262 愛しい貴方に敵わない！？
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─商店街─
[自分が分からない。高校の時は授業に身が入らないなんて事はなかった。
それこそ、成績優秀で通るぐらいには頑張っていたし。
大学でもそう。ここ数週間ほど、無性にボイコットしたくなる衝動に駆られる時がある。]
大学生活でたるんでしまったかな。気をつけねば。
[この後の講義はしっかり受けよう。そう思った矢先、ポスターの前で立ち尽くす男に出くわす。>>20
ポスターを見れば、大学プリンの文字が。そう言えば構内でも見たな。]
……どうか、されましたか？
大学をお探しですか？
[この人物、もしかしてプリンがほしいが大学の場所が分からないのだろうか。
一応、ついでだし案内するつもりではある。*]
(26) 2017/05/20(Sat) 13時半頃
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ああ、そうですね。大学プリン、美味しいみたいですよ。
私は食べた事無いですけど、同級生で食べている子は見かけます。
[ふむ、今度食べてみるのも良いだろう。
しかし、ちょっとこの男、挙動不審だ。どうしたのだろうか。
と、疑問に思っている内に、人を探している、と男が言った。
このくらい、小さいな。顔はとても可愛い……。]
いえ、見ていないですね。失礼ですが、どのような関係で？
昨今は児童に不審な声かけをする輩が多いですから、念のため。
[一応、警戒はしておく。犯罪の片棒を担ぎたくない。
しかし、この挙動不審さ……視線はポスターと私を行ったり来たりしていて。
もしかして、あれか？ スイーツ男子か？]
(35) 2017/05/20(Sat) 15時頃
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ところで、ずいぶんポスターを気にしているようですけど、甘い物、お好きなんですか。
どうです、探すついでに大学プリンを買いに行かれるのは。
宜しかったら、ご案内しますよ。
[怪しい人物でなければ、大学に行くついでに一緒に探して、そのままプリンを買っても良いだろう。
さて、どうしようか。*]
(37) 2017/05/20(Sat) 15時頃
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なるほど、教師でしたか。それは失礼しました。
流石に、高校生までは休み時間でも学校に居ないといけないですものね。
それじゃあ行きましょうか。
[そう言って、大学に向けて先導して歩き出す。
講義までは、まあ余裕があるし、最悪遅刻しても構わないだろう。
……そう思ってしまうのは、やっぱりここ最近のモチベーション低下が原因なのだろうか。
まぁ、今はそれよりもかわいい男の子とやらを探しながら行こう。]
そういえば、先生は甘い物がお好きなんですか。
先ほどのプリンのポスター、結構気にしていたようですし。
[別に好きだからと言って軽蔑はしないけど。甘い物が好きな男性が増えているのは聞いた事がある。
いや、増えていると言うより公言出来るようになったって言うのが大きいのだろうか。]
探してる子、居そうですか？
(44) 2017/05/20(Sat) 16時頃
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―大学―
[先ほど私が寄ったカフェとは別のカフェで騒動が起こっているとは露知らず。
そのまま大学へと何事も無く着いたと思う。
生徒を探している先生の反応は芳しくないだろうか。]
大学、着きましたよ。プリンは、買わないんですか。
[ちらりと彼を見れば、どんな顔をしていたのだろう。
もし、入るのを躊躇っていれば、代わりに買ってくるか、と提案するかも。
一応、講義の時間までもうちょっと……いや、本当は余裕もないけど。]
(80) 2017/05/20(Sat) 21時頃
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[大学へと歩いている途中、名前を聞かれれば。]
力石と言います。南方さん、ですね。
……確かに、大学で作られたプリンは珍しいですね。
[あんまり、他の大学では聞いたことがないような。
さて、入りづらそうにしている南方の代わりにプリンを買ってくると、
なんと、お礼ということでプリンを一つと、マカロンを頂いてしまった。]
ああ、いえ、当然のことをしたまでです。
すみません、頂いてしまって。ありがとうございます。プリン、悪くならない内に食べてしまいますね。
[さて、それじゃあ講義だし……と別れようとしたところで、悩みがあるか聞かれた。
足を一旦止めて。]
大したことではないです。今までそうではなかったのに講義に身が入らなくなった、のが自分でも分からなくて。
(128) 2017/05/21(Sun) 05時半頃
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[今度こそ別れようとしたら、南方の表情が変わった。
ちらり、と覗き込んで。]
どうかしましたか？
[まさか、高校生がこの現場を見ているとはつゆ知らず、嫌なものでも見てしまったかと考えた。**]
(129) 2017/05/21(Sun) 05時半頃
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悪寒、ですか……まぁ、その、気を付けてください。
[アドバイスを頂ければ、素直に頷く。青春というのは得てして悩み多き時期、と言う。
私も、相談すべきか。適任なのはご近所さんのお二人か……。
