196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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[亀吉が懐から出したものの正体を知って居た。 写真でしか見たことはなかったが、名前を聞いたことがあった。
ぴすとる、と云う。 その冷たそうな筒の先端が、此方を向いていた。
あゝ。 わたし は、此処で死ぬのか。
蒼玉のまなこに浮かんだ感情が ゆり を殺す。 気付いても、動くことは出来なかった。]
(+5) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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[ぱぁんと。 それは一瞬のうちに。 亀吉の懐から抜きん出された一丁の拳銃。 物騒なものをと思うより早く、引き金は引かれてしまっていた。 けむの匂いがする。火薬の匂い。 それは千早と白衣の白に赤を染めて、背胸を同時に貫いた。
濃い、薔薇の匂い。]
――亀吉、様。
[未だ薬売りを脱ぎ捨てぬままで、現実の境を見誤ったような心地で名を呼ぶことしか、出来ない。]
(6) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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[否────動こうと思えば動けたのに、動こうとしなかった。]
(+6) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 03時頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 03時頃
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/* 亀吉さかのかさんかなぁ。 雷門あんびたん、明之進なっさん、芙蓉なめたん(ここまで確信) ゆりはなさん?みっちゃんかるらさん?(ここまでもしかして)
よどすけ…ええと、なんとかさん(よめない)
沙耶・志乃・朧=ららんたん・おらにえさん・すがキング様 此処は分からん\(^o^)/ すがKING様は兎も角ららんおらにえ分からんってどういうこと
------- ウト小鈴は……どっかで文体を見た気がするのだが ウトが上手すぎてやばい。
(-28) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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[ ぱ ぁ ん !
乾いた音が弾け、背から胸へと衝撃が抜ける。 衝撃の後に熱が生まれ、やがて痛みへと変わった。]
か────
[最後に唇が刻もうとしたのは、己を殺めた者の名。
だが、それはまともな音にはならず、恐らくは誰の耳にも、只の風切り音のようにしか聞こえなかっただろう。]
(+7) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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入口も…。
[小鈴の口から知らされる事>>2:416を、 じっと目を見つめて、確りと頭に入れてゆく。]
そう、小鈴ちゃんは機転が利くのですね。 私は気が付きませんで。
窓は、全部調べるまで何とも申せませぬが、 開いたところで、 先程の小鈴ちゃんのようになってしまうでしょう。
入れたかもしれない。 でも恐らく、出られはしないのでは…。
絡繰り…。 やはり、大広間を改めるべき…
(7) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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『ぱ ぁ ん !』
(8) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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[ぎこちなく胸元を見下ろした射干玉が見たのは、夥しい量の しろ を染め抜く あか 。 やがて くろ へと変わるだろう あか 。
呼吸の仕方を忘れたように、長く長く息を吐いて。 吐き出すだけ吐き出して。
ゆっくりと、崩れ落ちた。]
────……。
[その唇が浮かべて居たのは、紅梅の咲き綻ぶような、やはらかで、何処か嬉しげでさえある、*笑み*。]
(+8) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 03時頃
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[倒れる身体。崩れる脚。 包帯のまだ新しい傷すらも血溜まりに染まっていく。 火薬に灼け爛れた胸元を診る。左寄りの胸元を真っ直ぐに背まで撃ち抜いて、それはもう手の施しようもないほどに見事な一発。 大きく見開かれた射干玉は、もう瞬きをしない。]
――行き。
[低い、低い声で。 立ち尽くす亀吉へ、離れるよう促した。 あれだけ至近距離で撃てば、返り血もあろうか。 彼がこれからどうするかは知らぬが、このまま逆上して刃を振り上げてもただの模倣犯だと、爪の食い込むほどに拳を握りしめて。]
(9) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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[何か破裂するような音>>3を聴いた。
あの少年の時にも、こんな音がしていたような…。]
まさ、か…
[また、血に塗れるのか、この館は…。
ちらり小鈴の方を見る。 少年の時は半信半疑が故、動けたかもしれぬこの娘。
此度はどうだろうか。
動けぬ様なら「扉を締めて、誰も入れぬよう」と言い残し、 音のした二階へと。
行くと言うならば、気遣いながら共に上がった。]
(10) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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/* 生きて終わったら確定ハートフルバッドエンドだったけど、死んだからハートフルハッピーエンドあるかもしれない。 なんかあんまり、死んだケースを考えて居なかった。
思い切りヘイト稼ぐ動きをして居ながらw
(-29) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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あんたも、行き。 気持ちいいもんじゃなかろ。
[赤い着物姿が、人形と共にまだそこにあったなら。 出来うるだけ声音を優しくして、そう声をかけた。 その時に、薬鞄から分けて出しておいた、薬包紙に包まれた白い粉薬を一包手の中に持たせてから。]
(11) 2013/01/05(Sat) 03時頃
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― 少し前・一階窓を破った部屋 ―
[気遣う聲>>5に、はっとして。 繕うように笑って見せた。]
大丈夫です。 小鈴ちゃんこそ、不安でしょう。
[「あまり無理をしないよう」そう言い掛けて、 この館のどこに安住の地などあるのだろう、と…。
誰を信じて良いかわからぬ状況で、 無理をするなという方が無茶だろう。]
(12) 2013/01/05(Sat) 03時半頃
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寝る前でも、何でもいい。 気の急いた時、苦しい時、寝付けない時。 ぬる湯に溶いて、飲み。
――薬とかじゃぁない、銭は無用で。
[中身は、葛粉と砂糖の混ざっただけの、何の効果もない品。 それでも、心休ませる身体を温めるのには充分だ。 薬売りを忌避するような彼女に渡せる、"秘薬">>0:172。]
(-30) 2013/01/05(Sat) 03時半頃
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― →二階 ―
[パタパタと階段を駆け昇る。 早鐘の如き心音は何度聴いても慣れない。
昇りきって、目にしたのは…]
巫女様…
[床に崩れ落ち、血溜りに泳ぐ巫女の姿。]
(13) 2013/01/05(Sat) 03時半頃
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――おみつさん?
