196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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― 書斎 ―
[駆け込んだ先は窓のない――いや、見えない本に埋め尽くされた部屋だった。背中で扉を閉めて、薄暗い部屋を見渡していれば、あがっていた息は少しずつおさまっていった]
―――…なに、ここ
[あの少年は、一体何者なのか。そう、考えた瞬間の――破裂音、鐘の音、扉を開く音]
(87) 2013/01/03(Thu) 15時半頃
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[扉に触れていた背中を、熱いものに触ったみたいに跳ねさせれば、草履は慣れぬ柔らかい床にとられ、無様に膝をついた]
な、 なに
[そのまま、膝を折り頭を抱え込み――]
『もうここから出られない』
『ここには君たちだけ』 『見つけて』
[いくら耳を塞いでもその声を追い出すことは出来ない]
(88) 2013/01/03(Thu) 16時頃
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[固く、固く瞑った目裏にさっき見かけた引き出しの中がうつった。 黒い少年の笑み、赤い瞳、白い肌。 そしてあの灰色の―――――]
…―――やめろ!!
[喉を振り絞って叫ぶと、全身に張り詰めていた力が抜け、蹲るような姿勢のまま横に転がる。薄く目を開けても、いつの間にか流していた涙で薄暗い部屋はよく見えなかった]
(89) 2013/01/03(Thu) 16時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/03(Thu) 16時頃
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[咽び泣きが止んだのは、時計と同時だったかもしれない。塞いだままの耳が拾うのは、どくどくと脈打つ鼓動だけ]
…ぅ、えっ
[久々だからか、泣き方もその止め方も忘れてしまった。何回も唾を飲み込んでこみ上げてくる嗚咽を飲み込んで。縋るように握り締めた手の中には、今は羽織った色無地があった]
(96) 2013/01/03(Thu) 16時半頃
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[ようやく書斎の扉が開いたのは、大広間にほとんどの人が集まり、彼に――黒の少年に青い織物がかけられた頃だったか。 舞った煙にひとつ咳をして、袖口でぐちゃぐちゃになった顔を拭う。廊下の奥――とてもとても広い部屋、大広間の方から静かなざわめきを感じた]
…もしか、して
[嫌な予感があった。 其処に行けば、見たくないものを見てしまうのでは、という。頭の中に、少年の声が木霊した]
(100) 2013/01/03(Thu) 16時半頃
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『―――僕を殺したのは』
(101) 2013/01/03(Thu) 16時半頃
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― 大広間前 ―
[集まった人たちが目に入れば、足は遅々として進まず。浅く短い息を何度も吐きながら、大広間前にたどり着いたのは、きっと黒の少年が運ばれていく頃合だったか。
抱えているのは、誰か。そちらは見ずに、ただ青い織物から覗いていた、細く血の気が全くなくなった白い腕をじ、と見ていた]
…焼くの?
[離れた所で、小さく呟いた。 そんな用意も場所もあるはずはないのに、ただそれしか、頭になかった**]
(105) 2013/01/03(Thu) 17時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/03(Thu) 17時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/03(Thu) 23時頃
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― 大広間前、廊下 ―
……やだ、焼くのは、やだ
[ふるふる、と首を振った。そして同時に、 ―――嗚呼、本当に逝ったのか、と。近づいて、叶うならば布をめくってその顔を見ようと手を伸ばした]
(134) 2013/01/03(Thu) 23時頃
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……だって、ほら 灰色なんて何処にもない
[あかとしろと、そしてくろ。 少年の頬に指先を伸ばした。その冷たさに触れた所から寒気が全身に広がっていくような錯覚に陥る]
……
[布を戻すでなく、周囲を見渡した。 まだ全員――とはわからなくとも皆、其処にいただろうか。既に閉じられた大広間の扉に、そして水色の着物に、視線が止まる]
(142) 2013/01/03(Thu) 23時半頃
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……寒い、だろうけど ううん………どうでもいいね
[ふと見れば、頬に触れたはずの指に血がついていた。唇から零れた血。あか。少年が、生きていた証。 隠すようにようやく布を戻す。 柔らかく軽かった織物が、今は酷く重かった]
(146) 2013/01/04(Fri) 00時頃
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…そう
[違う、と。それに対する頷きの言葉は以前と同じもの。握り締めた拳の中、あかが広がった。 中庭へと運ばれる遺体、運んでいく人々。移動する人の列は、葬列そのもので]
……でも そうだ 誰があの子を殺したんだろう…
[ようやく追いついてきた思考。零した言葉は確かな疑問となって頭の中をめぐり始める]
(159) 2013/01/04(Fri) 00時半頃
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[人の減った廊下。 他に誰かが、との会話には視線を投げただけ。再び階上に上がる気にはなれず、閉じられた扉につと近寄った。 鍵はおそらくない。押せば――いや引くのだったか。どちらにしろ簡単に開くだろう。
けれど今は。伸ばした手に力は入らず、背を向けた。そして向かうのは、暖かい、けれど火のある居間だった]
(167) 2013/01/04(Fri) 01時頃
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― 居間 ―
[入る前から視線は床へ。 指先が、つま先がじわりと痛んだ。 きょろり、と見渡した視線は壁の飾り棚に向かう。 そこに置かれていた、掌に乗るような小さな箱。手にとって、暖炉近くの腰掛けへ近づいた。 視線は下がっているから、誰か腰掛けていても気づかず、やはり背凭れに逆側から凭れるよう腰を下ろした]
(176) 2013/01/04(Fri) 01時頃
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…え?
