196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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[四井の呉服商には世話になったこともありましたが、今それを告げて何になりましょう。
兄御と同じ声色で、菱川殿はおっしゃいました。 『見つける私が鬼になろう』と。
必ず見つけて、隠れていたお嬢様を見つけて――…手離すのでしょうか。]
ならぬ。 ならぬ。 鬼になって、は―――
(-33) 2013/01/08(Tue) 03時半頃
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止めて… 誰か。
後生ですから… 誰か、 私を……
誰かを 殺してしまう前に………
――――…殺して、下さいませ。
(-32) 2013/01/08(Tue) 03時半頃
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――退治するしか、ないではないか
2013/01/08(Tue) 03時半頃
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/* >>10 WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
(-34) 2013/01/08(Tue) 03時半頃
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/* 気持ち悪いっていうか、こう、脳内映像化して見ると、あああああって感じになるというか、
刀を振り下ろすところとか、スロー再生なんだろうなとか。 うん。座頭市なイメージ。
NHK大河「平清盛」23回でちょうど斬首シーンがあって、血が流れないけども物悲しさのある場面で。思い出してちょっと胸が痛い。
(-35) 2013/01/08(Tue) 03時半頃
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分からない、だと? 何を言う。 分かった上で、話してきかせた、のだろ、う。
言っているではないか。生かせて、貰うために、と。 言っているではないか。違うておるのだと。
人を担ぐ? はは、可笑しな話よ。 楽しんで生きるという主が、何を担ぐ!
何を負う! 主には何の―――哀しみが、あるというっ
(12) 2013/01/08(Tue) 03時半頃
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本当の鬼になるわけではありません。
[もちろんそれは亀吉も。]
私は鬼をとめたいだけ。
[人に棲みつく鬼だけを。 普段は皆善人。 少なくとも普通の人間や。 しかし、どこかが崩れていれば。 簡単に鬼に変わってしまう。]
(-36) 2013/01/08(Tue) 03時半頃
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[ひょーひょーと、胸のうちで鳴く声がします。]
そうとも。主の噺は、戯言だ。狂言綺語だ。
私とは―――遠い、噺だ。
[行かせたくないという気持ちと、これ以上聞きたくないという気持ちがせめぎ合います。 菱川殿を睨みつける瞳は揺れ。]
――もう、良い。
[その後、お嬢様の方から視線もこの場も外すのでした。**]
(13) 2013/01/08(Tue) 03時半頃
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ねぇ、じゃぁ、つかぬ事をこちらからもお伺いしますけれど。
[つまらないことを話したと、朧が謝るのなら。 こちらも同じ事を返せばいいだけの話。]
……自分の生きている意味って、考えられたこと、あります?
[黒鳶は、どうしようもない『哀しみ』を湛えたようないろで、朧の同じ所にあるふたつの色を、じっと見ていたけれど。]
(14) 2013/01/08(Tue) 03時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 04時頃
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/* 弾を撃ちすぎてネタが枯渇する
(-37) 2013/01/08(Tue) 04時頃
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[それの答えが返る前に、書庫の扉が開けられた。]
おや、小鈴さん。
[どうにもこの猫娘は、かしこまり敬い呼びたいような気になれずに。 気の緩んでしまうのは商人失格だが、彼女の仕事からすれば素晴らしい成果なのやもしれない。 悲しいかな、その彼女の仕事自体は知らぬのだが。]
邪魔なんてことない、大体の話は終わってる。 お煎餅あるけど、食べていく?
[駆けまわる猫を、ひとたびこの腕にとどめてみたくて、そんな誘い文句で、ちらと。]
(15) 2013/01/08(Tue) 04時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 04時頃
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[何か大切な話があったのではないだろうかと。 その場をすぐに辞さないと、と思うのだが。]
[ちらり>>15]
[じーっ]
[アタシがお煎餅につられるわけが! つられるわけが……わけが……わけ。]
いいの?
[猫は笑顔でひょい、と、書庫の中へと。 その声色、その口調。抗えぬ。 ぐぬぬ、商人め。やりおる……! おいしそうです!]
(16) 2013/01/08(Tue) 04時頃
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/* やっと芙蓉さんに会えるぜーとか思って、乱入しちゃったけど。 ここに来て、ギャグパートを挟むとは思わなんだw
(-38) 2013/01/08(Tue) 04時頃
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/* 可愛いな、小鈴は。 一番女の子らしい。
は。芙蓉殿と朧殿の会話が気になる。 とうか、全部の秘話がww
慶さん回りのとかもね!
(-39) 2013/01/08(Tue) 04時頃
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いいから呼んどるんよ。
[軽く手で摘めるようにともともと煎餅が多めではあったが、三人で食べるとなると少し物足りないか。 自分は干し芋に手を伸ばし。]
今度は何を探しとるんです、小鈴さんは。
[自分は本探しだが、来て直ぐ出ていこうとした彼女は違うだろう。 今度は何を見つけたかと、その審美眼を問う。]
(17) 2013/01/08(Tue) 04時半頃
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[狭間で揺れるのが、哀しみでした。道に迷っていることが、哀しみでした。 『侍だろうと』『少女だろうと』 苦草を噛んだような表情を浮かべていますから、お嬢様が多くを語らずとも菱川殿には伝わってしまうのでしょう。
望んではいけないと思っていた選択でした。
兄御の声は優しく響きます。]
(-40) 2013/01/08(Tue) 04時半頃
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いただきまーす。
[ぱりん。もぐもぐ。お煎餅を頂きつつ。>>17]
今度……。
[『今度』と言われれば。 忙しない猫な自分を自覚して、小さく笑って。]
何か、声が聞こえたの。 「を…った…」って、何度も。 だから、どこで誰が、何を話しているのかなーと。 あと……。
(18) 2013/01/08(Tue) 04時半頃
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[人を殺めてしまったばかりの朧には、聞かせずらくて。 続きは、こっそりと。]
少年を殺めた、犯人と。 おっちゃん……雷門さんの傘を探してたの。
前に居間で、入口と窓が開かないって言ったじゃない?
