221 堕天の姦計
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─ →牢獄 ─
[その後、闇には紛れず、地を踏み締める足で実験室を去る。 ケヴィンと同じ方向に向かったが、扉を潜れば出る場所は変わり。 視界に広がったのは薄暗い岩肌が続く通路の中。 清らな力に侵された身体は未だ万全ではなく。 時折揺れる足取りのまま、その人物へと対面した]
───パティエル、様…!
[消耗し、背の翼を失った姿は彼女にどう映るのだろう。 再び疼きだした傷に僅か歪む表情。 その部分には聖の気配と魔の気配。 どちらがノックスを苦しめているのか、パティエルには判じきれるか否か*]
(76) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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― 重力沼地・我が神は我が誓い ―
『わたしの主 <あるじ> とは、わたし自身の誓いに他ならない』
…ぐ、ぁ
[触手の泥沼に波紋が起きる。 外から犯す闇に抗して、裡から押し返す。
その力の相は、今や光と闇の渾然と入り交じるもの]
[葛藤。 魔へと誘う、神の敵たる本性。 (──けれどまだ) クラリッサの魂に触れた「誰かの腕」を探すように、沼を裂いて伸ばした指は虚空を握った*]
(77) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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― 淫花平原 ―
[花の間に佇み、魂の声と腕を操っていた堕天使は 不意に息を吐き、その場に膝をついた。]
ち、がう …… わたしは …―――
(かえりたい)
(ひかり満ちる場所へ)
(たましいの、うまれたところへ)
[決して言葉には出せぬ嘆きが、 魂を灼く切望が、微かな嗚咽となって地に零れる。]
(78) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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もっと―――
(ひかりを……)
[深淵を覗いた堕ちたる使徒は、 深淵に見いだされて戦慄し、衝動のままに求める。 目の前に横たわる、未だ穢れ知らぬ魂《トレイル》を。**]
(79) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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―歪んだ天界―
[>>68哀れみの声が胸を刺す。 それが蔑まれたように思われて、腹立たしい。 今やはっきりと、憎悪を宿した瞳で睨みつける。 苛まれる胸の内から搾り出すように声を張り上げた]
悪魔に哀れまれる筋合いなどない。 私は哀れなんかじゃない。 私は――私は神に奉仕できるこの身が幸せです。 この身に余る幸福を……否定するなど、汚らわしき悪魔めが……
[幸福だと告げるその声は、それを真実と認めるに反するものだった]
(80) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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〜奇跡の子ヨーランダ〜
[ヨーランダは幸福だった。
彼女の生まれた家は秘されていたが、黒い魔術を継承する家だった。 その為に受け継がれてきた血統の、期待された子は。しかしその力を全く持っていなかった。 黒髪ばかりの秘められた村で一人、銀の髪と白い肌は目立ち忌まれた。 「外」に出てみれば忌まれるはむしろ村の者達の方だった。 それでも幼少の狭い世界で異端の子であったことは心に深い傷を残した。
一向に力の顕現のない彼女はとうとう村を追い出され、身寄りのない子の集う教会でその一員となった。 彼女はそこで信心し、教えを厳粛に守り続けた。 そうすれば、認められた。讃えられた。 人を助ければ、感謝をされた]
(81) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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[天使の持つ力には比べるべくもないが、ある日彼女の力は癒しの力として顕現した。 人に害を為すような、黒い魔術は一切使えない。けれど、力は確かにあったのだ。 異端の子であったヨーランダ。それが一転、奇跡の子となった。
癒す力が足りなければ命を削って与えた。力及ばず救えないこともあったが、使える限りの力を使った。 その献身を哀れに思うものもあった。それでも幸福だったのだ。 何の見返りも求めず、ただ感謝の笑顔を糧として、その身を削り続けた。 その人生を幸福と感じていた。
幸福なのだと――信じていた]
(82) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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[神に与えられたこの力を彼女は福音と信じた。
あの日、崩れ落ちた教会で。助けはいつまでも来なかった。 瓦礫に押しつぶされることはなかったが、出ることもまた叶わず、ただ死を待つような時間だった。 削られゆく子供らの命をただ補わんと使われ続けた力はとうとう彼女の命を奪ったけれど。 それでもなお。
何故ならばその死は、暖かな光に迎えられたのだから。 この力を使い続けよと、神は仰せなのだから]
(83) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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……いまのは、いったい……。
[ケヴィンとの魂の会話を終え、目を瞬かせる。 彼の無事は確かめられた。でも、あれは]
…………。
[思考を巡らせようとしたとき、通路の向こうで何かの動く気配がした]
(84) 2013/05/12(Sun) 20時頃
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[銀の弓を構える。闇の中、遠くを見通す力は持たない。 「何か」がゆっくりと歩み寄ってくる。足音が揺らいでいる。 距離が近づくにつれ、聖なる気配をうっすらと感じた。 牢獄に囚われていた天使の生き残りだろうか、と思う]
貴方は……
[少なくとも敵では無い、そう信じて口を開いたのと、 相手がこちらの名を呼んだのは同時>>76]
(85) 2013/05/12(Sun) 20時頃
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……ノックス!?
