221 堕天の姦計
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― 淫花平原 ―
[ノックスがその場を離れたあと、 闇の中から歩み出るように、花咲く地へ降り立つ。
花の籠に囚われてあるのは、 かつて、自らが"名を与えた"使徒。]
トレイル。
[注意深く偽りで身を鎧い、距離を置いて立つ。 伸ばすのは、魂の手。]
(56) 2013/05/12(Sun) 10時半頃
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〜 今はない小さな国のはなし:裏面 〜
[自分の左胸から生えた槍の穂先が何なのか、神聖騎士ケヴィンは最初、理解できなかった。 は、と息を吐いたはずの唇から、赤い物がこぼれおちる。 前からの攻撃において、ケヴィンは鉄壁だった。しかし、後ろからはそうではなかった]
[盾を取り落とし、よろめき崩れそうになった体を、今度は前からの一撃が縫いとめた。 ……そうか、自分は地に伏すことさえ許されないのかと、ケヴィンは天を仰いだ]
[敵に背を向け、戦いから逃げたならば、うつ伏せに倒れる。 けれど、この背の向こうには守るべき人が居る。 だから戦い抜き、いつか仰向けに倒れるのだろ うと思っていた。 なのに]
[立ったまま、死ぬのか、とケヴィンは自嘲した。 それは、前にも後ろにも、 四方に敵がいて、 どこにも信じる者がなく、 誰にも必要とされていない者の、 ……酷くみすぼらしい死に様だと、ケヴィンは思った]
(57) 2013/05/12(Sun) 10時半頃
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[どうしてこうなったのだろう?と、かすれゆく意識の中で考えた]
[投降して改宗した方がいいのではないか、という議論は何度も持ち上がった。 その度にケヴィンは丁寧に説得した。 あの異教は危険だ。規範も罰も、自分のためにあるのだ。 何でもかんでも「赦す」というのは間違っている。 だから屈してはならない。自分の為に、この国の為に]
[でも、それは、 どうやら無駄だったらしい。 自分は要らなくなったらしい]
[間違ったのは自分だったのか? 他の誰かだったのか? 誰を恨めばいい? こんなにも、こんなにも ]
[カッと目を見開き、ケヴィンは吠えた。天まで届くように]
(58) 2013/05/12(Sun) 11時頃
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Damn…
Damn………!
(59) 2013/05/12(Sun) 11時頃
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Goddamn!!!!!<神よ、呪われろ!>
(60) 2013/05/12(Sun) 11時頃
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[……足取りが重い。 ざわざわと聞こえる恨みの声が、余計に、足取りを重くさせる。 羽ばたく事は出来ない事は無いだろうが、頭の中に響く声が集中力を奪う。 心なしか、息苦しくもある気がする。
こうしてる場合じゃ無いのに――。
歩みは止めない。 使命があるから。 頭の中で、改めてそう思い直し、彼は騒音のする一室を脱出していく**]
(61) 2013/05/12(Sun) 11時頃
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[…………、だから]
[口汚く罵って死んだ自分にまで慈悲を垂れる神の愛には、本当に、本当に驚嘆したのだった]
[懺悔して、 感謝して、 いつかのように讃美歌を捧げようとしたのに、 どうしても、どうしても、言葉が見つからなかった]
[話したくて、聞きたくて、歌いたかったのに、 あの汚れたことばが、胸に刺さって、あたらしいことばが紡げなくて]
[その内、本当に声の出し方が分からなくなってしまったのだ]
〜裏面・終〜
(62) 2013/05/12(Sun) 11時頃
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[闇がジェフェルを通すのは視界の外のこと。 不意に投げかけられた視線と声に驚くも、邂逅の喜びはすべてを凌駕する。 言葉で誤摩化そうとしたノックスとは異なり、慎重に偽装されたジェフェルの姿を、トレイルは疑わない。
それに──ジェフェルがここへ現れるのは約束されていたことだ。] お見苦しいところを、申し訳ありません。 他の皆は、 それと、ノックスの…
[腕をついて上体を起こしたところで、魂に触れてくる 手。]
(63) 2013/05/12(Sun) 11時頃
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[淫花平原に立ったまま別の場所を影で覗き、 ひとつ、魂の欠片を飛ばす。
泥沼に沈み行くものへ、ひとつのイメージを。]
(64) 2013/05/12(Sun) 11時半頃
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― 重力沼地 ―
[苛烈な火花を散らして、重なるように巻き付く闇の腕が幾度も弾ける。
損なわせるたび濃密になる瘴気、引きずり込んだ獲物を深く篭めようとする泥の沼]
───ァアア!
