 現納物を免除してもらえる様に嘆願した。 代官様は斟酌されてその年の村の現納物を免除されたそうな。
しかれども熱意の割にその表情は能面のよう。 きっかいに思った代官様は。 侍にこう尋ねられたと言う。 「貴殿はどうしてそんな顔をする? 貴殿の心持ちは褒められるものぞ」
(+49) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
お侍さんはこう言います。 「私は小僧を斬りました。 人喰い小僧を斬りました」
代官様は慮って告げられる。 「それは致し方ないこと。 貴殿は人として小僧を斬ったまで」
宥められたお侍さんは愕き。 すぐさま目に憎悪の色が浮かばせ。 激昂してこう言ったそうな。 「小僧も人です。 貴方の心は盲いているからそれがわからないのです」
(+50) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
きっかけはともすると出鱈目なものです。 既に日が落ちたあとであれば何事もなかったでしょう。
時は夕暮れ時。駒のいななきのすぐあと。 丁度小僧の鎌に西日が射しまして。 陽光が刃ではねかえりお侍さんの目に刺さりました。 同時にひんやりとした汗がまぶたの上に流れ落ちてきまして。 汗の幕と陽光で両目は見えなくなってしまいました。
お侍さんは緩めていた手を。 もう一度力強く握りしめて。 一気に刀を抜いて仕舞われたそうな。
(+51) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
この噺に応えがあるとは思いません。 この噺に救いがあるとは思えません。 そうであっても人は生きていく以上。 手前を肯定して生きていくものです。 それゆえに人は目を曇らせ。 盲いてしまうこともあるのでしょう。 それゆえにこそ人は手前を否定せずに。 生きていけるのでしょう。
今はわたしの噺です。 しかれども元は同心の噺。 言った噺は相手のものか。手前のものか。 今でもわたしにはわかりません。 わしの生き様は居直ることです。 これはわたしの噺です。
(+52) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
「幸せさ」
[その一言でじわ、と視界が滲む。
突き付けられた刃。 自分自身を赦せずに、離れていこうとしていた背中。
諦めようとするその者に、追い縋って良かった。
みっともなく泣きじゃくってしまったけれど、 その姿を晒してでもこの言葉を聴けたのなら、
―――甲斐があったというもの。]
(-71) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
/* 最後の流れはカミュの異邦人のオマージュ(パクリ)。 一応世渡介的には肯定の話です。 生きてやんよ! おれが幸せにしてやんよ! みたいな乗りで。 と言ってもここまできて結論は開き直りです。
(-72) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
―― 澪標
[ひとつ、唇は紡ぐ。]
流れば、過ぎる……川砂、に。
[ふたつ、こぼれて。 幾度も途切れる声は、それこそ最期を詠うように思えて、己であるのに馬鹿馬鹿しいと、さえ。]
さやけき灯と、を、今、追いゆか、ん。
[そうして、最後の一文字までを、口にして。 閉ざした時に浮かんだのは、哀しいほどの、笑み。]
(83) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
[肩に乗る顔。
触れたそこからじわりと熱が広がり、 強く抱き竦められる腕に、胸が詰まりそうになる。]
(苦しい………。嗚呼、けれど………)
[階下より聴こえる三度目の破裂音も、今は遥か遠くて。]
(暖かい……、この方の腕の中は。とても。)
(-73) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
……小雀。
嗚呼、そうか。主も死んだか。
[姿を認めて名を呼びます。]
(+53) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
[目端を掌で拭うと、壁に手をつき立ち上がりました。 繋ぐ手はそのままに、亀吉殿の傍に寄ると拳を振り上げて殴ります。
当然、生身をすり抜けます。そう知っているからこそ思い切り。]
………馬鹿者。いや、馬鹿は私か。
[白髪に触れてそっと撫ぜました。]
(+54) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
生きなくちゃ、いけない
[いつも目を逸らしてばかりだった。見なければ、嫌なことなどないと同じ。手で縋る何かが守ってくれると。
何も救ってはくれない。 ひっぱりあげてはくれない。
行く手を確かめるのは、己の手でなくてはならないのだ**]
(84) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
本当、不出来すぎるわ。 いざ死ぬ間際に句を残そうなんて、誰がはじめに言ったんやろ、なぁ――
[くだらない、と感傷を抱きながら。 ただ、ふっと、目を閉じた。]
(85) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
[遠く、流るる彼の声音>>83は耳に届く。 未だ話していなかった、過去のことを。 未だ探し足りなかった、書籍のことを。
ああ、彼と、芙蓉と話さねばならぬ。 そのためにはどうか貴方も――*生きて、と*]
(-74) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 03時頃
|
/* 〜〜〜〜〜〜〜っっっ
(声にならない悶絶) (なんどめだろう)
(-75) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
/* おま ちょ
おまえ 泣かす気 か
くっそ ばかやろう ばか、やろう
(-76) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
|
/* おぅふ。いくつか誤字発見。
(-77) 2013/01/13(Sun) 03時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る