[驚きの声を上げる。 その姿が見える距離まで、同胞を認識できなかったことへの驚き。 そして、彼の身に纏わり付く魔の気配。苦しげな表情とその足取り]
ノックス、貴方、傷を……ああ、 翼を。
[駆け寄って彼の背中を確かめれば、血の滲む傷。 聖なる気配が弱っていたのはこのためかと、誤った理解が違和感を紛らせる]
(86) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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……じっとしていて下さい。 今、すぐに……
[翼をもがれたと思しき傷へ掌で触れて、身の内から光を送る。 ヨラニエルのような癒やしの力は持たないが、傷口に膿のごとく澱む魔の気を、祓うことができるだろうと]
(87) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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─ 歪んだ天界 ─
[心に届いた声は、既に己が望んだ光ではなかった。 けれど、皮肉にもその声が己を取り戻させてくれて。 哀れみの視線を向けるマリエル>>69と。 刃の様に突き刺す言葉紡ぐヨラニエル>>53>>55を、真っ直ぐに見据え。]
嫌です。
[先と同じ否定を、けれど今度は迷う事無く口にする。]
(88) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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─ 歪んだ天界 ─
確かに俺は弱く、愚かな人の身のまま変われていない。 天使のなりそこないと言われても、仕方ない。
けれど、それでも。 俺の力は守るべきを守る為のみにある。 同胞を害する為には、揮えない。
だから、俺は───
[御二方とも、守りたいのだ。 そう言い募ろうとした言葉は、マリエルから伸ばされた手により遮られた。]
(89) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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─ 歪んだ天界 ─
[伸ばされた右手から、紫紺の闇が放たれる。 常ならば反応し切れただろうそれは、けれど。]
あ…ぐ…ぅっ!?
[同胞と信じていたその人から向けられたという事実が、動きを鈍らせ。 いとも容易く己の首に巻きついた力から、焼けるような痛みを与えられる。 何故、どうして、と。困惑の中、苦痛に声が、顔が歪む。
マリエルへ問う声も出せず、ただ瞳だけを向けるだけしか出来ないまま。 困惑の中、それでも彼女をまだ信じる色をその瞳に宿していることはマリエルに、ヨラニエルに伝わっただろうか。**]
(90) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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ー 呪歌の間 ー
[扉をくぐり、別の部屋へ出る……、その瞬間、誰かとぶつかりそうになって、慌てて足を止めた。 相手がぶつかってくるのは構わないが、自分がぶつかれば怪我をさせてしまうかもしれない]
[ざわざわ。 大勢が一斉に喋っているような不快な騒音の中に視界を走らせ、早急な危険がないことを確認してから。 気遣いの目をぶつかりかけた相手へ向け、その目を見開く。 あわやかで爽やかな緑。あの時、洞窟での防衛戦で、とおくに見た光]
[胸が騒いだ。 自分の部隊が任務失敗したばかりではなく、彼の任務も阻害して、身勝手な行動をしたかもしれない……という思い>>1:118が、心に重くのしかかった]
(91) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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[君はどこの部隊に所属で、何を目的としてここに? ……それをジェスチャーだけで聞くのは少々難解そうだった]
[スペークラ隊の者ならば、副隊長の困った欠陥を知っている。視線や、魂の声の曖昧なイメージで、補って理解してくれる。あるいは理解できなくても、上官だと立てて従ってくれる。 ……だが、別部隊の彼にそこまでを期待できるだろうか]
[誰か、仲間が傍に居るときなら良かったのに、と困り顔をしたときに、少年天使の様子がどこか苦しげなのに気づいて]
(92) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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─ 牢獄の洞窟 ─
[足が縺れて岩壁に凭れた時、パティエルが駆け寄り背の傷に気付く。>>86 翼はもがれてしまったのだと誤解してくれたらしい]
すみま、 せん やられ まし た…
急に 分断 されて…
[魔にやられたと偽って、そのまま床へと崩れ落ちる。 魔の気を祓おうとするパティエルの手>>87には一瞬ぎくりとしたが、それは傷に触れられたためと偽れようか]
──────!
