人狼議事


196 Fiducia - 3rd:fragrance -

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【人】 武家の娘 沙耶

―生道―

[花のような粉雪が舞う夜明けでございました。
木南家当主を初め、同志の方々は主君の仇討ちに屋敷に押しかけ、見事敵の首を討ち取ったのです。そのまま主君の眠る墓の前に捧げ、皆々割腹されたのです。

辞世の句を遺して、華々しく忠義に散っていかれたのです。


討ち入って本懐を遂げようが遂げまいが、不埒者として召し捕らえられ死罪は免れるはずがないのです。
よくぞやったと世間は褒め称えましたが、離脱した者の中には不忠を責められ自害された方もおりました。
主犯の木南の家は取り潰され、お嬢様は家を失ったのでした。]

(110) k_karura 2013/01/15(Tue) 23時頃

【人】 武家の娘 沙耶

『へぇ。木南は、確か討ち入りなさったっつーお侍さんの名ではなかったとですかね』


[薬売りの問い>>65に答える者はおりましても、『木南沙耶』の名を知る者はおりませんでした。

もしもご存知の方が居らしたら、哀しげな色を浮かべて斯様におっしゃるかもしれません。]


『お可哀想に。2年前に亡くなられたと、聞き及んでおりまする。』


[『木南沙耶』なる者など、とうに世から消えていたのです。**]

(111) k_karura 2013/01/15(Tue) 23時頃

【人】 武家の娘 沙耶

―街道―

[ある日のこと、お嬢様は道中追い剥ぎに出くわしてしまいました。
何も盗るものがないと言えば、刀を置いていけと脅されます。
手放せば見逃してくれる算段ではないのでしょう。
結局は斬り合い、けれど命を奪うことは出来ませんでした。

逃げおおせたのは良いものの、切りつけられた左の腕が痛み、持ち上げられません。
街道の茶屋まで辿り着き、水を求めるのです。]


……いや。薬の類は持っておらん。切れた。

(112) k_karura 2013/01/15(Tue) 23時頃

【人】 武家の娘 沙耶

『へぇ。先程、薬売りの方が休まれておいででした。
まだ遠くは行っていないはずでしょうから、追いかけて薬を買うて参りましょうか。』

嗚呼、―――頼む。

[僅かの薬でも売って貰えれば幸いと財布を取り出し、茶屋の主に頷きました。]

『ところでお侍さん。もしや「平太」という名ではありませんか?』

……何故?

『いえ。その薬売りさんが、然様な名前の方が訪れたら教えて欲しいと言うものですから。生憎と腹痛の薬しか置いて貰っておらんのですけど。』

(113) k_karura 2013/01/15(Tue) 23時頃

【人】 武家の娘 沙耶

[ゆっくりとお嬢様は息を吐きました。平太の名前を知っている薬売りといえば1人しか思い当たりません。
銭を受け取った茶屋の娘が駆けていく道の先を、じつと見ます。
あの先に、芙蓉の衣を纏った薬売りが居るのではないかと思えば、自然と涙が出そうになるのです。]

残す不要の……


[そうして、痛みに唇をぐと結ぶのでした。**]

(114) k_karura 2013/01/15(Tue) 23時頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

k_karura 2013/01/15(Tue) 23時頃


【人】 武家の娘 沙耶

[『木原様』>>85と呼び名に戻った事にお嬢様は胸をなで下ろしました。]

――なん、だと? 好き?

[小さく笑う小雀殿を見返します。
人として好きだということでしょうが、然様な事を言われた事などないのですから。
互いに刃を向け合った事もありました。
続く願いの言葉>>86に、やはり小雀殿は「イイヒト」なのだと表情を緩めました。]

曲芸師?
嗚呼、道理で迷いなく投げられたのか。

迷いなどあれば、死ぬからな。見せる為の芸であろうに。

[小さい頃に見た覚えがありました。
小刀使いも入れば獣使いも居た賑やかな一座でございました。]

(122) k_karura 2013/01/16(Wed) 01時頃

【人】 武家の娘 沙耶

私の、話か?

