196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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[閉じ込めていたものが溢れた、刹那。
乾いた音がして、真新しい香りが拡がった>>3
つい今、嫣然と笑んでいたゆりが、崩れ落ちる。 白い雪色の敷物に、己の着物よりも鮮やかな紅が滲んで行く。]
(22) 2013/01/05(Sat) 05時頃
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[何が起こったのかを理解しきれぬ心が、呆然と。 芙蓉に促されても、人形を抱きしめたまま動けずに居る>>11
握らされたものの中身も、確かめる事も今は出来ずに**]
(23) 2013/01/05(Sat) 05時頃
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志乃は、動き鈍くとも動き出せたならば、向かう先は沙耶のほうへ**
2013/01/05(Sat) 05時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 05時頃
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/*
ねむ、かたいたい、うぎー。
飲み薬というジャスト地雷の芙蓉さんに仮セット☆
亀たんもえきゃら。 ゆりさんありがとう、ゆりさん。
(-38) 2013/01/05(Sat) 05時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 07時頃
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/* なるほど、なすがままだったゆり殿が追従者でもおかしくはない。 寧ろ、自然。
(-39) 2013/01/05(Sat) 07時半頃
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―二階・廊下―
[受けた傷を見せていれば芙蓉殿は手当てをして下さったでしょうか。居間での一時の様に。ゆり殿とは違い、手負い自体を否定し、弱さを見せまいとしておりましたが、扉一枚隔てた先で発砲音>>3が聞こえるものですから、軟膏を塗り直したばかりの左腕を表に晒したまま、長刀を手に廊下へと飛び出ました。]
しの! 薬売――…ゆり?
――かめ、きち
[火薬と血の香に眉を寄せます。胸にあかい花を咲かせて倒れているのはゆり殿。立ち尽くしているのは天宮殿。
誰が撃ったかは、明らかでした。]
(24) 2013/01/05(Sat) 07時半頃
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[少年の死を目にした時のように、立ち竦んではいられません。 天宮殿の方へと、一歩踏み出したのです。**]
(25) 2013/01/05(Sat) 08時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 08時頃
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ー踊り場ー
[破裂音がしたのは、男の手を握ったその刻。 驚いて、思わずその手を離してしまった。
そう、離してしまった。*]
(26) 2013/01/05(Sat) 09時頃
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楽士 ウトは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 09時頃
楽士 ウトは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 09時頃
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/* つっか、これ今日おわんない?下手したらおわんない?
(-40) 2013/01/05(Sat) 09時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 12時頃
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/* 私ね、前村(not疑い愛2nd)でも村側狂人の占い師だったのですが。 今回も村側狂人になりそうでね。 怖いですよね。 おおおう。
なあに、中身がひねくれものなんですよ。
(-41) 2013/01/05(Sat) 12時頃
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/* 個人的にはゆりさんを殺される事は憎らしくも在りますが。 殺した側に多分思い入れをしてしまう爺です。 何せ、ほら、重ねている郷愁が人狼騒動で淘汰された側なので。
というわけで、亀吉君と一緒に死ねる事を目標にしましょうかね。
(-42) 2013/01/05(Sat) 12時頃
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ええ、楽しくなど在りはすまいな。 ……………楽しくなど。
[在ってはならない。 重ねる『郷愁』の悲痛な歌舞伎芝居。 其れが享楽の末だなど、と。]
非道では、在りたくはないですがね。
[出来るなれば。 誰にも優しく、等しく、在りたい。 其れが雪の様に果敢無い願いでも。]
(-43) 2013/01/05(Sat) 12時頃
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―大広間→階段・踊り場―
[行きましょうと歩き出した直ぐ。 高き悲鳴は空を伝い、乾いた音を広げる。 その音は男にも、菱川にも伝わる。]
………行きましょう。
[その一言だけで十分であっただろう。 男は菱川と共に階段の側まで訪れる。 見上げた場所には椿の花。 薔薇と混じる錆の香。 横たわる巫女装束に、息を、詰めた。]
(27) 2013/01/05(Sat) 12時半頃