[ぱたん、と響く音。続く声に顔をあげ振り向いた。 気づいてなかった、と顔に書いてあるかもしれない]
えっと…あんまり火に近づきたく、ないから
[無意識に腕を摩りながら答える。視線はあがりきらず、朧が持つ本を見やって]
(178) 2013/01/04(Fri) 01時半頃
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[会話の途中に降りる沈黙が、他より長い気がした。その間は、きっと嫌いじゃない、と箱の凹凸を指でなぞりながら考える]
……ぅ、あ、いや
[差し出された本。文字はあまり知らない。ひらがなが最近読めるようになったばかりだった。けれど、色、と聞けば]
…ありが、とうございます
[慌てて差し出そうとした両手。片方の手から箱が滑り落ち、キン、と甲高い音が響いた。柔らかい床に落ちた箱は、そのままたどたどしく旋律を奏で始める]
(187) 2013/01/04(Fri) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/04(Fri) 01時半頃
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[箱と代わりに手中に収まった本を、取り落とさぬようにとしっかり掴む。見開いたままの瞳で、箱が朧の手に収まるのを見ていた]
ね、じ……?
[よく見ようと目は細まり、手を伸ばしていいのだろうかと、考えるように箱を見つめる]
(198) 2013/01/04(Fri) 02時頃
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[箱――小さな自鳴琴は、男の手の中で歌い始める。西洋の旋律だろうか。聞きなれない響きは、それでもなにがしかの想いを沸き立たせる力は持っていた。 おそるおそるだった螺子の巻き方は少しずつ早くなり、巻きすぎだ、と朧に窘められたかもしれない]
……すごい
[短い感想。けれど笑い声に応えた、幼くすらある笑顔が加われば――*きっと*]
(204) 2013/01/04(Fri) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/04(Fri) 02時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/04(Fri) 22時頃
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[はっきりとした笑顔は消えても、その名残は未だ表情に。少しひやりとしていた螺子も、握りすぎたのかぬくまっていた。 「綺麗」――ああ、そうだ。これは綺麗な音だと。 頷いていいのだろうか。そう確かめるように朧を見た。伸ばされた手。一度瞬かれた瞳は]
……っ
[怯えの色を滲ませずに済んだ。 不意に現れた慶の言葉に、思考は切り替わる]
おる、ごおる…
[名前がつけば、新たな顔を見せるかのように。穴が開きそうなほどに「おるごおる」を見て]
(286) 2013/01/04(Fri) 22時頃
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弔い……
[螺子を巻いていた手が止まる。巻きすぎていたそれはすぐには止まらず、明るい響きを奏で続ける。 あか しろ くろ 声、視線……剣士の瞬き。 裡にある思考は、想いは男には量ることは出来ない。風伯の手にあった傘を見逃した男には、ただ―― どうして"言葉"を信じられようか]
(288) 2013/01/04(Fri) 22時半頃
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あ、の
[着替えがない、という慶に視線を合わせないまま声をかける]
青い、の。ごめんなさい
[落としてしまった。色も変わってしまったから、もしかしたら気づいてないかもしれないけれど。 薄青は濃青に、そして――あかに。 一日が過ぎるよう、最後はきっと、黒になる]
(293) 2013/01/04(Fri) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/04(Fri) 22時半頃
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そら………
[笑顔の名残は完全に消え、恨めしそうに慶を見、またすぐ]
うん…あ、…そ、なんだ
[けれども慶のものではないと聞けば、謝ることはなかったかと、途切れ途切れになってきたおるごおるを手持ち無沙汰に触れ]
此処は…暖かいけど …………人を殺したら、そういうのも感じなくなるのかな
[ぽつぽつと、強張りの溶けた舌は根拠のない思考を紡ぎ始める]
(303) 2013/01/04(Fri) 23時頃
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[唇を開き、また閉じて。答えを返すのに時間がかかった]
―――…ない、よ
[掌がちくりと痛んだ。見ればおるごおるを、まるで布や羽織りみたいに握り締めていて、そっと手の力を緩める]
……あるの?