[『沙耶』>>87との呼び名に片眉をあげられましたが、目くじらばかり立ててもと肩を落として、細い猫目に困ったように小さな笑みを零しました。]

そうだ、な……。沙耶の―――どんな話が良いだろうな。

[剣術の修行話などは詰まらないだろうかと探りながら、ぽつりと話し始めるのでした。**]

(123) k_karura 2013/01/16(Wed) 01時頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

k_karura 2013/01/16(Wed) 01時頃


沙耶は、笑いを噛み殺しながらウト[[who]]>>-487

k_karura 2013/01/16(Wed) 01時頃


【人】 武家の娘 沙耶

―街道・茶屋―

[主の震える手に怪訝そうな顔を浮かべ、置き去った紙に視線を落とします。>>129
心当たりはあるのですが、すぐには開くことが出来ず、裏に表にとひっくり返すのです。

鼻を寄せると、草の匂いが僅かに致しました。

意を決して手紙を開き、記されていた横文字の意味は――]

(140) k_karura 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 武家の娘 沙耶

……っ!

[待つ事は出来ませんでした。立ち上がり、背中を追うのです。
腕を抑え、痛みに顔を顰め、それでも追わずにはおられませんでした。

間もなく、の『間』すら、もう待ちたくはないのだとでも言うように。


芙蓉の紋は、変わらず蝶と共に居たでしょうか。
少年のように短く切った髪を見ても、お嬢様だと気付いて下さるでしょうか。

不安だからこそ、名を呼ぶのです。]

(141) k_karura 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 武家の娘 沙耶

太助! 澪標の太助!


[お嬢様しか知らぬであろう薬売りの名を、呼ぶのでした。*]

(142) k_karura 2013/01/16(Wed) 02時頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

k_karura 2013/01/16(Wed) 02時半頃


【人】 武家の娘 沙耶

――街道・茶屋――

[羽織の下から覗く色は、相も変わらず鮮やかで派手な色合いでございました。>>143
お逢いした時よりも薬鞄が重くあるようでした。

お嬢様の御姿を見て、御声を聞いて、『沙耶』と呼べる方は一握りでしょう。

名を呼ぶ声に瞳潤わせ一歩寄り、右腕を差し伸べて応えますが、太助殿の手は思いもよらずお嬢様の頬を打ったのです。>>145
なんたることでしょう!]

(170) k_karura 2013/01/16(Wed) 14時頃

【人】 武家の娘 沙耶

な……

[よろめき空足を踏みます。然程痛みはありませんが、出会い頭に頬を打たれては驚きが勝るというもの。呆然と太助殿の顔を見詰められました。
再び頬にと伸びた手は、今度は慈しみ溢れる手に変わったのです。>>146

(171) k_karura 2013/01/16(Wed) 14時頃

【人】 武家の娘 沙耶

[太助殿の叱責は真っ当なもの。
ばつの悪そうにむすりとしたまま黒鳶をじつと見詰めますが、優しげな色と光しか見えませんでした。]

太助が、来ると分かっていたが、つい。

[あまりにも幸せそうに笑みを向けるものですから、戻ろう>>147と促す太助殿の裾を掴んで僅かに引き留められました。]

私も、逢えてよかった。
信じていたぞ。手紙なんぞ渡されずとも、主が来ることなど。

(172) k_karura 2013/01/16(Wed) 14時頃

【人】 武家の娘 沙耶

―街道―

[沙耶お嬢様と志乃殿、亀吉殿の行く手を遮った無頼の方々は、下劣な笑みを浮かべてお嬢様に言うのです。]

『何もなければ刀を置いていけ』

[そうして、襤褸を纏っておられる方々を上から下まで見渡したあと、亀吉殿に手を伸ばしたのです。]

『痩せたガキは売れやしない。こっちの女でも良いな』

……ほぅ。
私のお嬢様に触るな。穢らわしい。

[かちゃと鍔を鳴らし、
すらりと刀を抜くのでした。**]

