221 堕天の姦計
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― 鏡の迷宮 ―
[翼を畳み、姿見の前に端座していた]
[鏡の中、エリシェバの容良い唇が動く。今はもういない誰かの名呼ぶ形に]
[宝物を抱くよう、古びて掠れた本を取り出す。 書庫から持ち出した唯一冊を、波うつ鏡面へ沈めた。 鏡の水底へ、仄暗い闇の抱擁のうちへ、供物を捧げ]
(+13) 2013/05/15(Wed) 11時半頃
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アリルイヤ エリ、シェバ <我が光は我が誓い>
たまわりものを (あなたに似せた姿を)
[返す。を省き、 左手を伸ばして水面に触れる。 白い指先が闇に沈んだ直後には、全身を鏡の胎内へ呑み込まれていた]
[開くものの魂に、克明な追体験を与える妄執の書。
エリシェバは、かつて深淵に呑まれた古い天使の末路を負う]
『 ── …! 』
(+14) 2013/05/15(Wed) 11時半頃
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― 鏡の迷宮から深淵へ ―
[永劫の責め苦が喉裂いて迸らせた絶叫、を最後に聞いて
痩せた男は開かれた書を鎖す。 闇に呑まれた「天使」を映す鏡も、閉じられたページの中へ、吸い込まれて消えた]
めでたしめでたし、とね
[緩く上下に振って別れを告げ、右腕ごと、書を焔に包む。
僅かなインクの悪臭と灰を残して全てが燃え尽きれば、 隻腕で短髪を掻き上げて笑った]
ただいま**
(+15) 2013/05/15(Wed) 11時半頃
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/* どこかで、ソロールでいいよ!って文を見た気がするんだけど、wikiチェックしたらそんなこと書いてなかった(ふるえてる)
他者との関わりの中で流れていく村は、次の機会でできる。 ソロールで独りじょーずにひたる機会は、そうはない!
(-38) 2013/05/15(Wed) 11時半頃
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[その色が白から黒に変わっただけ。 ただくるりとオセロのように、ひっくり返ってしまっただけ。 そんな簡単なことに"天使"は気づかないのだ。気づかず苦しみを選ぶのだ。
そう思うと魂のどこかが抗議めいたざわめきを発したが。 それ以上にしあわせの余韻が強かった]
(+16) 2013/05/15(Wed) 11時半頃
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― 深淵の小部屋 ―
[ミルフィの返答がどうあれ、 ―――むろん、最初から聞く気などなかった 堕天使に操られた闇は、ミルフィの体に絡みついていく。
足の先、手指の先から這いのぼり、 身につけているものを細かく引き裂いて肌に吸い付く。 ほどなく、ミルフィの体は実体ある闇に覆い尽くされた。
闇の群れは肉の体の敏感な場所を探り出し こね回し、入り込み、啜り上げ、 濡れた感触を肌に推して、淫靡な水音を立てる。
ただ、顔だけは塞がなかった。]
(*9) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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しばらく、そうしているといい。 おまえが芯まで肉の欲に堕ちた頃、また来る。
[冷徹に告げて背を向け、その場を立ち去った**]
(*10) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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[闇との親和が進んだのか、"外"の気配が幾分感じ取れるようになってきた。
誰かがヨラニエルの名を口に上らせていた。もう戻れない、いや、捨てた名をまだ呼ぶものがいることが、煩わしく感じられた。 神の為のヨラニエルは消えて、ケヴィンの為のヨーランダになった。そのはずなのだ。]
よらにえる。その名はすてた。 もう、よらにえるはいない。
[闇に落ちる前、聞いた声を思い出し、こうすれば聞こえるだろうかと、煩わしさに誘われるまま吐き捨てた]
(+17) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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― 重力沼地 ―
[闇に消えていくオスカーを背中で見送り、 トレイルの上に屈み込んで、唇に指を伸ばした。]
わかるだろう? おまえの中に流れ込む闇が。
[闇に呑まれつつある使徒の姿。 昏い光が瞳を過ぎる。]
おまえは器だ。 意志無く、ただ与えられたものを受け入れるだけの。 注がれた天の気を零し、 闇と混沌で満たしてやろう。
(16) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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[トレイルをさらに沈めようと、手を掛ける。 そのとき、ふと自分の足が目に入った。
深淵に繋がる沼に浅く浸かった軍靴。 赤熱する鋼の色をした金属の肌に 這い上がる黒蔦の文様が浮かび上がる。
深淵に、浸蝕されている。]
