221 堕天の姦計
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―呪歌の間― [そこは宮殿の一室によく似ていた。 降り立ったそこには天井が無く、辺りに幾つもの柱と、カーペットが敷いてある。
普段のオスカーならば、此処も平らな地面だ、などと言うところだったが、それ所ではなかった。 間を支配するのは、呪いの声。 オスカーは、必死できょろきょろと見回り音の発信源を捜そうとしていたが、見つかるわけも無く。 ……そして、この間では、時間が経つにつれ、声が大きく、そしてはっきりと聞こえてくるのであった。]
(26) 2013/05/12(Sun) 01時頃
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[『んふふっ……』 気味が悪い笑い声が響く。 この声は……! その気味の悪い声は、オスカーにははっきり覚えがあった。 何せ、この人もついさっきまで一緒にいたのだから。
メアリー!
そう叫ぼうとしたが、その声は巨大な呪いの声に掻き消された。
……メアリー、何処にいるんだ? まさか、お前まで堕落したんじゃ……!
そんな悪い予感が頭を掠める。]
(27) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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ハ…ァ たいした──歓迎
[どれほどの時が流れたか、闇に感覚を塞がれて判然としない]
[本来聖よりも魔に近しい大剣は、敵を斬り、焔を吐き、命を屠るたびに力を増して、強く。同じだけ、重くなった。
振るうごと、構え直す度に少しずつ剣先は下がり、宙に留まるすらも困難。 血と瘴気の残滓がこびり付く亜麻色の奥、右眼に宿る光は鈍く霞んだ]
(28) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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― 闇の中 ―
[ケヴィンを苦悩のままに置き去りにして、 闇に紛れ、たゆたう。 揺らぐ意識の端に、祈りの声が届いた。>>21
ああ。あそこに、自分の聖なる力の名残がある。
微かに響いた聖具へ、戯れに自身の力を送ってみる。 自分が堕天した今、聖なるものに干渉できるだろうか。 腕輪に残る力は、変質せぬままにあるのだろうか。
仮に、闇の力が届いたなら―――。
なにが起こるのかを想像し、薄く笑みを浮かべた。]
(29) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[『随分疲れてる様ね。何せ戦いに不慣れなオスカーお坊っちゃまの事だから』
オスカーは眉を潜める。 ……違う。堕落したとしても、このメアリーは、メアリーじゃない。 ……だって、普段のメアリーは、もっと真面目で、勤勉で、お淑やかな少女だ。 こんなの……こんなの、違うよ……。
心で否定し続けるオスカーだが、メアリーの言葉は無慈悲に続き、オスカーの心を抉りに行く。
『ほーんと、いい気味。苦しさも悲しさも知らないバカなお坊っちゃまが此処で何も出来ずにあたふたしてるだなんて』
……バカ?……何も出来ない? 違う、と口にしてもその声は届くことはなく]
(30) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[ああ。悪魔の癖に。どうしてこれほど正しき意思を持つものの演技が上手いのだろうか。 どうして、それほどマリエルに似た顔で、苦しみに耐えるような、それでもなお慈愛を宿すような、真っ直ぐな――
違う。騙されてはいけない。これが間違いならば正しき天使の座を失ってしまう]
私の目は覚めています。魔を祓うこの私が闇に囚われるはずがありません。 ミルフィさん、騙されてはいけませんよ。 あなたも天の使者であるならば、魔を――
滅ぼしなさい。
[マリエルを、ミルフィをきつくきつく見据えた。 僅か、その色が暗く翳った瞳で**]
(31) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[紡がれる言葉は、ノックスに訪れた新しい律を知らせる宣言。 そして、それを行使せんとする宣告だった。
首筋を這う唇──神への奉仕以外のことを為す紅い亀裂の仕業に、アクアマリンの翼はビクと震えた。]
(32) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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あなただから、 ではないのです──
[潤む眼差しを伏せて抱擁の形に回す腕。 そのままセレスティアル合金の手甲から刃を召喚してノックスの背に突き立てんと試みる。
助けを呼ぶことは、ノックスを失うことと思う。 けれど、このまま破滅を受け入れることは誰の救いにもつながらない。]
(33) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[再び闇に同化した体は、魔界の各所を垣間見る。