(195) k_karura 2013/01/17(Thu) 00時頃

【人】 武家の娘 沙耶

―港町―

我等姉妹、両親に旅立たれ、母の実家を頼る旅路でございます。
髪を切り男の身なりをしておりますのも道中の心配があればこそ。
妹は病弱ですが、薬代はあまりに高く。

どうぞ憐れと思い、お恵みを。
1日だけでも構いませぬ。何か仕事を下さいませぬか。

(267) k_karura 2013/01/17(Thu) 15時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[女である事を隠すことなく、お嬢様は仕事が欲しいと方々に頭を下げて回りました。宿屋の玄関で客の足を洗うことも、井戸水汲みも、畑を耕すことも、異国の館で子守りをすることも、商隊警護に当たることも、厭いはされませんでした。

生き方も在り方も変えたお嬢様でしたが、『木原平太』の名前だけは変えませんでした。『木南沙耶』の秘密を知ってしまえば、残る手掛かりは平太の名前だけでしょうから。変えることなど出来なかったのです。]

ん、なんだ? まこと。私の手をじっと見て。
左様な事。構わぬ。必要だからやっていることだ。

いいから。まことは早く体を丈夫にすることを考えよ。今のままでは刀などとてもとても。

[ふわと柔らかな笑みを浮かべて、心配顔のまこと殿の髪を梳き、慰めるのでした。**]

(268) k_karura 2013/01/17(Thu) 15時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

―街道―

[港町を出た街道でのことでした。
陽の傾き様に足を早めておりますと、前方より悲鳴>>198が聞こえました。見れば
白いワンピースを覗かせた>>182少女が腕を無頼の者に掴まれているではありませんか!

私のお嬢様にと、抜いた刃の前を向けるのでした。]

(269) k_karura 2013/01/17(Thu) 15時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[追い剥ぎの人数は小規模でしたが、数度斬り合い隙を作って逃げるので精一杯でございました。]

……ふぅ。ここまで来れば街も近い。
奴等も追ってはくるまいよ。

そなた、どこぞ怪我は――

[怪我の是非を問いますと、その方は背にかかる白髪を揺らし、青い瞳をお嬢様に向けるのです。目尻と口許の赤もまた印象的でありましたが、お嬢様が屍に施した通りの装いでしたので、驚きに唇が震えます。]

かめ、きち……亀吉なの、か?

(270) k_karura 2013/01/17(Thu) 15時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[土に汚れた亀吉殿の頬に掌を宛がい、じつと青色を覗き込みました。そうして、ふと表情を緩めるのです。]

嗚呼、亀吉だ。
――変わらず、綺麗な青をしておる。

……ふっ。その格好は如何した。家は如何した。
亀吉、亀吉……。また、また逢えた、な。

[お嬢様は俯かれ、泪を一粒溢されました。夕陽が眩しいのだと、強がりとともに。**]

(271) k_karura 2013/01/17(Thu) 15時半頃

沙耶は、志乃をむぎゅうううとした

k_karura 2013/01/17(Thu) 23時頃


武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

k_karura 2013/01/17(Thu) 23時半頃


【人】 武家の娘 沙耶

――茶屋のある街道――

[芙蓉殿のわざとの言葉>>213には、むすりとしたまま>>172ではありましたが、こくと頷きを返されました。]

綴りの間違いはなかった。大丈夫。
寧ろ、異国語を覚えているところが凄いと思う。
向上心の賜物か。


いや、何。慣れぬ事が多くてつい傷を作ってしまっただけだ。
どれだけって……良いだろう、別に。


一言一句、聞いていた。然様か? 見事だと、思ったものだが。
私の名前……いや、なんでも、ない。

(288) k_karura 2013/01/18(Fri) 00時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

主のせいだからな、太助。

[2人の名を呼ぶ亀吉殿の声>>196に、少しばかり脚が急くのでした。
不思議と暑いと、手扇をして。**]

(289) k_karura 2013/01/18(Fri) 00時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

―薄暮の街道―

[雨など降っておりませんのに、目前の青はしとりと濡れておりました。>>273>>274
赤差した唇がお嬢様の名を呼びます。幾度も。幾度も。]

