221 堕天の姦計
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[>>111再びこちらへ向けられた顔に浮かんでいるのは、先ほどまでの嘆きではなかった。 純粋なる使徒は、御使いがこんな表情を浮かべるのを見たことがなかった。 思わず後ずさりそうになる足を、留める。 彼は、彼の心は、それほどまでに苦しめられているのだ]
……ノックス。 届かぬからこそ、私たちが神の御手の代わりとして遣わされるのです。 主は見ておられます。 私たちは……
…………!?
[普段の彼の話しぶりは、多分に砕けたものではあったけれど。 こんなに乱暴な言葉を口にしたことはなかった。 彼の瞳の色が、暗く澱むように思えた。 かつて翼のあった場所を、闇が我が物顔で占めようと蠢くのが見える]
ノックス……貴方は、
(116) 2013/05/12(Sun) 22時半頃
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[後ずさって、距離を取る。 弓につがえた銀の矢を、共に戦ってきた仲間である筈の彼へ向ける]
貴方は、もう……?
[問う声は、わずかに震えた]
(117) 2013/05/12(Sun) 22時半頃
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[……っ。 翼で抱き締められるように覆われ>>115、思わず目を見開いて驚く。 だが、その真意はオスカーにすぐに伝わったらしい。
耳を塞いでいた雑音が幾らか和らぎ、擦れた心も和らいでいく気がする。
……たったこれだけのことで、心は簡単に変わる物なのか……。
黄緑の天使は、今、初めて自分の心を学習し始めた。]
(118) 2013/05/12(Sun) 22時半頃
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[闇深い荒れ地を歩いていく。 そこかしこから覗く低級魔族は、視線一つで追い払った]
…
[困ったように瞼を伏せる。 力強い加護のイメージが魂に触れて、左手を胸に当てた。魔界から脱出するのなら、 (道を拓くのはわたしの役目) 剣はない。
それ以上に、担える心がこの魂にあるだろうか。
誰も、天に帰したくない。 ひかり満ちるあそこへ、神の御許へ、渡したくない]
(119) 2013/05/12(Sun) 22時半頃
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― 淫花の平原 ―
[存在そのものの交合の果て、 堕天使は、みずからの種をひとつ、トレイルに埋め込んだ。
自分のものであるという証。闇芽生える種子。 次に出会った時、その種が芽吹くのか、 別の闇に触れて目覚めようか、 それとも、トレイル自身の光に、焼き尽くされるだろうか。
このまま自らの手で闇へ引きずり落とすよりも、 トレイル自身が闇への道を選ぶことを願う。 自身の意志で、追ってきて欲しい、と。]
(120) 2013/05/12(Sun) 22時半頃
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[それは身勝手な願いだと、心の底では理解していた。 それでも、試みずにはいられなかったのだ。
自分が、神を凌駕できるのか。 トレイルが、どちらを選ぶのかを。]
(121) 2013/05/12(Sun) 22時半頃
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― 忘却の宮殿 ―
[トレイルの体を抱え上げ、闇を潜り抜けて 豪奢な宮殿の、華美な寝台へと力無い肢体を横たえる。
伏せられ、震える睫毛に口付けを落とし、 白皙の肌に指を滑らせ、
側より離れ、闇の中へ身を隠した。]
(122) 2013/05/12(Sun) 22時半頃
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[自分が愚かな行動をしている自覚はあった。 けれど、何が起きたかわからないまま 混乱しているだけでは、 ますますヨラニエルの疑惑が膨らむだけだろう
事実はどうあれ 目の前で闇の力が発動してしまったのは確かなのだから
或いは自身が嘗て持っていた力の封印が、 完璧ではなかったのか。 それともこの瘴気にあてられて、 封印に綻びができてしまったのだろうか。
――天に限ってそんな過ちを起こすはずはない
浮かんだ考えを否定するように頭を振った]
(123) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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はっ……使徒様らしい言葉だな。
[尚も諭そうとするパティエル>>116の言葉に喉奥で哂う]
届かねぇから遣わされて。 その遣わされた者に何かあった場合は、また他を遣わすってか? そうして手駒を減らしていくほど神も馬鹿じゃねぇだろ。 余計な被害を出すくらいなら、切り捨てる方を選ぶだろうよ。
俺らの様子を見てるってんなら、尚更だ。
[言いながら、座り込んでいた状態からゆらりと立ち上がり。 距離を取り弓に矢を番えるパティエルを見据えた]
(124) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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く くくく、 ははははは
神が俺から翼を奪った。 不要だとこの闇の世界に送り込んだ。
アンタもいずれ同じ道を辿る。 そうやって信じていても、神は何もしてくれやしない。 見て見ぬ振りをする。
その光り輝く翼は薄れ、瘴気に蝕まれ───闇に堕ちる。
そう、この俺のように……。
[予言するように言い放ち、歪んだ笑みを浮かべる。 ゆら、と闇がノックスの周囲へ舞い、ノックス自身もまた形を崩し始めた]
(125) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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― 妄執の書庫 ―