投げた力の先、マリエルとミルフィ、 そしてヨラニエルが対峙しているのを眺める。 瘴気に侵食され、御使い同士が相争う。 その様に、魔として喜びを覚え、 隊長として、痛みを感じた。
時が経つにつれ、その比率が逆転していく。 自覚する変異を喜ぶべきか、嘆くべきか、 今は、まだ判じ得ないでいる。]
(*0) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[時間稼ぎには充分か。 オスカーの魂の声は遥か、と判じて、微かに眉を下げる]
どけ…
[左肩に走る熱。 翼持つ魚に喰らい付かれながら、いまや身の丈どころではない巨大な焔の塊を、ずるりと持ち上げた]
…っ
[御しきれなくなった武器を、 投げるのは己を囲む群れの中央。
解き放たれた闇色の焔が周囲を巻き込みながら巨大な火球へ変じる。 焼き尽くされる無数の断末魔を聞きながら、片翼で滑空するようにその場を離れた →]
(34) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[パティエルの姿は、今は再び牢獄の中。 その目に浮かぶのは、疑念か。
不意の轟音に意識を向ければ、魔界の空に巨大な爆発。 魔竜であったものが、その本質を露わにし始めている。 あれを、本性に立ち返らせてやったらどうだろう。
愉しい想像を巡らせていたとき、 声がひとつ、届いた。]
(*1) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[『だって、そうじゃない。ここに来て、貴方は何かした? 与えられた使命を果たせた? いつも、「平和を〜」とか言っちゃって。その為に何かしたこと、あるの?』
……答えに詰まる。 それは、その通りだ。 自分は、人の幸せを祈り、争いの無い世界を願ってきた。 ……けど、それは願う所まで。 何かしようとすると……何時でも阻まれてきた。『オスカー様、貴方の事が心配なんです。どうかお止めになって下さい!』……そう言われ。 だからこそ、今日は人の為に何か出来るチャンスだと。自分でも平和の為に働けると思っていた。
……のに。
オスカーはつい、視線を落とす。深紅のカーペットが嫌に目について。]
(35) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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― 重力沼地へ ―
[留まれば蝕まれるばかりと(識って)わかっているが、旧い記憶の底で竜がしたように、魔界を離れたいと求めることはもう出来ない。 (では、どこへ )]
…
[追っ手を確かめることはしない。 向かう先も今はわからない。
オスカーが告げた堕天の使、その名を呼ばうこともなく。 光、を思い浮かべる。差し伸べられた手、共に来いと告げられた言葉]
(36) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[震えるアクアマリンの翼に優越感を覚える。 背に回されるトレイルの腕は自分を受け入れたように見えて。 高潔なる光を穢すべく、その身体を花園に押し付けようとした時。
────身を焼く感覚が背を襲った]
っ、 あぐっ!!
この────っ!!
[愉悦を浮かべていた表情は一変、憎悪にも似た表情へと転じ。 大人しくしていた左腕の蛇がトレイル目掛け牙を向ける。 突き立てられた刃から逃れようと、トレイルを支えていた左腕をその背から離した]
(37) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[助けを呼ぶ声。 妖花の園からの。
意識をそちらに向ければ今まさに トレイルの光がノックスへ向けられたところ。]
――― 愛しきことだ。
[呟いて、影を差し向ける。]
(*2) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[不意に体が傾き、高度が落ちた]
な、に
[まとわりつく闇、否 暗い触手が翼を捕えていた。
羽撃こうと空を打つ動きを阻まれ、剣を持たない右手で闇の腕を掴む]
…っ
[その手首、また足首、胴へ絡み付く、 ぬめるおぞましい感触]
(落ちる)
[急速に沼めいた地が近づいていた]
(38) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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[影は闇に紛れ、妖花の間にあるものを見守る。 ノックスがトレイルの命を危うくするとみれば、 ゆらと漂い、姿を現すだろう。]
ノックス。
"それ"は、"わたしのもの"だ。
[所有を主張して、濃紫の瞳が冷たく輝く**]
(*3) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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[手を離せばトレイルの身体は崩れるように離れ行く。 それに伴い、背に刺さった刃もずるりと傷口を広げながら離れて行った]
くっそ────!
