221 堕天の姦計
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[魔を地へ縫い付けた槍から逃げるように残りの魔が散じる。 うち2つはジェフェルが放つ眩い槍の軌道に入り、小爆発を起こした。 残り2つは、狙いをノックスへと定めたよう]
はっ!
[飛び掛ってきた蜥蜴の1を、軽く身を縮めその頭上を跳び越えるように前方回転しながら躱す。 擦れ違い様、掌打を繰り出すのは槍を手に戻すまでの時間を稼ぐため。 空中から地へ叩きつけられた魔は一時の間、動きを封じられた。 その間に穂先を地へ突きたてた槍の柄を握り、迫り来るもう1つの蜥蜴へと相対する。 繰り出される爪と交差するように短く持った槍を突き出せば、腹を穿たれた魔は苦悶を残して塵へと散じた]
っ てぇ、 しくった
[左の頬に一筋の線が走る。 交差の際に爪が身に届いていたようだ。 じゅくじゅくと周囲の瘴気を取り込んで侵蝕しようとする傷を手の甲で拭い、翼から零れ落ちる燐光を沿わせる。 一時凌ぎにしかならないだろうが、残りの蜥蜴を屠るまでは持つだろう]
(172) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[戦場を俯瞰する視界、映る敵の姿。 それらは全て精確な立体図>>150として脳裏に再生された]
──ッ
[各個の撃破よりは、最大効率を求める大きな軌跡で、先ず頭数を減らして道を拓いていく。
振るわれ切り裂く毎に、剣の纏う昏い焔は大きく、熱く威力を増して。御し続けるには重い剣を、しかし操る動きは鈍らない。聖なる気はこの身にも力を補うらしく]
(173) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[無様な姿を一瞥することもなく、 そうして魔どもを追い払い、少しづつ数を減らしてはいくが]
ああん。もう面倒なんだからっ!
[歯がゆそうな声をあげた]
大体さぁ。魔物を倒すための天使軍なんでしょ? あまりにも禍々しい得物はどうかってどういうことよ。
前のやつは鋼鉄を繋いだやつだしトゲトゲもいっぱいついてたから、 こいつらなんて余裕なのにさ。 これのいいところなんて、軽いから体力消耗しないってくらいじゃない。
[ケヴィンの心配などどこへやら>>130 体力については特に問題は起きていないようだった]
(174) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[動きが鈍ったままの最後の蜥蜴を槍で貫き、洞窟の入口へと辿り着いた本隊>>171の後方へと降り立つ]
了解です、お気をつけて。
[内部がどうなっているかは分からない。 けれどジェフェルならば障害を打ち破るも容易かろうと、救出へ向かうのを見送り、ノックスは退路確保のために洞窟の外へと留まった。 ジェフェルに続き洞窟内部へと足を踏み入れる同胞にも同様に声をかける]
(175) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[剛剣に焼き払われた蝗が散る中、二つ跳躍して身を起こす骸骨兵を蹴り飛ばした。
狭い左の視界を支えるように、眩い槍が至近の魔を爆し>>163、また頭上から迫る蝙蝠に刃を向けるより先、電光石火がそれを貫く>>144
流星のごとく闇を切り裂く矢の光の元、魔の軍勢を裂いて開き伸ばした道は、 洞窟の入り口>>171へ]
ここに
[留まる。 中に入る御使いを背に、追い縋る地の魔物へ相対した]
(176) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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/* 気が付くとログアウトしてる。本日3回目くらい。 ちまちまキャッシュ消してるせいかも。
自動読み込みが動かないのは安定のスクリプト停止頻発のお陰か。 スクリプト停止頻発現象は、単純にマシンパワーの問題な気もしてきた。
一度は、トップページに戻って入り直さないと、最新ログ表示されないことがあったな。 発言ptが減らない現象は発生してない。(火狐)
(-135) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[>>162浅慮なる幾体かの魔が、隊の中央を狙うのが見える。 眩い黄金が、それをたやすく散らすのが見える。
長い間、その背中を見てきた。 揺るぎない光輝へ注ぐ眼差しは、信頼と敬愛]
はい。今少しで、かの洞窟へ至りましょう。
[>>152トレイルが描き、ケヴィンが補足した地図が意識に届いている。 >>163隊長の声に、行く手を見据えた]
(177) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[見えざる想いの手が栗色の髪を梳く。]
はい…っ、
[ときめく魂は天の青に煌めいた。]
(-136) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[もう一対の翼のごとく、ジェフェルの側にあって戦況の推移を分析してゆく。]
敵は多いようですが、私たちが引けを取っているとは思えません。 抵抗は予測の範疇です。
ただ、我々の目的は殲滅に非ず──
[サイモンの囚われているだろう洞窟へと踏み込むジェフェルに続く動きに迷いはない。]
(178) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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― 魔界のすぐ手前 ―
[オスカー達――4523小隊のメンバーは、先に進んだメンバーに次ぐ形でサイモンの捜索に取りかかることになった。 そわそわとして落ち着かない様子のオスカーに、小隊長から声を掛けられる。優しい激励の言葉。
『本当に、行くのだな?』
その声を聞き、思わず不安(と、いっても彼自身この感情の正体が分からないのだが)の感情が溢れそうになる。 それを、ぐっと堪え、小隊長に向かって精悍な顔ではっきりと言う。]
はい。 僕が、絶対に救出してみせます。
[小隊長に声を掛けられたことも影響されたのだろうか。 その声は随分と落ち着いていて、不安というものを感じさせないものだった。 それを聞いた小隊長は少しだけ頷いた。顔つきが、どこか穏やかになった気がする。
