236 第三回KQ村―５日間のデスゲーム―
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ナタリア老、残念ながら、チェックメイトです。
(24) 2013/08/28(Wed) 22時頃
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よし！
[しばらくジリヤの傍らで頭を撫でていた男だったが、いっちょやりますかねえと立ち上がって厨房をめざした。
厨房はぼろくなっているもののなんとか使えそうで、配給されている食材ををしばらく眺めて、うんうんとひとり得心して料理を始める]
(25) 2013/08/28(Wed) 22時頃
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ペペロンチーノできたよ～
[と、ＰＤＡに吹き込んだところで]
…って、おろ…？
チアキくん…
そっか。…そうだね。
[ＰＤＡから流れるチアキの声にじっと耳を傾けながら]
(26) 2013/08/28(Wed) 22時頃
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(パスタとにんにく、トウガラシ、オリーブオイルがあればできちゃうとこが良いよねえ～)
[そんなことを考えながら、バスケットに9枚の皿とパスタの入った鍋をいれて]
厨房のフライパンの中にあるから、
のこりは好きなだけ食べてねえ。
[そうＰＤＡに言い残して墓場へ向かうだろう]
(27) 2013/08/28(Wed) 22時頃
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[老婆はPDAを辿る手を止め、微かに右眉を上げた。懐からタバコ――しんせいを取り出し、葉を整える。
質の悪い両切りタバコ。葉の揃いを確認して、老婆は微かに笑う。慣れた様子で火を付ける――身なりの良い老婦人、と言った風体からはひどくアンバランスな様子だ]
それは犯行声明、ということでええんかの、チアキくん。
(28) 2013/08/28(Wed) 22時頃
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[...は誰かに頭を撫でられていたような感覚に重い瞼を上げた。そして漂ってくる腹の虫を刺激する匂いにがばりと起き上がる]
…ん？もうご飯の時間でおじゃるか…？
あれ、これは…村長さんのでおじゃるな。
[上に掛けられていたジャケットを手にするとふうと一息吐く。あの復活劇は夢ではなかったのだと、思わず首元の首輪に触れる]
(29) 2013/08/28(Wed) 22時頃
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[PDAから>>23の言葉を聞き]
中村さん…
私がいなければ、ここにいたのはきっと中村さんだったはずです…
自分が助かる見込みが低いと分かっていながら、私たちを助けてくれたんですよね。
本当になんで、中村さんがここにいないでおじゃるか…。
(30) 2013/08/28(Wed) 22時半頃
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諦めの悪い方だ。
EX当選者は私です。
あなたのPDAに襲撃機能がついている事はわかっている。
(31) 2013/08/28(Wed) 22時半頃
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ナタリアは、チアキの言い分を鼻で笑った。
2013/08/28(Wed) 22時半頃
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アンタたちがあたしの番号と機能の情報を共有してるってネタは上がってんだよ。
アンタは自身で回答をどうにでも操作できる立場にあった。
(32) 2013/08/28(Wed) 22時半頃
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ジリヤは、皿にパスタを盛って食べている。
2013/08/28(Wed) 22時半頃
ジリヤは、村長さん美味しいでおじゃるよ。もぐもぐ。
2013/08/28(Wed) 22時半頃
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―― 墓地 ――
[ＰＤＡの遣り取りに眉間の皺を一層深くしながら、ふう、と長く息を吐いて。それからペペロンチーノを小皿に盛って死んでいった者たちの墓の前へ置いて行く。
それからイワノフにはタバコを、アラン、仁右衛門にはぐにゃりと曲がってしまってはいるが彼らの眼鏡を。クラリッサとジェニファー、カイル、シメオンにはザクロを半分ずつ。
ヒューとサイモンにはちゃんとしたチョコレートを供えて]
終わるんだねえ…ついに。
[ぽつりと呟いてから、屋敷へと戻って行った]
(33) 2013/08/28(Wed) 22時半頃
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アルフレッドは、ジリヤ、ありがとう。そう言ってもらえるとうれしいよ。
2013/08/28(Wed) 22時半頃
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畑跡
[…は畑を歩きながら、PDAを悲しげに見つめた]
おばあさん。
貴女の勝利条件を信じると、>>2:54エクストラゲームが終わったタイミングで、首輪は爆発してしまっているはずなの。
