196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 02時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 02時頃
ぶが…き…とともに…に…れた…はあたたかく…
…は…みそうになるを…え…ぐっと…を…き…る…
…れては…らん…
…から…が…び…して…さんを…いにかかるぞ…
…
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[生きている、と亀吉が言うのを聞けば、頷いた。 生きる。それ以上のことはなく。]
そ。 その着物は、生きてる人間だけが着られるもんやから。 生きてる人間にしか、渡さんもんよ。
[それが涙に濡れるのは、乾けば消える勲章だとでも思おうか。]
行ってしまった、なあ。
[平太のこちらを見る瞳。見返せばすぐに離れていく。 と思えば、着物をひとつ拾い上げて。]
亀吉様より、うちに合うのがあるんが一番早いんですけどね。
(1) 2013/01/10(Thu) 02時半頃
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芙蓉は、沙耶を数歩、追って。
2013/01/10(Thu) 02時半頃
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布一枚羽織れと仰る。 流石、手厳しいお方でございますこと。
[けれど、それすらなければ、今度はこちらが風邪を引いてもおかしくない。 最終手段はそれかと、じっと厳しく見つめた。]
(3) 2013/01/10(Thu) 03時頃
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[ゆるりと、顔を上げて。 入り口の扉を振り返る。]
……随分、遅ぉすな。
[勝手場から、湯を沸かしに行った少女が戻らない。 さて、薬缶と桶が重いだ何だで、歩みが遅いだけならいいのだが。 何処かに繋ごうとしていたらしき、電話を見る。]
平太さん、何かされるはずだったんでは?
[使い方も、とんと判らぬが。 架けようとしていた平太ならあるいはと、問いかける。]
(6) 2013/01/10(Thu) 03時頃
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って、ちょぉ。
[指先は、強く引かれて鈴蘭の襟元へ。 凌げと言うにはあまりに。]
確かにぬくいですけれど、どちらも満足に動けやしないのでないですか。
[今しがた、何かするのではと話したばかりなのに。]
(7) 2013/01/10(Thu) 03時半頃
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り…
…
…なら…にもおります…
…それに…われても…いません…
…になってしまった…は…わらず…にも…かい…
…そのような…などなさらずに…
…に…わせてしまわれるが…いでしょう…
…そうして…じように…しむ…を…やせばよいではないですか…
…の…のお…は…をお…みです…
…このように…を…き…けて…
…して…を…みつをもう…す…ですか…
…それならば…お…みを…えるが…しいでしょう…
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[しの。 時折混ざる人の名に、ようやく、ついにあの赤着物の名前なのだと合点がいって。 よい名だと、心に刻む。]
あの時計より大きな音で。 とすると、その小さな物から出たら薬缶くらい落としますね。
うちを驚かしても、何の銭一つまかりませんよ?
[なんて冗談を囁けば、今度は反対に突き放される。 よろけそうになるのを既で留め、火のそばへ。]
(9) 2013/01/10(Thu) 04時頃
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全く、やんちゃされる方だ。 何が楽しゅうて男子の着替え手伝いますの。
[女性の着替えを手伝うならば、むしろその方が大問題であるけれど。 楽しみのあるなしで言えば、当然。]
――着替えられます? 亀吉様。
[少しだけ、向ける声音は冷えていた。]
(10) 2013/01/10(Thu) 04時頃
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んでおらぬのかもしれぬ…
けれど…も…れぬ…
…のお…みのままに…
…の…みは…ですか…
…そのお…で…お…で…どうか…
…お…かせ…さいませ…
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そうですねぇ。 けど、哀しくない者など、この世に居りません。 だからうち一人が哀しいだとか思うのも、したくない。
万策尽きても亡くなったんはお父ですが、手ぇの届かんうちに死んでしもうたと言うんも含むんでしたら、お母もです。
[にこり、と。笑みを作るのには慣れてしまって。 黒鳶は細まってしまったか、けれど闇色に隠れることはない。]
えぇ、今。
[何処か子供めいて、辞世の句の紡がれるのを待つ。 それがどれだけの時でも待つつもりだったけれど、唇が動くのは案外早く。]
(12) 2013/01/10(Thu) 09時頃
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[囁きはしめやかに。そっと。 そうして、生真面目な声が返れば弱りつつ。]
胸のすく、って、殺生な。 何の恨みがあるっていうんです。
[唇を尖らせながら、行くという平太を見。 ぱん、と一度両の手を合わせた。]