自分自身も、不安の感情を振り払い――魔界へと向かう。]
(179) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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…………。
[洞窟の入り口に辿り着けば、空を仰ぐ。 飛ぶ影の数は激減していた。
>>171ジェフェルに続き、洞窟へ足を踏み入れる。 退路を固める御使いたちを見渡して]
……ここは、お願いします。
[短く告げると、更なる闇の奥へ]
(180) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[幾許の時、そうしていたか。 いくつもの光点が闇を弾き返しながら進み、 ヨラニエルの祈りであろうか辺りの瘴気が薄れてきて、 本隊の到着を悟る。 隊長およびその下にあるものたちの優秀さを示すには 充分な速度に]
早いわねぇ。 これからが本番だってのにさ。
[軽口を叩くものの、事実としては正しくない発言だった]
(181) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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― 牢獄 ―
[留まるものたちへ、小さく祝福の仕草を投げ、 後は顧みることなく奥へ急いだ。
洞窟の中は尚いっそう濃い瘴気が澱み 時折現れる鉄格子と、中に備えられた冒涜的な機具が 陰惨さをひときわ際だたせていた。
ひとつひとつ、牢を覗き込みながら進む。 ほとんどは空だが、稀に繋がれている場所もあった。 囚われの者らはみなうつろな目を見開き、 意味為さぬ声を垂れ流し、 或いは狂乱して自らを傷つけ続けている。]
(182) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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/* たしかに。 たまーに固まるような気がするけれど。
いやそれを差し引いてもこれは凄いなぁ。
(-137) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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いろいろ振って下さった皆様ありがとうございます どう絡んでいいかわからねええええってなってたから助かった…… いつの間にか至高の射手とかになってたけどまあ想定の範囲内(*ノノ)天使だもんね!
(-138) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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/* さーて、どうやって合流しよう!
(-139) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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>>182 冒涜的な器具(*ノノ)
弓矢は洞窟内に向かないかもだけど割とみんな武器がでかそうだし外に残る人多いかな、と思って入ってみた
あと名前はパトリシエルと迷ったけどそのまんまパティエルの方が覚えやすいかなってかなって
(-140) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[蒼白い翼の疾さは、雷に似て映った。 降り立つノックス>>175を見て瞬き、意思を通ずる]
…
[掛けるべき言葉を丸ごと全部省略して、得物を握り直す。 この重さは、その威力。 敵の密度が高ければそれだけ一撃で屠る数も多くある。
次の闘いは進むためでなく、維持のため。防衛に適したケヴィンを新たな核と定め、再び魔の群れの懐深くへと羽撃いた]
(183) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[地上では新たな戦いが始まっっている。 クラリシエルの勇猛なる武を眼下に感じながら、 次の一手を打つべくケヴィンに碧眼を転じた>>138
その視線が射手へ向くとケヴィンの意を悟りしかと頷くと、 魔物たちの鼻先を掠めるように鞭をうならせ、 ケヴィンと連携をとりながら、射程へと追い詰めていった]
(184) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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[本隊への合流。 ジェフェルとは一瞬目を合わせて、その翼を見送り]
[翼を跳ねあげ、足裏で地を殴りつけて、さながら一個の戦車のようにして地を這う魔どもを蹴散らす。 後衛に押しかかろうとする不届き者どもを、叩き伏せ弾き飛ばして]
[魔などにジェフェルは追わせない。 そして、小隊が帰るためのも、譲らない]
(185) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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サイモン―――
[無事であって欲しい。 祈り込めて呟いたとき、目の前に黒々とした壁が現れた。]
…。
[近づかずともわかる、濃密な瘴気。 目に見えるほどの密度をもって、 粘性の壁として立ちはだかる。
いかがしたものかと立ち止まったとき、 壁の向こうから、確かに声が聞こえた。]
(186) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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/* 希望はおまかせ
赤希望っぽい人いない気もするけどいいや
(-141) 2013/05/10(Fri) 23時頃
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サイモン、そこにいるのだな?
