人狼議事


34 灯篭流し

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視点:


この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。


【人】 病人 雷門

嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。

(0) 2009/08/23(Sun) 06時半頃

村の設定が変更されました。


天のお告げ (村建て人)

/*
 村の設定についてもう少し補足します。

【村のおおまかな流れについて】
 ※プロローグ
  洞穴へ入る前のお話となります。
  灯篭を手にするのは1日目が始まるまでなら
  何時でも構いません。
  ですが、手にした後は村の人々の『思い』を
  灯篭へ乗せる為に村を周る事を推奨します。
  此処でいう村の人々、とはNPCを指します。
  それ以外は基本的に自由です。

 ※1日目以降
  洞穴内部へ入った後のお話となります。
  この時点までに必ずPCは灯篭を一つ所持して下さい。
  雷門さんは皆さんの最後尾に居ます。
  名目上は集団の引率、という所です。
  それ以外は、終端の泉に辿り着くまで自由です。
*/

(#0) 2009/08/23(Sun) 07時頃


天のお告げ (村建て人)

/*
 【地上と墓下について】
  この村では死者は出ません。
  地上に居る間は灯篭の明かりが届く範囲での
  集団行動ということになります。
  また、墓下はとある理由からはぐれてしまい、
  別の道を終端の泉へ向けて進んでいる事になります。

  全ての道に泉から村へ続く湧き水が流れていますので
  水を辿りさえすれば終端には着けるという事です。

  墓落ちした人は、その時同時に集団からはぐれた人
  という設定になります。
  もしも独りだったら…美味しいな!と小躍りしてください。

  また、墓下では合流してもしなくても構いません。
  エピローグでは泉に到着しますので強制合流です。
*/

(#1) 2009/08/23(Sun) 07時頃


天のお告げ (村建て人)

/*
 墓下合流はあくまで墓下内の合流です。
 (例えば3日目墓落ち組と4日目墓落ち組が合流、など)

 それと合流するかしないかは墓メモで
 相談してみたりすると良いかもしれません。
 (中身発言は独り言とメモのみで頑張ってみましょう)
 

 【洞穴内部について】
  洞穴内部は幻などが見えてしまう不思議な空間の様です。
  その幻は人の心を映すものだと言われています。
  大切な人を思い、悲しんだりしていれば、
  その人についての幻を見るかもしれませんね。

  その辺りのさじ加減はPL様にお任せします。
  ネタでも悲しいのでもなんでも、です。
  楽しく進行できるよう、色んな幻をPCに見せてあげて下さい。
*/

(#2) 2009/08/23(Sun) 07時半頃


天のお告げ (村建て人)

/*
【役職と事件と囁きについて】
 役職毎に見えるログについては、
 『聴こえる音』として扱って下さい。
 其れは能同士が伝え合う音なのか、
 はぐれた人の声音なのか、はたまたお化けの足音か。
 あくまで『音』ですので、PCの距離が離れていれば
 ト書きは見えないものとします。
 それ以外の詳細は役職へ就いた人にお任せします。


 内緒話については、あくまで「内緒話」です。
 個人間で伝え合いたい内容によって、どうぞ。
*/

(#3) 2009/08/23(Sun) 07時半頃


天のお告げ (村建て人)

/*
 ……事件について抜けてました。
 全ての事件は幻により発生したものとします。
 
 例えば、日蝕は幻の見せた完全な闇です。
 灯篭の明かりは消えていないのに、
 全ての人が「消えた」と錯覚するでしょう。
 寄って、何も見えない空間が出来上がります。
*/

(#4) 2009/08/23(Sun) 08時頃


天のお告げ (村建て人)

/*
 以上が大まかな村の設定になります。
 詳細に書いていない部分はPL様へ委ねる形になりますが、
 これは聞いておいた方が、ということがあれば
 メモにてご質問下さい。

 回答については天声で返答後、メモに貼り付けます。
*/

(#5) 2009/08/23(Sun) 08時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2009/08/23(Sun) 08時頃


天のお告げ (村建て人)




  揺れる灯りに重ねる記憶

     幾重の色が流れるか

        夏の残香が身を焦がすころ

           揺れる水面は夢を見る―――**


(#6) 2009/08/23(Sun) 08時頃


村の設定が変更されました。


後妻 菊 が参加しました。


【人】 後妻 菊

――村内中央・貯水池――

[洞穴から流れ来るせせらぎは貯水池を経て、
 大きな大きな海へと流れていく。
 村人達が日常的に使用する貯まりを、
 一人の女が石の上に身を屈め、見下ろしている。]

 未だ暑い…

[みぃみぃと鳴く蝉の声]

 どうしてこんなに暑いの…?

[照り付ける陽を背に受けて、
 揺れる水面に*問い掛ける声*]

(1) 2009/08/25(Tue) 05時頃

後妻 菊は、メモを貼った。

2009/08/25(Tue) 05時頃


【人】 後妻 菊

[石から緩やかに降りた草履が草を踏みしめ、
 くしゃりと乾いた音を立てた。]

 御腹…

[くしゃり]

 空いたわね…

[*くしゃり*]

(2) 2009/08/25(Tue) 17時頃

【人】 後妻 菊

貯水池から北へとゆっくり歩む。
腰元まで届く髪がさらりと揺れた。
前髪が表情を覆い隠し、本人の視界をも不確かにする。

「もうすぐなのね…」

首を振り、辺りを見渡せば其処彼処に祭りの気配。
小さい村であるからこそ、外部からの訪問客がすぐに解る。
見知らぬ者と地元の者が交わす言葉が耳に届けば、
其れが常とは違う色を帯びている事を知り、微笑した。

「今年も賑やかになるかしら…?」

やがて前方に小さな店を*見る*。

(3) 2009/08/27(Thu) 01時頃

【人】 後妻 菊

店先の長椅子には村外の者と思しき中年男性が二人。
汗を拭いながら団子を食んで、茶を啜っては談笑に興じている。
ぺたんぺたんと音を立てる草履が其れに近づけば、
店の中から店主が見えて菊へ向かい微笑んだ。

「…今日は」

距離から声は届いていないだろう。
しかし口が象る心というのは案外届く物で店主は会釈した。
そして長椅子の傍に辿り着くと中年男性二人の会話が止み、
徐に見上げる形で菊へと視線が注がれる。

「今日は…」

そちらへ向かい、菊は笑顔と共に挨拶する。

(4) 2009/08/28(Fri) 08時半頃

【人】 後妻 菊

挨拶が終わり切らぬ内に中年男性の一人
――時の流れを感じさせる薄毛頭――が、
ひィ、という男性にしては高めの悲鳴と共に身を引いた。
菊はその様子をぼぅやりと見つめ首を傾ぐ。

もう一方の中年男性
――濃い眉、濃い髭、鼻から覗く毛――は、
ぱくぱくと音無く口を動かす事に必死で
団子を運んでいた手が止まっている。

座している二人を見下ろして、菊は嘆息する。
こんな事は、*今に始まった事じゃない*。

(5) 2009/08/28(Fri) 08時半頃

【人】 後妻 菊

だからこそ菊はめげたりはしない。
折角の祭りに乗じた村外の人間と接触する機会なのだ。
にかぁ、と笑う姿は精一杯の愛想だった。

「此処、いいかしら…?」

中年男性二人は、一拍置いて互いに顔を見合わせると
恐る恐るという具合で菊を見上げ、無言で首を縦に振った。
菊の『愛想』と中年男性二人が見た『愛想』の差だった。

「お二人とも、どちらから…?」

だというのに、矢張りめげはしない。
小さな声ではあったが積極的に話し掛け続ける。

(6) 2009/08/28(Fri) 22時半頃

後妻 菊は、そっと長椅子の空いている箇所へ腰を降ろした。

2009/08/28(Fri) 22時半頃


【人】 後妻 菊

聴けば此処よりかなり距離のある土地からだった。
二人とも同郷の行商人だと言う。

「そう…それは遠い所まで…
 この村には観光かしら?…それともお仕事?」

淡々と会話を促し、時に興味深げな視線を向け、
時に微笑を浮かべたりもした。
最初は怯えていた様に見えた二人も段々と
心を開いてくれたようで、返答に笑顔が垣間見える様になる。

「この村は、この時期とても忙しないから。
 良いお仕事が出来ると思うわ。
 ……大変だと思うけど、お体にきをつけて。
 がんばってくださいね。」

みんみんと鳴く蝉の声を背景に、菊は笑う。
行商人達と微かだが心を通わせた瞬間だった。

(7) 2009/08/28(Fri) 22時半頃

【人】 後妻 菊

「では折角ですから。
 私から村のささやかな贈り物として、
 もう一杯、お茶をご馳走させて頂けるかしら…?」

どこか照れ臭そうに首を傾ぐ、菊。
矢張り、顔を見合わせた後に笑顔で頷く行商人達。
距離は縮まったと言っても初対面である。
未だ何処かよそよそしさが残る空気だ。

「……御免下さいな。
 …お茶とお団子を、三人分頂けるかしら…?」

菊の声が店の中へと向けられれば、店主の了承が返る。
其れを受け微笑すると、再び行商人達と他愛無い話へ戻る。
三人分の茶と団子が届けられるまで。

(8) 2009/08/28(Fri) 22時半頃

【人】 後妻 菊

茶と団子が届いたのは話題の切れ目だった。
丁度他の村の祭りの話題が一段落した頃合。

「……あら、有難う御座います。
 どうぞ、お召上がりになって…?」

運ばれた盆の上の品々を指して笑う。
行商人達はゆっくりと手を伸ばし、舌鼓を打ち始める。
其れを見てから菊も湯飲みへ手を伸ばした。

「…では、私も…」

言って、ゆっくりと口へ運ぶ。

(9) 2009/08/28(Fri) 22時半頃

【人】 後妻 菊

あっ、あづぅぅぁあああああ!!!

