196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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― 1階廊下 ―
[手厳しいと云われれば>>1:456笑ってみせた。無論、冗談めかした口ぶり通り――つまるところ相手を貶すつもりは毛頭無いのだ。]
提灯屋――… 嗚呼、成る程な。 雪の降る夜には良く映える。
[赤を連想し、雷門の持つ唐傘に眼をやった。 提灯を此の館の窓の外にでも並べれば、不思議と良く合うのではないか。 然様なことを想いながら]
あァ、たった今異国の紅き茶を頂戴して来た処だ。 お二方も良く温まるが良い。 温まるのが、厭でなければ。
[すっくと持ち上げた手は居間を指す。]
(3) 2013/01/03(Thu) 02時頃
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[眼を伏せた雷門に刻まれた深き皺を見た。>>5 歳を、経験を、想いを、降り積もる雪の如く重ねた顔。]
はは、其れは心配無いさね。 己とて爺だが美味しく―――、 …?
[言葉に冗談を重ねようとしたその時、]
…―――また、何かが始まるのかい。
[鳴り響く異音は果たして何処から鳴り響くものか。 己は雷門と朧の顔を見る。]
(9) 2013/01/03(Thu) 02時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/03(Thu) 03時頃
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[時を告げる大時計の鐘の音。 其れは先程と同じ音であった筈なのにまるで違う響きであり――少なからず此の宴を愉しんでいた己にとっては受け入れ難いものであった。 己に囁いたあの童子の声は、何と云っていたのか。 確かめる為に、視線で雷門の言葉を促す、が>>17]
嗚呼。 殺した。 ……と、たしかに。
[其の語を口に出した其の刹那。 襲いかかる実感に、深く溜息を吐き出した。]
(27) 2013/01/03(Thu) 03時頃
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[館を包む異国の花の香りの裏を、 ひたひたと忍び寄るように。
―――――何処からか漂う血の匂いが、己を乱す。]
(*0) 2013/01/03(Thu) 03時半頃
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『見つけて』、とも云っていたか。
[己は懐に手を差し入れながら。 其れでもふたりの顔を見ればにっと笑を浮かべるのは、精神を乱されないようにと云う心掛け。]
只事ではない様子だなァ。 捜しに、向かうか…?
[――と、]
(29) 2013/01/03(Thu) 03時半頃
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[動かされようとした手は視界に入らず、>>31 己はただ、雷門の言に嗚呼。と頷いた]
待て待てそう、逸るな。
[先を歩みだしてしまう置いた背に声を掛けた。 されど己とて逸る心は同じ。 連れ立ち、大広間へと向かっていく]
(34) 2013/01/03(Thu) 03時半頃
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― 大広間前 ―
[此処は「探検」では向かわなかった、はじめて来る場所だ。 扉の前に佇む白装束。>>33 誰の背であるのか、判別はつかぬ。]
…… 此処に?
[雷門と朧に向け、静かに問うた。**]
(36) 2013/01/03(Thu) 03時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/03(Thu) 03時半頃
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― 大広間 ―
[白装束が部屋の中へと入って行く。 雷門と薬売り――芙蓉が「ゆり」と呼んだ其れの行方を追うが如く、己も雷門の後に続き中へと入った。
鉄錆の匂いは漂う異国の花の香を塗り替えるが如く。 雷門が皆を止める>>49を聞かず、己はすたすたと其の先へと歩く。]
(70) 2013/01/03(Thu) 12時半頃
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…――― 嗚呼。 死んじまったのかい、 …御前さんは。
[己の眼に映るは、散らばる舶来品に囲まれた黒き背。 まるで玩具を散らしたが如き光景の只中で、白き机から童子は己を見上げていた。
背より生える、澄んだ水の如き西洋の傘。 童子の命を奪ったのは紛れも無く其の傘なのに、白き頬に微笑み浮かべる姿は嗚呼、まるで無常の幸福の中に在るが如し。]
(71) 2013/01/03(Thu) 13時頃
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[左眼の奥にある傷からじわりと血が滲みだす心地がした。 ぬるり。滴る生暖かな血は涙の如し。
無論、其れは幻覚だ。
されど視えぬ筈の左眼を染める色は 「あか」。
暖炉に灯る火の色よりも 野薔薇の先につく実の色よりも 身を巡る茶の色よりも 懐かしき唐傘と提灯の色よりも
より赤く、あかく、
己を責め立てるのは、 …―――赤き「聲」。]
(72) 2013/01/03(Thu) 13時頃
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『 殺される前に殺せ 』
(*1) 2013/01/03(Thu) 13時頃
