196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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悲しく、など。
(14) 2012/12/30(Sun) 05時頃
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……待っても、意味はない、か。
[その時計が動いたところで、なんだというのだ。 自身を抱くようにして腕を、肩を擦る。
勝手場や風呂など、火を使うものは一階にあるだろうと、 その大時計の前を離れ、階段を降りた。
程なく、火の焚かれた部屋へと辿り着く。
床に転がっている先客>>6にびくりとするも、 すぐに呼吸しているのが見えて安堵した。]
……もし、おやすみのところ申し訳ないのですが。
[深く寝入っているのならそれまで。 部屋の隅で火の恩恵に与っていようと、小声で声を掛けた。**]
(15) 2012/12/30(Sun) 05時半頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2012/12/30(Sun) 05時半頃
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[それは、痩せた男の口から発せられた最初の言葉である。 しんと静まり返る雪道は、どこぞからの帰り掛けであったか 唐傘に積まれた白だけが、ひたりひたりと音を立てていた。
静かな刻だ。
細かな皺の刻み込まれた瞼を緩やかに動かし 男はそう、目を伏せたのだ。]
(16) 2012/12/30(Sun) 05時半頃
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[次に目を開けた時に飛び込んでくるのは白一面の中、不自然なまでに塗りたくられた黒色。 歩いていたのか、立ち止まっていたのかもわからぬ不可思議。 けれど確かに男の手には、煌びやかに装飾された招待状が握られていた。
男は数度の瞬きを繰り返し、やがてその黒色へと足を進める。 雪道はやはり静かで、傘に落ちる音を立て 加えて雪を踏み固める足音が、静かに静かに拡散していた。
遅い足取りは館の前に *在る*]
(17) 2012/12/30(Sun) 06時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2012/12/30(Sun) 06時頃
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さむうなてきたなあ…雪降っとんのか。
そりゃ寒いわな。
[何を思てこない辺鄙なところに来てもたんやろ。
あたり一面雪景色。
人っ子一人おましまへんわな。]
おおさむっ!
[どこか暖とれるとこはないんかいな。]
(18) 2012/12/30(Sun) 08時頃
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「―――――いの?」
…なんや小僧。こないなところで一人でおって。お母ちゃんやお父ちゃんは一緒やないんか? 異国の子かいな? へろーばでぃ! ぐうど! ぐうど! えらい顔して笑いよってそない心配か。わしがお父ちゃん見つけたるさかい安心し! 名前は――
(19) 2012/12/30(Sun) 08時頃
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「哀しくないよ。 さぁ、行こう。」
喋れるんかいな! 喋れるんやったらはよ喋りなはれや。
行こうてどこにや?
[こないなとこに子供一人て…ガイジンさんは何考えてるかわからへんな。ましてや雪降る夜に……はて? こないなところに屋敷なんぞあったかいな?]
この屋敷に入りゃええんか? 変わった傘持っとるなあ。これ何でできとるんや。 文? わしにか? ありがとな。
[気色悪い子供やけど悪い子やないみたいやな。ええ子でもないけど。]
この家はお前の家か…ておらへん。
(20) 2012/12/30(Sun) 08時頃
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どこいった…なんや余計さむなてきたわ。
[ここにいてもしゃあないさかいお邪魔させてもらいひょ。
あれや子供なんておらへんかったんや。この文はわしが持てきた文や。そうしとこ。
黒い屋敷て悪趣味やな。ほんまどないなっとんねや。なんでわしここにおんのや。
てかここどこや。わし何してたんやっけな。あかん思い出せん。
…………とりあえず屋敷に入ろ。それからや。**]
(21) 2012/12/30(Sun) 08時頃
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[ほう、とひとつ息を吐く。 見上げた空は灰色。 瞼を閉じても、まだ灰色――――**]
(22) 2012/12/30(Sun) 09時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2012/12/30(Sun) 09時頃
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― 居間 ―
[凍えた身が温まり歯の根の震えが止んだ頃、近付いて来た人間の気配に己が背が震える。>>15 嗚呼、不審者ひとり追い出されるだろうか。その前にもう少し此の場所で温まっておきたい――が、声を掛けられたとなっては流石に無視する訳にもいかん]
……ン、あァ。 此処の人かい、邪魔をしている――って、 そう云う訳でも無さそうだな。
[何故なら女もまた寒そうに震えていたからだ。 己は身に巻いていた大判の織物を外して、女へと差し出す。その時懐に入れていた「招待状」がはらりと落ちた]
お前さんも連れられてきたのかい。 そら、此れを使いな。なに、己はもう十分だ。
[白い紙切れを拾いながら女に訊ねてみた。 震える女の前で自らを主張する程漢を捨てたつもりはない。少し横にずれて暖炉の前を空けようか**]
(23) 2012/12/30(Sun) 10時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2012/12/30(Sun) 10時頃
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[降る雪花は何処までも冷たい。 淡色の髪が纏わりつく頬が、その冷たさに刺されるように痛む。
