221 堕天の姦計
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オスカーに5人が投票した。
オスカーは村人の手により処刑された。教会の鐘が厳かに鳴り響き、法の執行を宣告した。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
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[………ノックスの言葉に、再び頷けば]
……じゃあ、案内して貰っちゃおうかな。 さっき見たし。マリエルを堕とした所。
[何してるかは分からなかったけど。]
(0) moumoureena 2013/05/17(Fri) 00時頃
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[ただ一つだけ疑問だったから、不思議そうに首を傾げた]
本当にできると思ってます?ケヴィンさま。
[もふもふと撫でられる心地よさに目を細めながら、ままいいかとも思う。 壊れるまで、見ていよう**]
(1) nagare-s 2013/05/17(Fri) 00時頃
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─ 魔界上空 ─
…みてたの。
[まさかオスカーにまで見られていたとは思わなかったため、ほんの少しだけ呆気に取られた。 けれど別に同じことをして連れて行くわけではないため、それ以上は何も言わなかったが]
良いぜ、連れてってやる。
───ようこそ、真なる闇の世界へ。
[先程繰った紫黒の闇の密度を増し、自分とオスカーを全て覆い尽くす。 密度の濃い闇が収縮すると、二人の身体は深淵へと沈みこんで行った*]
(2) rokoa 2013/05/17(Fri) 00時頃
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─ 深淵 ─
さあな。
[ヨーランダ>>6:+89の髪の香りに包まれながら、ケヴィンはさらりとそう応える]
ずっと言ってきただろう? どっちでもいいのだよ、俺は。
俺はジェファに所有されたいし、所有したいし、壊したいし、愛したいのだ。 だから、あれが大それた野望を達成しようと、破れて倒れようと構わないのだ。道半ばで倒れるならば、そこで食らいつくすまで。
[闇色の尻尾が楽しげにぱたり、ぱたりと揺れた]
(3) karyo 2013/05/17(Fri) 00時頃
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― 深淵 ― [……深淵に入った途端、明らかに"変わった"。 左の羽根で止まっていた浸食が、恐ろしい勢いで右羽根を浸食していく。 ……抜け落ちた黄緑の羽根は、地面に落ちて黒ずむ。
そして、オスカーの羽根は……全ての羽根がダークグリーン色になってしまった。
鈍色の弓も、黒くなり、熊の装飾には、眼にルビーがはめ込まれ、怪しく輝く。]
…………。
[オスカーは、じーっと、手の熊の目を見つめていたが………。 突然、しゃがみ込んで、頬杖をつき始める。]
(4) moumoureena 2013/05/17(Fri) 02時頃
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なんか、だるい。
[一言だけ言うと、後ろに寝っ転がる。 頭の位置にはいつの間にか枕がある。 ぼふっと乱暴に頭を置くと、さっきは我慢した欠伸が出る。]
(5) moumoureena 2013/05/17(Fri) 02時頃
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[右羽根が汚れたことが、ここまで人を変えたのか。 それとも、今までの心労からか。 あろう事か、深淵に入った途端寝る体勢に入ってしまった。]
……何でも出来るって言ったのは、嘘じゃないよね。
[右腕をちょいと動かせば、寝ている床はベッドの様に柔らかく、上にはシーツが被さり、さらには安眠妨害魔撃退の透明な電磁防御壁が張られ、そのままオスカーは寝ようとし始める。]
(6) moumoureena 2013/05/17(Fri) 02時半頃
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─ 深淵 ─
[連れて来たオスカーの羽が全てダークグリーンへと変わり、手にしていた弓もそれに添い変容する。
が、変容したのはそれだけではなかった]
………確かにそれ怠惰の象徴だけどよぉ。
[いきなり寝転び始めたオスカーを見下ろす形になる。 枕を出しているので闇を繰るのは問題無さそうだが]
ま、いっか。
[これはこれで良いか、と後はオスカーの好きにさせることにする。 ノックスもまた思うがままに深淵で過ごすことにした**]
(7) rokoa 2013/05/17(Fri) 02時半頃
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― 追慕 ―
『元始、地は形なく空虚であって、 闇が淵のおもてにあり、 神の霊が水のおもてを覆っていた』
[かつて全ては混沌であり、闇は神と共に在った]
『神が「光あれ」と言った。すると光があった
──神は光を善とされた そして神は光と闇を分けられた』
[元始以来。 愛されなかった闇は、 神を愛し続けた**]
(8) tayu 2013/05/17(Fri) 03時半頃
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ただいま。
エピのノリを把握してませんが、とりあえず延長×2してから、ログ読みに行くさー
(#0) 2013/05/17(Fri) 22時半頃
委任まわりの件で、どなたか携帯モードで投票/委任画面のスクショ撮った方おられます?