[どれくらい飛んだのだろうか。 いつの間にか天界によく似た場所は抜けだして、 岩山の風景に変わっていた。
翼を休めようと地上へ降り立ち、 辺りを見渡すと、大きな鉄の門扉を見つけた。 門扉に手をかけるとひんやりとした感触がした。]
此処……建物になっているのかしら。 ……ちょうどいいわね。
少し、ここで頭を冷やしたら、戻らないと……。
[そのまま門扉を押すと、扉の内部へと身体を滑り込ませた]
(126) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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― 荒れ地 ―
[首を振る。 見下ろす左の掌は、細く優美なかたちに下賜された神の造形]
…… 『聖なるかな 聖なるかな 聖なるかな 昔いまし 今いまし のち来りたまう主たる全能の神 天と地は汝の栄光に満つ』
[讃詠を謳うために与えられた声は高く、それ以上に、固い。情感に乏しいのは威厳と規律を示すため、だったか]
『聖なるかな』
[近くに光の気配はないかと探りながら、またゆっくりと歩き出した]
(127) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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[繰り返される融合と分離の果てに、なお必要とされて、トレイルは儚い微笑を浮かべた。 そのまま、ジェフェルの腕の中に頽れて意識を手放す。
眠りを必要としないはずの身に訪れた昏睡は、もはやその恩恵を失った証なのかもしれない。
だが、今はそれを思い煩うこともなく、自分を罪に導いた者の手で闇に運ばれていった。]
(128) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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―歪んだ天界―
[視界がぼんやりと霞む。自身の放つ光に眩んだのではない。そこまでの輝きはもう、ない。
憎もうとする感情と守ろうとする感情と。 苦しみに耐えようとする身体と苦しみから逃げ出そうとする心と。 ぐらぐらと揺れる、中で。
ついに闇の力を受けたというのにまだ、敵意の宿らぬ瞳>>90が見えた気がした]
(ああ……本当に……)
[本当にこれで正しいのだろうか]
(129) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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― 妄執の書庫 ―
[部屋の内部は大きな書庫となっていた]
こんな場所もあったのね……。 此処も案外広いもんね。
[書架を眺めて一冊抜き出す。 が、息を吐いてすぐに元に戻す。 今は読む気分になれなかったのだ。
中ほどまでいくと、書架に凭れかかって座り、 鞭を床に置くと、両手で長い髪をくしゃくしゃとかき回す]
(130) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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― 妄執の書庫 ―
[岩の転がる荒れ地を行き、細く開かれた鉄の門扉の前に立つ]
ここ
[聖なる気配が通っていった>>126僅かな光粒を、指先で掬い取った。 そのまま、中へ歩く]
(131) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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待ち……なさ……
[朦朧とする意識の端で>>114悪魔が飛び立つのを捉える。 静止の声は力なく、追い縋ろうと翼を羽ばたく代わりに膝が折れた。
杖が手から離れ、落ちる音がする前にふわりと掻き消えた]
(132) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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− 忘却の宮殿 −
[目覚めたのは豪奢な宮殿の、華美な寝台の上。 言葉にならない祈りの声を聞き、睫毛をかすめた接吻けの感触がまだ肌に残っている気がするのに、傍らに人の気配はなかった。]
…… 、
[唐突に胸に去来するのは、 自分が"欠けたる者"である という事実。]
(133) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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(だめ……悪を逃がしては)
(いくら訴えても……どうせ分かってくれない)
(私がまもる……たすける)
(ひかりかがやくりっぱなてんしさま)
(みんな私を苦しめるだけ)
[乱れ、行き戻る思考の中で身も心も悲鳴をあげる]
(134) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[背に敷かれた翼が痛む。 気怠い身体を起こして姿見の前へと立てば、そこに映るのは美しい若者の姿。
けれど、澄んだアクアマリンだったエーテルの翼は、今や毒もつ花にも似た朱斑を滲ませる猛禽のそれへと変容していた。
身体に染み付いた淫蕩な香りもまた、罪を得た証か。
心なしか肌も髪も艶めいて、見る者を劣情に誘うよう。 それでいて、容姿は天使の優美さを失うことなく留めている。]
(135) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[>>124神への冒涜の言葉を躊躇いなく口にするノックスから、 目を逸らすことだけはせずに耐えた。
>>125問いへの答えは、残酷なもの。 これは現実。受け入れなければならない現実。彼は、もう]
いいえ、 いいえ。貴方は神の御使い。 けして、見捨てられたりはしない!