>>28>>32それなら、本当の条件を、教えて欲しいです…。
[…は何かを知っているのか。悲しげに。しかし、しっかりとした声音で言った]
(34) 2013/08/28(Wed) 22時半頃
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[...は食事の手を止めてPDAを手に取る]
確かにチアキさんは回答をどうとでも出来たかもしれませんが…私はチアキさんのことを信じます。そう思わせるだけの行動を彼はしていました。
1日目、とても小さな約束を守ってくれたチアキさんは義理堅い人だと今でも思っています。
(35) 2013/08/28(Wed) 22時半頃
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確かに>>2:54を信じると私は死んでるはず。
つまり>>2:54は嘘だ。
本当の条件は――9の生存、のみ、だね。
アンタはどういう意味かが分かるはずだけど？
[意味深に、アカリを見返した]
(36) 2013/08/28(Wed) 23時頃
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おっと、これも忘れてた…！
[ズボンのポケットから扇子を取り出して、仁右衛門の墓へ置く]
似合ってたよ、中村くん。
[ふふふ、と笑って。
帰り際墓に浮かび上がった２つの血文字にﾋｬｱｱｱｱｱｱ！と叫び声をあげながら、男は去って行った]
(37) 2013/08/28(Wed) 23時頃
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[ＰＤＡの録音記録に悲しげに瞼を伏せて]
№９は…№９は、ヒューだよ、ナタリア…。
(38) 2013/08/28(Wed) 23時頃
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ナタリアは、アルフレッドを小馬鹿にしたように肩を竦める。
2013/08/28(Wed) 23時頃
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ヒューが9なら、アタシはここにはいない。
アタシの立場はGMが保証してくれてるってことさ。
9の生存が嘘だとして――どうとでも隠せる条件で、なんでわざわざ危うい地雷を踏まなきゃならないんだい。
9は間違いなく生きてるのさ。
(39) 2013/08/28(Wed) 23時頃
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畑跡→廃村入り口
私は、この場にいる人のNo.は皆把握しています。
また、私のNo.は皆さん嘘偽りなく伝えています。
だからこそ、再び>>34の台詞を繰り返さなければなりません。
本当のことを、話してくれませんか……。
(40) 2013/08/28(Wed) 23時頃
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[...は悲しそうに目を伏せた]
ナタリアさん…
メールでも言いましたが、ここに9はいないんです。
アカリさんは9ではないんです…
あなたがここにいるのは、あなたの条件が9の生存ではないから。それしか考えられないんです…
(41) 2013/08/28(Wed) 23時頃
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わからない奴らだねえ。
だから、アタシが殺人者なら今日は最後だろ？
そんなメリットの少ない地雷は踏みにいかないってんだよ。9が本当に生きてたとして仲良しのあんたらがアタシの条件を信じるかは別の話だろ。なんで好き好んでそんなリスク負わなきゃなんないんだよ。
9は生きてる。間違いない。
アンタたち、その子には根っこの部分で信用されてないってだけさ。
ジリヤは色恋に走ったけどアルフレッドはいいのかい。アンタの条件知らないけど。
(42) 2013/08/28(Wed) 23時頃
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無駄に綺麗に最後のスケープゴートがいることを考えて欲しいんだけどね
(43) 2013/08/28(Wed) 23時頃
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ナタリアは、古びたテーブルに煙草を押し消し、苛立たしげに新たに火を付けた
2013/08/28(Wed) 23時半頃
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今の私はNo.9だ。私の存在が9番そのものである可能性はある。
どう判断するかは君たちに任せる。
(44) 2013/08/28(Wed) 23時半頃
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ジリヤは、チアキに、なるほどでおじゃる。
2013/08/28(Wed) 23時半頃
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私の勝利条件は「№７の人の生存」。
№７はジリヤだよ。
そして昨日、皆が私を生き返らせる方向でｴｸｽﾄﾗゲームに挑戦してくれた。
提案してくれたのは中村仁右衛門くん。
そして権利を得て遂行してくれたのがチアキくんだ。
(45) 2013/08/28(Wed) 23時半頃