(10) 2009/08/28(Fri) 22時半頃

【人】 後妻 菊

―――時が確かに止まった瞬間だった。


菊の唐突な悲鳴と形相が、
行商人達の溶けかけた心を、凍らせた。
悲鳴を聞き、何事かと店の奥から店主が走り出てくる。

が。

様子を見れば「あぁ」と納得した態で引き返した。
みんみんと鳴く蝉の声。
沈黙。


「ご……ごめんなさい、猫舌なの。
 取り乱してしまったわ……」

小さな声で言い訳を繋ぐが、行商人達は固まったままだった。
顔を合わせらぬ、妙な沈黙が暫く*続いた*

(11) 2009/08/28(Fri) 23時頃

懐刀 朧 が参加しました。


【人】 懐刀 朧

店内隅、店先からは机の影で死角となる位置。
頁が開かれたままの草子を顔に乗せ、畳の上で仰向けになっている男が一人。
両腕は体の脇に伸ばされ、胸は規則正しく上下している。

店先から獣の鳴き声のような声。ゆっくりと頭を動かした。
顔の上の草子が畳の上へと滑り落ちる。

男は額に皺を寄せて、面倒くさそうに*店先を見た*

(12) 2009/08/29(Sat) 09時半頃

野伏り 余四朗 が参加しました。


【削除】 野伏り 余四朗

ー 道 ー

あぁ、あかんやってられへんわこの暑さ…
ったくなんやねん。秋も近づいとるちゅうにな。

…おっと兄さんすんまへん

[向かいから歩いてくる男の懐にぶつかるとぺこぺこ謝った]

はあ今度から気をつけますさかいに。ほんますいまへんでしたな…
[謝りながらその場を立ち去ると鼻歌を歌いながら手の中のものを数え始める]

2009/08/29(Sat) 12時半頃

【人】 野伏り 余四朗

ー 道端 ー

あぁ、やってられんこの暑さ…
ったくなんや。秋も近づいとるちゅうにな。

…おっと兄さんすんまへん

[向かいから歩いてくる男の懐にぶつかるとぺこぺこ謝った]

はあ今度から気をつけますさかいに。ほんますいまへんでしたな…

[謝りながらその場を立ち去ると鼻歌を歌いながら手の中のものを数え始める]

ちっはずれか。しけてんなぁ…祭り前なのによ
祭りの時は稼ぎ時、しっかり「仕事」させてもらおうかい。
人もたくさん。銭もたくさん。…土産も買って帰らにゃね。

[小さく舌打ちをして財布を路地に投げ捨てた。手にした銭を鳴らしながら道を進んでいる*]

(13) 2009/08/29(Sat) 13時頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/08/29(Sat) 13時頃


【人】 野伏り 余四朗

― 店先 ―

親父、あんみつ一つよろしくたのむぜ

[暑さに耐えかね、店の中に入る]

はぁひさしぶりだな甘味・・・稼ぎが良かったらあいつ等も連れてくっか・・・

[餡を匙で掬いながら舌鼓を打っている。店の中には寝ているのか畳の上で寝転がっている男、その内に行商人風の二人の男も店先の席に座った]

…………

[どちらの方が盗みやすいかを物色していると、髪の長い女が行商人二人の隣に座り何やら談笑をし始めているのを見かけた]

(14) 2009/08/29(Sat) 19時頃

【人】 野伏り 余四朗

[程なくして3人の下に団子と茶が運ばれてきた女が湯のみを口につけた途端の>>10]

[一見断末魔とも思えた叫びに小さく体を震わせ、口に入れようとしていた餡を落とした]

[店内にいた客もそちらの方に注目している]

……驚いたねぇ。女性からあんな声が出るとは…

[にこやかな笑顔を見せながら後ろの席の女に声を掛け、話している隙に巾着から財布を抜き取り懐に忍ばせた]

[残りのあんみつを口の中にかき入れると、席を立った]

お代はここに置いとくよ。こちらの乙女のお代と一緒にね。

[えっと驚いた顔をして、急いでお礼を言う女にいやいやと手を振る。財布がなくなったのに気がつくのは遅い方がいい]

(15) 2009/08/29(Sat) 19時半頃

【人】 野伏り 余四朗

じゃあ、また会えたらいいね…

[口を緩ませながら財布を盗んだ女に挨拶をし、微妙な表情のままの3人組の隣を通って店を出て行く]

ご馳走様。

[聞こえるのか聞こえないのか通り過ぎる時に小さな声で呟いた]

(16) 2009/08/29(Sat) 19時半頃

【人】 野伏り 余四朗

― 路地 ―

[今日の稼ぎを数えている]

道端で4つ、店で1つ…どれもかれも銭ばっかり
……足りねえな。

[先ほどの財布も持っている小刀でばらばらに裂いて捨てた]

塵も積もれば山になるってかい。もうちょっと貯まるまで頑張るかいね

[稼ぎを大事に仕舞い込んだ**]

(17) 2009/08/29(Sat) 19時半頃

団子屋 たまこ が参加しました。


【人】 団子屋 たまこ

村にある団子屋には旅の途中に立ち寄る人も村民の常連も居る。
それを出迎えるのは決まって元気な声だった。

「「いらっしゃいっ!」」

団子屋の子である彼女は、父親とともに、
もうずっと小さい頃から店先に立っている。
ここへよく来る者にとっては知らない者は居ないだろう。

今日も遠くから来たという客や村民を出迎える。
寝る男の姿>>12には、手を腰に当てやれやれという風に息を吐き
さて起こしてやろうかと思った時に、客の声>>14が店内へ届く。

「「いらっしゃいっ!」」

あんみつの注文に「はいよ」と元気な親父の声が返る。
彼が何かワルさをしようと考えているなんて気付かないまま、
団子屋の娘、たまこは注文のあんみつをコトリと届けてやった。

「お待ちぃ」

(18) 2009/08/29(Sat) 21時頃

【人】 団子屋 たまこ

やってきた菊にも挨拶をすると茶と団子を届けた。
ちらと振り返ると客の様子は上々>>9だった。
軽く笑み奥へと戻ったが――、
店先から聞こえた声にパっと再び顔を出す。

「どうし―――、 あぁ」

状況を見ると納得した声を出した。顔も同じようだったろう。

「キクさぁん
 ヤケドには気ぃつけなよって、いっつも言ってるだろうさ」

たまこはそういう風に軽く笑うとまた店の奥へと入っていった。
その後に落ちる沈黙の事は知らない。

(19) 2009/08/29(Sat) 21時頃

【人】 団子屋 たまこ

「おや、」

菊の叫び声に起きたらしい男の様子>>12に、にっと笑った。

「起こす手間ぁ省けたねぇ
 居心地良いからって、ずうっと席を占領は、
 そりゃあいただけないさ」

一人の客が席を立ったのに目を向け、
置かれたお代を取りに向かった。
ひのふの数え、足りている事を確認すると挨拶をして男を見送る。

「まいどーどうもぉ!」

見送った後に、奢られた女に向けて、 *ふふっと笑った*

「よかったねえ、おごりだってさ」

(20) 2009/08/29(Sat) 21時頃

団子屋 たまこは、メモを貼った。

2009/08/29(Sat) 21時頃


団子屋 たまこは、メモを貼った。

2009/08/29(Sat) 21時半頃


楽士 ウト が参加しました。


【人】 楽士 ウト

ああ・・・本当に此処のお団子は・・・おいしい♪

[と店先で起こった小さな騒ぎには気もとめず
先ほどから隅っこで、一心不乱静かに美味しそうに団子をほおばっていましたが
何枚目かの皿のおかわりを手にしたときに くるりとした目の下団子屋の娘からよかったねえ奢りだって…と告げられると]

ええっ!そんな!いけません!いったいどなたが?

[慌てて立ち上がり 団子屋の娘に尋ねます]

(21) 2009/08/30(Sun) 02時半頃

【人】 楽士 ウト

旅の楽士で…心もとないように見えるでしょうが、これでも少しは旅の路銀は用意してますゆえ。
その 見も知らぬ…それこそ どこのどなたかも知らぬお方から奢っていただく由縁もありませんし

[大慌てで 先に立った 辰次の後姿を追って]

ほらこの通り

[懐から財布を出そうとして]

このとお…り…
あれ?

あれれ?

(22) 2009/08/30(Sun) 02時半頃

【人】 楽士 ウト

[ぱたぱたと胸元を叩くと]

あれ〜〜〜〜?

[情けなさそうに眉根を下げて]

あ〜〜〜う〜〜〜

[困ったような声をあげました。]

(23) 2009/08/30(Sun) 02時半頃

【人】 団子屋 たまこ

慌てて立ち上がる客の様子にたまこは軽く目を瞬かせた。

「誰って、今出て行った、」

余四郎が去った先を軽く指先で示すと、
客は言葉の最後までを聞いたか聞かずか。
慌ててその後を追っていった。

「律儀だねぇ」

たまこの口元が笑みの形に緩む。
こういう時にも手を腰に当てるのは、彼女の癖なのだろう。

「まっ、
 こっちとしちゃ払ってもらえりゃあ、
 どっちでもいんだけどね」

さて。
次の注文があがるとそちらへ「はいよ」と声を返した。

(24) 2009/08/30(Sun) 06時頃

【人】 後妻 菊

沈黙に耐えかねたのか、菊は只管自身の膝を撫でている。
それも軽く、冷や汗をかきながら。
この沈黙は己のせいで出来てしまったのだと考え始めたからだ。
菊はそういう類の重圧に、極端に弱かった。
どうにかしなくては、どうにかしなくては、どうにか…。

そんな事だったから、周りの状況には気付けない者もあった。
例えば、行商人二人以外の客の様子、などだ。

「…………あの。」

意を決すように、行商人達へ声を掛ける。
二人は、びくっと体を震わせた。蛇に睨まれた蛙の如く。

「……このお店には何時も何時も、
 こうしてお世話になっているんですよ…」

にたァ、と笑う菊。勿論他意など無い。
店を良く思っている、心からの感謝と笑顔だ。

(25) 2009/08/30(Sun) 08時頃

【人】 後妻 菊

だが、顔の作りと先程の叫びのせいで違う風にも聴こえるか。
現に行商人達はごくりと喉を鳴らして菊を見つめている。

「此処のお父さんも、
 ……ほら、其処で元気に動いている、
 たまちゃんも―――」

すぅ、と忙しなく動く『たまこ』を指差して

「本当にいい人達でねぇ……
 ……何時か必ず、」

撫で摩って居た手を止め、服を軽く握り締めると

「何か、形あるもので恩返し出来れば、ってねぇ」

しみじみと感謝の念を呟いて明後日の方を見る。
勿論、行商人達は絶賛勘違い中であり、
菊は菊で、>>15男の行いなど知る由も無かったし、
>>21訪ねる女の声も、未だ耳には届いて居らず。

(26) 2009/08/30(Sun) 08時頃

【人】 後妻 菊

「でも中々形には出来ないから、こうして、
 少しでもお店の売り上げに貢献出来ればと思って、
 度々利用させて貰ってるんですよ…」

笑いながら視線を行商人達へ戻す。
行商人達はゆっくりと頷いた。視線を逸らせないという態で。

「お団子、もう一つ如何ですか?
 お召上がりになる様でしたら注文致しますよ…?」

そう言って首を傾いだ時だった。
ぱたぱたと駆け何かを追う女>>22に漸く気付く。

「………?」

傾いだ首と、その視線は其方をゆるぅり追った。

(27) 2009/08/30(Sun) 08時半頃

【人】 後妻 菊

「……たまちゃん?」

たまこが忙しなく動いて居たのなら、
きっと傍を歩いた時に声を掛けたのだろう。

「お団子、もう二つ追加して呉れるかしら?」

たまこの方を見ず、告げる。
視線は遠巻きに見える>>23女へ留まったままだ。
何か困っているように、菊には見受けられた。

「……お代は、此れで足りるわよね?」

そう言って、懐の財布から注文分より余分な銭を出し、
たまこへゆっくりと差し出した。
漸くに其処でたまこの顔を見る事になる。微笑し、

「お茶、美味しかったわ。ご馳走様。…お父様にも伝えて?」

ね?…と念を押すとゆっくり店から離れ歩き出す。

(28) 2009/08/30(Sun) 08時半頃

【人】 後妻 菊

腰元までの黒髪を揺らす白い肌と衣服。
着付けが下手なせいかやや乱れた衣が擦れる音に、
ぴたんぴたんと草履の音が挟まって地を進む。
ゆっくりゆっくりとその音の主は>>23女へ近づくと、

「………ねぇ、あなた。」

小さく澄んだ声が呼びかける。
黒髪の隙間から相手を覗き見る様な、小さな黒目。

「…如何かしたの?
 何か、困っている様に見えるけれど……」

相手を警戒させぬようにと、
菊なりに精一杯の愛想を、笑顔として向けるが、
其れは相手にはそう映ったか、どうか――*

(29) 2009/08/30(Sun) 08時半頃

【独】 野伏り 余四朗

/*
ん?今どうなってるかが分からない(???