管理人さまがご希望です。
昨日、気づけばよかったんだけど><
(#1) 2013/05/17(Fri) 23時半頃
トレイルは、ここで掃除にとりかかる真面目陣営アピ**
enju 2013/05/18(Sat) 10時半頃
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ー 深淵 ー
[闇が開いて、新たなる堕天を知らせる。 どこまでもどこまでも落ちて消えてゆく、光の名残]
[ノックスと楽しんでいた、オスカーを使った企ては不発。 代わりにノックスはオスカーを連れてきたらしい。 「しあわせにしたい」と、堕ちかけた声でそうつぶやいたオスカー。 どんな風に染まったのか、興味があって闇を飛ぶ]
(9) karyo 2013/05/18(Sat) 14時頃
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[しかしたどり着いてみれば……当の天使は、転がって闇を被って、惰眠に落ちようとしているところで>>5>>6]
……ぷっ………、 はは、ははは!! どれだけ大物なんだ、君は。
[自分が引きずり込まれた時のことを思うと、笑い出さずに居られなかった]
落ちてからも、君に呼び掛け、君の声を聞いていたんだぞ。
[黒い尻尾を揺らし、丸くなったオスカーの側にしゃがんだ]
(10) karyo 2013/05/18(Sat) 14時頃
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[オスカーを取り巻く物騒な結界には気づいた。 指を伸ばし、ぴりりとした警告を楽しむ。これ以上を近づけば、警告は本気の電撃となって降り注ぐだろう。 ……それもそれで悪くないのだが、先に]
まだ持っているだろう?
[呼び掛けるのは、落ち際にオスカーに渡した自分の羽。 翼を震わせ共鳴させると、主の堕天後もほのかな蛍火をやどしていた羽は、ふっと光を喪った。 一瞬で黒に染まった羽は、主の求めに応じて動き出す]
[ふぁさふぁさふぁさ……。 先の柔らかい部分で、オスカーの体をくすぐった]//
(11) karyo 2013/05/18(Sat) 14時頃
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……んぅ…… ………五月蠅いなあ。誰?
[声を掛けられ、なおかつくすぐられ、面倒臭そうに言う。ケヴィンの声を知らないからか、会いたがってた人がすぐそばに居る事にすぐには気がつかなかった。 目を擦り、渋々起き上がると……、目の前には、自分を守って深淵に堕ちた人の姿が。]
……。
[暫くぼーっとしたように彼を見ている。]
(12) moumoureena 2013/05/18(Sat) 14時頃
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[彼の目に自分はどう映るのだろう? 造作や体つきは変わっていないが、黒翼に長い黒髪、おまけに耳と尻尾つきだ]
久しぶりだな、オスカー。 今の気分はどうだ?
[低い声でそう言って、笑みを向けた]
(13) karyo 2013/05/18(Sat) 14時頃
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……うん、久しぶり……。 ケヴィンって、喋れるんだ……。
[姿が変わったケヴィンを見て、そう呟く。 今までてっきり喋る能力がないとばかり思っていたから。]
……気分?正直最悪だよ。 折角ぐっすり眠ってたのに。
[不機嫌そうに言った。]
(14) moumoureena 2013/05/18(Sat) 14時半頃
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[ケヴィンの黒い翼の懐から、ひょいと顔を覗かせて。 きょとんと、顔を見上げる。 堕ちた証拠を示すような闇色に染まった髪がさらりと流れる]
ケヴィンさま……こちらの方は?
