221 堕天の姦計
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− 淫花の平原 −
[ゼロになる距離。間近に降りしきる花が包む帳。 ノックスの引き締まった腕が、今や枷とも支えともなる。
肉体と関係、ふたつながらの破壊を願う欲望の言葉に理性は抗うも、掻きたてられる戦きは風に揺れる花にも似て。]
"ノックス" あなたの最も善き日を心に思い描きなさい──
[指先に力を込めて、呼ぶ名と眼差しに思いを込めて押しとどめんとする。 それは自らにも言い聞かせんとする言葉。
まとわりつく濃密な香りは天使をも窒息させんとするかのようで、この一線を踏み越えられれば心を置き去りに、なし崩しに溺れてしまいそうだった。
頬を伝う指の感触に吐息が洩れる。]
(11) 2013/05/12(Sun) 01時頃
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[紡がれる言葉は、ノックスに訪れた新しい律を知らせる宣言。 そして、それを行使せんとする宣告だった。
首筋を這う唇──神への奉仕以外のことを為す紅い亀裂の仕業に、アクアマリンの翼はビクと震えた。]
(32) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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あなただから、 ではないのです──
[潤む眼差しを伏せて抱擁の形に回す腕。 そのままセレスティアル合金の手甲から刃を召喚してノックスの背に突き立てんと試みる。
助けを呼ぶことは、ノックスを失うことと思う。 けれど、このまま破滅を受け入れることは誰の救いにもつながらない。]
(33) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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[ノックスの声に宿る艶然たる色。 支配の愉悦のままに、天使を花の褥に押し伏せんとするその背を光の刃が裂いた。
間近に放たれる苦鳴と怒号をトレイルは悲哀をもって聞く。 一閃の慈悲は穢れなき者には痛みなきことを知るゆえ。]
(48) 2013/05/12(Sun) 10時頃
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[至近の攻撃はノックスに回避の隙を与えなかったが、自分もまた反撃を避けること能わず、黒い蛇は護衣を食い破ってその双牙をトレイルの右脇腹へと埋めた。]
ぅ …──!
[激烈な痛みに硬直した身体が突き放される。 罵声を残してノックスが去るのを傾ぎゆく視線で追うも、すぐに嘲笑うごとき花たちに遮られた。]
(50) 2013/05/12(Sun) 10時頃
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[渾身の力を振り絞れば、立ち上がって追えたかもしれない。 あるいは、ノックスが援軍を呼ぶより早く遠くへ逃れることも手だてのうち。 だが、トレルイは妖花の檻から羽搏かず 待った。]
……っ、 は …
[眠りを必要としない使徒にとって、放恣に肢体を投げ出して横たわること自体が希有なこと。 冷たく湿った紛い物の土が肌の火照りを拭うかに感じられたが、痛みが溶けてゆくのは治癒のせいではなく、モルヒネめいた花蜜の影響だ。 そうとわかっていても、花と蛇の邪毒が沁み入ってゆくのをどうすることもできない。]
(51) 2013/05/12(Sun) 10時頃
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[闇がジェフェルを通すのは視界の外のこと。 不意に投げかけられた視線と声に驚くも、邂逅の喜びはすべてを凌駕する。 言葉で誤摩化そうとしたノックスとは異なり、慎重に偽装されたジェフェルの姿を、トレイルは疑わない。
それに──ジェフェルがここへ現れるのは約束されていたことだ。] お見苦しいところを、申し訳ありません。 他の皆は、 それと、ノックスの…
[腕をついて上体を起こしたところで、魂に触れてくる 手。]
(63) 2013/05/12(Sun) 11時頃
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− 淫花平原 −
["治療"を施していたジェフェルが不意に膝を折って呻く。>>78 その唇から零れる否定の言葉と嗚咽とに、トレイルはアクアマリンの翼をさやがせた。]
分けてください、どうか──
[言葉は最後まで紡がれることなく、翳る視界に縛められる。 二人を囲む妖花たちが嗤っていた。]
(96) 2013/05/12(Sun) 21時頃
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[繰り返される融合と分離の果てに、なお必要とされて、トレイルは儚い微笑を浮かべた。 そのまま、ジェフェルの腕の中に頽れて意識を手放す。
眠りを必要としないはずの身に訪れた昏睡は、もはやその恩恵を失った証なのかもしれない。
だが、今はそれを思い煩うこともなく、自分を罪に導いた者の手で闇に運ばれていった。]
(128) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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− 忘却の宮殿 −
[目覚めたのは豪奢な宮殿の、華美な寝台の上。 言葉にならない祈りの声を聞き、睫毛をかすめた接吻けの感触がまだ肌に残っている気がするのに、傍らに人の気配はなかった。]
…… 、
[唐突に胸に去来するのは、 自分が"欠けたる者"である という事実。]
(133) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[背に敷かれた翼が痛む。 気怠い身体を起こして姿見の前へと立てば、そこに映るのは美しい若者の姿。
けれど、澄んだアクアマリンだったエーテルの翼は、今や毒もつ花にも似た朱斑を滲ませる猛禽のそれへと変容していた。
身体に染み付いた淫蕩な香りもまた、罪を得た証か。
心なしか肌も髪も艶めいて、見る者を劣情に誘うよう。 それでいて、容姿は天使の優美さを失うことなく留めている。]
(135) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[トレイルは歩みより、冷たい鏡像と掌を、胸を、頬をあわせた。]
… 誰 なんです。
[呟きは磨かれた鏡面を曇らせる。
強烈に覚えているのはただ、誰かに何かを奪われたということ。 一度は我がものだった空虚。 それをこの身に取り戻したい。]
(138) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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わたしを満たして…
[歩く淫花となったトレイルは宮殿から彷徨い出る。]
(139) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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− 鏡の迷宮 −
[踏み込んだのは数多の鏡が並ぶ場所。 美しくも歪んだ使徒の姿が無限に居並ぶ場所。]
…誰か…
(147) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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