(-0) 2009/08/30(Sun) 08時半頃

【人】 団子屋 たまこ

菊に声をかけられた>>28たまこは顔を向け、
追加の注文を聞くと、「はいよ」と返事を返した。

「?」

たまこは自分の方も向かず一点を見つめる菊に
少し首を傾げる思いをしたようだった。
どうかしたのかと問いかけようとも思ったようだが、
お代、という言葉にそちらに視線をおろした。
たまこは菊よりすこうしだけ、背が高い。
差し出された銭をひのふの数え、
余分に渡された分に「おや」と呟く。

「キクさん、こりゃちょっと多いよ」

念を押す様子にぱちくりと瞬いた。
菊の微笑みには、もう随分と慣れた様子で驚かない。
けれどたまこは小さく笑うと、離れた菊の手をはっしとつかむ。
掴んだ手にきっちりと多かった分だけを乗せた。

(30) 2009/08/30(Sun) 12時頃

【人】 団子屋 たまこ

「はい、釣銭
 余分なお代をいただいちゃあ、
 おてんとさまにも申し訳ないってね」

軽く片目を瞑り、笑顔をのせた。

「こちらこそ、いっつもどうもさ
 その言葉は親父も喜ぶ」

美味しかったという言葉に礼を述べると、
店を離れる姿にひとつ声をかけた。

「まいどーどうもぉ!」

手に腰を当てて見送って、店の中へと戻る。
追加で注文をもらった団子を行商人の二人の元へと差し出した。

「はい、お待ち」

(31) 2009/08/30(Sun) 12時頃

【人】 団子屋 たまこ

行商人達は複雑な顔でたまこを出迎えた。
先ほどの菊の言葉をどう受け取ったのか、
会話の事すらたまこは知らなかったので、不思議そうに首を傾ぐ。
団子と茶を勧めながら話を聞いてみると、
怖くないのかとか、とりつかれているんじゃないかとか、
彼らは恐々と口を開いたので、笑い飛ばした。

「はっは!
 そりゃあ確かに、キクさんの顔はこわいけど、」

そう言った所で、店の奥から咳払いが聞こえた。
親父だ。声が大きかったか、奥まで届いたのだろう。

「あ〜〜、っとっと、 うん、ごほんっ
 まっ、悪い人じゃあないしねぇ
 むしろ良い人さ。あたしらも世話になってるし」

にっと笑い、そう言った。

(32) 2009/08/30(Sun) 12時頃

【人】 団子屋 たまこ

菊が笑っていった事を、こちらも笑って言って返した。
同じ仕草と言葉だったが、行商人の受ける印象の差は、
少なくなかったのかもしれない。

「団子、おいしいだろ?
 ゆっくりしてきなよ」

寝ている男にかけた言葉>>20とは逆の事を言うと、
軽く片目を瞑り、店の奥へと戻っていった。

(33) 2009/08/30(Sun) 12時頃

【人】 懐刀 朧

叫び声の原因を理解して、つまらなそうな表情。

騒ぎは収まった時に、団子屋に向けられた言葉に
店内の空いた席を一つ一つ確かめるように見回して、肩をすくめて見せた。

意に介さず、再び横になると草子を顔に乗せ直した。

(34) 2009/08/30(Sun) 14時頃

【人】 団子屋 たまこ

「ちょおっと、そりゃどういう意味だい」

肩を竦めてみせた男に、眉を寄せた視線を送る。
手を腰に当てて、じとりとだ。

「せめて団子のひとつでもお頼みよ」

(35) 2009/08/30(Sun) 14時半頃

【人】 懐刀 朧

草子をずらして、隙間から声の主を一瞥。

大きく息を吐いた後、緩慢な動作で自分の懐を探る。
巾着から取り出した銭が二枚。

机の上に置くと団子屋に背中を向けて、眠る体制に入った。

(36) 2009/08/30(Sun) 14時半頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/08/30(Sun) 14時半頃


【人】 野伏り 余四朗

ー 道端 −

人が大分増えてきたね…これくらいか。

[人の間をすり抜けながらすばやく抜き取る手業、手には{6}つ財布が握られていた]

これで灯篭買えるだろ。

[月草で金を払った後、急いで追いかけてきた女の>>22分も合わせて十分資金は足りた]

[その時女が自分を呼ぶ声は聞こえたのだが、立ち止まるわけもなく人ごみにまぎれたが女の格好はよく覚えている]

ああいうのが盗みやすい…他所から来た人は祭りの時は気をつけにゃね…。

[女の慌てた顔を思い出すように低く声を立てて笑った]

(37) 2009/08/30(Sun) 15時頃

【独】 野伏り 余四朗

/*
灯篭ってどこに売ってんだろ
相場も分からないな。もしかして自分で作ったりするのか。

(-1) 2009/08/30(Sun) 15時頃

【人】 団子屋 たまこ

「…」

その男の緩慢な動作をそのままの体制で見守っていたが、
やがて大きく息を吐いた。

「はあ…」

顔を奥の父親へと向ける。

「親父、団子と、茶の注文だよ」

暫くし、男の机に団子の皿と茶が運ばれる。

「良いかい? 団子残したりしたら、
 そんときゃそんときで、怒っからね!」

背中に声をかけたが、
無理やり起こそうとまでは今はしなかった。
もっとも、ほかの客から苦情が来るようなら、
無理やり起こす事も*試みるだろう*

(38) 2009/08/30(Sun) 15時頃

【人】 野伏り 余四朗

― 灯篭 屋台 ―

…それくれ。その青い朝顔の絵がついてる奴。

[色とりどりの灯篭が並べてある中で落ち着いた色合いのものを選び、金を支払った]

[店主から「近頃の若い奴は連れと一緒に添い遂げられるように思いを込めて灯篭を流すんだろ?兄ちゃんもそれかい?」とにやにやしながら聞かれたが]

あぁ、まあそんなところ。

[正直に答えるのが面倒だったので適当に応え、灯篭を手に持つと人ごみに消えた*]

(39) 2009/08/30(Sun) 15時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2009/08/30(Sun) 15時半頃


【人】 楽士 ウト

[途方にくれてぼんやり立っていると背後から親切な声が掛かる>>29]

ああ いえ 実は…

ご親切に団子を奢って下さった方は礼を言う前に見失しなってしまうし。
おまけに財布をなくしていたのに今気づいた按配で…。
---瞽女の一人旅は何かと不自由なもので

[そういって情けなさそうに笑いながら、菊の方を振り返りました。]

(40) 2009/08/30(Sun) 16時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/08/30(Sun) 17時頃


楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/08/30(Sun) 17時頃


【人】 懐刀 朧

背中にかけられた声には、反応を見せることはない。

眠りを妨げるものがなければ
置かれた団子と茶は冷めるままに。

(41) 2009/08/30(Sun) 17時頃

【人】 楽士 ウト

[振り返ってじっと菊の顔をみつめる…ぼんやり映る面影はぺたりと張り付いたような黒髪のなかから真っ白な顔とにぃと引きつったように笑う赤い口が印象的ですこしびくりとしながらも優しげな声にほっとしたように尋ねる]

まあ、財布の中身はそんなに大して残っていたわけではないのです。
先ほど親切な方から団子を奢ってもらったので お腹も十分なのですが
今晩とまるところが…

[そういって 心細気に空を*見上げた*]

(42) 2009/08/30(Sun) 18時半頃

【人】 懐刀 朧

眠りに落ちたその向こう、映るは遠き日の記憶。
指の隙間から零れ落ちる黄金色の砂。端整な顔に浮かぶ歪み。

切れ長の眼を開き、机の上に視線を投げる。
買主を非難するように置かれたままの団子と湯飲み。

ぞんざいに串を掴んで団子を一つ口へ運ぶと、
冷えた茶で喉の奥へと流し込む。

その動作を機械的に、団子の数だけ繰り返す。
空になった皿と湯飲みを一瞥して、立ち上がった。

(43) 2009/08/30(Sun) 22時半頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2009/08/31(Mon) 00時半頃


【人】 後妻 菊

其れは"瞽女"と自称した女へ声を掛けた少し前の温もりだ。
手の中に握ったままの銭は確かに菊の胸へ、
何時も通りの大切さを届けて呉れる。
菊にとってあのお店は数少ない大切な場所のひとつだった。

「……そう。」

>>40>>42少し驚いた様子に菊も気付いては居たが、
瞽女の一人旅、という言葉に銭を握る力を少し強めて、
心配そうな面持ちで見つめる。
この時期、"失くした"という主張は珍しく無い。
事の真相を知り、喧嘩を起こす者だって居る。

偲ぶ、と言っても結局は祭りなのだ。
人が集まり、綺麗な物を見、美味い物を食せば、
気が高揚し無茶をする者が多くなる事もある。

(44) 2009/08/31(Mon) 01時頃

【人】 後妻 菊

「きっと親切な方には、お祭りの何処かで
 もう一度お会い出来るとおもうのだけれど…」

今、口にしている言葉すら希望的観測ではあるものの。
それ以上は流石に相手が嘘を向ける年齢でも無いと思ったか、

「お財布は……難しいかもしれないわね……」

やや下方へ視線を落し、小さく繋いだ。

「この時期は、泊まる所も
 前もって話をつけておかないと埋まるのが早いの。
 ……今からだと……」

宿の事情にはあまり詳しくはない菊だったが、
此れから当日にかけての人の多さからすると難しい。
そう、判断した唇は言葉を濁らせた。

(45) 2009/08/31(Mon) 01時頃

【人】 後妻 菊

此処からだと、瞽女宿であれば未だ可能かもしれないが。
ああいった物は基本的に『組織』であるから、
組織外の人間を快くは受け入れないかもしれない。
それに――。

「ねぇ、あなた……
 えぇと、私はキク、というのだけれど。
 あなたの名をお伺いしても宜しいかしら?」

此れも何かの縁だろう、
折角だから村や祭りを少しでも楽しめるのなら、と考える。
もしも名を聞けたのならその名を一度呼んで、

「好かったら。もし、好かったらで良いのだけれど。
 家に一つ、都合がつけられる部屋があると思うの。
 其方は……どうかしら……?」

探り探り、という具合で。
相手の表情を窺いながら、小さく問い掛ける。

(46) 2009/08/31(Mon) 01時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2009/08/31(Mon) 01時頃


