203 【続連鎖村】絆が絡まって全消しを目指す村
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〜回想・保健室〜
[男の娘から、希望図書のリクエストを受け取る。>>1:64 署名を記した紙片の、意匠の可愛らしさに思わず笑みが零れる。]
タロットの画集かぁ…問題ないよ。 美術書のひとつと考えれば、蔵書に加える理由も価値もある。 個人的にも、けっこう興味あるジャンルだし。 もちろん僕は、きみほど詳しくは知らないワケだけど…確かサルバトール・ダリが図案を手がけたタロットとか、あったよね?
ともかく引き受けたよ、原さん。 次の希望図書として発注するから、来月あたりに期待してて?
[メモをポケットにしまいながら、男の娘へ柔和な微笑を向けた。]
(11) 2013/03/03(Sun) 16時頃
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〜回想・保健室〜
[ハナ先輩の、突然の謝罪に一瞬当惑するものの。 謝罪の意を伝えようとする必死な態度に、何故か笑いを誘われてしまう。]
いやいや…気にしないでいいですよ、ハナ先輩。 あの辺のを蔵書に加えているのは、僕の趣味ではありますが。 あくまで図書室の蔵書であって、僕の私物ではありませんからね。 だから、僕個人への謝罪はナシにしてください。
でも、蔵書を無意味に投げ捨てたりとかダメですよ? 書架の収容数に限度があって、蔵書の整理は定期的に行われているワケで、そういう時に正式に処分するならともかく、個人的判断で投げ捨てたりとかは。
まぁ、ハナ先輩は純情な常識人ですからね。 ああいった官能小説を、図書室にふさわしくないと判断されるのも理解できなくはありませんが…アレはアレで、利用者に需要があるんですから。 いい機会だからハナ先輩も、ちゃんと読んでみられてはいかがです? 偏見を捨てて読んでみると、意外と面白かったりするもんですよ。
[その後、本庄の官能小説に関するウンチクがしばらく続いたかも知れない。]
(-35) 2013/03/03(Sun) 16時頃
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〜回想・書道部室〜
[本庄的には、それほど期待していたわけでもなかったが、剣環を贈ったことは想像以上に効果があったようだ。ひとり書道部員のテンションは、あからさまに上がっている。>>0]
本庄流華…確かにお祖母ちゃん、そんな雅号だっけ。 僕自身は、お祖母ちゃんの期待に応えられなかった不肖の孫だけど、その後輩にきみみたいな子がいるとなれば、お祖母ちゃんも喜ぶだろうね。 お祖母ちゃんの個展も、僕は何だかんだと理由をつけて、顔を出さずに逃げ回ってばかりいたけど…きみを連れて行けば、お祖母ちゃん感動してくれるかな。 ってか、きみが一緒に行ってくれるなら、僕も個展へ行ってもいいって気になるんだから、現金なもんだよね。
[跡部が、礼を尽くして剣環を擦りはじめ、やがて筆を取った。 半紙の上に、一気呵成に刻まれてゆく墨跡を、感嘆しながら見守る本庄。]
(12) 2013/03/03(Sun) 16時頃
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お見事、跡部さん。
【世界の中心で愛を叫ぶ】か。 きみに愛を叫ばれたのは剣環かな? それとも僕? 僕のお祖母ちゃん?
注文どおり【好き】って書いてくれてたら。 僕はそれを、そのままラブレターとして受け取るつもりだったんだけどねw
きみ、ステータスはもう確認してるよね? つまりはそういうことなんだ…僕はきみが気に入ってる。 でなきゃ、いくら僕には無用の品でも、高級な墨なんて贈らないさ。 どうだろう? きみのほうでも、少しは僕を好いてくれてるかな?
[跡部の手に、そっと自分の手を重ねながら]
きみがイヤでないなら…これからは聖美、って呼んでもいい?
(-36) 2013/03/03(Sun) 16時頃
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[跡部とのやり取りを終え、書道部室を出た。]
さて…これからどうしようかな。
[と、どこからともなく聞こえてくるピアノの調べ。 ソツこそないもののどこか不安定で、決して器用な演奏ではないのだろうが、何故か本庄の心を捉えて離さない調べだった。 旋律に誘われるようにして、本庄はその足を音楽室へ向けた。]
(13) 2013/03/03(Sun) 16時半頃
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−音楽室−
[ピアノに向かっていたのはミフネ妹だった。 彼女が一曲を弾き終えるタイミングを待って、小さく拍手しながら音楽室へと足を踏み入れる。]
弾いていたのは、やっぱりミケちゃんか。 そうと知ってて、僕はここへ来たワケではないけど…何となく弾いているのがミケちゃん、きみなんじゃないかって気が僕にはしていたよ。 だって、今の演奏それ自体、ミケちゃんそのものって感じだったからね。 完璧に近いようでいて、どこか激しすぎるところがあったり、折れそうに危なっかしいところもあったりして…完璧と称するには不安定さが目立ってて、きっと模範的な演奏ではないんだろうね。 でもミケちゃん、僕は…きみの演奏が嫌いではないよ。むしろ好きだな。 音楽に限った話じゃないんだろうけど、何かを表現するって行為には、その人の内面がにじみ出るものでしょう? そうじゃなきゃ面白くないしね。 今の演奏は、実にミケちゃんらしくて僕は好きだったよ。
[本庄はミフネ妹の側に立ち、そっと囁いた。]
(14) 2013/03/03(Sun) 17時頃
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要するにミケちゃん、僕はきみのことが好きなんだよ。
いや、きみのほうで僕のことを好きじゃないのは分かってるけどね。 きみは「正直なのは嫌いじゃない」と言った。 だから僕は正直に、きみのことが好きだと言うよ?
ステータスはもう確認してるんでしょう?