―――……。
[無言で闇の沼に手を差し入れ、トレイルの体を掬い上げる。 自身の翼で包み込み、共に闇へと溶けた。]
(17) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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― 十字架の丘 ―
[そこは、無数の十字架が立ち並ぶ場所。 永遠の黄昏の中、乾いた風が吹き渡り 亡者たちの嘆き、呻きが途絶えることなく響くところ。
救われなかったもの、神に呪われたものの亡霊が、 十字架に掛けられ、或いは地を這いずり、 虚ろな姿で彷徨い続ける荒漠の墓所。
林立する十字架のひとつにトレイルを掛け、 具現化した瘴気で手足を縛り上げる。]
痛むか? すぐに、馴染む。
[未だ使徒であるその体を、瘴気は苛むだろう。 構わず作業を終え、展翅された体を見上げる。]
(18) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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私を受け入れよ。 おまえが、求めたものだ。
[言葉とともに、手を差し伸べた。]
(19) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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[伸ばした魂で、全身をまさぐっていく。
入り込み混ざり合う隙を窺うように。]
(-39) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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/* 最近専ら、見出しを使うログだけ箱モードで落として、あとは携帯モードで落としてる。 箱モードは発言するたびにいちいち『スクリプト重いよ!止めてよ!』って文句言うけど、携帯モードだと見出しが効かない。 もひとつ、箱モードだとログ頭の一行下げ、一文字空けが効かないから、必然的にそんな使い分け。
(-40) 2013/05/15(Wed) 12時半頃
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/* 墓ログは、あとだれか、成り澄ましをしてみればいいと思うの。
(-41) 2013/05/15(Wed) 12時半頃
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[重なった唇から、紅い舌がちろちろと絡みつく。 其れに応えて自身も奥深くまで求めるうちに、 身体のそこかしこにほんのりと火が灯った]
ノックス……
[見上げる瞳は娼婦のごとく蕩けて。 されるがままにひんやりとした石造りの床に 身体を横たえる]
(20) 2013/05/15(Wed) 13時頃
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は……ぁ……ん……
[豊かな胸を唇が伝い ロングスピアを握る手が秘所を這い回ると 我慢できないように甘ったるい声が漏れ始めた。
身体の線をなるべく隠す為の ゆったりとした白のドレスをいつの間に取り払うと、 身軽さを売りとするノックスの 細身だが引き締まった身体と直に触れ合わせ、 その肌を愛おしげに撫でる]
(21) 2013/05/15(Wed) 13時頃
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ノックス……。 もっと……もっと愛して
[ノックスが求める度に抑制が効かなくなる。 はしたない声を書架内に響かせながら、 快楽に流されるまま身体を求め、受け入れた。
仄かな火はやがて激しい炎となって身を焦がす。
此れを罪と呼ぶならば、 いっそ炎で灼き滅ぼされてしまえばいいーー]
(22) 2013/05/15(Wed) 13時頃
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[ヨーランダの動きで、固い熱が花の奥で擦られる。 その心地よさに、あぁ、と熱いため息が漏れる。 娘のうぶな様子から、一度も荒らされた事が無い花と知れた。 この女を蹂躙したい、体の中まで犯したいという欲望が膨れ上がる。 ……今まで、ヨラニエルを愛しい、守りたいとは思っても、欲望の対象と見たことはなかった。それはケヴィンが天使として、去勢されたような状態だったからなのか。それとも、その欲望を抱けないほどヨラニエルが純潔な天使だったからなのか]
[どっちでもいいか、とケヴィンは身を起こす]
ヨーランダ、君はもう神のものじゃない。俺のものだ。 俺以外見なくていい、俺以外考えなくていい。永遠に俺の虜囚になれ。 俺の傍に居て、俺の傷を癒し、俺の欲望を受け入れろ。 俺のヨーランダ。……愛してる。
[体勢を入れかえ、やさしく抱きとめる闇のしとねに、ヨーランダを押しつけ覆いかぶさる。 荒々しく下着をはぎ取り、修道服を胸までたくしあげると、脚を大きく開かせた]
いい眺めだ、ヨーランダ。 君が欲しいものを……やろう。
[固く大きい熱で、ほころびつつある花弁への侵略を始めた]
(-42) 2013/05/15(Wed) 14時頃
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/* ノックスのあれはフラグだ派と、もてない私のPCにフラグが立つわけない派が争っております。