[それでも、呼び戻す言葉を止めることはできなかった。 救いが届かぬと罵倒するのは、 救いを求めているからだ。そう信じたかった。 そして、自分も見捨てられることなどないのだと、確かめるように。
神の御手はいま届かない。共に戦える仲間は側にいない。 己を囲むのは邪悪なる瘴気、眼前には闇に歪んだ同胞]
(136) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[翼の中の若い天使。 若い悩みを吐露する守るべき存在を前に、心が静かに澄んでいく。 少し待って、と少年に伝え、先に別の方向へ声を向ける]
[言葉を失って後、魂の声でも思いをうまく伝えられなくなっていた。 けれど、今は、 ひとつ、ひとつ区切るようにことばを、思いを形作って、 伝える]
(137) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[トレイルは歩みより、冷たい鏡像と掌を、胸を、頬をあわせた。]
… 誰 なんです。
[呟きは磨かれた鏡面を曇らせる。
強烈に覚えているのはただ、誰かに何かを奪われたということ。 一度は我がものだった空虚。 それをこの身に取り戻したい。]
(138) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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わたしを満たして…
[歩く淫花となったトレイルは宮殿から彷徨い出る。]
(139) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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い……やだ……
[決して漏らしてはならないはずの弱音が漏れる。 まるで子供のわがままのような]
もういやだ…… こんなの。 こんなのぜんぶ……まちがってる。
[そして。
救いを得ているはずの。幸福であるはずの。 天使が言ってしまってはいけない言葉が出てしまう]
(140) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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――たすけて。
(141) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[誰もいないはずの書庫に、 同族(クラリシエル)の気配>>131がして顔をあげる]
誰……? アタシの他に誰かいるの?
[気配のしたほうに視線を向けた]
(142) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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[聖なる矢は、ノックスの胸へ向けられたまま]
…………。
[身の内に瘴気を撃ち込まれたというのなら、身の内から祓うしかない。 それとも、先に排除すべきは左腕の蛇か。 白銀の射手もまた、常の状態ではなかった。 闇に溶け始めたノックスへと放たれた銀の矢は、迷いを残したまま曖昧な軌道を描いた]
……私は、
[まだ己の光輝に濁りはない]
私はけして、神の御手を裏切るような真似はしない。
[果てしない、闇のただ中]
(143) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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─ 歪んだ天界 ─
[闇の力を放たれて尚、マリエルへの信が揺らがなかったのは彼女の混乱が見えた>>97から。 それは演技かもしれない、けれど己が揺らげばよりヨラニエルはマリエルを悪と断じてしまうだろう。 だからこそ、抵抗もせずただ、力途切れるを願おうとした。
だが。]
ヨ、ラ…っ!?
[己の前にその身を翻し、代わりに力受け止めるその姿>>101に、目を見開いて。]
………!!!
[慈愛満ちたその言葉>>106に、揺れるその身体>>129に手を伸ばした。 叶うなら支えようと、その肩に触れ。 けれど己も闇に苛まれた消耗に、支えるまでの力は残っていない。 崩れ落ちるまではいかずも、かろうじて立っているだけで。]
(144) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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─ 歪んだ天界 ─
マリ、エ…
[首を焼かれた痛みに、声を出すも苦痛。 大丈夫だと、だから何があなたにあったか教えて欲しいと。
そう告げたくも、言葉に出来ない。 せめて、と名を呼びかける声に案じる想いを篭めたのだが。]
( …行かないで──!)
[ごめんなさい>>114、と。 飛んでいってしまうその背を追うことも。 呼び止めることも、叶わなかった。]
(145) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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