221 堕天の姦計
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―重力沼地―
[呼びかけへの答えを待って、耳を澄ませる。 聞こえるのはいくつもの遠い声。
みな、同胞たちの声に聞こえるのに、どれが誰の声なのかわからない。 嘆くような声。呪うような声。楽しげにも聞こえる声]
どうしてしまったの……? 皆、闇に囚われてしまったの?
『あ…やだ…さま…もっと』
[甘く、浅ましい喘ぎが聞こえて、使徒は首を振る]
こんな、こんなこと……。 魔の作り出したまやかしに違いない。 きっと皆、離ればなれになっているだけで、
(26) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
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ああ、お願い、誰か、返事をして……!
[口に出して求める。 初めて聞く、少年のような声が届いたのは、その時]
(27) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
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[柔らかな使徒の声に、ほんの少し冷静さを取り戻す。 自分たちの他にも、ここで戦っている者がいるのだ]
でも……どうやって。
[魂の交信で合流を提案したものの、自分はここから飛び立てない。 相手も、片方の翼を喪っている]
鏡の、間。
[そこへ行きたいと、強く願った。この沼地に来た時のように、転移させられれば良いのに、と。 オスカーが既にそこを飛び立ったことなど知らずに。 片方に天の翼、片方に魔の翼を持ち、魔界の空を自由に飛べることなど知らずに]
(28) 2013/05/16(Thu) 19時半頃
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―鏡の間―
[願った途端、自分はそこにいた]
…………!
[立ち並ぶ無数の鏡の中から、無数の自分が、驚きの表情でこちらをみつめていた]
ここが、鏡の間……?
[彼は「見えるところが全部見える」と言っていたけれど、この部屋の鏡には全て自分の姿が映っているだけだった。 白銀の鎧も、髪も、肌も、全て泥にまみれた使徒の姿。 光輪も、光翼も、輝きは力無く]
オスカー……オスカー、ここにいるの……?
[呼びかけながら、鏡の間を歩いてゆく。 いくつもの汚れた自分の鏡像中に、一つだけ、眩いばかりの光輝をまとう姿があった。 歩み寄れば、柔らかく微笑む]
(29) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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『……大丈夫』
[自分の顔で、自分の声で、優しくそう語りかけてくる]
『大丈夫……あなたを救ってみせる』
[蘇る記憶>>3:72>>3:73のままに]
『ああ、苦しいのですね。でも、もう泣かないで』
[まっすぐにこちらを狙い、白銀の弓を引き絞っている]
――やめて!
『ああ、何ということ……。 貴女がそれほどまでに、闇に侵されているなんて』
(30) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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─ 魔界上空 ─
[闇の空に停滞し、周囲の闇を手繰って光の位置を探る。 一つは影が観察している傍。 一つは深淵の闇が湧き出す沼地。 一つは、己と同じ、空の中]
───ふぅん?
こっちはだいぶ変わってそうだな。
[空舞う光には闇が混じり込んでいる。 闇に慣れた目を凝らせば、その姿を捉えるのも可能か]
(31) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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違う……違う、私は、
[髪が、肌が闇の色に近づいて見えるのは、泥にまみれているせい。 罪を犯し、闇を知ろうとしていても、身の内まで闇に浸食されてなどいない]
私は、神の御手を離れてはいない……!
[目を閉じて、叫ぶ。 瞼を上げれば、また異なる場所にいる]
(32) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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− 十字架の丘 −
[光の刃が妄執を斬った先に、ジェフェルが見えた。 歪められた表情がひび割れるごとく、強い意志がその眼差しに戻るのを感じる。]
ジェフェルさま──!
[沈む太陽の色をしていた鎧が漆黒へと変容し、滴る焔は魔道に堕ちた亡者たちをも灼き尽くす。]
(33) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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[闇に屈したのではなく、闇をも滅ぼす存在。 堕ちたのではなく、自ら選び取ったその在りようは、ジェフェルの至った新しい領域を示す。
光(天)に背き、 光(無垢)を受け入れ。 闇(魔)にあって、 闇(欲)に溺れぬ者。
自らの「間違い」を認め改める高潔な魂は、非をあってはならないとする天とは異なる理を歩む。 ジェフェルが選んだ、苦しみと嘆きに満ちた──足掻き自省し、成長する者の道だ。]
(34) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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[トレイルを傍らに置き続けるということは、天からも魔からも狙われ続けることを意味している。 それに気づかぬジェフェルではあるまい。
あらゆる艱難を払いのける覚悟があっての──呼び声。]
(35) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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[トレイルはまっすくに飛んで、差し伸べられた手を取った。]
──私の魂を御手に委ねます。
[求められた歓びに、朱斑の翼はエーテルの光をまとう。]
(36) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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あなたは ──
── 煉獄の主。
(37) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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[魔に堕ちた、あるいはまだ幽冥の境を彷徨う者たちの幾ばくがジェフェルの思想を理解し、賛同するだろう?
第7096小隊は、再びジェフェルの元に集うことができようか。 そうなればきっと、世界は変わるはず。
そんな在り方を考えた──、 刹那。]
(38) 2013/05/16(Thu) 20時頃
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[深淵より巻き上がる批難の声が二人を包む。 トレイルの耳には低い呻きに近いそれは、ジェフェルにとってはより明瞭な意味と力をもって叩きつけられた。]
ジェフェルさま──!!