【人】 楽士 ウト

[相手の細かな表情はわからないが 言葉の端々に気を使う様子が感じられて少し落ち着きを取り戻す]

そうですね…財布は…もう
でも、それより大事な物はちゃんとここに在りますし。

[手にした三味線と杖と腰にしっかり結わえた小さな荷物をしっかりと確かめて]

財布の中身は…ほんとにその日の稼ぎだけですし
この村の賑わいようなら、また歌って稼げばどうにかなりそうです。

[そういって目を細めた]

(47) 2009/08/31(Mon) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

店からの帰り際、店先に白い服の女性と見慣れぬ客の姿。
二人の会話を耳に留めると、宿無しと思しき客にすれ違いざまに一言。

「来るか?」

声をかけて、返事を待つこともなく店の外へと歩き始めた。

(48) 2009/08/31(Mon) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

灯篭の材料を集めに、店を回った。

見本となる和紙を念入りに見つめ、触れる。
結局、心に響くものには巡り合えず。

手ぶらのまま、竹を探しに森の中へと足を運ぶ。
しばらく歩き回った後、一本の竹の前で足を止めた。

目を閉じ、幹に手を翳してしばらく其の声を聞いていた。

(49) 2009/08/31(Mon) 01時半頃

【削除】 後妻 菊

大事な物、と示された三味線と杖と
腰にしっかり結わえた小さな荷物。

「そう……それなら良いのだけれど。」

其れを菊もじっと見て、微笑みを浮かべる。
瞽女という人を見るのは初めてで、話に聞くばかりだったから
菊は彼女の苦労を推し量り切れはしないが、

「あまり身体に負担を掛け過ぎないようにね…」

せめて、という言葉に代える。
其処へ長身の侍に見える男が二人へ声を掛けた。

「……?」

初め、其の言葉の意味する所が解らず、
それでも歩き続ける背>>48をじっと見つめる。

2009/08/31(Mon) 01時半頃

【人】 楽士 ウト

ただ…まったく 見も知らぬ場所で 止まる所がきまらないのは不安で…

[そういいながら 見えぬ目をしかめていると]

キクさまですか。
綺麗なお名前ですね。
菊の香りは邪気を払うともいわれてますし
あの黄色い色がわたし好きです。

[そういって香りを思い出すかように目を瞑る]

ああ、わたしですか?
わたしはウトと申します。
お師匠様がつけてくださった名前でどういう字をかくのか どういう意味なのかもわからないのですが…
よく ウトウトしているので お前にぴったりだと アネ様たちによく言われてました

[あどけなく笑って 改めて挨拶を交わす。]

(50) 2009/08/31(Mon) 01時半頃

【削除】 後妻 菊

大事な物、と示された三味線と杖と
腰にしっかり結わえた小さな荷物。

「そう……それなら良いのだけれど。」

其れを菊もじっと見て、微笑みを浮かべる。
瞽女という人を見るのは初めてで、話に聞くばかりだったから
菊は彼女の苦労を推し量り切れはしないが、

「あまり身体に負担を掛け過ぎないようにね…」

せめて、という言葉に代える。
其処へ長身の侍に見える男が二人へ声を掛けた。

「……?」

初め、其の言葉の意味する所が解らず、
それでも歩き続ける背>>48をじっと見る。

2009/08/31(Mon) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

やがて静かに目を開けて、目の前の竹に頷いた。

森からの帰り道、店に立ち寄って、蝋燭を購入した。
そうして向かう先は村の外れ、いつ崩壊しても不思議ない廃屋。
ふらり、己が根城へと*入って行った*

(51) 2009/08/31(Mon) 01時半頃

【人】 楽士 ウト

お部屋を?
菊さまのお宅の?

[思ってもない相手からの誘いに戸惑ううちに いつの間にか気づけば菊の息が感じられるほどまじかで覗き込まれていて]

それは 願ってもない事で…

[そう返事をしようとした途端 耳元に声が届く>>48]

わたし・・・ですか?

[驚いたように跳ねて振り返る]

(52) 2009/08/31(Mon) 02時頃

【秘】 楽士 ウト → 懐刀 朧

あの…その…それは どういう意味で

[一瞬体を堅くして小さな声で問いただすが、相手は返事を残してくれたかどうか…]

(-2) 2009/08/31(Mon) 02時頃

【人】 後妻 菊

大事な物、と示された三味線と杖と腰にしっかり結わえた小さな荷物。

「そう……それなら良いのだけれど。」

其れを菊もじっと見て、微笑みを浮かべる。
瞽女という人を見るのは初めてで、話に聞くばかりだったから菊は彼女の苦労を推し量り切れはしないが、

「あまり身体に負担を掛け過ぎないようにね…」

せめて、という言葉に代える。

「有難う。ウトさんの名も……」

どういう字を書くのか、どういう意味なのか。
其れを知らぬと本人は言い、菊は思う所があったが。
知らぬという事は本人が知るべき時があるのだろう、と

「とても、いい名前よ…」

告げて、微笑するだけに留まった。

(53) 2009/08/31(Mon) 02時頃

【秘】 懐刀 朧 → 楽士 ウト

「言葉通りだ。泊まる場所くらいなら、貸せる。」

聞こえた声に、面倒そうに口を開く。

(-3) 2009/08/31(Mon) 02時頃

【人】 後妻 菊

それでもあどけない笑みには同じ様に笑うが、
此方の問い掛けにウトが応答しようとした時だった。

「……?」

ウトと似たような印象を持ちながら、
声をかけてきた男を見遣った。

「……お知り、合い?」

男はすぐに歩き出してしまっていたから、
恐らくはウトだけに届く声量で問い掛ける。

(54) 2009/08/31(Mon) 02時頃

【人】 楽士 ウト

[名前を褒めてくれた女に嬉しそうに]

久しぶりに人から名前を呼んでいただきました

[と頷きながら]

今の方は?
菊さまご存知?

[>>48結局返事も待たずに足早に去っていく男の方を見やりながら首を傾げた]

(55) 2009/08/31(Mon) 02時頃

【秘】 楽士 ウト → 懐刀 朧

あの…その

[顔を真っ赤に染めて]

わたしは瞽女です…はなれ瞽女ですが…その
花は売りませぬ…が

[そういって口を真一文字に結ぶ。ひとりで旅する離れ瞽女は随分からかいの種になり今まで男に誘われる事も多かったゆえ ただの親切とはとらえきれずに 思わず口に出す無礼]

(-4) 2009/08/31(Mon) 02時頃

【人】 後妻 菊

菊は瞳を瞬かせた。

「……い、いいえ。」

同様の問い掛けがウトからも返ったからだ。
否定の声と共に首を左右に緩く振り、
遠くなっていく男の背を目で追った。

「多分、知らないとおもうのだけど…」

顔を確り見る事は出来なかった。
声から察するに、恐らく、という所だが。
確信は無い。

(56) 2009/08/31(Mon) 02時頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/08/31(Mon) 02時頃


【秘】 懐刀 朧 → 楽士 ウト

聞こえた声に、一度立ち止まって、横目で瞽女を見る。
少し用心したような顔つきが目に映ると、微かに口角が上がる。

「花に興味はない。」

小声で言い放つと、再び視線を外した。

(-5) 2009/08/31(Mon) 02時半頃

【秘】 楽士 ウト → 懐刀 朧

[男からの返事のなさに]

怒られました?

[所在なさげに去り行く男の後ろ姿に声を掛けました]

(-6) 2009/08/31(Mon) 02時半頃

【秘】 懐刀 朧 → 楽士 ウト

かけられた声に、ただ鼻で笑う音を発する。

肩をすくめると、黙ってその場を*後にしたのだった*

(-7) 2009/08/31(Mon) 02時半頃

【人】 楽士 ウト

[男の後姿を見送りながら]

どこのどなたか 菊さまもご存じないですか…

でも 先ほどの方も あの方も…
お姿はわたしにはわかりませんが

声だけは
もう一度きけば きっとわかります

[そういって朧の後姿に頭をさげました]

(57) 2009/08/31(Mon) 02時半頃

【人】 楽士 ウト

[しばらくそうしておりましたが 菊の振り返り]

本当にもしよろしければ 土間なりとも 貸していただけたら嬉しゅうございます

[そういって 菊に向かうとお願いしますと深々と頭を*さげました*]

(58) 2009/08/31(Mon) 02時半頃

【人】 後妻 菊

菊はウトの姿をじっと見ていた。
確りとした口調と、男の後姿に向かい下がる頭を。
姿はわからねど、声を聴けば解るというのは、
彼女だからこそ言える事なのだろう。

「そう……。
 追おうにも、あの方は足が速くて無理だわ。
 ……また何処かで会えるといいわね。」

だから言って、菊は微笑した。
人の様々な思いが集まり、触れ合い、流れていく灯篭流し。

「じゃあ、私の家に案内するけれど。
 あまり期待しないでね、お世辞にも綺麗とは言えないの。」

望めばきっと偲ぶ思いと合間見える事も叶うかもしれない。
少しずつ慌しさを装い始める村の空気を感じながら、
菊はウトを家屋へと誘う笑顔を*向けた*

(59) 2009/08/31(Mon) 02時半頃

後妻 菊は、メモを貼った。

2009/08/31(Mon) 02時半頃


野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/08/31(Mon) 10時半頃


団子屋 たまこは、メモを貼った。

2009/08/31(Mon) 13時半頃


【人】 団子屋 たまこ

「まったく」

手を腰に当て、去っていく男の姿を見送る。

「せめてもうちょっと愛想がよけりゃあさ」

顔を顰め、息を吐いた。
視線は空になった団子の皿へと向けられている。

少し沈黙をした後に、もう一度息を吐いた。

店先から声をかけられる。
どうやら行商人達もそろそろお暇するらしい。

「はあい」

勘定をひのふの数え、まいどと、笑う。
ほとんどは菊の方から貰っているので、最初の分だけだ。
腰を上げた男達と視線を合わせながらの立ち話だ。

(60) 2009/09/01(Tue) 11時頃

【人】 団子屋 たまこ

「それにしても、お客さんらも良い時期にきたねぇ」

祭りの気配のする村の様子を軽く眺め、
全くだという声に軽く笑みをかえし頷いた。
がんばんなよ、またどうぞ、と見送りをする。
さて、と皿の片づけをすました。客はこれで一区切りだ。

