221 堕天の姦計
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
パティに1人が投票した。
ローズマリーに2人が投票した。
トレイルに1人が投票した。
オスカーに2人が投票した。
ローズマリーは村人の手により処刑された。教会の鐘が厳かに鳴り響き、法の執行を宣告した。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
二重スパイ
なんということだろう!一人が村側を裏切り、狼に与する半端者になってしまった。明日以降も、彼は村人を裏切り続けるだろう……。
決定者や光の輪の持ち主なら、このときにその力を手放してしまう。
現在の生存者は、ジェフ、パティ、ノックス、トレイル、オスカーの5名。
|
― 深淵の小部屋 ―
そのくらいにしておいてやれ、ヨーランダ。
[微かに苦笑めいたものを浮かべながら あらためて部屋の中へ踏み込んだ。 手を翳せば闇は蠢きをやめ、潮引くように下がっていく。]
強情だな。おまえは。
[ミルフィの髪に手を掛けて、顔を上げさせ、]
―――私を求めているのだ。このものは。
[ヨーランダの方を見ずに、言葉だけを投げた。]
(*0) 2013/05/16(Thu) 00時半頃
|
|
− 十字架の丘 −
なればこそ。
[ジェフェルの呟きに返すのは静かな声。>>5:52]
(0) 2013/05/16(Thu) 00時半頃
|
|
どうか、目を背けないでください──…
[瘴気が穿った傷から、熱い雫が伝った。**]
(1) 2013/05/16(Thu) 00時半頃
|
|
[降り積もる白い羽を吹き飛ばすように紫黒の闇を噴出し、己とローズマリーの身体を包み込む。 深淵への道を繋ぎ維持し、紫黒の中を一時的に深淵と同化させた]
(2) 2013/05/16(Thu) 01時頃
|
|
[深淵と繋いだ紫黒の中、身体は寸分違わぬ状態で影へと変わる。
擽るように頬を撫でる細い指が心地良い。 向けられる声に口端を持ち上げ、笑みを深めた]
どう致しまして。 ああ……そっちの方が似合うよ。
[漆黒に覆われた背にあるものに触れ、感触を確かめながらローズマリーに口付けを落とす]
(*1) 2013/05/16(Thu) 01時頃
|
|
ほら、クラリッサもお待ちかねだよ。
[ローズマリーに重ねていた身を起こし、近くの椅子に視線を投げた。 彼がずっとそこにいたと言うのはその態から伝わるか]
(*2) 2013/05/16(Thu) 01時頃
|
|
─ 妄執の書庫 ─
[紫黒の闇から抜け出てきたノックスは再び布鎧を身に纏っていた。 満足した顔で書庫から出ると、重々しい鉄門扉が音を立てて閉じた]
(3) 2013/05/16(Thu) 01時頃
|
|
だいぶ、光は減ったかな?
[ちろ、と舌先で唇をなぞり、神に見放された者と深淵へと堕ちた者の数を比べる。 残る者達も闇の世界に当てられ変容しているかも知れない。 どうなっているかを直接目にすべく、ノックスは闇の空へと飛び立った**]
(4) 2013/05/16(Thu) 01時頃
|
|
─ 妄執の書庫 ─
[視線を投げたと同時、抱擁をするが如き気が届き、深淵の子に認められたことを知る]
へへ、神の腕が如何に短いかの証明、出来たよね。 うん、自信ついた。
[笑い返し、一糸纏わぬままの胸を張った。 ローズマリーとクラリッサの邂逅は傍で眺めて。 深淵へ移動することになればローズマリーを抱いて闇の奥底へと向かうつもり*]
(*3) 2013/05/16(Thu) 01時頃
|
|
─ 十字架の丘 ─
[ジェフェルからの視線には気付いたが、そこから離れることは無く。 干渉せず、出来ず、ただ眺めるだけにして。 追い払われないうちはしばし影はその場に留まり漂っていた*]
(*4) 2013/05/16(Thu) 01時頃
|
|
[責めるようなヨーランダの言葉に、 心外だ、とでも言いたげに片方の眉を上げた。]
求める? 私が、か?
[ふ、と瞳から感情の色を消す。]
―――堕ちゆくものに、愛など必要ない。 私はただ、
[ミルフィの額にかぎ爪を置き]
天使を、憎むのみだ。
[ひと筋の赤を刻んだ。]
(*5) 2013/05/16(Thu) 01時頃
|
|
…茨こそ我が道(いのり)
[憤然と、あるいは軽蔑したように、 吐き捨てたヨーランダの背を見遣り、 答えるという風でもなく独白する。
そうして、あとは意識の外に置いた。]
(*6) 2013/05/16(Thu) 02時頃
|
|
[ミルフィに与えた傷を指先で拭い、唇で吸う。 唇をそこに置いたまま、囁きかける。]
だから、おまえを狂わせてやろうとしたものを。 私がおまえに与えられるものは、 痛みと苦しみでしかない。
[そう口にしながら、手は愛撫めいて濡れた体をまさぐる]
私の愛は――― …慈愛の心は、既に霧散してしまった。
(*7) 2013/05/16(Thu) 02時頃
|
|
私が見出し、拾い上げたものよ。
おまえを傷つけ、嬲ることを悦ぶ心と、 おまえの苦しみを取り除きたいと思う心が、 共に、私の中にある。
[愛撫は、時折、肌を裂く爪に変わる。 次の瞬間には、痛みを快楽に転化するよう、 やわらかなひと撫でが加えられる。]
おまえを、永遠の快楽の中に置いてしまえば、 いずれも、満たせたものを。
ほんとうに、強情なことだ。
[告げる瞳には、無くしたという慈愛に似た光が、 あるいは、親が子を見るような色が、淡く浮かんでいた。**]
(*8) 2013/05/16(Thu) 02時頃
|
|
― 十字架の丘 ―
[朱班の翼をすり抜け、ゆっくりと漂い離れながら、 視線でトレイルを縛めていた闇を解く。 傷より零れる雫は涙にも似て、]
―――……。
[逸らそうとする視線を、声が縛った。]
(5) 2013/05/16(Thu) 02時半頃
|
|
私の我が儘だ。 許せ、トレイル。 [星天宿す瞳を見つめて、噛み締めるように告げた**]
(6) 2013/05/16(Thu) 02時半頃
|
|
− 十字架の丘 −
[嘆願の言葉を口にした十字架上の天使は、漂い離れるジェフェルへと儚い笑みを見せる。]
…申し訳ありません、
(7) 2013/05/16(Thu) 04時頃
|
|
…っ ぅ
[足に新たな痛みが加わり、流し見れば、怨執の亡霊が十字架を這い上ってきているのがわかった。 程なく、他の魔物たちも乱鴉のごとく群がって、この贄を襲って深淵に引きずりこまんとするだろう。 光に敏感な魔物たちが、いまだ堕ちぬ天使を見逃すはずがなく、ましてや獲物は磔刑の身。 そうなってはトレイルには抗う術もない。]
(8) 2013/05/16(Thu) 04時頃
|
|
[それが、ジェフェルのしようとしていたことかと合点する。
けれど、堕天の長はトレイルを縛めていた闇を解いた。]
──…!