(15) nagare-s 2013/05/18(Sat) 14時半頃
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[気分が最悪、と聞いて一旦は目を細めたが、その理由が安眠妨害だと言われると、またも声をあげて笑った]
君は実に面白い生き物だ。 君が堕ちた闇もまた、俺とは違うものらしい。
[ヨーランダが顔を出せば、犬にするように軽く頭を撫でて]
彼がオスカーだ。俺がジェフに刺される遠因となった。 クラリッサが4523小隊が来ている、と教えてくれた、だからそこに所属していたんじゃないかと思っているのだが。
[オスカーが不機嫌そうにしているのを見て、またも笑って]
眠いならここにくるか。 闇よりは暖かいだろう。
[ヨーランダの感情には頓着せずに、あぐらをかいて膝の上にオスカーを手招いた]
(16) karyo 2013/05/18(Sat) 14時半頃
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うん。 あ、君、名のらなくていいよ。知ってるし。ヨラニエル、でしょ?
[ケヴィンの後ろにいる顔を見て、軽く頷いた。 一応、天界で聞いた事のある名前と見たことのある顔だった。 続く言葉に、オスカーは立ち上がって、小さく欠伸をする。]
……んー……いらない。 眼、冴えちゃったし、今度の機会にね。
(17) moumoureena 2013/05/18(Sat) 14時半頃
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[黒髪を撫でる手に気持ちよさそうに目を細めて]
ああ、この方がそうなのですか。 お会いできてよかったですね。
[ここは私の場所、と主張でもするかのように、右膝にもたれかかる。 しかしケヴィンの守ろうとしたものであれば無下にもできず、左側を譲るぐらいの気持ちはあるらしい。
隊の癒し手の名はそれなりに知られているらしい。 ヨラニエル、と呼ばれれば]
ヨーランダです。間違えないで。 ここは光在る場所じゃないんですよ。
(18) nagare-s 2013/05/18(Sat) 15時頃
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それが本名? でも君の本名知らないし、僕が天界にいたときの貴方を知ってるって意味で言ったの。
[それに、名前にこだわり過ぎるのってどうなの?オスカーは軽く首を傾げる。 彼にとっては名前の意味などどうでも良い物の様だ。]
んー……
[目を閉じ、軽く呻けば、熊の装飾のルビーの目玉がきらりと怪しく光る。 その光が宿った途端、スイッチが入ったかの様に……半堕天使と同じように、精悍な顔つきになる。]
……で、何の用?
[再びケヴィンに問いかける]
(19) moumoureena 2013/05/18(Sat) 15時頃
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[魔界で出会った時とは、すっかり様子を違えたオスカーが、何かを話す度にケヴィンは吹き出す。 あの天使がこの堕天使になってしまったことが、可笑しくて仕方ないらしい。 >>19それがまた、ふいに調子を変えたのを見て、目で笑う]
「答え」は見つかったのか? 2つの質問の答えは。
[>>18もたれかかるヨーランダを撫でながら、こちらも応えるように男の顔で]
たすける、と。 しあわせにする、と。 声が聞こえていた。
何に対して、君は「すくい」「しあわせ」という名を与えるのだ?
