196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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寒く、ないか。 痛くないか、……冷たくないか。
寂しくないか、
……哀しい、か。
[広がる血は、男の着物の裾さえ赤く染め上げる。 守れなかった後悔と、離すべきでなかったとの想いも。 彼が男と同じように、哀しいのなら。]
俺が……、一緒に、いるよ。
[命の灯火を消した事実は、もう二度と消えない。 けれど、今生きている明之進を、決して一人にはしないと。]
(56) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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貴方が鵺ならば、退治しなければ成りません。
[鵺と、鬼と名乗る体を抱く。 其の男の声は凛として強く。]
ですから。
[指先は頭を撫で、慈しむように首へと向かう。]
もう。
[テーブルクロスを引き裂く、音。 芙蓉の苦しげな声、明之進と呼ぶ朧の声、しゃがみこむ明之進。 それらを全て見聞きしながら。
細い首に、老いた手が伸びる。]
(57) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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や、さわ らない、で
[声が近づく。気配が近づく。 ああ来てくれた。そう思った己にまた、首を振る。
伸ばされた手、揺れる髪。 触れられたら駄目だと言葉はひたすら朧を拒む]
(58) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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[だいじょうぶ、と告げる声>>43。何時かも同じく告げられた言。 ――今ならば、その意味も、判る気がした。
私は縋る、その胸に。あまりにも優しい囁きに。 誰の目にも見えぬ目で、言葉も出せぬ喉で、泣いていた。]
(59) 2013/01/13(Sun) 01時半頃
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もう、休んでいいのです。
終わりにしましょう。
(60) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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『哀しく』ありません。 もう、誰も『哀しく』などはないのです。
[其の言葉は、黒き幼子の発した其れと同じ。 目の端に、置き去りにされた唐傘が映った。 透明な傘を差した、彼の人とは似ても似つかないけれど。
男はそっと、力を込める。
願いを、込める。
これが終わりではなく。
『始まり』であれと。]
(61) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[磨って練って塗り広げるだなんて面倒な手順を踏む余裕はない。 半干しの薬草を口に放り込んで噛み潰して、切り裂いたテーブルクロスに広げる。 それに刻み煙草を混ぜて、強引に脇腹の傷を覆って縛った。 生きなければならない、と思うのに、身体はあまり言うことを聞かない。 それでも、一刻でも長く、生きなければならない。]
あぁ――――
[明之進、と遠く呼ぶ声を聞いた。 遠く感じるのは、耳が音を捉えにくくなっているせいかもしれなかったが。 声のある方向けば、朧が駆け寄っているのが、見えた。]
(62) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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………朧さんの手を、とったら おれはきっと どこか救われる
[だから駄目だ、と首を振る。顔を覆っていた手はやがて、己を抱きしめるように腕にまわり]
だから、さわらないで…下さい
(63) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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嗚呼、今日は大変寒く御座いますね。
[『愚者』の様に。 ぐるりと廻って、同じ挨拶に行き着こう。
男はそう謂って ていた。
其の裡を覗き見ることが出来るものは。 終に誰一人として *居らぬ*]
(64) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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いやだ、
[きっと、少し前までの己と同じ。 優しくしてほしくないとさえ、想っていたのに。
身を守るように彼の手は自らを抱きしめる。 故に、大きく首を振った。]
……絶対に、――。
[拒絶されようと、男の手は何度でも。それは幼子が甘えるように。『おるごおる』は握られたまま。 いつかまたこの螺子を回して、共に――**]
(65) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[宵渡 朧。この男には暫く、聞きそびれていることがあった。 否――正確には、これほどまでに短い刻限ではないはずだった、が近しいかもしれないが。 明之進に語りかける声。静かで、この男らしい、そのくせ決意が滲むような声。 今、聞き返したら、答えてもらえるのだろうか。 どうしても、そんなにどうしても、この男の答えが聞きたいわけではないのだけれど。 このやさしい書庫番が、何を想ったのだろうかと、ちいさく邪推する。]
(66) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時頃
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な、んで
[涙は流れていない。手からうつった、あかく染まる顔はおずおすとあげられ、眩しそうに朧を見た]
……言葉だけで、すくわれてしまう
おれは小鈴を…………殺して あの、女を
[視線は再び逸らされる]
殺そうと、した
(67) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[急ごしらえの白布は、直ぐに赤を滲ませる。 止まってくれ、と祈るのも、どれだけ意味があるものか。 また一歩、二歩、奥へ向かい。 壁際に辿り着けば、ずるりと凭れて座り込んだ。]
――沙耶。
[唇の動きは、弱く。 届かない呼び声は、誰ぞに聞こえたとしても、独り言か、戯言としか捉えられないかもしれない。]
(68) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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一緒に、なんて
[大事な、宝物のようなその言葉を、わざと吐き捨てるように口にした]
………………無理だ
[目の前にある救いを受け入れてはいけない。 この手の中にある哀しみを、朧と分かち合ってはならない]
(69) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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うちが話すばかりで、あんたさんには、聞かずじまいやったな。
あんたは、何の為に生まれてきたん――?