[トレイルは翼を広げて軛を逃れる。]
(9) 2013/05/16(Thu) 04時頃
|
|
それがあなたの選んだことならば、
私はあなたを赦し、認めます。
[宵闇の紫を見つめて指を掲げる。]
(10) 2013/05/16(Thu) 04時頃
|
|
けれど、 私もまた、私であるために──戦います。
[光の刃で妄執の亡霊を斬り払って舞い上がる。 この身を害さんとする者たちから身を守るべく。 圧倒的勢力差の前に、寄る辺なき天使がひとりで長く生き伸びられるはずもないけれど。]
私の居場所を、得るために。
(11) 2013/05/16(Thu) 04時頃
|
|
―重力沼地―
[泥濘にひとり佇み、翼の主の気配を探す。 聞こえてくるのは、どことも知れぬ次元からの、意味さえ汲めない遠いざわめきばかり]
……どこにいるの。 まだ、闇に呑まれていないのなら……応えて下さい。
[ライムグリーンの片翼抱きしめ、定かならぬ相手へと、魂の声を送った**]
(12) 2013/05/16(Thu) 08時頃
|
|
― 十字架の丘 ―
[永遠の薄闇をさすらう亡霊たちは、光を求め、光を憎む。 天使の放つ光は灯台のように、亡者どもをおびき寄せていた。]
………っ。
[群がる亡霊を斬り払い、舞い上がる天使。 光に裂かれたのが自分ででもあるかのように、 顔を歪め、胸を押さえて孤軍の戦いを見る。]
(13) 2013/05/16(Thu) 10時半頃
|
|
[赦す、と掲げられた指が胸を抉る。 求めていた天がここにある。 罪を背負い、罪を贖う贖罪の羊。
一瞬でもそれを求めた自身を、 心から憎み、侮蔑した。
それではなにも変わらぬ。 先を争って折り重なり、闇雲に光へ手を伸ばす亡者どもと。]
(14) 2013/05/16(Thu) 10時半頃
|
|
私は、おまえを求める。
[魂の手と、現実の手とを共にトレイルへ伸ばす。]
来い。トレイル。 天にも、魔にもおまえはくれてやらぬ。
おまえは、私のものだ。
(15) 2013/05/16(Thu) 10時半頃
|
|
罪は我が背にあり。 おまえには譲らぬ。
[宣言と共に、纏う闇が燃えあがった。 冥い炎に炙られて、鎧が鮮やかに変化する。 赤熱した鋼の色は光吸い込む漆黒へと変じ、 一切の光を発しない闇の焔に灼かれ続ける炉と化す。]
(16) 2013/05/16(Thu) 10時半頃
|
|
ただ私の側にあれ。 純粋なる魂のまま。
[燃え続ける焔がいくらか滴って、亡者の上に落ちる。 灼けつく闇に燃やし尽くされ、亡者はたちまちに消滅した。
手で払えば焔が伸び、天使に群がる亡霊を一掃する。 拓かれた道の前で、天使を、真っ直ぐに見つめた。]**
(17) 2013/05/16(Thu) 10時半頃
|
|
─ 十字架の丘 ─
……なんで、逃がすの?
[自ら解いたとしか思えぬトレイルへの拘束を見て、影が失望に似た冷たい声を零れ落とす]
あのまま繋いでおけば、いずれは堕ちただろうに。
[全て時間の問題とは言え、野放しにするよりはずっと早く闇に染めることも出来ただろう。 それをしなかったジェフェルに訝しげな色を宿した薄蒼を向けた。 籠められる声と態度にそれまで抱いていた敬意は薄れている]
(*9) 2013/05/16(Thu) 10時半頃
|
|
────そんなに”光”が恋しいの?
[あるがままのトレイルを求める姿に、軽侮を含んだ声が落ちた**]
(*10) 2013/05/16(Thu) 10時半頃
|
|
─ 妄執の書庫→深淵 ─
[ローズマリーからの口付けを受け、浮かべていた笑みを深める。 その身に纏う闇のドレスは彼女の魅力を引出し、更なる劣情を抱いたが、休むことをローズマリーに勧めるクラリッサの言葉を聞いて、一度それを押し込めた。
肌を晒したままに胸元に送られる魔竜の接吻。 気怠い余韻残る身体にほんのりと熱を灯す]
今なら何でも出来そうだね。 身体が、心が、満ち足りてる。
神の腕を越えたんだ、良い気分だよ。
[労いを含んだ声を返しながら、その身に紫黒の闇を纏い、同じ色の細めのハーフパンツと羽織るだけのシャツを着込んだ。 その姿でローズマリーとクラリッサと共に深淵へと降りて行く]
(*11) 2013/05/16(Thu) 12時半頃
|
|
こっちもなかなか、賑わってきたね。
[漂う香や耳に届くおとに愉しげに鼻を鳴らす。 最初にジェフェルが作り出した大部屋の他にも小部屋が出来ていたりと、深淵の様子も少しずつ様変わりしているようだった。
宙に身を投げ出すと、ハンモックに寝そべるような体勢で漂う。 深淵で起きることを具に見つめんと、高みでの観覧を決め込んだ**]
(*12) 2013/05/16(Thu) 12時半頃
|
|
[影より聞こえる声に、視線を滑らせる。>>*10 訝り蔑む声を確かに聞きながら、 宵闇の瞳は、微かな微笑さえたたえていた。]
人の子にはわからぬ。 使徒が光求めるは、人が水を、空気を求めるに同じ。
それに私は、これの光を求めたわけではない。 "これ"は、私の"子"だ。
(*13) 2013/05/16(Thu) 13時半頃
|
|
[不意に触れてきた魂の"声"に、いぶかしげな表情を浮かべる。]
ケヴィン、か?