[そうして居合わせた、下手人を含む二人に下がれと告げたあと、みつが来るまでにこの場には何人が残って、また何人顔を見せていたであろう。 どうであっても、亀吉本人がそこにまだいたとしても、ゆりの亡骸を前に、"亀吉が殺った"と告げる。]
(14) 2013/01/05(Sat) 03時半頃
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あんた――あんた自身は、一体何処に居ったんだろねぇ。
[ゆりの物言わなくなった亡骸に、ぽっつりと、そう零しながら**]
(15) 2013/01/05(Sat) 03時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 03時半頃
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[視界が定まらぬ。 巫女様が倒れ、その周りに人影は在ったか…。
掛けられる聲>>14に、漸く、どこを見るべきか定めて]
芙蓉様…。
[芙蓉の口から、 巫女を血溜りに浮かべたは亀吉、と聞けば>>14]
何故…このような、ことに…
[制止されなければ、巫女の傍に寄って座り込んだ。**]
(16) 2013/01/05(Sat) 04時頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 04時頃
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―二階廊下―
[己の声が無いのをゆり問う>>2:392
"喉が悪いのか" 其れに、緩く首を横に振った。 正しくは、声を出す自由の無い日々が長すぎて、出さぬが定着した音なき声なだけ。
彼女が近づくならば>>2:394、訂正を口にしようとして。]
――、
[けれど其の意思は、亀吉とゆり、二人の様子に留まった。 詠うような>>383。 怯えの様な>>398。
殆どの時を一人きりで過ごした己には、其処にある感情を読み取れはせず。]
(17) 2013/01/05(Sat) 04時頃
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/* ううむ どうしよう まぁ役職関係なく みつとして生きよう
狼になれなくても、それはそれで。
(-31) 2013/01/05(Sat) 04時頃
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/*
慶三郎さんの弔いはさせていただけるんです? あと、小鈴は俺が護る。
(-32) 2013/01/05(Sat) 04時頃
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[異人のような亀吉と、西洋人形。 二対の青い瞳は、"似ている"。
彼女の歌を、聴きながら。
作り物の美しさを撫で行く手が己に伸びるのを、拒む事が出来ずに居た。]
(18) 2013/01/05(Sat) 04時頃
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/* 皆の動き見てからのが良さげな気がして… 引っ込んだけど、起きている。 昼夜逆転生活\(^o^)/
そしてあたいのろーるの一貫性の無さよ。 喋ってる人に引き摺られてしまうのだよ。
中の人予想なんて…外れたら恥ずかしいからしないよ!
でもあんびさんは沙耶じゃないかなぁ、違うかなぁ。
(-33) 2013/01/05(Sat) 04時頃
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/* 慶様はさぁ、ずるいんだよ。 違う人とのロルにみつの名前出してさぁ。 どきっとすんだろー!!!
なんだよあの、更新前の、ぽいんとギリギリのアレ…(´;ω;`)ブワッ 動揺して返せなかったじゃまいか。
時計見たら59分だった時の悔しさったら。 遅筆なんだ返せねぇよぅ(つд⊂)
(-34) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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/* そして小鈴ちゃんね。 毎回こういう母親ポジしてしまう私を許して。
(-35) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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[ おにんぎょう ]
[何も知らぬ無垢な唇が、ゆりの言葉を繰り返す>>2:404
芙蓉が剣士の部屋から出てきたのを、視界の端に捕らえ、其方へ意識を向けようとして>>2:402>>2:411]
―― ぁ、
[頬に触れたゆりの指先が、するりと。
何かを探すように動けば、其れを証明するかのように微かな"声"が漏れた。 其れを合図に、直ぐに彼女は己から離れていく。
彼女の射干玉には、明らかな己の戸惑いが映された。]
(19) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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/* でもまぁ、慶様と死に別れる前に左目の件は回収出来てよかったよ…
いつ拾うか迷ってたんだ。
そして減ってゆく独り言ぽいんと。
(-36) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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[ 私はその様な眼も ] [ その様な手も ] [ 何も、知らない ]
[知らぬからこそ、其処に篭る感情>>2:372を、逸らせない。]
(-37) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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[己にも解らぬまま、唇が震えた。 何かを声にしようとしたからではなく、此のひとの得体の知れなさのようなものに、触れたような気がして。]
…… っ
[彼女が、しの、に、見えた。]
(20) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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[母以外で唯一人、己に優しくしてくれた乳母。
病に倒れた母の代わりだった、しの。 己の自由がなくなっても傍に居た、しの。 綺麗な笑顔の女性だった、しの。 己を褒めてくれた、しの。
己を ころそうとした しの。]
(21) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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