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―二階―
[見上げ、足は人の中へ。 横たわるゆりへと手を伸ばせたのなら、幼子の血に濡れた手がまた新たな赤を刻もう。 巫女装束には赤き、黒き、椿を咲かせ。 否、これはこの館に咲き乱れる薔薇の如し。
細い身体を抱き留める。 筋力の落ちた老いぼれの、皺の寄った指先で触れる。
またひとつ、またひとつ。 『哀しみ』降り積もるは雪の様。
芙蓉からの声を聞き、殺めたという少年を目にすれば。 その瞳を真っ直ぐに向け。 只、静かに黙っている。]
(28) 2013/01/05(Sat) 12時半頃
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[男の視線と、少年の視線が交わる事は在るだろうか。 青の掛かる異国混じる瞳が、老人を見る事は在ろうか。
視線触れ合うならば、そう。 向ける瞳は一切責める色も、憎む色も含まぬもの。 人を殺めたとされる者に向ける色ではない。
男は考えている、今のこの現状を。 男は考えている、嘗て体験した『哀しみ』を。
人を殺めた少年を どうにか、救ってやれる方はないかと。]
(-44) 2013/01/05(Sat) 12時半頃
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[この時男は漸く気付く。 少年少女の肩の白に、滲む赤に。
向けた視線は亀吉と呼ばれる青年に。 そして、その側へと近付く少女に。 彼女が何かを成すのなら、間に入るを良しとはせぬが 若しも血塗れた事になるのならば、今は止めるつもりで在る。
ゆりの身体を抱いたまま、男は黙って *在る*]
(29) 2013/01/05(Sat) 12時半頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 13時頃
病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 13時頃
病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 13時半頃
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/* >>24に反応するかしないかが、フラグの行き先を決める気がするのだけれど。 今は反応しないでおこっかな…… 朧と会って、その時の芙蓉さんの感情の動きで決めよう
(-45) 2013/01/05(Sat) 14時頃
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>>27 [わしは一瞬稲光の音を聞いたと思った。 響く雷鳴はいつぞや聞いたあの音か。 行くと告げると颯爽に走る雷門を追う。 尻。手。裾。袖。赤いのつけたまま。 蓋のない瓶。放り投げ走る。 赤いの一緒に空に散る。]
(30) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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――階段・踊り場――
[先行く男の背中の先に。 綺麗と思った。白に赤。
これはほんまに綺麗なんやろか?
白いのよぅく見てみれば。 誰ぞに手折られるゆりの花。 眺めるだけに留まった花は。 散ってしまって初めて。 その美しさに気づくものか。]
(31) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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あぁ、雷門様。
[ゆりの傍、咲いた赤い花に付き従うように居たが。 階段を駆け来る雷門がゆりに触れるのを見れば、その姿を見やる。]
――折角、またよう歩けると思いましたのに、な。
[静かにそれだけ告げて、ゆりの傍を離れよう。 もしまた弔いを、と誰かが言うようなら、同行するつもりで。 今はただ、亀吉に歩み寄る平太を見ている**]
(32) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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―― 大階段・踊り場 ――
[男がその場に姿を現したのは、甲高い破裂音>>3が、居間にも響き渡った故に。 しかしその足取りは幾分重く、片手にはまだ、明之進から渡された自鳴琴が握られたままだった。]
……、……何か、
[踊り場に姿が見えたウト>>26へと、階段を上りながら問いかようとして、その声音は止まる。 同じくそこに姿のあった、慶の姿に切れ長は真っ直ぐに向いた。]
――慶、殿。
[居間から彼が出て行く刹那に、待て、と留めきれなかった声。吸い寄せられるようにその足は踊り場までの階段を上りきり、彼の傍へと詰め寄った。]
(33) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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……答えて、くれ。 貴方は、そんなことはしない、……よな、
[居間の前、密やかに交わされた言。 彼の語った声>>2:312から連想したそれを、否定してほしいと。否定してくれなければ、彼が誰かをこの館で殺めるのではないかと、疑心を抱いてしまいそうで。]
答えて、……くれ。 怖いんだ、俺は……もう誰の死も、見たくは、
[距離をつめ、血に汚れた着物を掴む。長身の男がまるで幼子のように、掴んだ手を揺さぶり答を欲す。 胸に穿つ不安を、取り除かねば。唯、その一身で]
な、あ……答を、
[繰り返す言。 強い力で揺さぶり、追い詰める男。 あまりに無我夢中で気がつかなかった、踊り場の足元の不安定さを。]
(34) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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――――……!!