[もしや、闇に落ちたはずの彼の心に、 いまだ天使としての魂が残っていたというのか。
微かな可能性に思い至ったとき、 心に去来したのは痛みのような喜びと、憐憫。悔悟。]
(18) 2013/05/16(Thu) 13時半頃
|
|
……天は、天使に完全を求める。
私は魔界にて、穢れを受けた。
―――― ゆえに、私は天に叛いたのだ。
[神は慈悲深く、すべてを赦される。 天使を見捨てることなど、ありはしない。
だから、叛いた。 天が間違うことなど、あってはならないことだから。]
(19) 2013/05/16(Thu) 13時半頃
|
|
[さらに届く『副隊長』の"声"。 そこに、疑いを抱きはしなかった。
小さな違和感を感じはすれども、信頼が目を曇らせる。]
天が、穢れを得たと断じたこと、そのもの。
[天界に在りし時のように、内心を吐露する。 竜の前で閉ざした殻は、今は開かれてあった。]
天がそれを望むのであれば、私は堕ちねばならぬ。 神の、敵として。
[淡と響く"声"は、それでも痛みを押し隠す。]**
(20) 2013/05/16(Thu) 16時半頃
|
|
[愛されたいと言ったか。 反問するミルフィの髪を撫で、堕天使は立ち上がった。 その体が、不意に燃え上がる。
本体がさらなる闇を得たのを受け、 影もまた、焼け落ちて姿を変えた。
全身が冥い焔に包まれた人型の闇。 ただ顔だけが、以前と変わらずある。]
良し。
[焔の中で、堕天使の顔がうなずく。]
ならば私の中に堕ちるがいい。 私を思い焦がれ、狂い咲くがいい。
私はおまえを受け入れる。
(*14) 2013/05/16(Thu) 16時半頃
|
|
[燃える体をもって、ミルフィを抱きしめる。 光なき焔は肌を責め苛みはすれど、 身を損なうことはない。]
忘れてはいない。ミルフィ。 私は、おまえのその折れぬ強さを嘉したのだ。
ゆえにこそ、今ひとたびおまえを変えよう。
私を受けよ。 私の苦しみを、おまえに分け与える。
[灼熱の抱擁の中、ミルフィの唇を奪う。 歯列を押し開いて進む舌は、頑なな鉄のように冷えていた。 舌の先から零れる雫は、苦く焼け付く苦しみの果実。 堕天使が自らに課した罰の、ひとかけら。]**
(*15) 2013/05/16(Thu) 16時半頃
|
|
─ 深淵 ─
[一人悶えるヨーランダを愉しげな笑みを浮かべて見下ろす。 あのまま悶え続けるようなら弄ってやろうかとも思ったが、それは自らに圧し掛かる重さによって遮られた]
…揺籠になるなら上に居るのはおかしくない?
[薄蒼を隻眼の男に向けて、不満げに声を紡ぐ。 クラリッサに向ける視線が、降りろと言外に言っていた]
(*16) 2013/05/16(Thu) 18時半頃
|
|
[オスカーは、聞こえた"声"にしばし耳を傾けながら、鏡の中を見ていた。 マリエルが深淵に堕とされた様子を、そして落ちた自分の羽根を拾い上げてくれたパティエルを――。]
……。
[オスカーは、その様子をしばしじっと観察した後に、 無言で羽根を広げ、その場を後にした。]
(21) 2013/05/16(Thu) 19時頃
|
|
[さらに繰り返される"副隊長"の声。
穢れを受けた。そう断じられる心当たりはある。 瘴気の壁を斬り払った時、 決して汚れ受け付けぬはずの体に、黒が染みた。
天の声は本当のものだった。 それを疑う理由はない。―――なかった。 こうして、指摘されるまでは。]
私が、だまされたと …
[傷ひとつない強固な信の、ほんの一箇所に穿たれた穴。 そんなことはない、と思いながらも、埋められない疑念。]
(22) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
[揺らぎ、無防備になった心に、 叫びのような"声"が、深く、激しく打ち込まれた。]
おまえ、たち―――
[堕ちたくなかったと、悲痛に響く声。 あなたさえ騙されなければと、非難し嘆く声。
心のどこかで、なにかが砕け落ちる音がした。]
(23) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
[あの時、自分が少しでも疑念を抱いていたら。 すぐに断じず、せめて副隊長に伝えていたら。 或いは、天へ問い返す手段を模索していたら。
一瞬の激情に囚われた自分の過ちではなかったか。 あの時自分は神への信仰を失ってしまったのではないのか。 悪魔の誘惑に屈し、神の手を見失い、 自分が全て引き受けるように見せかけて、 神に全ての責任を押し付けたのではないのか。
自分を保っていたものが足元から崩れていく。 全身を打ち据える衝撃に、声も出せず、その場に頽れた。]**
(24) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
― 魔界上空 ― [見えた人影を追い、オスカーは飛んでいく。 闇の支配する空に黒光りする黒翡翠と若草の輝き。 手にした弓を確りと胸に抱き、救済の為に羽根を羽ばたかせる。
オスカーは知った。マリエルを堕とした者が今も空を飛び回っている事を。 そして――たった今来た"声"の主がとても苦しんでいることを。
気持ちは澄んでいた。 自分の行為に、疑いなど持ってなかった。 それは、彼の純粋であるが故の、――自覚なき呪い。]
(25) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
―重力沼地―
[呼びかけへの答えを待って、耳を澄ませる。 聞こえるのはいくつもの遠い声。
みな、同胞たちの声に聞こえるのに、どれが誰の声なのかわからない。 嘆くような声。呪うような声。楽しげにも聞こえる声]
どうしてしまったの……? 皆、闇に囚われてしまったの?
『あ…やだ…さま…もっと』
[甘く、浅ましい喘ぎが聞こえて、使徒は首を振る]
こんな、こんなこと……。 魔の作り出したまやかしに違いない。 きっと皆、離ればなれになっているだけで、
(26) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
ああ、お願い、誰か、返事をして……!