[聖の力を帯びた刃はこの身には毒。 周囲にあった紫黒の闇が背に集まり、毒の広がりを押さえるべく身の内へと潜んだ。
蛇の牙がトレイルに届いたかを確認せぬまま、その身体は闇へと溶け行く]
(39) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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[暗い部屋の中、ひとり]
[ゆっくりと立ちあがり、大きな右手で顔を覆った。 指先でこめかみを揉む。体が重い。ひどく疲れている気がした]
[かえりたい、 どこへ、 ……だれのもとへ。 分からない。 でも、何かを……しなければ。 そう。祈りと……献身を]
[なぜか、ジェフェルが去った今の方が冷静な判断力が戻ってきている気がした。 顔を覆う手を外す。 隊長の命令が待機だとしても、メンバーの無事を確かめることは無駄ではないだろうと思った]
[魂の声を使いこなす者達ならば、すでに連絡を取り合っているだろうが……少なくとも自分の所に届いた声はまだない。 それでも無事のはずだ。誰かに何かがあれば、ジェフェルがそう言うだろう。サイモンのことを告げたように]
(40) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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― 沼地 ―
[重い、濃い瘴気が胸を灼く。 搦めとられるまま仰向けに墜落し、翼と体を縫い止められた]
どけ…
[右手で掴んだ触手を引き裂く。 グジュ、と嫌な音を立てて闇が散り、濃密になる瘴気に噎せる。起こそうとした右肩に直ぐさま別の触手が重みを乗せ、蹴り上げた足に幾重にも巻き付いて。 みるみる黒い影に覆われて、白銀の鎧が沼地に輪郭を沈ませた]
──グ
[口内に入り込んだ触手を噛み千切れば、苦い(甘い)闇の味]
(41) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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[一歩を踏み出した。 大丈夫だ、歩ける。 左胸の傷跡が痛んだ。 大丈夫だ、それは……体ではなく心に空いた穴、癒しの天使にもどうしようもないもの]
[だれか──へんじを──。 安否が知りたい、無事であってほしいと言うイメージを魂の声にして、 無作為に周囲へ広げながら……]
[向かうのはジェフェルが去った扉。 自分の指先も見えない程の闇に、それでも、踏み込んだ]
→呪歌の間**
(42) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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[ 『揺籠』 『深淵は母』 覚えるのは懐かしさ。 胸の上を這い回る触手の感触に顰めた顔も、闇の沼に沈みかける。
(わたしは、拒む)
僅かに覗いた右手の指先が緩く曲り、蠢く触手を掻いた**]
(43) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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[酔花咲き誇る花園から姿を消したのは、蛇を差し向けた時に影>>*3が目の前に現れたため]
……分かったよ。
[向けられる冷たい濃紫は刃の切先を思わせる。 ノックスは口を尖らせ、渋々その場から引いた]
(*4) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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たいちょー、行ってあげれば? アイツ、たいちょーのこと待ってたよ。
今ならきっと堕としやすいし…ね。
[ジェフェルを誘うように言い、影ごと花園から掻き消える。 傷付けられた今、必要なのはしばしの休息だった**]
(*5) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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─ →暴走の実験室 ─
[闇へと溶けた後、求めたのは背についた傷の癒し。 しかし毒のように蝕む清らな力は移動の際の集中力を大きく乱し。 傷を癒すに最適な場所から外れ、無機質でおぞましい剥製が居並ぶ中へと墜ちた]