嗚呼、嗚呼。私だ。
沙耶だとも。主と共に居た、沙耶だ。

[亀吉殿の両手がぐと伸び、お嬢様の身を抱き締めました。>>275
逢いたかったと叶う喜びでしょうか、咽び、青からお嬢様の肩口へとぽたりぽたり、大きな雨粒が振るのです。

亀吉殿の腕の中、黙って背に腕を回すと頭を抱えてやり、そぅと白髪を撫でるのでした。*]

(292) k_karura 2013/01/18(Fri) 00時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

―薄暮から、宵に。―

[旅籠へと向かう道を3人で共に歩きます。>>276
足元が白銀の絨毯でも、硬いタイルでもありませんでしたが、並び歩く事が出来る事を懐かしいものでございました。]

文を?

[亀吉殿が捨てることが出来ても、全てを断ち切る訳にはいかぬのでしょう。
届けられる文はきちんと読んで貰えるのでしょうかと、心寂しくなります。]

(303) k_karura 2013/01/18(Fri) 01時頃

【人】 武家の娘 沙耶

亀吉。私は――

[お嬢様と亀吉殿の父御は異なる方でございました。
『愛してはくれない』と思った事もありませんでした。]

――恵まれていたのだな。

[家族に、同志に。沙耶様を囲む方々に。

二番目の兄は不忠不孝者ではありましたが、妹御のお嬢様を一番可愛がっていらっしゃったのです。]

(309) k_karura 2013/01/18(Fri) 01時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

[ひらと白の布が揺れました。>>277

良いではないか。
支えがなけえば、初めは立つ事も出来ぬ。

きっと、主の姉御も喜んでおろう。
可愛い弟の為になれたと。きっとな。

[苦い笑みに返すには、頬が強ばっておいででしょうが、お嬢様なりににこりと笑みを向けたのでした。*]

(310) k_karura 2013/01/18(Fri) 01時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

―旅籠―

[入口でブーツを脱ぎ、足を洗って貰います。
やはり男と女で足というのは変わるのでしょう。宿の者は少年の格好をしたお嬢様を不思議そうに見やり、そうして3人を見て、したり顔を浮かべます。

路銀の節約とばかりに取る頼む部屋は1つだけ。]

なあに、私が護衛役。それで表沙汰は充分であろし、先に言うたのは主であろう?

『居なくならないで』>>95と。


[小さく笑って見せるのです。確かに聞いたぞとばかりに。]

(311) k_karura 2013/01/18(Fri) 01時半頃

【人】 武家の娘 沙耶

―色街で禿達に囲まれながら―

[愛しいあの方へ。届け物を頼みたい。
然様な頼みごとをさる武士の方から頼まれたのは、つい一刻前のこと。

色街に無事入り込み、店を探している最中でございました。

お侍さんお侍さんと、お嬢様を子供達が囲みます。
腰の刀をキラキラとした目で見ております。

困り顔を浮かべ、ふと顔を外に向けますと、輪から離れて怯えたような目を向ける禿が一人おりました。]

(333) k_karura 2013/01/18(Fri) 02時頃

【人】 武家の娘 沙耶



『お侍さん。
人を斬ったこと、あるの?』

 

(334) k_karura 2013/01/18(Fri) 02時頃

【人】 武家の娘 沙耶

[それはいつぞやの久慈殿の問いかけと同じでございました。
目に浮かぶ色までも。同じ。]


……良いかい?
この刀は人を斬るものではないんだよ。

鬼や鵺といったものを対峙する為の、刀だ。

(335) k_karura 2013/01/18(Fri) 02時頃

【人】 武家の娘 沙耶

さぁ、小さなお嬢さん達。さっさとお戻りよ。

心に迷いがあると、すぐに哀しい哀しいと鵺の泣き声が聞こえてしまうよ。


どんなに辛いことがあっても淋しいことがあっても哀しいことがあっても―――生きて。
心の軸をまっすぐに持ち、生きるんだ。良いね?


[きゃあと禿は散り散りに。さて、久慈殿の鵺は消えたでしょうか?**]

(337) k_karura 2013/01/18(Fri) 02時頃

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