[口に出して求める。 初めて聞く、少年のような声が届いたのは、その時]
(27) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
─ 十字架の丘 ─
……詭弁だね。
アンタは使徒じゃない、堕天使だ。 光を求める必要が無い。
それなのに光を求めるのを認めてる。
───奥底で天に還るのを望んでるんだな。
[ジェフェルの答え>>*13に軽侮の色を濃くする。 薄蒼の瞳にも蔑みの色が色濃く現れていた]
(*17) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
アレがアンタの”子”だって主張するのは別に良いけど。
なら、何故闇に染めない。 何故アンタの罪を分けてやらない。 アレが望んだことなのに。 染めれば、容易にアンタの手に収まるだろうに。
何故、それをしない。
[最早ジェフェルを敬意を払う相手とは見ず、問いかけも詰問に近くなる。 細められた薄蒼は冷たいものを宿していた]
(*18) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
…天に弓引くかと思ったけど、期待外れだったみたいだな。
[ぽつと零した声はジェフェルの異変>>18と重なる。 こちらの声は相手に届いたのかどうか。 詰まらなそうに髪を掻き揚げていると、ジェフェルの様子はどんどん変異していった。 その場に頽れる姿を薄蒼で見詰め、薄く笑みを浮かべる]
……ああ、随分な衝撃を受けたみたいだね?
[今まで凛とあり続けた姿が酷く頼りなく見えて、さも可笑しげに笑い声を零した]
(*19) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
[柔らかな使徒の声に、ほんの少し冷静さを取り戻す。 自分たちの他にも、ここで戦っている者がいるのだ]
でも……どうやって。
[魂の交信で合流を提案したものの、自分はここから飛び立てない。 相手も、片方の翼を喪っている]
鏡の、間。
[そこへ行きたいと、強く願った。この沼地に来た時のように、転移させられれば良いのに、と。 オスカーが既にそこを飛び立ったことなど知らずに。 片方に天の翼、片方に魔の翼を持ち、魔界の空を自由に飛べることなど知らずに]
(28) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
|
|
─ 深淵 ─
じゃあなんで揺籠になろうとしたのさ。
[きりっとする場面じゃない、と思いながら突っ込みつつ。 身を覆う闇の流れを目で追っていると、今度は下にクラリッサが現れた。 ノックスにしがみ付きぶら下がるような格好で]
……それもなんか違くね?
[微妙だ、と思いながら軽く首を傾いだ。 けれど下に来たのをこれ幸いと、両腕をクラリッサの脇に垂らし、顔を彼の胸元に落として。 完全に凭れかかる態を取る]
まぁこれでも良いか。
(*20) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
―鏡の間―
[願った途端、自分はそこにいた]
…………!
[立ち並ぶ無数の鏡の中から、無数の自分が、驚きの表情でこちらをみつめていた]
ここが、鏡の間……?
[彼は「見えるところが全部見える」と言っていたけれど、この部屋の鏡には全て自分の姿が映っているだけだった。 白銀の鎧も、髪も、肌も、全て泥にまみれた使徒の姿。 光輪も、光翼も、輝きは力無く]
オスカー……オスカー、ここにいるの……?
[呼びかけながら、鏡の間を歩いてゆく。 いくつもの汚れた自分の鏡像中に、一つだけ、眩いばかりの光輝をまとう姿があった。 歩み寄れば、柔らかく微笑む]
(29) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
『……大丈夫』
[自分の顔で、自分の声で、優しくそう語りかけてくる]
『大丈夫……あなたを救ってみせる』
[蘇る記憶>>3:72>>3:73のままに]
『ああ、苦しいのですね。でも、もう泣かないで』
[まっすぐにこちらを狙い、白銀の弓を引き絞っている]
――やめて!
『ああ、何ということ……。 貴女がそれほどまでに、闇に侵されているなんて』
(30) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
─ 魔界上空 ─
[闇の空に停滞し、周囲の闇を手繰って光の位置を探る。 一つは影が観察している傍。 一つは深淵の闇が湧き出す沼地。 一つは、己と同じ、空の中]
───ふぅん?
こっちはだいぶ変わってそうだな。
[空舞う光には闇が混じり込んでいる。 闇に慣れた目を凝らせば、その姿を捉えるのも可能か]
(31) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
違う……違う、私は、
[髪が、肌が闇の色に近づいて見えるのは、泥にまみれているせい。 罪を犯し、闇を知ろうとしていても、身の内まで闇に浸食されてなどいない]
私は、神の御手を離れてはいない……!
[目を閉じて、叫ぶ。 瞼を上げれば、また異なる場所にいる]
(32) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
− 十字架の丘 −
[光の刃が妄執を斬った先に、ジェフェルが見えた。 歪められた表情がひび割れるごとく、強い意志がその眼差しに戻るのを感じる。]
ジェフェルさま──!
[沈む太陽の色をしていた鎧が漆黒へと変容し、滴る焔は魔道に堕ちた亡者たちをも灼き尽くす。]
(33) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
[闇に屈したのではなく、闇をも滅ぼす存在。 堕ちたのではなく、自ら選び取ったその在りようは、ジェフェルの至った新しい領域を示す。
光(天)に背き、 光(無垢)を受け入れ。 闇(魔)にあって、 闇(欲)に溺れぬ者。
自らの「間違い」を認め改める高潔な魂は、非をあってはならないとする天とは異なる理を歩む。 ジェフェルが選んだ、苦しみと嘆きに満ちた──足掻き自省し、成長する者の道だ。]
(34) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
[トレイルを傍らに置き続けるということは、天からも魔からも狙われ続けることを意味している。 それに気づかぬジェフェルではあるまい。
あらゆる艱難を払いのける覚悟があっての──呼び声。]
(35) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
[トレイルはまっすくに飛んで、差し伸べられた手を取った。]
──私の魂を御手に委ねます。
[求められた歓びに、朱斑の翼はエーテルの光をまとう。]
(36) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
あなたは ──
── 煉獄の主。
(37) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
[魔に堕ちた、あるいはまだ幽冥の境を彷徨う者たちの幾ばくがジェフェルの思想を理解し、賛同するだろう?
第7096小隊は、再びジェフェルの元に集うことができようか。 そうなればきっと、世界は変わるはず。
そんな在り方を考えた──、 刹那。]
(38) 2013/05/16(Thu) 20時頃
|
|
[深淵より巻き上がる批難の声が二人を包む。 トレイルの耳には低い呻きに近いそれは、ジェフェルにとってはより明瞭な意味と力をもって叩きつけられた。]
ジェフェルさま──!!