[おそらくそうなのだろう、と。予感から逸らすように目を瞑って問いを返す]
(306) 2013/01/04(Fri) 23時頃
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[慶の話を、意味のない知らぬ誰かの昔話だと思うほど、男は何もわからぬわけではなかった。家督、というものは――
今一度、おるごおるを握る。袖がかさりと音を立てた。こざっぱりとしたこの色無地でさえ、少し前までは着ることがえきなかった。草履なぞ、いうまでもなく]
(319) 2013/01/04(Fri) 23時半頃
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[触れた温もりは全身に伝わる。 それはまだ、救いにはなりえるだろうと。まだ、縋る。離さないようにと、ただ掴む。
居間を出て行く慶を見送ることはなく、言葉につまる朧に気づくこともなく、ただ再び強張った身体から温もりを逃さぬようにと身を縮めた]
(322) 2013/01/05(Sat) 00時頃
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殺すな、って…
[頷けなかった。 殺してやりたいと、かつて強く思った過去が脳裏をよぎる。過去と言えるほど、遠くはない。毎日、毎日毎日毎日そればかりを考えていた。 いつか殺そう、いつか、いつか。今この手に武器があれば――
キン、と再び手の中から音がした。握り締めていた指が螺子に触れたようだ。 それを合図に顔をあげると、今だそこにいただろうか、朧の顔を見て――逸らした。おるごおるを持ったまま、立ち上がる]
(331) 2013/01/05(Sat) 00時頃
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人が死ぬのは ………簡単じゃないか
[立ち上がった男。座り込んだ朧。床に残されたままの西洋の本。手の中のおるごおるを見、腰掛けへと近づいた]
これ…
[小さい箱を手渡すのは、まだ難しい。 朧の傍ら、腰掛けの上へそっとおるごおるを置いた]
(343) 2013/01/05(Sat) 00時頃
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[空いた手で本を拾う。赤くなった掌を着物で擦ってから握り締めた。居間を出る前に、一度だけ
暖炉を見て]
………
[廊下へ出た]
(357) 2013/01/05(Sat) 00時半頃
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― 大広間 ―
………なに、今の
[鳴り響いた派手な音。ややあって続く足音。眉を顰め、それでも音のしたほうへ向かうことはない。足が向くのは――大広間。 左手で本を抱え込み、右手でそっと扉に触れ、開いた先には]
…なに、これ
[部屋中に散らばる様々な品と、そして名も知らぬ酔っ払い。風伯の姿からそっと視線をそらし、扉を開けたまま中へ足を踏み入れる]
(374) 2013/01/05(Sat) 01時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 01時頃
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[広がる惨状よりも、目を奪われた見知らぬ品々。なかでも片隅に転がるオルゴール。>>#6 見た目こそ違えど同じような大きさに床に膝をついて手を伸ばす]
…これ、
[拾ってもいいのだろうか。逡巡は一瞬。 広間にいる二人に問うても、とそのまま右手で拾い上げた]
(386) 2013/01/05(Sat) 01時頃
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[拾い上げたオルゴール。 立ち上がりかけたその時、しん、と静まり返った大広間に響いた言葉]
『私が殺しました』
[膝から力が抜け、そのまま崩れ落ちるように座り込む]
………な、に
[問いかける声。息を潜めて、その応えを待った]
(399) 2013/01/05(Sat) 01時半頃
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