[手を伸ばそうにも、届かない距離だ。 目線をゆったりと細めて、想いの中だけで、斃れた亡骸を、撫ぜる。]
(70) 2013/01/13(Sun) 02時頃
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[聞こえる声も次第におぼろげに感じられていくのは、 冷やした身体が帯びていた熱の所為か。 通り過ぎた芙蓉の呟きも、軽く風を切る鋏の刃も。 もっと遠くに聞こえる朧と、紺鼠の君との声もまた。
抱き留めて、撫ぜて、――首許に指を伸ばす雷門の声さえも。 間近に聞き、次第に、それも昏くくらく、意識の内に入るのみ。]
[対峙される鵺は、鬼は、その力に抗うことなく。 雫に濡れた青い目を、そっと、閉ざした。]
(71) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[心の弱さなければ、きっと無かったことだろう。 射干玉の君に凶弾を向けることも、 異郷の人の告げた言に、従う形になってしまったことも。 きっと銃を手に取ること自体、無かっただろう。
自ら触れるを望んだ人を失うこと、も。 この老いた男の手を煩わせてしまうことも。]
(72) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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……救われることなど、ない。 背負って、歩かねばならない。
[男の手も、声もまた、救いを与えられるものではない。血に汚れたそれは彼と同じ。]
背負うために、……前を。 歩くために、覚悟を。
[一緒であることを拒まれるのなら、せめて]
……明之進。 例え鬼となりても、人は――
[それは慶を突き飛ばしたあの後に、降ってきた言葉。己に向けられたそれではきっとない、けれどずっと覚えていた言葉>>3:48。]
生きねば、ならぬ。
(73) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[大切な人を失った私に、生く先は無く。 大切な人さえも殺めた私に、逝く先は無い。
哀しかったのは、居ていい場所が何処にも無かったこと。 欲しかったのは、寄り添って支えてくれる、居場所をくれる人。 ―――たった、それだけの、酷く欲深い、願い、だった。**]
(74) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
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生きて、いかなければ――
[生きていても、哀しみは積もるばかり。 それでも、前を向く。 穢れた手でも、鬼となりても、償いを愚かだと言われても、死が訪れるそのときまで**]
(75) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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………生き、る
[やはり、弱い。 己は弱い。 駄目だ嫌だと首を振りつつもまだ、何かを求めていた。
散らしてしまった小鈴の命。此処で消えていった幾つもの輝き。 どれだけ強く――生きていたか]
おれ…
[生きなさい。 声が聞こえた気がした。 今はじめて、広間の奥へと目を向ける]
(76) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[閉ざされた瞳。 指先に込めた力は、容易に命を奪った。
この手は二度と、提灯など作れまい。
其れで佳い。 其れで佳い。]
(77) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[明星の、小鈴の遺体を。 男の側に在る沙耶の遺体を。 今抱きしめた、亀吉の身体を。
雪の白に弔おう。
果敢無く、強い命の灯火を。 欠く事無く全て、この背中に。]
(78) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[黒き幼子も。 赤に染まる巫女も。 飄々とした風来坊も。 水の様に強かな魚も。 優しき指先を持つ灯火も。 まだ見ぬ東雲に浮かぶ満月も。 掠れた声を潰した毒も。
褪せた臙脂の唐傘も。]
(79) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[欠く事無く。
全て。
全て。
背負いて『いき』よう。]
(80) 2013/01/13(Sun) 02時半頃
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[ 其れは 音にすれば *同じ* ]
(81) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 03時頃
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[生きようと、離れまいと、そう含まれた言葉たちが、聞こえる。 自分の問いに、答えが返ることは、ない。 きん、と耳鳴りがした。ひどく眠いような気がして、拙いと爪が食い込むまで拳を握った。
薬が、現状を劇的に変えることはない。 じくり、じわりと効いて、ゆるやかに整えるものだ。 失血に意識を奪われそうになっている今は、動くことすら命取りで、ただこうして壁に凭れているしかない。 ただそれでも、何もしないよりは幾らかばかりは遅らせられるものであって。 例えば、一刻でも。 一刻でも、長く生きられたなら。]
――草と花以外に、学なんて、あらへん。 うちのと、比べてくれるなよ。
[比べる、と言い出したのは自分だけれど。 本当の比べる対象は、聞くことすらできないままに。]
(82) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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―― 澪標
[ひとつ、唇は紡ぐ。]
流れば、過ぎる……川砂、に。
[ふたつ、こぼれて。 幾度も途切れる声は、それこそ最期を詠うように思えて、己であるのに馬鹿馬鹿しいと、さえ。]
さやけき灯と、を、今、追いゆか、ん。
[そうして、最後の一文字までを、口にして。 閉ざした時に浮かんだのは、哀しいほどの、笑み。]
(83) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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生きなくちゃ、いけない
[いつも目を逸らしてばかりだった。見なければ、嫌なことなどないと同じ。手で縋る何かが守ってくれると。
何も救ってはくれない。 ひっぱりあげてはくれない。
行く手を確かめるのは、己の手でなくてはならないのだ**]
(84) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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本当、不出来すぎるわ。 いざ死ぬ間際に句を残そうなんて、誰がはじめに言ったんやろ、なぁ――
[くだらない、と感傷を抱きながら。 ただ、ふっと、目を閉じた。]
(85) 2013/01/13(Sun) 03時頃
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