そろそろ学校に行かなくちゃ。あまり待たせるのも気の毒だし。
それじゃ、スージーちゃん、またね!
[学校が待ってはくれないなんて、ポーチュラカは夢にも思わない。少しばかり急ぐ姿勢を見せて、よいことをしているつもり。
須藤にもフレンドリーに手を振って、コンビニをあとにした。]
あら。
[そうして、リムジンの方に戻ろうとすれば、また中華飯店の前を通ることになるわけで。
なにやらお店の前がちょっぴりにぎやかだ。]
まあ、今日もアーサーが志偉ちゃんのボディーガードをがんばっているのかしら。
[傍らのSPを見上げて、そんな感想。
ポーチュラカのSPvs志偉のSP(アーサー)の戦いは、猫に軍配が上がった。ほっぺたの三本線がそれを物語っている。
「まあ、オスの三毛猫は3000万ですものね。あなたのお給料はそんなにないだろうし、仕方ないわ」
ポーチュラカのそんな慰め(?)の言葉がSPの胸をほっぺたの三本線よりも深くえぐったことをポーチュラカは知らない。]
(98) 2017/05/18(Thu) 21時半頃