[声もなく頽れるジェフェルを抱きとめる。 温度の失せたその黒。]
(39) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
―涙の泉―
ここ、は。
[最初に飛ばされた場所。深い森の中の泉]
…………。
[汚れを落とすには、うってつけの場所。 ひとつの不安が胸にわき上がるのを抑え、籠手を外した両腕を水にひたす]
(40) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
[魂を貫く言葉の矢が放たれた、目に見えぬ深淵へと、トレイルは語りかける。]
暗闇の中にいる皆、 奪われた者たち、 兄弟姉妹。
そこにいらっしゃるのですね。
(41) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
私はこの方を求めます。 同じように私はあなた方を求めます。
あなた方もどうかこの方を手放さないで。
苦みの海へ沈められた、あなた方の弾劾は正当なもの。 その恨みを、疑惑を、もっと突きつけてください。
(42) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
[乾きかけていた泥が、水に溶け、流れ落ちる。 ――けれど]
…………嫌、
[右の掌で左腕を、左の掌で左腕を、両掌で顔を、狂ったように擦りたてる]
いや、嫌、どうして……!!
[泥を洗い落としても、黒はそのまま染みついていた。 清らかな乙女を象って創造された顔かたちはそのままに、 白と黒が斑に入り交じる肌色]
あ、ぁ、
[掻き乱された水面が静まれば、やはり斑に染まった髪と――昏い瞳の色を見る]
(43) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
…この方は傷つき、それでも進むでしょう。
(44) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
[己の望む場所へ転移したのは、魔の力を得たからなのか。
天の白と魔の黒に、気まぐれに彩られた醜い姿。 それを、なお淡い光輝が包んでいた*]
(45) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
それは決して平坦な道ではありません。 疑い、糾し、生みの苦しみを味わいながら共に進みましょう。
疑いの先にはきっと、疑えぬものが残るから。 どれだけそれが遠回りであっても、救いの道だから。
(46) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
[ジェフェルを横たえ、その傍らに座して、深淵の前へと両手を重ねる。]
credo quiz absurdum. 《不条理であるがゆえに私は信じる》
[額をつけ、誓いの言葉を唇へと触れさせた。**]
(47) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
─ 十字架の丘 ─
[頽れたジェフェルを眺めていると、闇を伝い声が届く]
──へぇ、君がやったのか、ケヴィン。 流石は長年近くで彼を見てきただけあるかな? こんな姿、天界にいた時は見ることもなかったからね。 痛快だよ、見事だ。
[毒矢の詳細を知ればより笑みが深まった。 打ちのめされたジェフェルがどんな末路を辿るのか、心躍る思いになる]
(*21) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
─ 深淵 ─
[目を瞑り揺籠に揺られていると、首に回される手が髪を弄り始める]
……休ませるつもりはないの? この揺籠は。
[不満を口にするが、それを止めさせようという行動には移さず。 問いの声に薄らと薄蒼を覗かせた]
(*22) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
────何を、求めるって?
[問いには答えず、音として捉えられなかった部分を問い返す]
(*23) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
─ 魔界上空 ─
[目を凝らした先、そのうちの一つで無数の影が宙へ舞うのを見た]
……随分とまぁ、派手に動いたな。
[灼熱を帯びる砂地から、夥しい数の翼竜が飛び立ち始めている。 鎧を纏い、鞍と鐙を備え。 翼と、蠍尾と、焔吐く口を供えた混沌たる魔物。 白、赤、黒、蒼白の肌をしたそれらの影は命に従い行動するはずだ。
魔界を満たせという、その言葉の通りに]
(48) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
|
|
[探しに行くよ、とオスカーの声が魂に届く。 使徒である彼に、今の自分を見られたくはなかった。
来ないで、と答えかけて、気付く。
彼は――どうやって「探しに来る」のだろう?]
(49) 2013/05/16(Thu) 21時頃
|
|
うわっ…
[突如現れた翼竜。禍々しい炎を吐きながら暴れまわる。 しかも……すごい数だ。数え切れないくらい。
ふと……その舞う竜の中に、人影が目に入る。]
……ノックス。
[それは……深淵への鍵を握る堕天使だった。 オスカーは、飛ぶ勢いを緩め、そこに滞空する。 ……少し前だったら、彼を倒したいと。 同じ仲間を闇にに引きずりこんだ彼を眠らせ、目を覚まさせたいと考えただろう。
……しかし、今は。]
……やっと、会えたね。
[嬉しさしかこみ上げない。]
(50) 2013/05/16(Thu) 21時頃
|
|
─ 深淵 ─
…休ませる気無いだろ。
[最初は問いだった声が断定に変わった。 クラリッサの手は髪のみならず、触れれば僅かに反応してしまう箇所に触れていく。 それでも身を預け好きにさせていたが、刹那の沈黙の後に紡がれた言葉に、ふ、と息を吐いた]
ああ────ローズマリーのこと。
[相手が避けた名を出し、彼の胸に頬を寄せたまま小さく笑う]
全部ちょうだいって言ったら、くれたから。
だからあれは、俺の物。
[強欲なのはその通りだから、否定するはずもなく。 クラリッサがローズマリーを愛しげに呼んでいたのを知りながら臆面なく言い放った]
(*24) 2013/05/16(Thu) 21時頃
|
|
─ 魔界上空 ─
[目で捉えていた光と闇の融合体がこちらへと近づいてい来る]
──ああ、オスカー、だったっけ?
[名を呼ぶ相手>>50に薄蒼を細め、緩く首を傾いだ]
なに、俺に会いたかったの?
[嬉しげに紡がれる声に、クス、と笑いを零す。 オスカーの翼は光と闇、二つに分かれ存在していて。 闇に侵されていることは外見から容易に知れた]
(51) 2013/05/16(Thu) 21時頃
|
|
[会いたかった、の言葉に、軽くこくりと頷く。]
……だって、深い闇に侵されたんでしょう? さっきも、魔竜を操ってたし……。
きっと、凄い力、持ってるんだなって、思ってた。
[淡々と喋るオスカー。 しかし、内心かなり興奮していた。 まるで、手の届かない憧れの人物に会えたかの如く]
けど、それは本当だった…。 本当に凄い力、持ってるんだね。 僕の右半分も、闇に完全に染まったら、何でも出来るのかなあ?