常磐の上着、肩に積もる白銀はさぞ衣に映える色だったろう。 しかし私の目は己のすがた振り返ることは無く。 ただ真っ直ぐに雪道の向こう側だけに向いていた。]
(24) 2012/12/30(Sun) 10時頃
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[黒いわらべが白い傘を開いている。 否、白く見えるのは微かに被った雪の所為。 透き通るまことの色は、何時かのらんぷの硝子より透き通り。 紅く灯る瞳は、その硝子らんぷの光よりも鮮やかに見える。]
坊や。お前、何処から、
[未だ世に物珍しいと聞く、舶来の珍奇で絢爛たる品々。 それをまるで今初めて目にしたかのような心地を覚えていた。 しかしそれは、ただ感嘆する心地ばかりとも異なるもの。]
何故に。 哀しいなどと、私に問うのかい。
(25) 2012/12/30(Sun) 11時頃
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[薄らと雪色に彩られた睫毛、瞼を一度下ろす。 ほぅ、と吐息を白く吐き、私はもう一度黒いわらべを見る。]
私は、居ても良いのかい。 お前の手招くその先に。
[私は一歩前に寄り。 差し出された異邦の文を、かじかむ手で握りしめた。**]
(26) 2012/12/30(Sun) 11時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2012/12/30(Sun) 11時頃
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[唐笠を支える指先は細く、けれどしかし皮の厚い荒れたもの。 地割れの様な紋を模した表皮は職人故にか。 悴む事なく、只管に血の通う。 鈍足とも謂える足取りは巨壁の如き洋館の入口へ辿り着く。 男が先か、それよりも先に人影はあったか。 東雲の羽織に目を向け、ゆうるりと頭を下げて見せた。]
今日は大変寒く御座いますね。
[雪の中、唐笠を畳む事のないまま男は話かけた。 かと謂って男からそれ以上の会話を持ち掛けることはない。 降り積もるしんしんとした音に耳を傾け、鈍色を見上げている。]
(27) 2012/12/30(Sun) 12時頃
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いくらの若人とてこの寒さは厳しいでしょう。 中へ入られては?
[男は穏やかな笑みを見せ、中へと促していく。 この雪夜だ、館の主も雪宿り程度の事は許してくれよう。
しかし男は館に足を向けない。 問われれば、こう返す。]
もう少し、雪景色を見たいのですよ。 綺麗では在りませんか? このように一面、白に覆われているだなんて。
[穏やかに佇んだ *まま*]
(28) 2012/12/30(Sun) 12時半頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2012/12/30(Sun) 12時半頃
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[しん──。
しん。 しん。 しん。
降り続ける雪が。 すべてを しろ で覆ってゆく。]
(29) 2012/12/30(Sun) 13時頃
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[小さな山間の村に、一つだけの神社の境内。
積もったばかりの柔らかい しろ を。 穢れなき しろ を。
裸足の足が、踏む。
さくり。 さくり。 さくり。
しろ に刻む、足跡。 混じるは あか 。]
(30) 2012/12/30(Sun) 13時頃
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[やわな足が固くなった昨日までの雪で裂けたか。 雪の上、滲む あか は点々と続く。
さほど広くもない境内の真ん中辺りで、それは途切れた。
花と舞い散る雪の中、立つは緋袴の巫女装束。 黒髪を一つに束ねた、ほっそりとした立ち姿。
身一つで、ただ、そこに立って居る。]
(31) 2012/12/30(Sun) 13時頃
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[すぅと、吸い込まれるように視線を上げて、空を見た。
雪花降らす、鈍色の空。 冷たい花が、髪に、肩に。
視線を戻すと、音もなく。 見たこともない少年が立って居た。]
(32) 2012/12/30(Sun) 15時頃
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[しろ に佇む くろ。
少年はじっ、と緋袴の主を見た。 雪の中見つめ合う。 長い長い、沈黙。
巫女は何も語らない。 少年も何も語らない。
ふと、少年が何かを差し出した。]
(33) 2012/12/30(Sun) 15時頃
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[くろ から伸びる手に、携えられた封筒。 受け取るための手は、袴の横に垂れたまま。
二人の間に長い沈黙が流れた。 黙っていればいずれ去るだろう、とでも思って居るのか、巫女は黙したまま。
更に長い長い沈黙が続く。
少年はいつまでも。 封筒を差し出した格好のまま動こうとはしない。
俯き加減に封筒を見つめていた顔がゆっくりと持ち上がり、ようやく少年を見た。]
(34) 2012/12/30(Sun) 15時頃
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[気付けば、目が痛いほどの眩しい銀に覆い尽くされていた。]
(35) 2012/12/30(Sun) 15時頃
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[引き結ばれた朱唇が、解ける。 その瞬間、被さるように少年の声が沈黙を破った。]
「哀しくないよ。」
[静寂に沁み渡る透きとおった声。 巫女の目が、僅かに揺れる。]
「さぁ、行こう。」
[微笑を湛えた少年の頭の上で。 透明な傘が、くるりと回った。]
(36) 2012/12/30(Sun) 15時頃
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──。
[さくり。
一歩。
さくり。
また一歩。
しろ に滲む あか。]
(37) 2012/12/30(Sun) 15時頃
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