「親父ぃ、灯篭ってもう用意済んでんだっけ」

祭りの話をしたので、もののついでとばかりに話をした。
用意は済んで、奥に置いているらしい。
奥へ下がるとそれを手にして、少しだけ目を細めた。

「それにしても ――、
 もう、
 こんな時期なんだねぇ…」

しみじみと呟いたたまこに、親父はガラじゃないと笑った。
うるさいねえ、と笑い返す。
数年前より笑い返す声が、ひとっつだけ少なかった*

(61) 2009/09/01(Tue) 11時頃

【人】 野伏り 余四朗

……こうも人が騒がしい中で一人で歩くのは寂しいもんさな。…自業自得だがな。

[片手は灯篭を持ちもう一方は繋ぐ相手もなくただ歩いている]

…………少し冷えてきた。…夏も終わるね。

[少し冷たくなった手を懐に仕舞うと歩き始めた]

(62) 2009/09/01(Tue) 12時半頃

【人】 懐刀 朧

月の照る夜
森の片隅にある竹林に、規則正しい木こりの音が響く。
やがて大きな葉擦れの音の後、森は再び静寂を取り戻した。

翌日
男は三十糎程に伐られた竹を手に、団子屋の店奥の一角を陣取った。
懐から小刀を取り出すと、静かに竹を削りはじめる。

(63) 2009/09/01(Tue) 12時半頃

【人】 野伏り 余四朗

……………

[灯篭の朝顔を見やって思いを馳せる]

随分と…あの時は俺も悩んだものだね。いや、今日までずっと忘れられなかったさ。いなくなっても俺を苦しめるもんだから流しちまおうってね。…あなたとの思い出を。

[道端にしゃがみ込んでいつの日かを思い返している]

ああこの道も一緒に歩いたねぇ。確か。
夏は朝顔のついた小袖をよく着てたか…。手癖が悪くてよく怒られたっけ…結局元に戻っちまったが…。

[疲れた様に目をつぶった**]

(64) 2009/09/01(Tue) 12時半頃

【独】 野伏り 余四朗

はじまりそうにないかな。残念。

昔の女との思い出忘れられず流そうとする駄目男。
女は既婚者で不倫だった。よし一緒になろう駆け落ちするかという所までいったが女の妊娠。女は余四郎には内緒で夫と一緒に村から去ったという設定。

最終日までには自分の気持ちにくぎりと更生への道を目指すつもりだった。ニヒルぶっている駄目男。スリに関しては悪意の欠片もないからいっそう悪い。

(-8) 2009/09/01(Tue) 12時半頃

【人】 懐刀 朧

団子屋
真剣な表情で、無言のまま、竹を削って{3}時間。
徐々に竹は灯篭の外見を成していく。

机や床には、竹の削り屑が積もりゆくままに。

(65) 2009/09/01(Tue) 23時頃

【人】 野伏り 余四朗

…もうそろそろ行くかい。

[ダルそうに体を起こしながらじょじょに灯り始めた家の明りをみると、どこかに歩きだした*]

(66) 2009/09/01(Tue) 23時頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/01(Tue) 23時頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2009/09/01(Tue) 23時頃


野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/01(Tue) 23時頃


懐刀 朧は、メモを貼った。

2009/09/01(Tue) 23時頃


手妻師 華月斎 が参加しました。


【人】 手妻師 華月斎

「さぁサ、皆の衆の思い、
 この華月斎がわだつみまでお送り致しますゆえ、
 宵が帳を照らします此の灯火に、願事をお載せ下さいな」

威勢の良い声が響いた。
祭囃子の華やかさにも似た響きの若者の声。

華月斎。そう自称した男の瞼には紅化粧。
その瞼の奥の黒い瞳は屋台主の顔を捉え、
そして次に、すぐ傍に居た客らの眼をちら、ちらと見据えた。

「ほら、其処の兄ちゃん達も。
 折角この祭りの時にいらしたンだ、願事一つ、どうですかい?」

金は取らぬから、と一つ付け加えて。
小銭を要する手妻か何かの見世物かと
勘違いされたことがあったためである。

(67) 2009/09/01(Tue) 23時半頃

【独】 野伏り 余四朗

/*
うおおこないと思ったら男前が来た!

(-9) 2009/09/01(Tue) 23時半頃

【人】 野伏り 余四朗

[>>67賑やかな男の声にふと立ち止まる]
[金はいらないの言葉に近寄った]

願い事は口にしても叶うものかね。気休めじゃないかい?

[浮かぶ灯火を見つめながら]

あんたが魔術でも使えるんなら頼むがね。まあ無理だろうさ。

(68) 2009/09/01(Tue) 23時半頃

【独】 野伏り 余四朗

/*
おそらく華月は村たてさんかな?

(-10) 2009/09/01(Tue) 23時半頃

【人】 後妻 菊

ウトを家屋へと案内する。
言葉通りとても綺麗とは言えない藁葺き屋根の家だ。

「さぁ、此方です。
 お布団も御一人分でしたらご用意できますから」

がらりと扉を開けて、手で入る様促すと

「土間だなんて寂しい事言わずに、どうぞ。」

にこりと微笑を見せる。

(69) 2009/09/01(Tue) 23時半頃

【人】 楽士 ウト

[菊の後をゆっくりとあるきながら 祭りの気配を楽しんで]

このお祭りは…灯篭祭り?

[菊から そうだと返事を貰えれば満足そうに頷いて]

ああ、わたしは ちゃんと 来れたんだわねぇ

[そう 嬉しそうに呟いた。]

(70) 2009/09/01(Tue) 23時半頃

【人】 野伏り 余四朗

[じいと手元の灯篭を見つめた]

そうだね。俺の願いは過去から逃れたいね。忘れたい人がいるのさ。水に流して全部ね…

[歪んだ笑いを浮かべる]

俺は生霊に取り付かれてるのさぁー…。女のね…。いや夢みたいなものか。…俺はまだ覚めてないんだね。

[手放すことに戸惑いながらも灯篭を男の側に置き火を付けた]

灯篭の灯火は暖かくていいものだね…。荒々しくなくてさ。

(71) 2009/09/02(Wed) 00時頃

【人】 後妻 菊

「えぇ、灯篭祭りですよ」

菊は道中、ウトへ返答した。
周囲の喧騒を楽しそうに見つめては頷いて。

「折角いらしたんですから楽しんでいってくださいね。」

嬉しそうに呟くウトへ小さな言葉をかけただろう。

(72) 2009/09/02(Wed) 00時頃

【人】 楽士 ウト

ああ…ありがとうございます。
こんな時間におじゃまして申し訳ないですわ

[そういって 家内に入る。、が他に誰か家人がいる気配は感じられず。]

ここで…菊様はお一人で?

[つい 口を滑らせた]

(73) 2009/09/02(Wed) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎

如何にも旅の芸人である、といった風な立ち振舞いに、屋台主の親仁が苦笑した。
そう、まるで外から来た芸人であるかのような立ち振舞いに。

この親仁、知っているのだ。
華月斎と名乗る手妻師は正真正銘、
村で生まれ育った若人なのだと。
ただ、今のその姿出で立ちは都風にかぶきすぎていて、
村の者でもすぐにはあの「月丸」だとは気付かないかもしれないが。

「ぁア、だから何かの見世物だと勘違いされるんだって?
 まぁ、その、…――へへ」

華月斎は何かはぐらかすように、店主に苦笑を浮かべた。

(74) 2009/09/02(Wed) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎

そして、その苦笑は、近寄り掛けられた若い男>>68へと
へにゃりと向けられる。

「気休めだと思えば、口にしたそンの願いはただの気休めです。
 ですが、叶ッて欲しいと信じ願を掛ければ
 ――言葉は言霊になるンです。
 言霊の力というのは、あ、大層なもので」

弱そうな笑みに、僅かに自信のような色。
若い男が口にした言葉を拾うように、言葉を続けた。

「そう、まるで魔術奇術かと思えるかのように
 叶うことすら有ると云うモンで――」

(75) 2009/09/02(Wed) 00時頃

【人】 楽士 ウト

[進められるまま家の中にはいり云われた所にすとんと座る]

ああ、そうですか 灯篭祭り…

[一瞬うっとりとした表情を浮かべる]

楽しむというか…ここに この祭りにくるのが わたしの目的でしたから。

[そういって 見えぬ目を菊へと向ける]

(76) 2009/09/02(Wed) 00時頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時頃


【人】 後妻 菊

ウトの問い掛けに沈黙した。
後に何処か寂しげな微笑を向ける。

「えぇ。独りなの。」

緩やかに頷くと先に座敷へと上がり、
奥の押入れを開き、様子を見る。

「二人きりの生活だったわ。
 あまり回りに祝福された間柄では無かったの。」

押入れの中を探りながらの声だから、
ウトに背を向ける形で言葉を繋ぐ。
声に悲しみは無く、むしろ明るさすら感じさせる程。

「……でも、とても幸せだったわ。
 ………あぁ、やぁね。変な話してごめんなさい」

其処でウトへ一度振り向いて、苦笑い。

(77) 2009/09/02(Wed) 00時頃

【人】 手妻師 華月斎

其処で、言葉を区切った。
言を止めたのは、その男が願いを口にし始めた>>71時。
灯篭に眼差しを向ける男を、じぃと見詰める。
華月斎の表情からは、相手の事情を知っていたのか否かは覚れない。

ただ、その願い事を黙って聞いて。
ただ、それが伝え終わると共に軽く目を閉じた。

(78) 2009/09/02(Wed) 00時頃

後妻 菊は、楽士 ウトに「さぁ遠慮しないで、あがって?」と座敷へ手で促す。

2009/09/02(Wed) 00時頃


【独】 後妻 菊

/*

ウトさん、ごめんなさい!
描写が入れ違ってしまったー

(-11) 2009/09/02(Wed) 00時頃

【人】 野伏り 余四朗

>>75 
本当は自分の手で流さないと意味がないんだがね。あんたに今回は頼もうか…

[男の魅力に手渡した]

[不思議と気持ちは軽くなる]

願い…願いねぇ…。餓鬼達が笑ってくれればいいかな。
もう俺は案外ふっきれてるのかもしれないね。餓鬼のお守りと日々の暮らしでせいいっぱいだよ。

あの時は幸せだった。…それだけは忘れたくないな。俺自身にくぎりをつけるためだな。これを流すのは…。

[灯火を見つめながら言った]

(79) 2009/09/02(Wed) 00時頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時頃


野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時頃


【人】 後妻 菊

見えぬ目でもウトの確かな口調が菊へ届く。
言葉一つ一つを大事にしているのだろう。
節々に篭る優しさが菊を自然と笑顔にさせた。

「……そう。お祭りに来ること、が……」

押入れを閉めて、ウトへ向き直る。
囲炉裏を挟んで対面に腰を降ろし、火を灯す。

「今、お茶を煎れるわね…?
 えぇと……もし宜しかったらでいいのだけど」

茶の準備を進めながら言い辛そうにして、

「目的って、何、かしら?」

探り探り、という具合で問う。

(80) 2009/09/02(Wed) 00時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時頃


【人】 野伏り 余四朗

>>78
ありがとうね。兄さん。

[立ち上がるとその場を去っていった*]

(81) 2009/09/02(Wed) 00時頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時頃


【人】 楽士 ウト

[祝福された間柄ではなかったと 告げる声が哀しげで…すこし首を傾げるが

幸せだった そう告げる 声の色を聞き分ける とニコリと笑い]

それは ようございます
幸せな思い出はいつまでも心を暖かくしますもの

[進められた茶にそっと手を伸ばすと]

目的ですか?