[声もなく頽れるジェフェルを抱きとめる。 温度の失せたその黒。]
(39) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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―涙の泉―
ここ、は。
[最初に飛ばされた場所。深い森の中の泉]
…………。
[汚れを落とすには、うってつけの場所。 ひとつの不安が胸にわき上がるのを抑え、籠手を外した両腕を水にひたす]
(40) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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[魂を貫く言葉の矢が放たれた、目に見えぬ深淵へと、トレイルは語りかける。]
暗闇の中にいる皆、 奪われた者たち、 兄弟姉妹。
そこにいらっしゃるのですね。
(41) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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私はこの方を求めます。 同じように私はあなた方を求めます。
あなた方もどうかこの方を手放さないで。
苦みの海へ沈められた、あなた方の弾劾は正当なもの。 その恨みを、疑惑を、もっと突きつけてください。
(42) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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[乾きかけていた泥が、水に溶け、流れ落ちる。 ――けれど]
…………嫌、
[右の掌で左腕を、左の掌で左腕を、両掌で顔を、狂ったように擦りたてる]
いや、嫌、どうして……!!
[泥を洗い落としても、黒はそのまま染みついていた。 清らかな乙女を象って創造された顔かたちはそのままに、 白と黒が斑に入り交じる肌色]
あ、ぁ、
[掻き乱された水面が静まれば、やはり斑に染まった髪と――昏い瞳の色を見る]
(43) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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…この方は傷つき、それでも進むでしょう。
(44) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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[己の望む場所へ転移したのは、魔の力を得たからなのか。
天の白と魔の黒に、気まぐれに彩られた醜い姿。 それを、なお淡い光輝が包んでいた*]
(45) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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それは決して平坦な道ではありません。 疑い、糾し、生みの苦しみを味わいながら共に進みましょう。
疑いの先にはきっと、疑えぬものが残るから。 どれだけそれが遠回りであっても、救いの道だから。
(46) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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[ジェフェルを横たえ、その傍らに座して、深淵の前へと両手を重ねる。]
credo quiz absurdum. 《不条理であるがゆえに私は信じる》
[額をつけ、誓いの言葉を唇へと触れさせた。**]
(47) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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─ 魔界上空 ─
[目を凝らした先、そのうちの一つで無数の影が宙へ舞うのを見た]
……随分とまぁ、派手に動いたな。
[灼熱を帯びる砂地から、夥しい数の翼竜が飛び立ち始めている。 鎧を纏い、鞍と鐙を備え。 翼と、蠍尾と、焔吐く口を供えた混沌たる魔物。 白、赤、黒、蒼白の肌をしたそれらの影は命に従い行動するはずだ。
魔界を満たせという、その言葉の通りに]
(48) 2013/05/16(Thu) 20時半頃
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[探しに行くよ、とオスカーの声が魂に届く。 使徒である彼に、今の自分を見られたくはなかった。
来ないで、と答えかけて、気付く。
彼は――どうやって「探しに来る」のだろう?]
(49) 2013/05/16(Thu) 21時頃
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うわっ…
[突如現れた翼竜。禍々しい炎を吐きながら暴れまわる。 しかも……すごい数だ。数え切れないくらい。
ふと……その舞う竜の中に、人影が目に入る。]
……ノックス。
[それは……深淵への鍵を握る堕天使だった。 オスカーは、飛ぶ勢いを緩め、そこに滞空する。 ……少し前だったら、彼を倒したいと。 同じ仲間を闇にに引きずりこんだ彼を眠らせ、目を覚まさせたいと考えただろう。
……しかし、今は。]
……やっと、会えたね。
[嬉しさしかこみ上げない。]
(50) 2013/05/16(Thu) 21時頃
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─ 魔界上空 ─
[目で捉えていた光と闇の融合体がこちらへと近づいてい来る]
──ああ、オスカー、だったっけ?
[名を呼ぶ相手>>50に薄蒼を細め、緩く首を傾いだ]
なに、俺に会いたかったの?
[嬉しげに紡がれる声に、クス、と笑いを零す。 オスカーの翼は光と闇、二つに分かれ存在していて。 闇に侵されていることは外見から容易に知れた]
(51) 2013/05/16(Thu) 21時頃
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[会いたかった、の言葉に、軽くこくりと頷く。]
……だって、深い闇に侵されたんでしょう? さっきも、魔竜を操ってたし……。
きっと、凄い力、持ってるんだなって、思ってた。
[淡々と喋るオスカー。 しかし、内心かなり興奮していた。 まるで、手の届かない憧れの人物に会えたかの如く]
けど、それは本当だった…。 本当に凄い力、持ってるんだね。 僕の右半分も、闇に完全に染まったら、何でも出来るのかなあ?
[期待に胸を膨らませたように言う**]
(52) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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[罪を得て、闇を知り、なお使命のために生きるつもりだった。 魔に取り込まれはしないと、天のもので在り続けると信じていた]
…………。
[白と黒の混じり合った腕を見つめる。 漂う瘴気を弾く力は残っていない筈なのに、肌に触れる霧は身を苛まなかった。
闇に染まりきることもなく、拒むこともなく、 もしかしたら、本当は、これこそが―― 自分が望むべき姿だったのかも知れない。
少なくとも、自分にふさわしく、醜い*]
(53) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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─ 魔界上空 ─
[ありゃ俺じゃねーんだけど、と翼竜に一度薄蒼を向けたりして。 淡々と語るオスカーに視線を戻すと、彼は外見に反して高揚しているようだった。>>52 紡がれる内容に憧れ染みたものを感じる]
深い闇に堕ちたのは間違いねーけど…。
力を、望むのか?
[闇に染まるを望む光と闇の翼を持つ者に問いを投げかけた]
(54) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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[そう。結局自分は半端な存在だったのだ。 うちひしがれた心の底、自分を責める声が響く。
魔に落ちながら天に焦がれ 全ての罪をひとりで被った気になって。
天を裏切りながら天に尽くすふりをして、 魔に染まりながら孤高の存在であろうとした。
傲慢で、卑劣で、矮小なる存在。]
(55) 2013/05/16(Thu) 22時頃
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