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[背後の声が「弔い」をつぶやいた。>>65 己は一度振り返る。 黄色衣が唐傘の赤へと寄っていく姿を見た後に]
然うだな。 丁重に、弔ってやろうか。
[所詮襤褸の衣、血に汚れるなど一切構わぬ。 己は物云わぬ童子のそばに寄り、其の背から傘を引き抜き、床へと投げ捨てた。**]
(74) 2013/01/03(Thu) 13時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/03(Thu) 13時頃
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― 大広間 ―
[あかき視界に夏空が舞う。 其れは雷門が手に持っていた濃き青をした織物>>76で、伏せた童子の黒き背を見詰めていた己は、はと我を取り戻したのだ。
己はくるりと振り返り、周囲を見渡した。 幾人かの識らぬ顔があった。右眼のみの朧気な視界では各々の表情までは読み取れぬ。されど、室内にむわりと立ち込める空気は察するに難く無い。
其れは”疑心”。 あたたかき物とは全く逆の、冷たき感情。
つまり―――… 「いったい誰が殺したのか?」
無言の内に満ちるのは、此の一言に尽きる。]
(119) 2013/01/03(Thu) 19時頃
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[視界を騒がしき仔猫が横切っていき>>98、そして戻ってくる>>102。 己は仔猫が青き布の中に手を差し入れ、なにか語りかけるか如き姿>>107を――目前で為される行動をじっと見ていた。
其の間、背後では最も年嵩と見える雷門が指示を出す。 手伝いを求むる声に応えた声>>80に、己は振り返りそして息を吐いた。]
そら、運び出すか。
[朧の出した指示は的確だ。>>108 己はなにやら思索に入る雷門>>103を見、声を上げる]
みっちゃん。 頭と脚は己等が持つ、布が零れぬように抑えておいてくれ。
[おなごに対する気遣いや遠慮は無い。 ただ淡々と、今すべきことを思考する]
(122) 2013/01/03(Thu) 19時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/03(Thu) 19時半頃
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― →廊下 ―
[みつが青い織物に手を添えるを見れば>>126、己は雷門と共に亡骸を小脇に抱え持ち上げる。 朧が促すを背に、異国の料理の並ぶ白き長机を越え、大広間の扉の外へと出た。 其処で遠くからじぃと、此方を見ていたのは―――]
焼いた方が、良いと思うか。
[小さな声>>105に、そっと己は問いかけた。 そしてちらりとみつを見る。 先程明之進の姿を捜していたようだったから。>>1:405]
(132) 2013/01/03(Thu) 23時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/03(Thu) 23時頃
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[まるで童子の我儘の如き様子。>>134]
そォか、嫌か………。
[が、然様な答が返ってくる気がしていた。 布に明之進が手を伸ばすを己は止めやしない。 はらり。――現れた顔の下、赤目は既に閉じられていた。
其処でみつが呟く>>136を己は振り返り]
…―――花? 嗚呼、此れを持たせていたのか。
[手の中に在る花を見た。]
(138) 2013/01/03(Thu) 23時半頃
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[仔猫の如きむすめの怪しき動き。 此れに気づかなければ、真っ先にたたっ斬る所だった。]
(*2) 2013/01/03(Thu) 23時半頃
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[童子が手に持つ花から漂う香は、此の異人館を満たしているあの異国の香と同じもの。
己はみつに頷いて]
花………、 咲くは庭か。 よし、其れが良いだろう。
焼かぬなら、出来るだけ冷たい処に寝かせた方が良いだろうしな。
[亡骸を焼く時の、あの酸味のある臭いが思い出される。 あの臭いで花の香を塗り替えるのは、惜しいと思えた。]
(141) 2013/01/03(Thu) 23時半頃
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嗚呼。 大丈夫だ、灰の色は何処にも無い。
[明之進が伸ばす指の先を見る。>>142 口元から流す血で汚された白き頬は既に冷え切っているのだろう。 己を此処まで導いた童子の指先を思い出す。 嗚呼、奇跡の如きあたたかさは既に喪われ]
さァ、行こうか。
[明之進は興味を喪った様子。 己は水を吸って冷えた布を童子の顔の上戻し、みつに促されるが儘>>144庭へと向かった。]
(147) 2013/01/04(Fri) 00時頃
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― →中庭 ―
[咽るほどの甘き香の中に、鉄錆の香が忍びこむ。 さらさらと流れる川の音は流れだす血潮のごとく。
己が視界に映るのは、白の中に散る花弁のあか。 暫し其処に立ち尽くした己は、みつの耳元に顔を寄せ]
(149) 2013/01/04(Fri) 00時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/04(Fri) 00時頃
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――― 薔薇?