ト書きを読むと、はじめての秘話のようにも見えるし……。
(-43) 2013/05/15(Wed) 14時頃
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/* 読めば読むほど甘さに照れる……。
(-44) 2013/05/15(Wed) 14時頃
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─ 深淵 ─
[タテガミのような毛を揺すり、くつろいで待っていれば、間もなく堕天使が現れた。 見違えた、という感想には目を細めてかるく笑んだ]
[……そして目の前にして、このジェフはあまり「しあわせ」そうではないな、と内心首をかしげる]
[ゆる、と意識の触手を伸ばすようにして、魂を添わせる。いつだったか、今ははるかに過去のような気がするが、そうやって彼の正体を確かめた時のように。 そうして触れて、堕ちた闇が違うのだろうか、と直観した]
[何故だろう。彼が使徒で自分が人間だったからなのか。天使が火で出来て、人が土で出来ている、と言っていたのは誰だったか? ともかく、彼と自分の違い、彼の有り様は興味深く、また、魅惑的でもあった]
[なるほど、クラリッサが自身を「堕天使より優しい」と称した時は、悪魔も堕天使も同じではないかと思ったが、どうやら少し違うもののようだ。 ……そのどちらかというのならば、自分は悪魔に近いもののような気がする]
(+18) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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ヨーランダは、ここだ。
[闇色の片翼を開いて、そこに身を寄せていたヨーランダを見せる。 捕え、自分が女にした娘の黒髪を、やわり、と撫でた]
(+19) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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/* 持ち運びされてる……だと…… 流石ケヴィンさま。聖天使ケヴィンさまも大好きだったけど、堕天使ケヴィンさまも色々な意味で大好きです。
(-45) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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そういえば乳より先に尻揉んだな。 このけびんさんは、尻ソムリエらしい。
(-46) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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Q: 鳩が死んでいて、出先なのに、どうやってえろぐを書いてるんですか?
A: じんせいにはしらないほうがいいこともあるのです。
(-47) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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― 深淵 ―
[影は魔界を自由に遊ぶが。 竜自身は、もう深淵より浅いところに用を感じていなかった。ただ待つということは不快ではない。時は無限]
ク…ァ
[大きな欠伸と昏焔の息を漏らして、深淵の一角に秩序を生む。 生まれた薄暮の空間で寛ごうと「寝台」を喚び出した]
(+20) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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[波間に漂う意識のなか。 祈るような詩が聞こえる。
あまくせつないその響きは 寄る辺を失ったこころを愛で満たして――]
もっと……。 もっと言って。
そして何もかも忘れさせて……。
(-48) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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[かかる重みに、羽毛の寝台が軋んで鳴いた]
[巨躯を寝そべらせた淫猥のオブジェは、互いを貫き媾合う、人に似た複数の姿。 絶え絶えに喘ぎ、極まっては掠れた矯声を上げて痙攣する彼らは、いつからそうしているのかを覚えてもいないだろう。 枯れることなく溢れ泡立ちながら零れる精と蜜を求めて、寝台の下には見る間に混沌の群れが集う]
……少し硬いが、まあいい
[彼らもかつて天使だった>>1:80>>1:81ことに、興味は抱かない。 忘我のまま振られぶつかる不規則な腰の動きが「寝台」全体を揺らして、丁度良い揺り籠と思われた]
(+21) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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>>+21やらしいwwwww これ見ると、自分のえろ想像力の貧困さにしみじみする。
うん、でも私は清純派ですし、このままでいいや、うん。
(-49) 2013/05/15(Wed) 15時頃
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