(20) karyo 2013/05/18(Sat) 15時半頃
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[光繰る天使ヨラニエルを捨て、ただケヴィンのものであるヨーランダとなったのは、とても大事なことなのに。 どうでもよさそうに言われて少し眉根を寄せた]
とにかく。ここは天界じゃないんですから。 二度と間違えないでくださいね。
[言葉にいくらか棘があった。 ケヴィンに気にかけられるオスカーに、嫉妬の念があるかというと半々だ。 誰かを守ろうとした"盾の天使"ケヴィン。それもまた彼女の愛するケヴィンなのだから。 その彼が守ろうとした存在は、闇に堕ちてしまったとはいえ苦しみには捉われていないように見え。 それが嬉しいのと、羨ましいのと半々で。 複雑な心境を示すように、ふいと顔を逸らした]
(21) nagare-s 2013/05/18(Sat) 15時半頃
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[持て余した感情を誤魔化すように、ケヴィンが撫でてくれる手の心地よさに身を任せて。 胸板に頬を寄せて温もりを味わっている]
(22) nagare-s 2013/05/18(Sat) 15時半頃
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[オスカーは、黒の弓を持ち、それをちらっと見ながら言う。]
主義は変えない。 人の幸せを、平和を願うのはずっと変わらない。
……ここに来て、知った。辛いと言う――激情を。それはとても痛いものだった。 こんな……こんな感情なんて、必要無い。
だから、僕が消してあげるの。でも、その為の力を有するのは、僕だけでいい。 他の人は……苦しむ人は、もう何も考えなくていいようにするんだ。 それが、僕の答え。
……だからね、僕、今から下界に降りようと思う。 戦い、傷つく人達に……僕の幸せをプレゼントするの。そうすれば……
人々は、もう何も考えなくても、幸せになれる。平和になれる。
[そう語る堕天使の瞳は、濁りを知らない邪悪な赤。 下界の人々を人形同然にしようという下卑た行為には彼は今後もずっと気づかない**]
(23) moumoureena 2013/05/18(Sat) 16時頃
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ああ、オスカー。
[ケヴィンは深く、太く微笑んだ]
辛い思いをしたのだな。 だが、得るものは多かったようだ。
[微笑む……、悪を喜び、痛みを悦ぶ堕天使の顔で、 はてしなく、やさしげに]
そこへ自力で至ったのか? 実に素晴らしい思い付きだと思う。 その仕事をするために君は生まれてきたのだろう。まさしく君にしかできない御業だ。 俺が今「しあわせ」であるように、人々もみな、「しあわせ」になれれば良いな。
(24) karyo 2013/05/18(Sat) 16時半頃
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[嫌がられなければ、もう一度膝へ手招いて撫でようとして]
俺は今、魔界と深淵と天上を手に入れようという、凄まじく強欲な堕天使の手伝いをしようとしてるんだが。 きっとそいつはいつか下界も欲しがると思う。そうしたら、俺も地上に行くことになるだろう。その時に、まだ地上に「しあわせ」でない者が残っていたら、協力しあえると思う。
君の仕事はきっと困難だろうが、応援しているぞ。手伝いが必要なら言ってくれ。
(25) karyo 2013/05/18(Sat) 16時半頃
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……。 ヨーランダかなんだか知らないけど、僕に命令しないで。
[ケヴィンに寄り添う彼女には、冷たくそう言い放った。 そんな冷たい言葉が飛び出したのには、嫉妬感情とかではなく、彼自身が"最も自由な堕天使"の自意識があるからであろうか。]
……うん。 [ケヴィンに抱き寄せられることには抵抗しなかった。 そして、嬉しそうに微笑むが、途中からの言葉に、少し複雑そうな顔をする。]
……それって、"支配"って事……?
[支配を手伝うのは、ちょっと嫌だな。 けど、目的が一致してるなら……まあいいけど。 ……頭をふるふると振るって。] ま、いっか。 ……それじゃ、僕はそろそろ行って来るよ。 ありがと。 [そう言って微笑み返した。]
(26) moumoureena 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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― 下界上空 ― [ケヴィン達にそう告げ、オスカーは、闇に包まれ……下界へ。 現れた場所は……戦争の真っ直中の空。 広い大地で行われる殺し合いを見て、オスカーは心痛ましげに見つめる。 神の為に、土地の為に、人が殺し合っている…… 殺し合う事に正当な理由なんて存在しない。間違ってるんだよ。だから……]
――こんな、殺し合いなんてやめさせてやる。
[オスカーは黒の弓を取り出す。 熊の目がぎらりと光り、例の鈍色の矢が出現する。 ぎりりと振り絞り……そして解き放たれる。]
(27) moumoureena 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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ー 魔界 ―
[静謐を湛えた泉のほとり。 痩せた男は半ばで折れた左の翼を畳み、水面を歩いて、 佇む乙女のもとへ]
パティエル
[黒と白の斑に染まる使徒の名を呼び、右手を胸に当てる軽礼を送る]
私がわかるか?