[正確には、指で伝えたのだが。]
だからアタシ、あの後、窓壊してみたんだけど。 窓を出たら……。 信じられないと思うけど、入口に出るんだよね。
少年は『探して』って言った。 犯人を見つけたら、出られるのかな?
……犯人、本当にこの中にいるのかな? ……誰なんだろう?
(-41) 2013/01/08(Tue) 04時半頃
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何度も、同じこと? 不思議な話。同じことばかりでは、話し合いにならんよ。 うちらも話はしておったけど、そう同じことばかり繰り返すなんてことない。
[今度も猫は、何か切っ掛けを見つけたようだ。 幼いだろうこの子でもこの忙しなさだと言うに、自分はと言えば本を探していたというのだから世話ない。 夢にも見た洋学書、許してほしいところだが。]
(19) 2013/01/08(Tue) 04時半頃
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>>12 [言葉を伝えるその上で。 伝える前は手前のものか。 伝えた後は相手のものか。 それともどちらのものでもないか。 それともどちらのものとも言えるか。]
分かった上での噺です
[楽しんでいれば担げはしないのでしょうか? 哀しんでいれば担げるのでしょうか? されど、言葉は概して無力。]
わたしには何も哀しみはありません
[悲劇は重くて。喜劇は軽い。 喜劇は重くて。悲劇は軽い。 転じてそれは悲喜劇か。]
(20) 2013/01/08(Tue) 05時頃
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>>13 [あなたとは違う戯言です。 あなたとは違う噺です。 狂言綺語と言いましょう。
言葉は発せず黙っている。
責める声は掠れており。 睨む瞳は揺れている。 思いの丈はいかほどか。
去りゆく言葉の応答は。**]
あなたが選んで決めればええ
(21) 2013/01/08(Tue) 05時頃
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/* 沙耶はんに対する世渡介は、揺れるその気持ちに対して「まずはあなたがそれを選択すべき」と言っていると解説。
(-42) 2013/01/08(Tue) 05時頃
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あの童を、なぁ。 確かに、誰が殺ったんか。 詳しいとこ見とらんけど、大穴空いとった。 並大抵じゃぁ、出来ん。
雷門様の傘? あの傘、なくなってしまったん?
[入り口で被っていた笠を思い出す。 あれを失くしたと有らば、さぞや物悲しかろうと思う。]
あぁ、出られんて言うとったな。 さっきも何か割れるのが聞こえたから、何かと思ったわ。 出られない、閉じ込められた、って、わけか。
[窓を割っても出られぬ。まじないかと思うのは、ひとえに鍵のかかりかたもある。 一斉に皆鍵がかかり閉じ込めるなんて、普通の基準で考えれば案外難しいことのはずなのだから。]
(-43) 2013/01/08(Tue) 05時頃
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/* なぜ沙耶はんに噺をしたかと言うと、おなごが刀を持っているからが一番強い。過去に何があったとかは知らないけど、女が男(武士)に変装までしてやり遂げること。それがどれほどのものであれ世渡介としてはやめてほしい。
(-44) 2013/01/08(Tue) 05時頃
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/* もちろん物語の状況やコアを含めての判断もあります(汗)
(-45) 2013/01/08(Tue) 05時頃
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そーだね。 同じ事繰り返したら、会話にならない。 ……それなら『伝わらなくて』『伝えたい』?
[それが一方的な言葉で、繰り返しているなら、と。 んー? と、首を傾げる。>>19]
(22) 2013/01/08(Tue) 05時頃
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/* 小鈴に対する世渡介は、危なっかしく放っておけなく、追いかければ逃げられ、追いかけなければ寄りつくような、本当に猫ですね。猫可愛いですね。 秘話に書いてある通りです。はい。
(-46) 2013/01/08(Tue) 05時頃
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[少年の事には、こくこく頷いて。 雷門の傘の事には。]
うん。なくしちゃったんだって。 大切なものだって、言ってたから。 見つけてあげたいんだけど……。
[そうして、割れる音を聞いたと聞けば。 小さく笑って。]
ごめん。驚かせたよね。 あれ2回とも、アタシ。 1階の部屋と、2階の部屋。
……うん。カラクリは分からないけど。
(-47) 2013/01/08(Tue) 05時頃
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/* 状況によっては一人旅ENDも考慮してます 目指せ女護が島!
(-48) 2013/01/08(Tue) 05時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 05時半頃
小鈴は、ここまで読んだ。
2013/01/08(Tue) 05時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 11時頃
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[菱川殿が言うのです。
『刀を持った侍だろうと。 刀を捨てた少女になろうと。 あなたが好きに決めればええ。』
どちらかを選ぶということはどちらかを捨てるということ。 好きに自由に選んでは、ならないと思っていたものです。
けれど、いつかは決断せねばなりません。その時に、それまでに。ありたいと願うままのまこと殿が傍に居れば、どんな選択でも悔いることないはずだと拳を握りました。]
(-49) 2013/01/08(Tue) 13時頃
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