────ぅ………
[泉での癒しは受けられないが、闇を取り込んだ状態でしばし休めば動けるまでには回復出来ようか。 引き連れていた闇が身の内にある今、もし誰かが来たならこの場で羽をもぎ取られたように見えるかも知れない**]
(44) 2013/05/12(Sun) 02時半頃
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─ 歪んだ天界 ─
[己は余程情けない顔をしていたのだろう。 引き寄せられた力は強くない、けれどたやすくマリエルの腕に抱き締められて>>1:168。 確認するように繰り返された言の葉に、ただ頷きを返すしか出来なかった。 離れた温もりと、頭振られた答え>>1:173に不安は増す、ばかりで。
そこに降り立った方の姿は未だ見えず、けれど問い>>1:170ははっきりと聞こえ。]
ヨラニエル、様……。
ここにいらっしゃるは、マリエル様です。 ヨラニエル様こそ、何故。
[そんな姿に、とは問えず。 続いた独白>>1に、声を失った。 己の瞳にあった、慈愛に満ちた方の言葉とは思えなくて─思いたくなくて。 困惑の瞳を向けたまま、己を掬った光に救けを求めた。 だが。]
(45) 2013/05/12(Sun) 02時半頃
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ジェフェルさま───…
[返されたそれは、己が望んだ救いではなかった。 それにより揺らいだ心は、また、罅割れる。 その隙間を埋める様に、闇が、瘴気が、じわり滲み。]
い、や…だ。
[ヨラニエル>>6>>31とマリエル>>23、どちらにと言わず頭を振る。 双方とも信じたくて、あるいはどちらをも信じたくなくて。]
私は─── 俺、は。
戦わない。
[いくさびとと、心の奥底無意識に定められた己の役目を自ら否定した。 それが己の在り方をまた揺らがせることであると、気付けるわけもなく。**]
(46) 2013/05/12(Sun) 03時頃
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[牢獄の中は、静まりかえっている。 濃く澱んだ瘴気の中、肌も髪も汚れ、襤褸と化した衣服を纏い、黒い涙の跡を顔中に残した者たちが――もう心を蝕まれることなく、穏やかな表情で仰臥している。 彼らの魂は、天に召されたのだと感じる。 今は安らぎの中にあるのだと]
[自分はかつて、「ころして」と懇願する人の子の命を奪えなかった。 彼の心にも体にも、まだ生きる力があると信じたから。 でもその結果、苦しみに耐えかねた彼の魂は、闇の誘いに抗えなかった]
…………。
[泉のほとりで胸を締め付けた記憶が、再びわき上がってくる。 こわされた鍵をじっと見つめる。 これが小隊長の命であったのか、あるいは神の声を受けたのか、それとも。 ただ自分にできなかったことを成した御使いに、魂の声を送る。
問うことはただひとつ、無事でいるかと**]
(47) 2013/05/12(Sun) 08時頃
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[ノックスの声に宿る艶然たる色。 支配の愉悦のままに、天使を花の褥に押し伏せんとするその背を光の刃が裂いた。
間近に放たれる苦鳴と怒号をトレイルは悲哀をもって聞く。 一閃の慈悲は穢れなき者には痛みなきことを知るゆえ。]
(48) 2013/05/12(Sun) 10時頃
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[『大体。 人の苦しみが、哀しみが理解出来ない貴方が。 人の幸せを願うだなんて、何様のつもり?』
メアリーの声はどんどん大きくなって頭の中で反響していく。 オスカーには、この言葉の意味が分からなかった。
……幸せを願うのに、資格なんて有るの?
そう思った声が届いたのか、それとも偶然か。 メアリーの声が更にボリュームを上げ、オスカーの頭をよぎる。
『……私はね、何時だって下の方だった。貧しい花売りだった人間の時も、花を咲かせる天使だった時も。 苦しい事、悲しい事……貴方には想像も出来ない事が、沢山。 ……だからね。そんな奴が、平和とか、幸せとか言い出すと、無性に苛々するの。幸せしか感じたことの無い奴が言う事が、どれ程傲慢なのか。……分からないわよね。貴方には。』]
(49) 2013/05/12(Sun) 10時頃
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