(28) tayu 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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[矢は、先程魔物に打ったものとは比べものにならない速度で分裂していく。 1本が10本、10本が千本、千本が一億本に。 そして、戦う兵士達に……救いの矢が降り注がれる。
矢を受けた兵士は……一人、また一人と動きが止まる。 そして……暫く時が止まったように誰も動かなくなり……
敵味方関係なしに、あちこちで、武器を落とし、膝をついてその場に座り込んでいく。 そして……兵士達の眼には、もう激情を宿す光は灯らない。
ただ、無気力な人形になるだけだった。]
………凄いや。 僕……戦争、止めたんだ……。
[オスカーは、熊に向き直り、無垢に微笑む。]
(29) moumoureena 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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ローズマリーは、ノックスの頭を撫でた。
el900m 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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>>26 [抱き寄せて、ゆっくりと髪を撫でる。 オスカーの耳の後ろに鼻先をあてて、匂いを嗅いだ]
君の行く先に幸い(わざわい)あるよう。
[指先はうなじから背、尻まで這い進んで、ゆるり、と離した。 「支配」に対してひっかかりを覚える言葉には、特に返答しないまま。 ……それがオスカーの望みならば、「捕まえて閉じ込める」そんなケヴィンの性質とは、本来ならば剃りが合わないはずだ。だが、それを口に出すことなく平然と聞き流すふりをして]
[どこまでも純粋な黒、透明な悪の堕天使を見送った]*
(30) karyo 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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降霊者ズ>
役職判定が出てない件については修正されたそうです。
(過去分の表示がおかしいのはそのままですが、今はちゃんと判定出るようになってるとのこと)
報告ありがとうねー
(#2) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
こうして天のお告げをするわたしこそ真の天使。
対抗は即COヨロシクね。
と酔っぱらいCOして風呂に入ってくるぜ。**
(#3) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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[>>26冷たく言い返されて、背けていた顔を戻して、睨みつける。 言い返そうとして、オスカーもケヴィンの愛しむものなのだと思えば、言葉を飲み込む。 すぐにまた、ぷい、と顔を背け、ケヴィンの右腕に甘えるようにして表情を隠した。
温もりに身を任せながら、黙って会話を聞いていた。
ただ、オスカーの去り際の背中に一言、]
……気をつけていきなさい。
[命令するなと言ったことへの意趣返しのようにわざと命じるような言葉を送った。 己の知る「しあわせ」を苦しむ他のものに与えたい、と願うのは彼女も同じであったから。 その「しあわせ」が意味するものがどうであっても、苦しみとの戦いを捨てる選択をした堕天使にしてみれば。 正しい、と思えた。
だからその先行きを心配したのは本心である**]
(31) nagare-s 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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………3万人はいったかな。
[静寂に包まれる戦場を見下ろし、犯人は呟いた。 その目つきは、天使だった頃では考えられないくらい冷たいものだった。 しかし口元は、初任務を終えた事もあって綻んでいた。]
……ここが、平和の礎になる。
[それは、決意を述べるが如く。 純粋な黒の心はもう止まることを知らない。]
(32) moumoureena 2013/05/19(Sun) 00時頃
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……ね、素晴らしいと思うよね。
[背後に気配を感じ、オスカーは対空状態で振り向かないまま、背後の"その人"に話しかけた。]
……メアリー。
[振り返れば……オスカーの思ったとおり、栗色の髪、頭には茨の冠、全身を取り巻くのは不気味な薔薇の花をモチーフにした衣装、そしてダークピンクの羽根の彼女――メアリーがいた。 彼女は、無言で、オスカーの事を見ている、 否……むしろ、睨み付けるといった方が正しいか]
『それが貴方の答えって訳?』
[口を開かれた言葉に、同意の意味で頷く。 が、すぐに怪訝そうな顔になって]
……何で、そんな顔してるの?
[そう尋ねる。 すると、メアリーは腕を組みますますきつい目つきになり]
(33) moumoureena 2013/05/19(Sun) 09時頃
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『……別に。 あんた達ボンボンの事は、前からこういう目線で見てたわけだし。 赦されるのならば貴方に首輪をかけて牢屋にブチこみたいって考えてた訳だし』
[その言葉に、今度はオスカーの方が冷たい顔をする。]
……残念だったね。僕は柵を解放する者で、最も自由な堕天使だから。
『……あら、"平和"という鎖に囚われてる貴方が言うこと?』
……まーね、けどそれ以外には、もう縛られることは無いから。 今も、これからも。
[今のオスカーは、芯がブレることは無い。 しかし、それが余計にメアリーを苛立たせる。 きつい目つきは、ふいとオスカーから離れる。]
……ところで、何の用?