あぁ――、お迎えに行かれるのは良いですけど。 必ず戻ってきてくださいよ。 もうひとつ、貴方様にお伝えするものを『思い出した』ので。
[腰に手を当てる様子に、じり、と一歩引く。 その分近くなる火が熱かった。]
(13) 2013/01/10(Thu) 09時頃
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[すっかり平太が行ってしまって、大広間に残されれば。 がっくりと頭を抱えて、ぽつりと。]
――弱ったなぁ。
[言葉の割には、少しだけ嬉しそうなものが声音に滲んだ。 亀吉に聞かれようとも、構わない**]
(14) 2013/01/10(Thu) 09時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 09時半頃
…
…
…あぁ…いやこれはない…ふぅ…うものでしてな…
…とも…うな…
…
…
…あぁ…わたしめっちゃ…に…きたなってきた…
…めっちゃ…きたい…これもう…ですわ…
…ほな…さん…さいなら…
…
せやけど…わらずの…さんです
…
…がる…は…みがつくかなぁ…
…
…
…なんや…やったか…
…な…や…さんと…さんて…
…が…ええ…か…
…
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 19時頃
…れてはならん…と…うておるのに…
…さんも…だな…
…われるが…に…り…ててしまおうか…なことも…ぎるが…を…る…に…を…ねられて…れも…わぬ…
…は…だ…く…をつぶる…
さながら…を…き…けられているのは…であるかの…く…
…しくは…
…が…みは…
…されるならば…ただ…に…ることを…
…
うのか…
…の…に…じられるものが…るとしたら…
…れは…らく…
…さんの…の…しだけだ…
…は…に…りたい…
…
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――大広間――
胸に手を当てて、ですか。 なぁんにも、聞こえませんね。少し耳が遠くなりましたでしょうか。
[などと誤魔化して笑い、その胸の手をそのまま叩いて、鳴らした。 傾ぐ首>>22には、それもそうだと緩く首を振って。]
もししの様が無事でこちらに向かっていたなら、そのまま何処へなり行かれてしまうとも、限りませんでしたし。 うちの話をお聞きいただきたかっただけのこと。 まだ沸いていないようなら、うちの分も少し多めにいただけると有難いんですがね。
[火元にいるので、もう凍えることはないのだけれど。 少しばかりぬくもりが恋しかった。]
(46) 2013/01/10(Thu) 22時半頃
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まぁ、出来ればその方が有難いわ。 立てる?
[着替えに手伝いを欲しない>>33ようなら、とりあえず一手間減った、と。 濡れに濡れた着物をどうかするのは案外と重労働だ。 何しろ重い。倒れていたかいないか抜きにしても、立つ歩くすら困難なこともある。 もし立つのが厳しそうなら、着物>>35を受け取るついでに手を取ろう。]
……聞きなさった?
[弱った、に言及する声。はっと僅か失態に息詰めてから。 その声音に交じるものに、心を擽られる。]
妬いたん。
[何処かからかうように、口元を弓成らせた。]
(47) 2013/01/10(Thu) 22時半頃
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言われんでも、いつか返してもらいましたけどね。 冷えるなら、まだ羽織ってらしても構いませんよ。
[赤白の西洋服。やたら目出度い色使いだと思いながらも、舶来の血を持つ亀吉にはこちらも馴染みあるのかと見やる。 それよりも、どうも気がかりなのは>>36。]
さっきから、咳いとるね。 そっちのが風邪引くわ。ふたりが帰ってきたら、薬湯も淹れるし、養生し。
[はじめの一度だけなら気のせいか偶然もあるだろうが、続くのは拙い。 だがそうして言及していれば着物を羽織るのも遅れ、その隙に扉が開いた>>42。 あからさまに怪訝な顔。]
――話すと長い。
[そう返すのが精一杯だった。]
(48) 2013/01/10(Thu) 22時半頃
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[やはり重そうな濡れ着物。 傍らにほいと己の着物を放り、手を引いて立たせた。]
馬鹿なことある? ええやないの。可愛らし子。
[さて、亀吉は平太の男子ならずを知るのか、否か。 どちらにせよ、見えなくなる青目の様子は面白い。 面白がるばかりではいられないのが現状だけれども。]
ん。咳いとらんでも安静にし。 目ぇ醒めてまだいくらもたたんよ。
朧様。平太様としの様、見ておられません?
[迎えに行ったふたりは、いつ帰るだろう。]
(57) 2013/01/10(Thu) 23時半頃
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別に、まじまじと見る趣味はない。 言われんでも見んよ。
[男子が隠したがるもんは何だろうか。 ちらりと過ぎるも、考えるのはやめてしまって。 自分も、紅花地の橙を羽織ってしまおう。 けれど勝手場のふたりが戻るまで、いつでも亀吉に渡せるよう、帯は締めぬつもり。]
(58) 2013/01/10(Thu) 23時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 23時半頃
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