[火花が散り、瘴気が増す。 もがく動きも、力を奪われ続けるうち、じわりと沈むように鈍くなっていく。 弱い入り口を探り体内へ潜り込む闇の舌に吼えて、
また昏い火花が沼地に瞬いた]
(65) 2013/05/12(Sun) 12時頃
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─ 暴走の実験室 ─
[うつ伏せになりそうしていたのは幾許か。 疼くような痛みを闇で押し込んだ頃、薄っすらと薄蒼を開いた]
………独占欲強ぇーの。
[喉奥で哂いながら呟くのは、花園に居た際に向けられた声と眼差しを受けてのもの。 けれどそれに対しての激情は無く、向けられたもう一つの言葉に一種の充足感を覚えていた。 思い出せば、背の痛みが一時消え行くよう]
(66) 2013/05/12(Sun) 12時頃
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あっちは任せて、と…。
[呟いて、四肢に力を込め立ち上がる。 闇は未だ身の中。 再び繰れるまでには今しばらくの時を要するだろう]
にしても────
[立ち上がった場所──予定外に墜ちた場所を改めて見回す]
は……いい、趣味。
[居並ぶ魔改造された天使の剥製に、笑みが歪んだ]
使える───かも?
[トレイルに指摘された翼の消失。 補わず偽るのも可能かと考えた]
(67) 2013/05/12(Sun) 12時頃
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[ヨラニエルの内心で何が起きているのか。 自身には想像ができない。
同族にかけるには正気を疑うような言動。>>31 頑迷でこちらの言葉に耳を傾ける気も全くない様子。
ヨラニエルの慈愛の光は幾百、幾千もの魂を救っているのに ヨラニエルの目が曇っているのならば――。
だれが彼の人を救えるのだろう]
ヨラニエル……。 あなたを哀れに、思います。
私はただ、あなたを救ってさしあげたいのです。
(68) 2013/05/12(Sun) 14時半頃
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[そして、哀切の想いはもうひとり。 傍らで所在なげに全てを拒もうとするひとへも>>46]
ミルフィ……。 あなたも可哀想だわ。
あなたは御使いとなって日が浅いもの。 こんな状況でどちらかを信じろと言われて、 拒否するのは無理もないわ。
だけどミルフィ。それでは駄目なのよ。 戦うのではないわ。 仲間が苦しんでいるのだから……助けてあげなくては
(69) 2013/05/12(Sun) 14時半頃
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[左手首を掴んだままの右手があつい。 自身の中に勁い力が沸き上がってくるのがわかる。
誰をも慈しみ、正しく神の御業を行い、 口にしたことも態度に出したこともないけれど、 内心で深く尊敬している、 天使の鏡ともいうべき人の力が――。
私はこうして力をもらった。 ならば、同じように私もミルフィに 力を分け与えることが出来れば]
(70) 2013/05/12(Sun) 14時半頃
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[右手を腕輪から離すと、鞭を左手に持ち替え 空の右手をミルフィに伸ばす。
だが与えられた力は>>29 最早、神から賜った力とは大きく変質していた
紫紺の靄を纏った濃い闇の力が、 ミルフィの細い首筋を目掛けて 揺るぎなく伸びる――]
(71) 2013/05/12(Sun) 14時半頃
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― 闇の中 ―
[懐かしい深淵 <アビス> に、似た深い闇。
ひかりを視た気がした。 瞼を開き、手負いの竜は隻眼を瞬かせる。 伸ばされた腕、手を取れと呼ぶ声]
…こんなところに
[いたのか、貴方は]
(72) 2013/05/12(Sun) 15時頃
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〜 聖なるかな 〜
[人の世の片隅で消滅するはずだった魔竜を、天界へ連れ帰った光の大天使。 純粋な、光輝の使徒だった。 主命によって魔界に遣わされ、二度と帰らなかった彼。
深淵に呑まれて消えたと聞いた。 万の夜と億の昼を門前で待つうち、いつしか門兵を任された。
深淵に呑まれて消えたと聞いた。 本当は、神の意に反した罪で魔界へ投げ落とされたものと、聞いた。
深淵に呑まれて消えたと聞いた。 竜を産んだ深淵が、彼を永久にその腕に抱いたのだと知った]
(73) 2013/05/12(Sun) 15時頃
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[闇に射したひかりは、伸ばした指が触れた直後、闇に転じる。 渦巻く呪詛に戦慄いた。
そして気付く。 魂に触れたこの腕は、彼の大天使のものではない]
(74) 2013/05/12(Sun) 15時頃
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─ 暴走の実験室 ─
[しばらくの間、居並ぶ剥製や羅列される器具を観察する。 魔改造の記録を見つけ、その中に一つの名前を見つけると、可笑しげに口端が持ち上がった]
最近会えないと思ったら。 こんなところに居たんだな。
[名前に振られた番号を辿り、剥製にされた天使のうちの1つを見上げる。 そこに在ったのはノックスを召し上げた上級天使。 今では見るも無残に、心行くまで魔と融合された姿となっていた]
──アンタは、最後まで信じたのか? 神の手届かぬこの場所で、慈悲の光が差し込むことを。
俺は────
[その先は紡がず、愉しげに口端を持ち上げるに留めた]
(75) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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─ →牢獄 ─
[その後、闇には紛れず、地を踏み締める足で実験室を去る。 ケヴィンと同じ方向に向かったが、扉を潜れば出る場所は変わり。 視界に広がったのは薄暗い岩肌が続く通路の中。 清らな力に侵された身体は未だ万全ではなく。 時折揺れる足取りのまま、その人物へと対面した]
───パティエル、様…!