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廃村：屋敷
[…はPDAに声を吹き込みながら歩いている。屋敷にいる人は、玄関にアカリが到着したことを気づいた者もいるだろう]
ごめんなさい、おばあさん。疑いすぎました。
>>44チアキのPDAはとんでもなく特殊みたいで、こういうことも、起こってしまうんですね。
罪を憎んで人を憎まずとはいうけれど。実践するのは難しいことだと私は思います。だからこそ、私はここをでたら、組織を…。
[…は、ナタリアの立場にいたのは、自分だった可能性もあると考えた。
だからこそ、これ以上ナタリアを追求することはできなかった]
(46) 2013/08/28(Wed) 23時半頃
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チアキの言うことが本当であれ嘘であれ9の生存を認めたってことでいいね。
アンタら、そこだけで私が殺人者って言ってたろ。
ここまでチアキが黙ってたのは>>42に反論できないからだろ。
やっぱり隠し事ばかりじゃないか。
見せかけの義理と人情を信じて死にますそれでもいいなってんなら死ぬがいいさ。アタシと一緒にね。
もし今日でチアキが条件を達成できるなら誰かをわざわざ生き返らせても問題ないだろうさ。どう転ぼうとね。
一番楽しい展開を選べる立場だもんね。
(47) 2013/08/28(Wed) 23時半頃
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[>>44の事実に合点がいったように頷いた]
そっか…数字もだったんですよね。
ナタリアさん、色々と言って混乱させてしまってごめんなさい。
でもそうだとすると、チアキさんが死んだ瞬間にナタリアさんも…
[どうしていいか分からず、そこで言葉を区切った]
(48) 2013/08/29(Thu) 00時頃
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どうするってそんなんアタシが聞きたいよ！
こんなもん賭けるしかないだろ！
アタシには！ こいつの話がウソでアカリもウソついてるってのに縋るしかないんだよ！
(49) 2013/08/29(Thu) 00時頃
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[>>47>>49 …は老婆の悲痛な叫び声に、顔を曇らせる。
生きたいという執念が伝わってくる。]
でも、だけど、おばあさん……！！
[…は唇を血が出るほど噛みしめる。>>49の言葉には自分は何も言う資格はない]
(50) 2013/08/29(Thu) 00時頃
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ジリヤは、黙ってナタリアの言葉を聞いている。
2013/08/29(Thu) 00時頃
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チアキが今言い出したのは 機能を知ってるジリヤ、アルフレッド、アカリが自力で気づくと万が一にでもひっくり返るかもって思ったからだろ。
自分で言ってしまったほうがダメージが浅いってこった。
本当に誰かに成り代われるならジリヤには言ってもよかったはずだよ。最終手段としても安心させてやれた筈なんだからね。
なんでよりによって9なんだい。
(51) 2013/08/29(Thu) 00時頃
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ナタリアは、力強くテーブルを叩いた。埃と吸い殻が舞い上がる。
2013/08/29(Thu) 00時頃
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私には、もう、謝ることしかできません。
皆を、貴女を押しのけて生き延びることを。
のうのうと、今後人生を送ることを。
今後苦しくて死にたくなるかもしれないけど、今は、死ぬわけには行かないんです。
貴女のことも、忘れません……。
[…は屋敷にいる、老婆が見えるところまで来ると、悲しげに、見つめた]
(52) 2013/08/29(Thu) 00時頃
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私は！ あたしはこれまで長い年月を生きてきた！！
あたしは社会に貢献してきた！
あたしはアンタたちより巧く社会に貢献できる！
あたしには累積がある！蓄積がある！経験がある！成果がある！
貴様ら若造が何をしてきた！
貴様ら若造が生き残ってなんとする！
なんにも知らないガキどもが！
ヘラヘラと時代に甘えて生き腐って！ 国を！社会を腐敗する！ ええ！？
お前たちが生き残ってなんになるっていうんだい！
生存を諦めた死人に甘え、利用し、のうのうと生き残りおって！
お前らの不始末を誰が取るっていうんだい！
あたしを生かせ！
もっと生きてやる！時代はあたしを求めている！
死ねるか、こんなところで！
貴様らなんぞに殺されてたまるかちくしょう！！
畜生があああああ！！
(53) 2013/08/29(Thu) 00時頃
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ナタリアは、憤激し、老いも見せぬほど鮮やかに杖を振り回し――
2013/08/29(Thu) 00時頃
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