[期待に胸を膨らませたように言う**]
(52) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
|
|
─ 十字架の丘 ─
[深淵に向け声を投げかけるトレイルの言葉に軽く眉を顰める。 既に魂まで堕とした者にとっては耳障りでしか無い言葉。 そう信じているのならば、尚のこと思い通りにはさせたくないと思う]
そうだろう、あの時は愉快だったよ。 アイツが完全に崩れたら、さぞかし爽快だろうな。
[ケヴィンの言葉に愉しげな声を返して。 柔らかい声で強請られることには、気が向いたらな、と喉奥で笑った]
(*25) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
|
|
玩具か?
……そうだな。 今、別のところで光と闇の翼を持つ者と会ってるんだけど。 そいつでも使うかい?
闇に染まることを願ってる──オスカーって言ったかな。
[一度はケヴィンが助けた者。 そうとは知らず提案を一つケヴィンに投げかける]
(*26) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
|
|
[罪を得て、闇を知り、なお使命のために生きるつもりだった。 魔に取り込まれはしないと、天のもので在り続けると信じていた]
…………。
[白と黒の混じり合った腕を見つめる。 漂う瘴気を弾く力は残っていない筈なのに、肌に触れる霧は身を苛まなかった。
闇に染まりきることもなく、拒むこともなく、 もしかしたら、本当は、これこそが―― 自分が望むべき姿だったのかも知れない。
少なくとも、自分にふさわしく、醜い*]
(53) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
|
|
─ 深淵 ─
[変幻する指の動きに時折、は、と短い息を零した。 むず痒さにも似た刺激は零す息に徐々に熱を帯びさせていく]
───羨ましいのか?
[遠いと紡ぐ様子がそう見えて、声にして問いを向けた]
(*27) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
|
|
─ 魔界上空 ─
[ありゃ俺じゃねーんだけど、と翼竜に一度薄蒼を向けたりして。 淡々と語るオスカーに視線を戻すと、彼は外見に反して高揚しているようだった。>>52 紡がれる内容に憧れ染みたものを感じる]
深い闇に堕ちたのは間違いねーけど…。
力を、望むのか?
[闇に染まるを望む光と闇の翼を持つ者に問いを投げかけた]
(54) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
|
|
[奥底で天に還るのを望んでいる。 封印した思いを暴かれて、体を震わせる。
闇に染めれば。 そう。 そうすれば、トレイルは永遠に手の中。
それをしないのは、 トレイル自身が天に還りたいと望んだ時、 その道を閉ざさぬために。
ケヴィンの一撃が造り出した亀裂を、 ノックスの言葉が、さらに広げていく。]
(*28) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
[そう。結局自分は半端な存在だったのだ。 うちひしがれた心の底、自分を責める声が響く。
魔に落ちながら天に焦がれ 全ての罪をひとりで被った気になって。
天を裏切りながら天に尽くすふりをして、 魔に染まりながら孤高の存在であろうとした。
傲慢で、卑劣で、矮小なる存在。]
(55) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
[消滅を、願うことなどできない。 それは、禁じられていることだから。
殺してくれと、頼むこともできない。 それは、罪を唆すことだから。
このまま深淵に沈み、狂ってしまえば。 あの全てを包み込む存在に、この身を委ねてしまえば。
―――そんな考えが心に忍び込んだ時、 抱き留める手の、求める声の強さに、意識が目覚める。]
(56) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
―――トレイル。 ああ。…私は、進まねばならない。
私は罪を犯した。 天への罪ではなく、もっと―――。
[伏せられる目。それは、決意の色を持って上げられる。]
選択を促したものたちに、感謝を。
[重ねられた両手に、自身の手を被せる。 そうして、自身の心を解放した。
聞こえる限りの場所へ、届けと。]
(57) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
皆、聞こえるだろうか。 私だ。―――ジェフェルだ。
まずは、皆に謝らねばならぬことがある。
今、おまえたちを魔界に惑わせ、 深淵に沈めた原因の多くは、私にある。 恨むもいい。非難するもいい。軽蔑するのもいい。 その権利は全て、おまえたちの上にある。
(58) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
だが、一番謝らねばならないのは、 私が、おまえたちを見ていなかったことだ。
私の目は、天を、神のみを見ていた。 最も信頼し、助け合うべきおまえたちを見ずに、 ただ神のみを信じ、愛してきた。
私は、愚かだった。
(59) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
もう遅い、と嗤ってくれて構わない。 いまさらのこと、と捨て置いてくれて構わない。
だが、私はおまえたちに伝える。
ケヴィン。ノックス。ミルフィ。パティエル。 ローズマリー。ヨーランダ。トレイル。そしてオスカー。
私はおまえたちを求め、愛する。 応えずともよい。 決して応えられずとも、 私はおまえたちを求め、愛し続ける。
今このときより、ジェフェルはジェファとなる。 それが、証だ。
(60) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
―――そして、深淵なる竜。 クラリッサ。 私は、おまえも求める。
母なる深淵。父なる天。 今の私には、どちらもが必要だ。
受け入れずとも構わない。 ―――愛している。
(61) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
[思いを告げ終えたとき、 堕天使の姿に、ひとつの変化が現れる。
不定形の闇蠢いてた翼が消失し、 新たに背より伸びたのは、暁の薄紅宿すエーテルの翼。
十字架の丘の空を背に映したように、 仄かな光を放っていた。]**
(62) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
─ 十字架の丘 ─
ふぅん、アイツが堕とそうとしてたのか。
[もはや隊長と呼ばず、名も呼ばなくなったジェフェルに薄蒼を向けながら、ケヴィンの話を聞く]
俺策を弄すとか苦手なんだけど。
[身も蓋もないことを言いつつ、向けられた提案にしばし思考を巡らせた]
なんか、力を望んでる風なんだよね、オスカー。 「闇に完全に染まったら、何でも出来るのかなあ?」とか言ってるよ。
トレイルを穢させるんだったら…少し考える必要があるかも。 姦淫では…なんか無理っぽい気がする。
[良くも悪くも純粋、それがオスカーと話をしての印象。 純粋な者を誑かすなら楽だが、他を誑かさせるというのは難しいように思う]
(*29) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
|
─ 十字架の丘 ─
───強欲にも程があるな。
[闇を通じてケヴィンと会話する傍ら、頽れたはずのジェフェルが顔を上げる。 全てに対し紡がれた言葉を皆はどう受け止めたのだろう。 少なくとも、ノックスの心には響かない。 今更過ぎるのだ。 今、ジェフェル──ジェファから与えられたものはもう必要ないと捨てたものだった。 彼を見下したその時に捨て去ったもの。 再び拾い上げる気は毛頭、無い]
(*30) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
|
|
殺させるのは良いね。 そう嗾けてみよう。
[何でもないことのように言うケヴィンにこちらもさらりと返し。 何事も無ければオスカーとの会話の中で嗾けんとす]
(*31) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
|
|
[この魔界の中で、自分を探しに来ると答えたオスカー。 彼もまた――おそらくは、魔の力を自らのものとしたのだ。 瘴気満ちる中で、自由に飛び、見ることのできる力を]
[神の手は届かないと言ったノックスを思い出す。 救いではなく、たったひとりを求めたヨラニエルを思い出す。 罪を得よと告げたクラリシエルを思い出す。
闇に呑まれた者たち――彼らは、本当に「呑まれて」しまったのだろうか?]