[消耗し、背の翼を失った姿は彼女にどう映るのだろう。 再び疼きだした傷に僅か歪む表情。 その部分には聖の気配と魔の気配。 どちらがノックスを苦しめているのか、パティエルには判じきれるか否か*]
(76) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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― 重力沼地・我が神は我が誓い ―
『わたしの主 <あるじ> とは、わたし自身の誓いに他ならない』
…ぐ、ぁ
[触手の泥沼に波紋が起きる。 外から犯す闇に抗して、裡から押し返す。
その力の相は、今や光と闇の渾然と入り交じるもの]
[葛藤。 魔へと誘う、神の敵たる本性。 (──けれどまだ) クラリッサの魂に触れた「誰かの腕」を探すように、沼を裂いて伸ばした指は虚空を握った*]
(77) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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― 淫花平原 ―
[花の間に佇み、魂の声と腕を操っていた堕天使は 不意に息を吐き、その場に膝をついた。]
ち、がう …… わたしは …―――
(かえりたい)
(ひかり満ちる場所へ)
(たましいの、うまれたところへ)
[決して言葉には出せぬ嘆きが、 魂を灼く切望が、微かな嗚咽となって地に零れる。]
(78) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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もっと―――
(ひかりを……)
[深淵を覗いた堕ちたる使徒は、 深淵に見いだされて戦慄し、衝動のままに求める。 目の前に横たわる、未だ穢れ知らぬ魂《トレイル》を。**]
(79) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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―歪んだ天界―
[>>68哀れみの声が胸を刺す。 それが蔑まれたように思われて、腹立たしい。 今やはっきりと、憎悪を宿した瞳で睨みつける。 苛まれる胸の内から搾り出すように声を張り上げた]
悪魔に哀れまれる筋合いなどない。 私は哀れなんかじゃない。 私は――私は神に奉仕できるこの身が幸せです。 この身に余る幸福を……否定するなど、汚らわしき悪魔めが……
[幸福だと告げるその声は、それを真実と認めるに反するものだった]
(80) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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〜奇跡の子ヨーランダ〜
[ヨーランダは幸福だった。
彼女の生まれた家は秘されていたが、黒い魔術を継承する家だった。 その為に受け継がれてきた血統の、期待された子は。しかしその力を全く持っていなかった。 黒髪ばかりの秘められた村で一人、銀の髪と白い肌は目立ち忌まれた。 「外」に出てみれば忌まれるはむしろ村の者達の方だった。 それでも幼少の狭い世界で異端の子であったことは心に深い傷を残した。
一向に力の顕現のない彼女はとうとう村を追い出され、身寄りのない子の集う教会でその一員となった。 彼女はそこで信心し、教えを厳粛に守り続けた。 そうすれば、認められた。讃えられた。 人を助ければ、感謝をされた]
(81) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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[天使の持つ力には比べるべくもないが、ある日彼女の力は癒しの力として顕現した。 人に害を為すような、黒い魔術は一切使えない。けれど、力は確かにあったのだ。 異端の子であったヨーランダ。それが一転、奇跡の子となった。
癒す力が足りなければ命を削って与えた。力及ばず救えないこともあったが、使える限りの力を使った。 その献身を哀れに思うものもあった。それでも幸福だったのだ。 何の見返りも求めず、ただ感謝の笑顔を糧として、その身を削り続けた。 その人生を幸福と感じていた。
幸福なのだと――信じていた]
(82) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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[神に与えられたこの力を彼女は福音と信じた。
あの日、崩れ落ちた教会で。助けはいつまでも来なかった。 瓦礫に押しつぶされることはなかったが、出ることもまた叶わず、ただ死を待つような時間だった。 削られゆく子供らの命をただ補わんと使われ続けた力はとうとう彼女の命を奪ったけれど。 それでもなお。
何故ならばその死は、暖かな光に迎えられたのだから。 この力を使い続けよと、神は仰せなのだから]
(83) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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……いまのは、いったい……。
[ケヴィンとの魂の会話を終え、目を瞬かせる。 彼の無事は確かめられた。でも、あれは]
…………。
[思考を巡らせようとしたとき、通路の向こうで何かの動く気配がした]
(84) 2013/05/12(Sun) 20時頃
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[銀の弓を構える。闇の中、遠くを見通す力は持たない。 「何か」がゆっくりと歩み寄ってくる。足音が揺らいでいる。 距離が近づくにつれ、聖なる気配をうっすらと感じた。 牢獄に囚われていた天使の生き残りだろうか、と思う]
貴方は……
[少なくとも敵では無い、そう信じて口を開いたのと、 相手がこちらの名を呼んだのは同時>>76]
(85) 2013/05/12(Sun) 20時頃
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