(34) moumoureena 2013/05/19(Sun) 09時頃
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『……あたしはね、警告しにやってきたの。 貴方の望む幸せを実現しようとしたら、何時か絶対破綻するって。』
しないよ。だってみんな幸せになれるんだよ?
『……バカはこれだから……』
[メアリーは一つため息をつく。]
『ま、精々貫いて見せなさい。私の方が正しいと、今に分かるんだから。』
[メアリーは段々ドスのきいた声で警告した。]
『で……、貴方はどうするつもりなのよ。今後。』
んー…… 魔界のそばに宮殿建てようかな。
[ぽろっと呟いた様子に、メアリーは驚愕したように眼を見開いた。]
(35) moumoureena 2013/05/19(Sun) 09時頃
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『は?』
んで、そこ住処にするの。やっぱ宮殿は無いと落ち着かなくて。 あ、良かったら君も住む?
『絶対に嫌』
[即答された。オスカーはちょっと残念、と肩を落とす。 でも、とオスカーは気を取り直したように、微笑み始めた。]
ま、気が向いたら何時でもおいでよ。 そこには縛るものなんて何も無いんだから。
『……同じ事二度言わせないで』
つれないなあ。
『……ったく。相変わらずこのバカは……じゃ、あたしそろそろ帰るから。』 うん、ばいばーい。 [緩く手を振り返すと、メアリーの姿は空気に溶けるように消えていった。]
(36) moumoureena 2013/05/19(Sun) 09時頃
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―魔界・涙の泉―
[「ジェファ」の元へ向かうべきかと、顔を上げる。 今なら、この魔界の空を飛ぶこともできるだろう。 だが、すぐには身体が動かなかった。
深淵に落ちたという皆は、今どのような姿になっているのだろう。 落ちることもできず、光の使徒のままでいることもできなかった自分を、 皆は――どう思っているのだろう]
[首を振る。 償うと決めたのだ。責められるなら、それが自分の役目だ。 もう行く手を共にすることができない者がいても、それぞれが選ぶ道だ。
そう考えたとき、泉の向こうに人影が現れた]
(37) roku 2013/05/19(Sun) 13時頃
|
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[>>28自分の名をよぶ声の主は、痩身の男]
貴方は――
[片方の翼が折れてはいたが、淡緑の翼の持ち主「オスカー」でないことは明らかだった。 その抑揚は、彼ではなく]
クラリシエル……?
[かつて、光はまだそこにあるかと問うた者に似ていた]
(38) roku 2013/05/19(Sun) 13時頃
|
|
― 涙の泉 ―
[歪めた名を呼ばれ、仄かに笑って頷いた。 光輝を保ちながら闇を宿した斑の使徒は紛うことなく醜く、そして]
パティエル──うつくしい、な
闇を知った純粋なひかり、あなたは…世の救い手となり得る稀有
[白と黒が混じり、それでも濁った灰にならずある斑翼へ隻眼を細めた。 真なる陰陽を相宿した魂にそっと触れる。別れ際にエリシェバがしたように]
ジェファと、共に行くのか?
[それも良い。 自ら選び歩む道に、栄 あれと]
(39) tayu 2013/05/19(Sun) 14時半頃
|
|
―涙の泉―
[唯一知る名を呼べば、記憶にある御使いと似ても似つかぬ姿をしたその男は、笑みを含んだ表情で頷いた。 似ても似つかぬ、ならばこちらも同じこと。かつての純粋な輝きは、今や斑に闇を交えて、どっちつかずの姿となっている。
うつくしい、とまっすぐに評されれば、胸の奥が僅かに痛み、熱を帯びた]
世の救い手に……そう、成れると良いのですけれど。
[その望みは、今も変わらぬもの。だから、頷く表情は微笑。 触れてくる魂を、そっと受け止めた]
はい、ジェファ様のもとで、新しい道を。 迷うかも知れません、道を違えることがあるかも知れませんが、それでも。 この身の内にある、光と闇をほんとうに知るために。
――貴方は?