(63) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
|
|
[馬鹿げている。 闇を身に宿してなお、彼らが安らいでいると、信じたがっている。 今の己のみじめな姿を、どうにか正当化しようとして。 皆同じだと、思いたがっている。
この姿では、天には還れまい。 魔に心を売り渡すこともできない]
(64) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
|
|
[>>58自らを嗤う「半端者」の耳に、その声は届いた]
ジェフェル……様?
[紛れもなく、彼の御使いの声。 皆を惑わせ、沈めたと、ジェフェルは告げた。
ケヴィンから送られたイメージを思い出す。 禍々しい闇を纏う、ジェフェルの姿――]
(65) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
|
|
[ふと、聞こえる魂の声。 誰かが僕を呼んだような……。
思わずあらぬ方向を見る。]
何が……どうなるだって?
[オスカーは、きょろきょろと見回す。 続いて聞かれた声には>>60……首を傾げる。]
貴方は、今まで僕達のことを愛してなかったとでも言うの? 僕は、ずっとみんなのこと、好きだけどな……。
[そう呟く。]
(66) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
|
|
……って。そんな事してる場合じゃないか。 今はノックスとお話してるんだっけ。
[ノックスの方を向き直り。]
……力、欲しいよ。 だって僕……力を手に入れて、みんなを幸せにしたいもん。
ただ……
[そういって、オスカーは右の羽根を見つめる]
この右の羽根が、いつまでたっても変わらないんだよね。 ……最初は、時間が経てば染まるんじゃないか、とか思ってたけど、もしかしたらそうじゃないのかもしれないね。
[そう言いつつも、遊ぶように羽根をぱたぱたさせる。]
(67) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
─ 深淵 ─
っ く
[柔らかく立てられる爪に押し殺した声が漏れた。 与えられる熱に身を委ねるのもやぶさかではないが、やられっぱなしと言うのも癪に障る]
は……
…欲しかった、ね。 今はもう、要らないのか?
[問いながら、クラリッサの脇に垂らしていた両腕を持ち上げ、身体を支えるように虚空に置き、彼の胸に寄せていた頬を離した。 黒衣で覆われる胸に右手を置き、布を分け入りその肌を晒そうと。 目論見が通るなら、顔を埋めて口付けを落とすつもりだ]
(*32) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
─ 深淵へ降りてきた時 ─
[ローズマリーの言葉に笑みを湛えたまま、甘い吐息を耳に受ける]
ああ───あとで、な。
[必ず呼ぶと言外に言い、唇を寄せてきたローズマリーの耳元で囁き返し、口付けも追加した]
(*33) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
[立ち上がり、深淵より届く声を掴む。 その声が、副隊長のものか、ケヴィンのものなのか。 そんなことはもう、どうでもよかった。]
私は、この魔界に王国を作る。
[問いに対する答えは、断定。]
魔界に一片の秩序をもたらし、 私が愛し、求めるものを手元に集め留め置く場を。
この手の届く限りを求め、手に入れて、 力を蓄え、手が届く場所を増やし、
(68) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
―――いずれは、深淵も、天界も この手に収めたい。
(69) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
……ジェフェル様。
[泉のほとり、偽りの天蓋を見上げて応える]
私は、聖でも魔でもない存在と成り果てました。 誰かに無理矢理変容させられたわけではなく、 ただひとり魔界を彷徨ううちに、 勝手に惑い、罪を犯し、汚れたのです。
私は、ここで貴方の為したことを、何も知りません。 けれど……。
[彼の声は、深い後悔の果ての決意に聞こえたから]
(70) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
貴方の本当の苦しみを知ることはできません。 貴方を救うこともできません。
ただ――求めて下さるのなら、 おそばに参ります。
都合の良い居場所を求めるのでは無く、 私は私の罪を背負って、償う道を探したいのです。 償って、許されて、天に還りたいのではなく、 すべての魂のために尽くす道を探したいのです。
貴方は、貴方自身の道を、お示し下さい。 ……ジェファ様。*
(71) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
[数多の波瀾を引き起こしたジェフェルは、 こうしていればトレイルの腕にも抱き止めてしまえる身体だった。 人並みに苦悩し、悔いて、傷ついて。
けれど、
絶望の淵から目覚めてもたらされた言葉は、世界を包む。]
(72) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
[闇に染められ、漆黒を選び、そして今──暁へ。 堕ちた使徒はあまねく夜を経て蘇る。
神に所属する名を捨て、自らの選んだ名を名乗る、魁の星となって。]
(73) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
─ 魔界上空 ─
[ジェファの声に辺りを見回すオスカー>>66をただ見詰め、自身はその声に何の反応も示さない。 他で吐き出した言葉を改めてこの場で紡ぐ必要は無いために]
皆を幸せに、か。
[何を以て幸せとするのか。 それは敢えて聞かなかった。 聞いて、吟味する必要はない。 やりたいことをやらせれば良い]
ああ…ここにいても染まるだろうが、時間がかかりそうだな。 深淵に行けば、直ぐにでも染まるだろう。
──深淵に行きたいか?