---それは 偲ぶ事。

[ゆっくり 茶を 飲みながら答える]


それと、亡き人の想いを果たせてあげくて。

(82) 2009/09/02(Wed) 00時頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時頃


【人】 後妻 菊


「そう…」

亡き人の思いを、ということは、
灯篭流しには"商売"目的では無いという事だ。
其れを聴き、菊は静かに頷き双眸を伏せた。

「では、もう灯篭は購入されたのかしら?」

菊がみた所、灯篭を所持している様には見えず。

「……私もウトさんと、一緒なの。
 だから灯篭を用意しようと、思って。
 ……好かったら、今から見に行って見ない?」

お茶も程ほどに問い掛けてみる。

(83) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

後妻 菊は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時半頃


【人】 楽士 ウト

灯篭はまだ…

[そういって 懐に手を当て困ったように首を傾げ]

明日になって 門付けにまわればと思ってましが…でも 祭りならば 通りに立てば

[にこりとわらって嬉しそうに菊に顔を近づける]

わたしも見に行きたいです。

(84) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時半頃


【人】 後妻 菊

行きたいと返れば近づく顔に柔らかな笑みを見せた。
そっと手を差し伸べて、相手の手を取ろうとする。

「じゃあ、善は急げというもの。
 少しだけ、見て回って来ましょう?」

手を取ったなら立ち上がり、二人で家の外へ出るだろう。

(85) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

楽士 ウトは、後妻 菊につられて 賑やかしげな通りを歩くだろう

2009/09/02(Wed) 00時半頃


【人】 手妻師 華月斎

都の火は華やかで熱く、激しく。
時には幾重もの屋根を呑みこんでしまうかのような火。
そう、まさしく「荒々しく」、華月斎には思われた。
対して、今手元にある此の灯篭の火――村の火は、
甚く懐かしく、優しく感じられた。

目の前に居た若者も、似たようなものを感じていたのだろうか。
そんな風に内心思う。

「……ん」

ぱちり。瞬いたのは、その若者>>79から灯篭を託された時だった。
言葉から察するに、彼もまた灯篭をその手で
流しに向おうとしていたのだろうか、と思った。
僅かに不思議さを湛えた手妻師の眼に相手の表情の色が映る。

(86) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

【人】 手妻師 華月斎

「―――…そうさね。ずっとずっと、笑ってて欲しいナ」

言葉の主が若人に向けて浮かべた笑みは、

「俺もさ、此処に戻ってきて、あァ、
 ボウズ共や親仁や皆、元気にしてるなって分かる度、
 あァ、良かったなってすごく思うンさ」

大袈裟に明るく見せた「華月斎」のそれではなく、
純粋に穏やかな「月丸」のそれだった。

(87) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

【独】 懐刀 朧

/なか/
こういう展開になるとは。
前日のままふらふらしてれば、他の人とも話が出来たのですが。
早まった?といってもリアルで丸一日動きがないとか読めませんでしたわ。

(-12) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

【人】 楽士 ウト

[そっと手をとられるとはにかみながら]

思い出します…

[ぽつりとつぶやく]

わたしは…お師匠さまや姉さまに不義理をしてしまって…“座”から外れなければならなくなって一人旅をしていたのですが

途中 やはり一人旅をずっと続けているという御方と会って
その御方とふたりでしばらくあちらこちら巡らせていただきました
物を写さぬ目にも巡る四季と変わる風景が走馬灯のように流れる

(88) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

【独】 懐刀 朧

/なか/
華月斎さんと話してみたかったにゃあ。
残念なのでした。

(-13) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

【人】 手妻師 華月斎

区切りをつけるためという若者の言には、
ほんの少し、ほんの一瞬、目を伏せた。
けれど、それもすぐに小さな頷きへと変わった。

そして、礼の一言と共にその場を離れた相手に、またナと一声掛けて。

「―――あァ、灯篭、確かに受取りました」

残された灯火の中の思いを見詰めるかのように、
暫しの間、光を眺めていた。

(89) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

【人】 手妻師 華月斎

そのまま屋台の傍でぼうっとしていたものだから、
通りを歩いていてつまづきかけた客の肩が当たった時は
大層驚いたのだった。

「っと、気ィ付けて下さいよ…――あいたたた」

気をつけるのはお前の方だ、と店主に窘められつつ。
通り過ぎた客の居た方を振り返った時。
ちら、と目についた二人連れの女性。
一人は見知った顔のように見えたが、
彼女に手を取られているもう一人は――さて、と首を傾げる。

(90) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 00時半頃


【人】 後妻 菊

「"座"から…?」

道中、手と祭の温もりに身を預け。
ぽつぽつと交わされる言葉に首を傾いだが、
あぁ、なるほど、瞽女組織の事か、と至る。

「そう……貴方にも色々、あったのね…」

色々と言葉は浮かんだが、余計な事は言わなかった。
変わりに掴む手を少しだけ強めた。

「其の旅は、楽しかったのでしょう?」

ふわりと笑んで、問い掛ける。
其処でちらりと視線に入る男の姿>>90
どうやらあちらも此方に気付いた様で視線がぶつかるか

(91) 2009/09/02(Wed) 00時半頃

【人】 楽士 ウト

[小さな村でも いや小さな村での祭りだからこそか 人ごみに手をひかれながらも 怯えながら足をすすめる ぶつかり合う人の声が大きく響いてそちらの方に顔を向けて]

大丈夫ですか?

[華月斎へと声を掛けた]

(92) 2009/09/02(Wed) 01時頃

【独】 野伏り 余四朗

/*
もう時間がない…内緒話も使ってないしなー。ほとんど絡めてなくて申し訳ないです。

皆さんお疲れ様でした。また会う日まで。
エピはあるのかな?

(-14) 2009/09/02(Wed) 01時頃

【人】 楽士 ウト

[>>91 菊の優しげな声色に]

ええ、泣けば泣くほど事は…

---でも 

ええ その旅を思い出すと
わたしにも…幸せな事しか思い出せず

一緒に旅したその方がいつも懐かしそうに語っていたのが この村の灯篭祭りの事

(93) 2009/09/02(Wed) 01時頃

【人】 楽士 ウト

色とりどりの灯篭がいっせいに暗い洞窟から広い海へ
流れていく様が

本当に美しかったと

いつもいつも 語ってくれました

(94) 2009/09/02(Wed) 01時頃

【人】 懐刀 朧

完成した灯篭をくるくると回して眺めている。
団子屋の親父の視線に、軽くそれを持ち上げて見せた。
脇に置かれた団子とお茶。代金を支払うと、店を後にする。

墓地
苔の生した一つの墓石の前。灯篭を静かに置き、祈った。

墓地へと墓参に来た人たちを見つけては
黙って灯篭を掲げ、想いを乗せて行く。

そうして、灯篭流しの時が来れば
口を閉ざしたまま、人々と共に行くのだろう**

(95) 2009/09/02(Wed) 01時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時頃


懐刀 朧がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(懐刀 朧は村を出ました)


【人】 後妻 菊

ウトと共に男へと近づいて。
菊はあれ?と首を傾いだ。
記憶の片隅に引っ掛かる影があるが、出てこない。
晴れそうな霧なのに、晴れてはくれない。

「……」

少しばかり考え込んだところに、ウトの声。

「ええ、本当に――。
 其の方の謂っていた通り、綺麗なのよ」

笑みを浮かべて、

「きっとあなたが此処へ辿り着けたのも、
 大事な人達の思いが導いてくれたからかも、
 しれないわね――。」

一つ、頷きを見せる。

(96) 2009/09/02(Wed) 01時頃

【人】 楽士 ウト

その方の在所がこの村だと。
なので せめて…
あの方の魂を 灯篭に込めて 流して差し上げたいと

[ぼんやりとしか見えないが色とりどりの灯篭が優しい光を揺ら揺らと放っている。それはまるで遥かな海にむかって浮かぶ天船のように女の目には映るだろう]

(97) 2009/09/02(Wed) 01時頃

後妻 菊は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時頃


後妻 菊は、手妻師 華月斎とウトを交互に*見遣った*

2009/09/02(Wed) 01時頃


楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時頃


楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時頃


楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時頃


【人】 手妻師 華月斎

はた、とその女性と目が合って。
暫く、きょとりとしていた。
傾げていた首を、更に傾げた。

「……ん、あァ」

丸く見開かれていた華月斎の目は、大丈夫かと自分に掛けられた声の方へ移った。
近くで見ると、その女性の姿、眼差しの色がより良く見える。
ああ、瞽女か、と察した。

「あァ、いンや、大したことはありませんで」

彼女らが互いに交していた言は、通りの賑やかさに紛れて上手く聞こえていなかったのだが。
僅かに聴き拾えた瞽女の言葉に、何かピンときたらしく一度だけ瞬いた。

(98) 2009/09/02(Wed) 01時頃

【人】 手妻師 華月斎

けれど、先によみがえった記憶は――

「―――…お菊さん?」

都へ出てからも、この時期だけは月丸は常に村へと戻ってくる。
その度に村の衆の顔はきちんと目にしている筈なのだが――。

「お菊さん、っすよね?」

とりわけ、彼女のその薄い眉、小さな目は一目見て、
ああ、あのお菊さんだ、と判るような特徴的なものであったように思えたのだが。
何故か、自分の知っている「お菊さん」であると言い切る自信がなかったのだった。
その位、村の記憶が、薄れてきていた。

(99) 2009/09/02(Wed) 01時頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時頃


【人】 楽士 ウト

[菊が誰かに近づく様子]

菊様の…お知り合い?