やはり、乙女君かな。やはり同性の方が相談しやすいだろう。]
それじゃ。気を付けてお帰りください。
[軽く笑みを浮かべて手を振って、彼の背中を見送る。
流石教師だった。時計をちらりと見れば、どうやら講義は既に始まっているようだ。
……一回くらい講義をさぼっても良いだろうか。]
三ツ星堂に寄ってみるか。
[ふらりと、土産のプリンとマカロンを持って元来た道を歩きだす。]
(166) 2017/05/21(Sun) 18時半頃
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―三ツ星堂―
乙女君、いるか？
[三ツ星堂にズカズカと入り込んで、カウンターの方に向かった。
居れば、土産だとプリンを渡すだろう。]
2017/05/21(Sun) 20時頃
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/* うお、被った。
(-41) 2017/05/21(Sun) 20時頃
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―三ツ星堂―
乙女君、いるか？
[三ツ星堂に辿り着けば、既に開店していた頃か。
土産にとプリンを掲げてみせる。]
今日は自主休講にした。ちょっと、相談に乗って欲しい事があったからね。
時間が良ければ話をしたいんだけど、いいかな。
(174) 2017/05/21(Sun) 20時半頃
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ああ、ありがとう……。
[椅子を用意されれば有り難く座る。お茶……マカロンにお茶は合うのだろうか？
マカロンがすっごく甘かったら口の中をリセットするのに使えるかもしれない……？
まぁ、それは兎も角、じっと私の事を見つめてきた彼女に、言葉を選びながら話し始める。]
あー、その。最近、どうにも講義に身が入らなくてね。
どうすればやる気が上がるのかと悩んでいる所なんだ。
[何というか、心の中がもやもやしているような、そんな感じ。
どうすればいいんだろう。
縋るように三ツ星の目をじっと見つめる。]
(178) 2017/05/21(Sun) 21時頃
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気になる事、か。ふむ……。
[お茶を啜って――唐突な発言にむせてしまった。
恋！？ この私が！？ 勉強一筋の私に、恋！？]
けほっ、けほっ……。
い、いや、そんな、出会いなんて、げほっ。
[……しかし、恋煩いか。
いや、うーん。違うな。何だろう。確かに、人恋しさはあるかもしれない。
ご近所さんとは道端や廊下で会えばちょっと話をするけども……。]
うーん。いや、恋、なの、か？
違うな、その。大学だと、話が出来る友達が居なくて。
いや、友達が居ないわけじゃなくて……。
[私は一体何を言っているのだろうか、と首に手を当てる。]
(191) 2017/05/21(Sun) 22時頃
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かわっ……い、いや。そんな事はない……！
断じて、私が可愛いなんて事は無い！
[かあっと、顔が熱くなるのを感じる。
何でだ！？ 私なんかが可愛いなんてあり得ない！
乙女君の方が可愛いに決まってる。]
王子様はいないし、可愛くもない。
それに、お金にも困ってないよ。それだったらまず真っ先に親に泣きつく。
そう言う事じゃなくて……。うーん。
やっぱり、人恋しいのかもしれない。案外、寂しがり屋なのかな。
[椅子を少し動かして、三ツ星の肩に私の肩を預けてみたり。
何となく、落ち着くような気がした。]
(197) 2017/05/21(Sun) 22時頃
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あ、ああ。そうだな。
確かに、お喋りしていたら寂しくないな。
[そう言って、三ツ星の言葉に耳を傾ける。
メイド喫茶？ メイドじゃない喫茶？ はて、そんなものがここにあったのだろうか。
通り道じゃないから知らないだけか。
アーサーは中華料理屋の飼い猫だったか。流斗と言う人物は聞いた事が無いが、
どうやら可愛い子らしい。……可愛い子？]
もしかしてその流斗と言う男の子は、高校生か？
さっき、脱走した生徒を探しているって言う先生に出会って、特徴が顔が可愛らしい男の子、と言ってたな。
[なるほどな、と一人頷いて、ハンバーグを食べていくかと聞かれれば。]
む、良いのか？ それじゃあ、お言葉に甘えてもいいだろうか。
みんなで食卓を囲むのは久しぶりだな。夜は殆ど一人だったから。
[案外、本当に人の温もりに飢えてただけなのかもしれないな。
もやもやとした気持ちはいつの間にかどこかに消えてしまったようだ。]
(211) 2017/05/21(Sun) 22時半頃
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ありがとう……乙女。
あ、好き嫌いは特にないよ。ありがとう。
大体何でも食べるさ。
[勿論、人の家で出された物は好き嫌いがあっても食べる。
それはマナーだし。
しかし、本当に乙女は、優しい。
優しすぎる。一人暮らしの私には、本当に有り難い。]
……ほんと、すごく嬉しいよ。
さ、それじゃあお相伴に与るとしよう。
[深々と頭を下げて、店番の手伝いもしながらご馳走になる事だろう。**]
(224) 2017/05/21(Sun) 23時頃
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