[行く、と言うのなら、同じではないのだろうと]
(40) roku 2013/05/19(Sun) 19時半頃
|
|
― 涙の泉 ―
[静かな決意を聞き、微笑を映すように口許を緩める]
望むものに成れよう。心から、求めるならば パティエル…あなたの進む道に、ひかりと。闇の安らぎがあるように
[問い返されれば、暗紫の翼を広げて泉の水面に波紋を作った]
わたしは魔物。わたしの、道を
…いずれ、交錯することもあるか ジェファと共にあれば、そう。 いずれ遠くないうちに
その時あなたが何者になっているか、楽しみにしていても構わないかな?
(41) tayu 2013/05/19(Sun) 20時半頃
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|
―涙の泉―
[>>40魔物、と名乗る男の「祝福」を受ける。 暗い色の翼も、折れた翼も、「うつくしい」と思った]
……ありがとう。 使徒以外の何者かになるなど、考えたこともなかった私に、新たな在り方を教えてくれて。
いつかまた、会えたなら。 その時は……はい、私自身も、楽しみです。
[波立つ水面へ、斑に染まった手を浸し]
名を、教えて下さいますか?
(42) roku 2013/05/19(Sun) 21時半頃
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|
― 涙の泉 ―
[水面に新たな波紋が起きる>>42 向けられたのが礼であることに首を傾けた]
あなたが自ら気付いたのじゃないかな?
[饒舌は軽薄か、と口を閉じ、影は闇に滑り溶けていく。 涙の泉に魂の声が小さく響いた]
『クラリッサ と』
(43) tayu 2013/05/19(Sun) 22時頃
|
|
―涙の泉―
[>>43男が首を傾げるのへ、明るい笑みを向けた]
……そうかも知れません。それでも。 貴方は私を壊すこともできたのに、そうしなかった。
[天界から見れば、この姿は十分すぎるほど壊れているのだろう。 だが、今の自分は自らの道を選び取ることができる。選ぼうとすることができる]
だから、ありがとう……クラリッサ。 貴方の行く手にも、栄えがありますように。
[静かな泉に細波を残し、闇に溶け行く姿へ、そう言葉を贈った]
(44) roku 2013/05/19(Sun) 22時頃
|
|
―そして―
[ジェファの興した王国の軍には、斑の射手の姿があった。 神に与えられた名とかたちをそのままに、 ただその肌も鎧も、不規則な白と黒に彩られている。
神に愛でられし射手、かつてそう評された弓の腕は健在。 天の加護を喪った後、たゆまぬ努力で身につけた。 光の矢と闇の矢を自在に放ち、敵を射貫く。
まだ若いこの王国を護るため。 全ての魂を救い、己の罪を償うため。 自分の力で、自分の道を。
――彼の魔竜に、己の真なる姿を見せられる日は、そう遠くはないだろう*]
(45) roku 2013/05/19(Sun) 23時頃
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[オスカーは、虚空を見上げ、一人黄昏れる。 ……僕は、正しい事をしているんだ。 戦いを辞めさせ、平和を作る。 ……それが僕の……唯一僕を縛る"鎖"。
虚空に闇が集まる。 闇が集まり……形成されるのは、広い宮殿。]
………出来た……。 よしっ。
[呟いて、宮殿の方へと飛んでいくオスカー。
平和を、幸せを願った純粋な天使が、 天界に重罪人として指名手配されるのはこの直後のことである**]
(46) moumoureena 2013/05/19(Sun) 23時半頃
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― 後日 ―
[ローズマリーは深淵を、魔界を。 時には人間界をも飛び回る。
力強く羽撃くその翼にもう枷はない]
『望むだけ、好きなところで遊ぶがいい――』
[その言葉通りに、彼女は翔ける。
自由に――**]
(47) el900m 2013/05/19(Sun) 23時半頃
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あなたは愛されています。
(48) enju 2013/05/20(Mon) 00時頃
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