[癒しではないために痛みこそないが、身の内にある闇が一部浄化される。 ぐっと耐える仕草はどう見られるだろう。 パティエルによりいくらか魔の気は祓われるも、消滅する気配は無く。 魔の気は身の内から滲み出るように再び傷口に溜まりを作った]
(93) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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は、 ははは ……
ダメっぽい、っすね…。
[消えることの無い魔の気に落胆の声を零す]
瘴気の塊、ぶちこまれちゃったんっすよ。 身体ん中に、残ってる、みたいで。 こいつも、俺を監視してんのか、離れて、くれないし。
[左腕の黒蛇に視線を移してパティエルに示した。 彼女が見たなら、黒蛇はシャーと声を上げて威嚇する]
(94) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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ずっと、祈りを捧げてるのに、助けて、もらえないし。
主は、 神は、
俺を、 俺達を、
見捨たんだ───!
[泣きそうな顔で、嘆きを含んだ悲痛な声をあげた]
(95) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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− 淫花平原 −
["治療"を施していたジェフェルが不意に膝を折って呻く。>>78 その唇から零れる否定の言葉と嗚咽とに、トレイルはアクアマリンの翼をさやがせた。]
分けてください、どうか──
[言葉は最後まで紡がれることなく、翳る視界に縛められる。 二人を囲む妖花たちが嗤っていた。]
(96) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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[自らの手から放たれた、見知らぬ色。 おかしいと思った時にはすぐには止めようがないほど勢いを増していて]
……あ………っ
[驚愕に開いた碧眼に、歪んだミルフィの顔がうつる。 急いでミルフィへ伸ばした手を下ろすと、力の放出はとまる]
な……んで……。 違う。こんな力じゃない!
ミルフィ。違うの。 どうして……?
[混乱冷めやらぬまま、訴えるようにミルフィを見つめた]
(97) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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―歪んだ天界―
[救いは既に、神に選ばれたその時に、齎されているはずだった。 正しくあれば、あるだけでこの身は祝福されている。
我が身を犠牲にすることは常に尊ばれた。 それはいつも引き換えに誰かの感謝を得られるものだった。 だから、今この身を苛む苦しみが哀れであるはずがない。 >>68否定する言葉が許せなかった]
(98) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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[けれど、続く悪魔の言葉は真摯に響いて。 ミルフィはなおも>>88拒否をする。 その様子は、決然と意思を湛えて映り――まるでヨラニエルの方が間違えているかのように。
ヨラニエルは。天に認められた天使ヨラニエルは正しいはずなのに。
救おうとしていたミルフィすらもそれを否定するものに思われて。 何もかも気に喰わなかった。 はっきりと、瞳に憎悪を宿して]
(99) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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[けれど]
(100) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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[>>90闇がミルフィの元へと襲いかかり、苦悶の声を聞いた。 その瞬間に身体は勝手に動いていた。
浄化の光を宿した手が、闇へ伸びる。 武器を奪わんと踏み出した足は、代わりにミルフィを庇うようにその身を移動させた]
(101) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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― 重力沼地 ―
[沼地の波紋が広がり、泡立つ闇が盛り上がった。 どろりと輪郭を崩しながら立ち上がるのは巨竜の形]
[完全に沼地から這い出すと、ドラゴンの輪郭は広げた片翼を打ち鳴らし。 濡れ犬めいた仕草でブルと体を揺すった]
……
[崩れ落ちる闇の断片。 バラバラになった触手が水音を立てながら沼地に落ちていき、
残るのは小さく竜翼を畳んだ青年]
(102) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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[少年との意思疏通をはかっていた心に、魂の声が届く。 その弱々しさに、驚きと、そして即座に行かなければ、助けなければという思いが起こる]
[ジェフェルに弾劾され、一度は滅びを願ったケヴィンの心は、 ここへの道すがら、魂でかわした「約束」と、自らが傷ついてでも仲間を守り救いたいという、盾の誇りによって息を吹き返していた]
(103) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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[>>93傷に触れれば、ノックスの体がびくりと震える。 我慢して、と囁いて、押し当てた掌から聖なる気を送るけれど]
…………!
[傷口の魔を祓ってもなお、滲み出る穢れ。 何度もそれを繰り返すうち、ノックスから弱々しい声が漏れた>>94]
身体の、中に……。
[確かに、その穢れは、彼の中から湧き出ているとしか思えなかった。 このままでは、彼は身の内から蝕まれてしまう。
白銀の使徒は、ノックスを餌と定めたらしき左腕の蛇へ、鋭い視線を向けた]
(104) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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[その視線はそのまま、神を冒涜する言葉を発したノックスへの顔へと移り>>95]
…………!
[彼の魔を祓おうとしたその手が、彼の右頬を強く打っていた]
ノックス……正気に戻りなさい。 貴方は神の御使い。主が貴方を、私たちを……見捨てるなど、あり得ません。 今はただ、遠く離れているだけで……
[彼の中にある瘴気が、彼の心を曇らせているだけだ。 それさえ取り除けば、彼はきっと――]
(105) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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