[みつの声>>152に己は首を傾げる。 童子の手に在る花。此の香を薔薇と呼ぶのか]
野薔薇とは、随分と違う様子じゃねェか。 野薔薇は可憐な草花。 薔薇とは――…
[話しながらみつの背を追い、花の下へと導かれる。 身を屈め、ひときわ赤の目立つ樹の下にそろりと潜り込む。 ざくりと雪の上に下ろそうとした刹那]
……っ、
[樹に触れた指先に、ちくりと走る小さな痛み。 手をじっと近づけて見れば、赤黒き血で汚れた指の中に新たなあかがぷっくりと。]
(158) 2013/01/04(Fri) 00時半頃
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[指先を口もとに運びながら、みつが何やら息を吹きかけるを見る。 手ぬぐいにくいと拭われる、口元の赤。>>155]
…――慣れてるなァ。
[思わずぽつりと言葉を零していた。]
(162) 2013/01/04(Fri) 00時半頃
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慶三郎は、血を流した己が指先を吸う。つばでも付ければ治るだろう。
2013/01/04(Fri) 00時半頃
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[ちろりと舐めれば鉄錆の味が染みた。 其の味を口の中広げたまま、途切れた話>>164の続きへと]
ふむ。確かに、こんなに豪勢ならば好む者も多かろうなァ。 だが――、
薔薇とはげに恐ろしき樹よ。 斯うして人を誘い、其の血を流させるのだから。
[またも膨れるあかき血を見ながらしみじみ思う。 じっと見詰めて暫しの時間―― みつの揺れる声>>170に顔を上げる。 「そんな大袈裟なものじゃねェ」と手をひらり振ってみせた。]
あァ、そうさね。 身を清めるなんざ、己にはちっとも思いつかねェなァ。
[苦笑を共にするが如く、くっくと嗤ってみせた。]
(175) 2013/01/04(Fri) 01時頃
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[話しながら、己はふと思ったのだ。 此の屋敷を包むは薔薇の香。 豪勢に咲き誇りながら人を誘い、其の血を流させる恐ろしき樹。
そして、
此の黒の館自体が、 人の哀しみと流す血を贄として育つ化物では無いのかと。]
(*3) 2013/01/04(Fri) 01時頃
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[ならばさしずめ、己は薔薇の遣わす黄泉への使者か。]
(*4) 2013/01/04(Fri) 01時頃
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――― あァ、成る程。 みっちゃんは博識だ。
[「美しいものにはとげがある」。>>182 其の言葉は己も耳にしたことがある。成る程其れは、薔薇のことを指す語か。 まるで己達が置かれた状況の如き話だ、と微かに思いながら]
だろうなァ。さもなくば……
[己はみつの手元から眼を離し、高き空を見上げる。 星の瞬きなど元より視えやしないが。 暗き空は常に見る空よりも、幾倍も濁って見えた]
望まんだろう。 蘇り、など。
(191) 2013/01/04(Fri) 02時頃
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[話をしていれば、傍らで黙っていた雷門が一言。 己はぱちりとひとつ瞬いて]
……おいおい。
[苦笑と共に、離れていく其の背を見送った。*]
(192) 2013/01/04(Fri) 02時頃
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……さァなァ。 今となっては、意味の無い博識さね。
[幼い頃学んだ知識は、氏無くした此の身には有り余る。野花の名を識る方が余程、己が身に役立つに違いない。 自嘲を篭めてひとつ息を天に吐き出した後、己はもう一度、右の視界にみつの姿を入れ。 手拭いの上で握りこまれる手に、未だ血で汚れる己が手を載せた。]
其れは――… 御免なァ。 悪い思いを、させる。
[過去を思い出させるであろう、死者の弔い等。]
(200) 2013/01/04(Fri) 02時半頃
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[此の強き瞳をした女は、止めろと云っても弔うのだろう。
そして己もまた、 止めろと云っても斬らなければならぬのだ。]
(*5) 2013/01/04(Fri) 02時半頃
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――………。 嗚呼、そォかい……。
[どうして此の女は、真顔で然様な事を口にするか。>>209 其の言は、まるで己が罪を赦されたが如き錯覚に陥らせる。己とて幸福を得ても良いのだと、云われるが如き気になってしまう]
御前さんには敵わんなァ。
[くっくっく、…と、 抑えようとしても漏れる此の笑いをどうしてくれようか。]
(216) 2013/01/04(Fri) 03時頃
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