[がくん、と慶の姿勢が崩れる。 何事かと目を見開けば、彼の後ろに見える長い、大きな階段。
気づけば階段を背にした彼を、その間際まで追い詰めていた。責め立てるように、 ――突き落とす、前振りのように。]
慶殿ッ―――!!
[はたと我に返った男は、掴んでいた着物を手繰り寄せ慶の身体を引き上げようと力を籠める。 しかし次いで響くのは甲高い音。そして、大きな衝撃音。]
(35) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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/* >>31 その美しさに気づくものか。 ↓ その美しさを惜しむものか。
こっちの方が良かった…
(-46) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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ぁ、…………、
[がたがたと音を立て、慶の身体が階段を転がり落ちていく。その様を上から黙って見下ろすことしかできない。 始めは身体を折るようにして身を守っているように見えた姿は、手摺に頭を打ち付けたところで動かなくなったよう見えた。 そうして終には、その身体は麓まで転がり行く。糸の切れた操り人形のように、ぐったりとしたままに。
残された男の手に残ったのは、血のついた襤褸切れ。慶の纏っていた着物の、端くれ。]
(36) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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…………け、い、……殿
[冷たい血が、巡る。 片手には着物の切れ端、そして片手には自鳴琴。慶が、おるごおると言っていたそれをしかと握り締めたまま。 大階段を下りていく。途中滑り落ちそうになりながらも、慶の元まで、必死に。]
すまない、そんな、つもり……では、
[突き落とすつもりはなかった。口にした謝罪、それで赦されるわけがない。無限にも思える長い時間、ゆっくりと階段を下りる間も、慶の姿は動く気配を感じぬ。
ようやくその傍に辿りついて――知る。 階段が滑りやすくなっていたのは。 横たわる慶の下に広がるのは、彼の影ではなく。]
(37) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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…………血、が、
慶殿、血、血を、……
[彼の身体から、そして後頭部から。流れ出す夥しい赤色が、階段を、絨毯を染めていく。 血を止めなければいけない。着物の切れ端を掴んだ手が、彼の身体に触れて揺さぶる。しかしその身はもう自分で動き出すことはない。
その意味は。 その意味を。]
(38) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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…………、……、違う、……俺は、
[――殺してしまった。 慶を、突き落として。]
(39) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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ぁ、……あ、……ああ、――――!!
[広がる血は、止まらない。 慶は横たえた身体を動かさず、横向きになった貌から見える瞼は硬く閉じられ。
命の灯火を、消してしまった。 誰かを守らねばと思った、己が。
その事実は酷く冷たく、無意識のうちに男はその場から逃げ去った。]
(40) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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/* おうふ。 慶とウトは階段を離れず、そこが現場となろうとは。 ガン無視して二階に走ってしまったではないか。
どう埋めよう。
(-47) 2013/01/05(Sat) 15時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 15時半頃
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/* けいさあああん 愛籠めたら長くなった、しかし相変わらずのキリング下手。ごめん、愛だけは、ある!あるんだよ!
(-48) 2013/01/05(Sat) 15時半頃
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