[聞き間違えようはずがない。 幾度か行動を共にしたことがある同朋の声。
瘴気の壁は容易には突破できそうにないが これを越えねば、サイモンを救い出せないだろう。]
―――支援を。
[黄金の刃奮い立たせて、静かに身構える。]
(187) 2013/05/10(Fri) 23時半頃
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― 魔界 ― [ただただ驚くばかりだった。
4523小隊は、ひとまずは全員一丸となり、辺りを飛行しながらサイモンを捜索する作戦だ。 オスカーは、弓という武器から、出来るだけ後方からの支援攻撃という事になる。
『……こんな所に、サイモンが?』 『可愛そうに、早く探さなくては……!』
先輩達の声が聞こえる。 ちらっとその方を見ると、みんな眉間に皺を寄せ、サイモンを心配する言葉を呟いていた。 しかし、オスカーはこんな時にもかかわらず、サイモンとはまた別の事を考えていた。 草木は荒れ、水も涸れ果て、見ればおぞましい生き物―魔物もいる。
オスカーの世界は、天界が全てだった。 ……正確に言えば、天界の宮殿がオスカーの世界のほぼ全てを占めていた。 だからこそ、初めて見るこの恐ろしい風景に、ただ心の中で戦慄するだけだった。 ふと、オスカーがぽつりと呟く。]
……地面が平らじゃ無い……。
(188) 2013/05/10(Fri) 23時半頃
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/* あ、そっか。更新押さなくて良いのね。 つい押しそうになる。。。
(-142) 2013/05/10(Fri) 23時半頃
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はっ!
[>>165その一声のみで背を押すような隊長の言葉に、短く声を返す。 その下でこそ、力を振るえることは誇りに繋がる。
次いで傍らの仲間に向き直り]
いま少し…ケヴィンさまの傍へ。 お願いできますか?
[瘴気と魔のものに阻まれ力は僅か届かない。 ミルフィは、パティエルは、意図を汲んでくれようか。 力を行使できるだけの間隙を求めた]
(189) 2013/05/10(Fri) 23時半頃
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>>188 なにこの可愛い生き物(・∀・*)
(-143) 2013/05/10(Fri) 23時半頃
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/* 一旦休憩。
常時、3つくらい聖書関係のタブを開きながらログ書いてますwww ほんとはヘブライ語出したかったんだけど、 ヘブライ語はそりゃあもう難しかった。 日本語逐語訳+音読用カタカナ付きのヘブライ語聖書がちょっと欲しくなったね。(全49巻!)
天使の言語はアラム語だという話もあるけれど、そこまでいくとさすがにどうにもならない。
(-144) 2013/05/10(Fri) 23時半頃
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─ 洞窟前 ─
[牢獄へ向かう同胞を送り出した後、槍を構え地を這う魔の一部と相対する。 猛る焔を抱くエリシェバへと薄蒼を向ければ、瞬く亜麻色>>183がこちらを見ていた。 彼が残るであろうことはその態より明らか。 重戦車たる様相のケヴィン>>185もまた守るために残るだろう。 ならば、それを核として魔を誘導するが己が役目。 盾と剣が最大限に活かせるよう、速さで魔を追い立てに入った]
(190) 2013/05/10(Fri) 23時半頃
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― 牢獄 ―
[知識でのみ知るその施設が五感に触れてくれば、自分が小さく堅くなる気がする。 自分の「知」は足りない。
だが、学ぼうとする心を怯ませるものが、ここには確かにある。
祈りの言葉は出て来なかった。 トレイルにとって祈りは縋るためではなく崇めるためのものだから。]
(191) 2013/05/10(Fri) 23時半頃
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