[望むはそれかとあたりをつけ、オスカー>>67に問いをもう一度投げかけた]
(74) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
いずれ。時が来たら。
[深淵より届く龍の声は、深く穏やかで、 今だってそう。この身を任せてしまいたくなる。
だが、そう。まだその時ではないのだ。]
―――おまえを、抱きに行く。
[言葉に滲ませてみせるのは、不遜。]
(*34) 2013/05/16(Thu) 23時頃
|
|
………。
[ノックスの言葉>>74に、表情は変えずに短く縦に首を振る。]
自分で行こうともしたんだけど、どうも上手く闇とか、操れなくて。 多分、全部染まってしまえば、自由に操れるよね。
………それに。 僕、……ケヴィンにもう一度会いたい。
[オスカーは確りとノックスの方を見て言う。 彼は……せめて彼だけは、不幸せにしちゃ、駄目だ。]
(75) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
|
|
─ 十字架の丘 ─
[すっかり気力を取り戻したジェファが紡ぐ声に肩を竦める]
好きにすれば良い。 俺は俺の好きなように過ごす。 それだけのことだ。
[彼の為すことに興味ないと言いたげに辺りを漂った]
(*35) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
|
|
─ 深淵 ─
[開かれた肉付きの良い胸板に口付けを落とし、緩やかに舌を這わせた]
還って来ちゃったら、望んではいけないことなのか?
俺はここに於けるアンタの在り方を知らない。 教えてくれよ。
[一度顔を上げ、隻眼の顔を覗き込みながら問いを重ねる。 答えを待つ間も顔はクラリッサの胸へと埋められ、双つある突起の片方を舌先で刷り上げた。 腰に絡められた脚が身を締め付け、互いの身体が更に密着し、互いの熱を更に高めていく]
(*36) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
|
|
あなたは、私の予想を遥かに超えて高く羽搏く。 追いかけてゆくのは大変です。
けれど──この満たされる温かさはすべての源。
[愛する者と築いてゆく世界ならば、笑顔でいられる。 傷ついても手を差し伸べられる。
それはすべてにつながるはじまりとなろう。]
(76) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
|
|
[皆に賛同されずとも、理解さえされなくてもよかった。 第7096小隊は既に存在せず、全員を貫く戒律もない。 この先、魔界に地歩を築くのならば、 反発するものなど、いくらもでてくるだろう。]
それでも、私は求め欲する。
[解き放たれた心のままに、愛することを。]
(77) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
|
|
─ 魔界上空 ─
[静かに返される肯定の頷き。>>75 それにクスリと笑みを零した]
ああ、染まってしまえば自由に繰れる。 こんな風に。
[翼持たぬ身を支える紫黒の闇。 右手を軽く揺らせば細い紐状となってノックスとオスカーの周囲を巡る]
ケヴィンに? …ふぅん。 行けば会えるよ、ケヴィンだけでなく、他の奴らにも。
(78) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
|
|
パティエル。
[泉のほとりよりの声を、胸に抱く。]
私も、おまえの罪を背負うことも、救うことも、 できない、と思い知った。 私にできるのは、ただおまえを求めることのみだ。
おまえが、おまえの意志で私の元に来てくれるのならば、 それは、なにより嬉しい。
私が描く道に、おまえの道を書き加えてほしい。
(79) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
|
|
[ノックスが闇を操るのを、目を丸くして見ている。 こんな事も出来るんだ。知らなかった。
真似して左手を伸ばしてみるも、オスカーの生み出す闇ははノックスのと比べると形も歪だった。 手を伸ばして、自身の闇に左手を突っ込もうとすると、その闇は空気に溶けるように消えていく。]
……んー。やっぱ難しいなぁ。
[そう言いながら左手を見つめる。]
……他のみんな?ふぅん………。
[思い描くのは、かつてここに入ったときに一緒にいた仲間達。 ……あの人達は、幸せだろうか。]
(80) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
|
|
[魂に響く笑い声。 魅力的だ、と評する言葉>>+80に、小さな苦笑の息を零す。]
ついてくる、でなくても構わない。 なんとなれば、私をおまえの檻で囲ってくれてもいい。 私に不満を覚えたなら、いつでも。
だが、私の求めにおまえが応えてくれたことは 素直に嬉しいと伝えておく。
…頼りにさせてもらおう。
(*37) 2013/05/17(Fri) 00時頃
|
|
─ 十字架の丘 ─
──ケヴィン。 オスカーのことは、どうする? もう必要ないか?
[ジェファに添うことに決めたケヴィンに、一応の確認を取っておこうと声をかける]
(*38) 2013/05/17(Fri) 00時頃
|
|
― 十字架の丘 ―
[漂う影に片手を伸ばす。 それが、届かなくても。]
ノックス。 最初に堕ちた時に言ったとおりだ。 望むことをすればいい、と。
今は力も無い。 おまえを留め置くことなど、できはしない。 ただ、私が手を伸ばし続けることは、 覚悟しておくといい。
[冗談めいて、小さく笑った。]
(*39) 2013/05/17(Fri) 00時頃
|
|
[同胞たちを信頼し、敬愛していた。 世界に信頼があるならば不信が、 敬愛があるならば侮蔑と嫌悪が、 存在することを知りながら知ろうとしなかった。
純粋なる使徒が抱くことは無いものだと。
いつか、知りたいと願う。 不信を乗り越えた信頼を、 嫌悪を克服した敬愛を。 斑の闇を宿すこの身ならばこそ、それが叶うと信じたかった]
(81) 2013/05/17(Fri) 00時頃
|
|
─ 魔界上空 ─
[真似をして闇を繰ろうとするオスカー>>80を見て、けらと楽しげに笑った]
後の楽しみにしとけ。 深淵でもう片方も闇に染めれば、いくらでも繰れるようになる。
(82) 2013/05/17(Fri) 00時頃
|
|
――はい。 拓きましょう、新たな道を。
(83) 2013/05/17(Fri) 00時頃
|
|
[深淵に浮かぶ小部屋の中、 ミルフィを抱く炎は次第に落ち着いて、 残るのはただ、薄紅に染まるそらのいろ。]
ミルフィ。 おまえは、愛されることを望んだわけではないと言ったが、
[抱きしめ、唇を寄せたまま囁く。]
今からでも、私の愛を受けてくれるか?
―――私は、おまえを望む。 永遠に。
[二度目の口付けは、ただ甘く、柔らかく。]
(*40) 2013/05/17(Fri) 00時頃
|
1
2
3
4
5
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る