きみの言葉に従って、お姉さんにちょっかい出すのはやめたよ。 何なら直接、お姉さんに確認してみるといい。 いや…「きみの言葉に従って」ってのは、ちょっと責任転嫁だね。 実際、お姉さんは魅力的な女性だと思うけど、僕は僕なりによく考えて、お姉さんよりミケちゃん、きみのほうが好きだって結論に達したんだ。
まぁきみ的には、不本意きわまりない結論かも知れないけど。 これも運命だと思って、あきらめて?
[本庄は悪戯っぽく、ミフネ妹に片目を瞑って見せた。]
(-39) 2013/03/03(Sun) 17時頃
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どういたしまして…?
[もっと感情的な拒絶を予想していたのだが、ミフネ妹の告白に対する対応は、きわめて真摯なものであった。]
そっか…正直に伝えてくれて、ありがとう。 まぁミケちゃんは魅力的だから、恋人がいたってちっとも不思議ではないよ…だから、そんな展開もちょっと覚悟はしてた。
それを聞かされたからって、僕の気持ちが変わるわけじゃないけどね…僕はねミケちゃん、もうきみのいない世界なんて考えられやしないんだ。 きみが他の誰を好きであっても、僕はやっぱりきみが好きだ。
ミケちゃんが、僕の気持ちに応えられないのはいいよ? だからって、今さら僕自身の気持ちまで変えられないから。 だって、もう矢は放たれてしまったのだからね。
なぁに…きみの言う“軽い男”の、軽い気持ちなんだから。 ミケちゃんが罪悪感とか、覚えないでいいんだよ?
[ミフネ妹の頭を、そっと撫でたい衝動に駆られたが思いとどまった…自分に、そんな権利も資格もありはしないのだから。]
(-42) 2013/03/03(Sun) 17時半頃
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−音楽室−
[ミフネ妹が立ち去り、誰もいなくなった音楽室。 本庄は所在なげに、ピアノを前に腰を下ろした。]
ふふっ…何をやってるんだろうね、僕。 まぁいいか、僕には僕の道ってもんがあるもの。
[本庄は何とはなしに、ピアノの鍵盤を叩きはじめた。 両親も祖父母も教育熱心という家庭で、また一人っ子だったこともあり、本庄は幼少の頃より様々な習い事を経験させられていた。 ピアノもそのひとつだった。 そもそも飽きっぽい性格でもあり、ピアノに限らずどんな習い事も長続きしたためしがなく、それぞれの道を究めるには程遠い結果に終わってばかりだったが、戯れにピアノを弾ける程度の技倆だけは身についていた。 本庄が奏ではじめた曲は、リスト「愛の夢」第3番・変イ長調。 何の情感も伴わない、小器用なだけの演奏だったが、本庄は大過なく「愛の夢」を弾き続けた…もっとも、誰を想って弾いているのか分からないが。 そもそも、誰かを想って弾いているのかさえ定かではなかったが。]
(37) 2013/03/04(Mon) 02時頃
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〜回想・書道部室〜
いや、巨匠って。 世間様の評価は分からないけど、僕にとっては身内だからね。 お祖母ちゃんを巨匠だなんて思ったことはないし、そのことでプレッシャーを感じたこともないなぁ…あるいはそれ、お祖母ちゃんには失礼なことなのかも知れないけどさー。
正直言って、お祖母ちゃんの書は僕にはよく分からないんだ。 文字も達筆すぎると、かえって判読しづらくなるでしょう? そりゃ芸術性とかテクニックとか色々あるんだろうけど…文字は読めてナンボだと、僕は思っているからね。 読みづらいレベルの技巧が凝らされた書は、僕はあまり得意じゃないかな。
(41) 2013/03/04(Mon) 02時半頃
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いやいや、ダメとか言ってないって。 これはこれで良い書なんだと思うし…僕の浅はかな企みは失敗したけど、それでも気持ちが伝わったんなら、もちろん僕に不満なんてないさ。
嬉しいよ、聖美。
[重ねた手に、少しだけ力を込める。 握った掌から、跡部の熱が伝わってきた気がした。]
書道部員の手に、墨がつくのは自然なことでしょ? 僕はそれを汚れだとは思わないし、その程度のことが気になるなら、最初っから書道部の子を好きになったりしないってば。
とりあえず当面、聖美と呼ぶのは二人きりの時だけにするよ。 みんなのいるところでは、いつも通り跡部さん、って呼ぶから。 そこは安心して?
(-96) 2013/03/04(Mon) 02時半頃
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ハナ先輩、視野が狭いですよ?
例えば、宇能鴻一郎は芥川賞受賞作家だし。 川上宗薫だって、5回もノミネートされてます。 純文学から、官能小説に転向する作家だっているんですよ! すべての官能小説が、ことごとく優れた文学作品とまでは言いませんがね…ただ官能小説だからという理由で思考停止しちゃうのは良くありません。
余人は知らず、僕たちは図書委員じゃないですか? 図書委員が、本を差別してどうしますか! 僕たちは立場的に、あらゆる本を公平に扱い、接するべきでしょう。 個人の趣味嗜好は二の次です!
[個人の趣味嗜好で、図書室に官能小説を並べている男が何を言うのか…と、ハナ先輩は思ったかも知れないが、本庄はまったく意にも介していない。]
(-100) 2013/03/04(Mon) 03時頃
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[ピアノを弾くのにも飽きた。 そもそも、目的意識があって弾いていたわけではない。 単なる手慰みに過ぎないのだ。]
さて…そろそろ、僕は僕のテリトリーに帰ろうかな。
[本庄は音楽室を後にし、図書室へ向かった。 図書室が、大変な状況になっていることはまだ知らない**]
(44) 2013/03/04(Mon) 03時頃
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