[手妻師 華月斎へ会釈をする]

(100) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

【人】 楽士 ウト

[華月斎の手元をみて揺らめく光を見つめると]

あなたも燈篭を?
どなたかの御縁を

[静かに尋ねた]

(101) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時半頃


野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時半頃


【人】 野伏り 余四朗

― 村出口 付近 ―

……ねぇな

[ごそごそ懐を探ると子供達の土産に買った玩具をどこかに落としてきたようだ。村の出口に向かっていた足を返し]

…あそこかね。

[先ほど立ち寄った店に足を向けた]

(102) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時半頃


【人】 楽士 ウト

[ぼんやりと弱い視力でとらえるのは華月斎の持つ灯篭の朝顔の模様]

朝顔はあの方の好んだ模様
もしかしたら…貴方は
…余四朗さま?

[たびたび聞いた旅の連れの話しに頻繁にでてきたその名前を華月斎に尋ねた]

(103) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

【人】 野伏り 余四朗

[華月の店の前で話し込んでいる3人の合間を縫って]

ああすまんね。姉さん方。ちょっとお邪魔して…あったあった。

[大事そうに袋を抱え、ちらりと女の顔を見ると月草で話した女だった]

…………たびたびすまんね。

[こういう場合は焦らずに落ち着いて立ち去るのがよいと知っている。顔を伏せながらその場を立ち去ろうとした]

(104) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

【削除】 手妻師 華月斎

えへら、と瞽女に向けた笑みに苦いものが混じった。
自身のなさを何処かごまかすような、僅かな弱々しさ。

「あ、知り合いっつうか…――近所の姉さん」

自分の周りの、少しばかり歳上の子どもたちを見ながら月丸は育ってきた。
かれらの姿を、少し離れたところから羨ましそうに眺めて過ごしていた。
そんな子供時代も十数年前を境にぷつりと切れてしまったのだが。

「近所の姉さんの…――お菊さん。
 あ、俺は、……んっと、」

幾許かの間の後。

「つき、……―――華月斎。
 都でほんの少し見世物をして回ってるんですが、
 今はちぃと此方に仕事がありまして」

これも何かのゆかり、と会釈を返した。

2009/09/02(Wed) 01時半頃

【人】 手妻師 華月斎

えへら、と瞽女に向けた笑みに苦いものが混じった。
自身のなさを何処かごまかすような、僅かな弱々しさ。

「あ、知り合いっつうか…――近所の姉さん」

自分の周りの、少しばかり歳上の子どもたちを見ながら月丸は育ってきた。
かれらの姿を、少し離れたところから羨ましそうに眺めて過ごしていた。
そんな子供時代も十数年前を境にぷつりと切れてしまったのだが。

「近所の姉さんの…――お菊さん。
 あ、俺は、……んっと、」

幾許かの間の後。

「つき、……―――華月斎。
 都でほんの少し見世物をして回ってるんですが、
 今はちぃと此方に仕事がありまして」

これも何かのゆかり、とウトに会釈を返した。

(105) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

【削除】 野伏り 余四朗

[>>103女の発した名前に去りかけた足を止めた]

……それは俺の名前だよ。なんだい姉さん俺のこと知ってるのかい?

[少し疑う様な口調で聞き、朝顔はあの人がと続く言葉には]

・・・どういうことだい。

2009/09/02(Wed) 01時半頃

【独】 野伏り 余四朗

/*
だータイミングがあわん…orz

(-15) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

【人】 楽士 ウト

[首をかしげながら男の返事をまつが その反応はどうやら違ったらしく]

ああ…間違ったらすみません
わたしの旅の道連れ…沙耶様のお知り合いではないかと
ふと そう思ったので。

華月斎様・・・。

[名前を名乗られれば 人間違えしてすみませんと眉根をさげて華月斎へ笑いかけ 反して自分の名前をウトと告げる]

(106) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

【人】 野伏り 余四朗

[>>103女の発した名前に去りかけた足を止めた]

……それは俺の名前だよ。なんだい姉さん俺のこと知ってるのか?

[少し疑う様な口調で聞き、朝顔はあの人がと続く言葉には]

・・・どういうことだい。

[何かを思い出すように顔を顰めている]

(107) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

【独】 野伏り 余四朗

/*
あーもうまた(涙!ごめんなさい二人とも!

(-16) 2009/09/02(Wed) 01時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 01時半頃


【独】 手妻師 華月斎

/*
 あ、あ、あ。
 ほ、ホントにすみません……orzorz
 フォロー有難うございます<ウトさん

(-17) 2009/09/02(Wed) 02時頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 02時頃


【人】 野伏り 余四朗

[>>106 沙耶の名前を聞くと明らかに表情が変わった]

…さ…や…ここの村出身の女のことか?
…そう…だろうな…沙耶…いや、あいつは今どこにいるんだ?…元気にしてるか?

[絞り出すような声でウトに沙耶のことを聞いた*]

(108) 2009/09/02(Wed) 02時頃

【人】 楽士 ウト

[>>107突然 どこからか聞こえてきた声に驚いて]

その声は?
えっと お団子屋さんで奢ってくれた方…かしら?
---あなた余四朗さんとおっしゃるの?

[きょろきょろと周りを見渡し、相手の姿を探しながら問いかける]

沙耶さんという方を…ご存知で?

(109) 2009/09/02(Wed) 02時頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 02時頃


野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 02時頃


【人】 手妻師 華月斎

瞽女の眼が手元の灯篭に向いたのに気づいた時。

「あァ、俺も。今宵、此の灯りに、
 皆の衆の思いを載せて回っているところでして…――」

その願いの主の一人が此方にまた来ていたことに気付かぬまま、
瞽女が一瞬口にした余四朗の名に、
え?と軽く間の抜けた声を洩らした後。

「あれ、……兄ちゃん、どうしてまた、」

何かを抱えてその場を去ろうとしている男の姿に漸く気付いた。

(110) 2009/09/02(Wed) 02時頃

【人】 楽士 ウト

[沙耶の名前を出したとたん 変わる声の調子に少し戸惑いながら]

今…

[ぽつりと力なく答える]

今は…

[そして そっと 腰に結んだ荷物を解くとその中から大事そうに浅葱色のリボンを取り出す]

(111) 2009/09/02(Wed) 02時頃

【人】 手妻師 華月斎

彼に声を掛けようとして、更に間の抜けた声を挙げたのは、
沙耶という名を瞽女から聞いた時だった。

「――…?」

知っているのか?と言おうとしたが、その前に目の前の女性に謝られてしまい。
彼女の苦笑いの前に、疑問はひとまず頭の隅に置かれたのだった。

「あァ、ウトさん、か。――宜しく、ウトさん」

にぃ、と彼女に笑い返したのだったが。
ふいと見えた余四朗の顔色の変化に、ちら、と視線が赴いた。
忘れたい人。
思い出されたのは、その言葉。

(112) 2009/09/02(Wed) 02時頃

【人】 楽士 ウト

[そのリボンをみて余四朗はどのような顔をしたかは 女には見えなかったが張り詰めたような空気は感じられるだろう]

しばらく沙耶様はわたしと一緒に旅をしていました。
…なぜだかは教えてくれませんでしたけど 自分も変えるところはないと わたしと同じだと笑っていつも言ってくれました。

ただ 夕暮れや寒くて眠れない夜などに
いつも この村の話をわたしにしてくれました。
綺麗な灯篭祭りとそれを一緒に見た男の子の話。

ここへきたこともないのに 目をつぶったらその時の情景が浮かぶくらいに

(113) 2009/09/02(Wed) 02時頃

【削除】 手妻師 華月斎

続いて、ウトの方を見遣った。
男の問い掛けに対し、彼女が返した声色を覚れば、続くだろう言葉は想像できた。
だから、華月斎は口を噤んだまま、
静かにウトの手元に、笑みのなくなった眼差しを向けた。

2009/09/02(Wed) 02時頃

【人】 楽士 ウト

沙耶様は 自分は生きてる間は この村に戻る事はできないと…

そう笑って仰いました。

[話しながら 薄い空の色をしたリボンを余四朗に渡し、それ以上は何もいわず、きゅっと口の端を結ぶ]

(114) 2009/09/02(Wed) 02時頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 02時半頃


【人】 楽士 ウト

[華月斎も>>112沙耶の名前を聞いて少し反応をしたように感じてたが]

そうですね…
(この村くらいの小さな村なら)
知っていてもおかしくはないか…

思いを載せる?

[この村の燈篭祭りは初めてで詳細を知らなければ、男の言葉に不思議そうに首を*傾げた*]

(115) 2009/09/02(Wed) 02時半頃

楽士 ウトは、/*ウトウト

2009/09/02(Wed) 02時半頃


【人】 手妻師 華月斎

男の問い掛けに対し、ウトが返した声色を覚れば、続くだろう言葉は想像できた。
だから、華月斎は口を噤んだまま、
笑みのなくなった眼差しをウトの手元の品に向けた。
ほんの少しだけ、窺うように、気遣うように余四朗の方をちらと見遣りながら。

彼女が続けて語った、沙耶の話。
時折、頷くように小さく頭を垂れたのは、そう言えばそんな女性だったと思い出せたような気がしたからで。

「……、」

そして、目を伏せ、表情に影を作った。

(116) 2009/09/02(Wed) 02時半頃

【独】 手妻師 華月斎

思い出しても、思い出しても、
それが本当に自分の知っているものなのかどうかわからなかったから。

(-18) 2009/09/02(Wed) 02時半頃

後妻 菊は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 02時半頃


【人】 手妻師 華月斎

はっと面を上げたのは、思いを乗せる?とウトが首を傾げた時だった。

「あァ、ウトさん、此処においでなすったのは初めてですか」

村の外の者に祭りのことを話す時、
常ならば面白い噺でもするかのように派手に語り始めるものだが、
今この時の華月斎の声色は、その場を気遣ってか、落着いていた。

「此処ではですね、丁度今頃、夏が終わる頃になりますと。
 灯篭流し――そういう祭りを行っていて」

小さく、一息入れて。

「村の皆が持っている、思い、願い。
 それを此の灯篭に載せて、籠めて。
 そうして、広い海の彼方まで還すんです」

(117) 2009/09/02(Wed) 02時半頃

手妻師 華月斎は、籠められた「思い」を見詰めるかのように、朝顔の模様の灯篭を見下ろした。

2009/09/02(Wed) 03時頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 03時頃


【人】 後妻 菊

名を呼ぶ男の声が記憶を揺り起こして行く。
声が、その所作が、遠い記憶の中の其れと溶け混ざるのだ。

「……もしかして、」

月丸くん、と名を呼ぼうとするが。
彼が菊に対し抱く念と似た様な物を菊も抱いていた。
強く残っているのは幼き頃の彼の姿だ。
これ程に男らしく成長した彼は、知った『月丸』とは
まるで別人の様に見違えていた。

そしてこの時期に彼が戻ってきていた事も、
菊は生活や身の周りで手一杯で知る余裕が無かった。

「…そう、そうよ…」

だから、名を呼ばれれば嬉しそうに幾度も頷いた。

(118) 2009/09/02(Wed) 03時頃

【人】 後妻 菊

其れにしてもと、菊はまじまじ見つめる。
目に濃い紅化粧をし、派手な出で立ちである。
声を聴き、名を呼ばれなければ完全には
掘り起こせない相手だったろう。

「えぇ」

ウトの問い掛けには緩やかに頷きを返す。
そして月丸とウトの遣り取りを暫く見遣っていた。
菊が男を月丸、とすぐには呼ばなかったのも、
その身形から名を隠している事を考え
呼ぶ事が憚られたからだ。

ウトの問い掛けや、
月丸が菊との間柄をウトに説明する様子に
相槌と笑みで暫くは話を聞いていた。

(119) 2009/09/02(Wed) 03時頃

【人】 後妻 菊

だが、其処へ独りの男が>>104すまん、と入り。
ウトの零した名に反応して>>107足を止め、
其処から続く遣り取りを、ただ聴いていた。

「……あら」

初めはあまり、良くない雰囲気かと勘違いしたが。
話が進むに連れ、『沙耶』という名が出ると、
きっと月丸と同じ様な言葉>>112を心中で呟いた。

けれど、何もいう事は出来なくなってしまった。
>>111差し出された浅葱色を見て、おおよそを察したから。

(120) 2009/09/02(Wed) 03時頃

【人】 後妻 菊

暫くは何も謂えず話を聞いていたが、
月丸が灯篭流しの話をウトへし出すのを聞いて、
微笑を浮かべながら二人を見遣った。

「そうね……
 矢張り、村を離れてもあの光は忘れられないものよね」

其れは月丸へ向けた言葉だった。
毎年戻ってきているとは知らないから、
彼もあの光に触れたくて、乗せたくて、戻ってきたのか。
そう、思っての言葉と微笑だった。

「華月斎さんは、ご自分の思いはもう、良いの?」

詳細を聴く事は憚られた。
彼も、己が知る子供の頃の彼では無い。
だからその気持ちが乗った呼び方と、
遠まわしな、気持ちの所在を確かめる言葉。
>>110人の思いはもう、幾つか乗せて回っているのだから。

(121) 2009/09/02(Wed) 03時半頃

後妻 菊は、手妻師 華月斎が見下ろす朝顔を同じ様に見つめている。

2009/09/02(Wed) 03時半頃


【人】 手妻師 華月斎

ウトに祭りの話を語ってから、余四朗と菊、屋台の店主をそれぞれ一瞥した。
こういう祭りだろう、と確認するように。
そして視線は、菊のところで一度留まった。
見慣れている――と思う――彼女の微笑に、自然な笑みが零れた。
彼女の名を口にした時、そうよ、と嬉しそうに幾度も頷いたその姿>>118を見ていたから、
ああ、間違いなくあの「お菊さん」だ、と確信を持つことができるのだ。

けれど、先程受けていた視線>>119のこそばゆさも思い出されて。
帰郷した時、村中でしばしば感じる視線。
互いに知っている筈なのに、何処か珍しいものとして見られているような、そんな感じがするように思われた。
といっても、自分も同じような目で菊や他の村の衆を見ていたのかもしれないが。

(122) 2009/09/02(Wed) 04時頃

【人】 手妻師 華月斎

そんな華月斎――月丸の表情が一瞬だけ失せた。
「忘れられない」と聞いた、そのほんの一瞬。

「……忘れたくないですから」

こほん、と咳払いして。

「あァ、忘れられないんですわ。
 都でのことも相当に慌しくて忙しいんですけど、
 それでも、年に一度は、此の祭りの為に
 戻ってくるって決めてるンで」

初めは祭りの時くらいは故郷に戻るべきだから、というのが帰郷の理由だったのだが。
次第に、薄らいでいく記憶を何とか繋いでいくために、
祭りの灯火を、そして人の姿を求めるようになっている気がしていた。

(123) 2009/09/02(Wed) 04時頃

後妻 菊は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 04時頃


後妻 菊は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 04時頃


【人】 手妻師 華月斎

「華月斎」、と「お菊さん」から呼ばれて、違和感を感じなかった訳ではない。
けれどそれでも、「月丸くん」と呼んでくれと頼むことはしなかった。
もう子供ではないから、という気持ちが働いたこともあってだったのだが。

「俺は、……。

 ……俺のはもう、この灯りに、載せてありますンで。
 まあ、ほんっとうに些細な願事なんですが。……へへ」

彼自身が初めから手にしていた灯篭の方を指した。
とりわけ、何の装飾があるわけでもない灯り。
ただ上の方に、紙を切り抜いて象られた蝶が二羽、控え目に飾られている。

「あァ、お菊さんはもう、思いの方は既に……ですか?
 そういやウトさんも、まだ思いは載せてないみたいですし、
 もし、まだでしたら、丁度今にでも――」

先程、思いへの問いの言葉を掛けた瞽女と、菊とを見遣りながら、
花の模様の入っていない質素な灯篭を手に取り、
そっと前の方に差し出した**

(124) 2009/09/02(Wed) 04時半頃

手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 04時半頃


【独】 手妻師 華月斎

/*
 レスが遅いのは時間帯の所為ではありません。
 単にものすごいRP村ブランクがあったからだとおもいまs


 本当に、皆様にご迷惑お掛けしてます……ごめんなさいorz
 あと、全然纏める方向に会話の流れを持って行ってなくてすみませんでした……。

(-19) 2009/09/02(Wed) 04時半頃

【独】 手妻師 華月斎

/*
 それにしても、素敵で惹かれる設定の村なだけに、
 廃村が、ホントに残念で、残念で……。

 実はかなり前から、参加したいな!と思っていた村でした。
 慌しかったりバテたりが続いてかなりのギリギリ入村になってしまったのでしたが。

 ああ、朧さんともお話したかったです……。

(-20) 2009/09/02(Wed) 04時半頃

【人】 野伏り 余四朗

>>111 …は?これ俺があいつにあげた…何でお前が…

[普段の乱暴な口調に変わり、リボンを凝視している]

今は…今は……何だよ!言えよ!

[突然自分の前から何も言わずに消えた女>>113一緒になろうと約束した女]

……っ約束したのに。この灯篭流しの日に…。

[>>114受け取ったリボンを握り締めながら、ウトが亡き人を思い返すように話すのを察し]

何だよ…何なんだよ…ははは…沙耶…は…

[後の言葉をつづけられなかった、口に出すのが怖くて啼いてしまいそうで]

(125) 2009/09/02(Wed) 08時半頃

【人】 野伏り 余四朗


 沙耶は何で俺の前から姿を消したのかね……

[ずっと月日が流れても思い続けてきたこと]

 忘れたくても、忘れられないんだよ…。何も言わずに消えちまったから。…もう…会えな…い…

[浅葱色のリボンを見つめながら固く口をつぐんだ**]

(126) 2009/09/02(Wed) 08時半頃

野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 08時半頃


野伏り 余四朗は、メモを貼った。

2009/09/02(Wed) 08時半頃


【独】 手妻師 華月斎

/*
>沙耶が出て行った理由
 先生、俺もどろどろしているのしか思いつきません…でし…た(汗

 そして今月丸くんは纏める方向性で迷いまくっています。
 あ、あと二時間ちょっと……。

(-21) 2009/09/02(Wed) 23時頃

【独】 手妻師 華月斎

/*
 よし、月丸と華月斎の方向性は何とかまとめた。
 あとは余四朗にお沙耶さんのことをなんとかお伝えできる、なら。

(-22) 2009/09/02(Wed) 23時半頃

【人】 楽士 ウト

どうしてでしょう…

[搾り出すように呟く余四朗の言葉にじっと考えながら]

沙耶様とわたしはお互いに一人旅でした。
二人 出会って 意気投合して しばらく一緒に いろんな所を廻りましたが…
旅の理由はお互いに話もしませんでしたし…もちろん 聞きもしませんでしたもの

(127) 2009/09/03(Thu) 00時頃

【人】 楽士 ウト

---女が一人 在所を捨て、何もかも捨て、旅に出ないといけなかった理由

もし 沙耶様があなたに何も言わなかったのなら
きっとあの世まで持っていきたい秘密なのでは

(128) 2009/09/03(Thu) 00時頃

【人】 楽士 ウト

理由 なんて知りたいですか?

沙耶様は…貴方の事をいつも とても懐かしそうに幸せそうに わたしに話してくださいましたよ。

[そういって 今は余四朗の手の中にあるリボンからするりと名残惜しげに指を滑らす]

(129) 2009/09/03(Thu) 00時頃

楽士 ウトは、メモを貼った。

2009/09/03(Thu) 00時頃


手妻師 華月斎は、メモを貼った。

2009/09/03(Thu) 00時半頃


【人】 手妻師 華月斎

華月斎から余四郎に掛ける言葉はない。
己などから掛けられる言葉などない、と思われたから。
沙耶のことで今、彼に何か言ってやれるのは――そう思い、
ウトの方を暫し眺めるも、彼女が沙耶の旅の訳を語ることはなく。
勿論、遠い昔に村から居なくなった月丸がその理由を知っている筈もない。

「――…でも、良いもんだな」

ぽろ、と微かに零した言。

「ずっと遠くに離れてても、覚えて語って貰えたり。
 ……居なくなっても、忘れずにいて呉れるヒトが居るってサ」

少なくとも、このような言葉を余四朗の前ではっきり言おうなどという心算はなかった。
沙耶を忘れられないことが彼にとって苦しいものだ、という想像はできていたから。

(130) 2009/09/03(Thu) 00時半頃

後妻 菊は、メモを貼った。

2009/09/03(Thu) 01時頃


【人】 野伏り 余四朗

[>>128リボンを握りしめたまま黙ってウトの言葉を聴いていた]

あの世でしか理由は聞けないのか…また俺は置いてけぼりだねぇ。本当に忘れられなくなっちまった…

……沙耶は幸せそうだったかい…そうか…
人の思いは生き続けるんだね…輪みたいに繋がって繋がってさ。沙耶は帰ってきたんだね…

[再び沈黙] 

(131) 2009/09/03(Thu) 01時頃

【人】 野伏り 余四朗

(どんな理由があっても俺は…もっと一緒にいたかったな)

[灯篭の灯りを見つめながら瞳に映った灯りも揺れている]

(132) 2009/09/03(Thu) 01時頃

【人】 後妻 菊

月丸が此方の問い掛けに応える様子を見ていた。
咳払いをし、口にする言葉は毎年戻る彼にしては、
何処か遠い、悪く言えば突き放した様な印象を受ける。
だが、菊は咳払いの前の言葉を確かに聞いた。
"忘れたくは無い"と確かに。

「そう…」

だからあえて、優しく微笑んだ。

「年に一度、この時期だけでも。
 戻ってくるのはとても良い事だわ。
 土地にとっても、きっと、あなたにとっても。」

咳払いの後の言葉にだけ、応えるように。

(133) 2009/09/03(Thu) 01時頃

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