221 堕天の姦計
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クラリッサに3人が投票した。
ローズマリーに2人が投票した。
ミルフィに2人が投票した。
オスカーに1人が投票した。
クラリッサは村人の手により処刑された。教会の鐘が厳かに鳴り響き、法の執行を宣告した。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ミルフィが無残な姿で発見された。
亡霊
今夜、人狼に殺された人は人狼になる。また、襲撃を実行した人狼は命を落としてしまうだろう。人狼となった者は報復行動を行わない。ただし、命拾いをしたならば人狼にはならない。
一匹狼は亡霊を作らない。
現在の生存者は、ジェフ、パティ、ローズマリー、ノックス、トレイル、オスカーの6名。
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― 鏡の迷宮 ―
[快楽に噎び泣くミルフィを腕に捕えたまま 堕天使の体は端からほどけて闇に溶けていく。
不定形の闇そのものとなってミルフィを包み込んだのは、 堕天使の影。
鏡の床が大きく波打ち、漆黒に染まって、 もろともに全てを呑み込んだ。]
(0) 2013/05/15(Wed) 00時頃
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[純粋なひかり。 己をそう呼ぶ魂の声に、縋るように聞き入って]
真の、救い手に。
[>>4:102 音として告げられる言葉にも、また縋る。 そう、今ならばなれるはず。 罪を犯したこの身なら。 ノックスの憤怒を、ただひとりを求めるヨラニエルの愛を、目の当たりにした自分なら。
魂だけではなく、手を触れようと、伸ばした**]
(1) 2013/05/15(Wed) 00時頃
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[……傷を負って、ひん曲がった翼がはじけ飛ぶ。 が、直後に身の危険を感じ……その刃を右手でつかみ取った。 オスカーの顔つきが、一気に強くなり、トレイルをにらみつける。]
……今、何しようとしたの? 翼以外の所切ろうとしてたでしょ。
[そう言って、トレイルの顔をにらみつけた。 聖なる力は、まだ完全には消えてないみたいだった。 嫌、むしろ同居する闇の力に必死で抵抗しようと強くなっているからか、聖なる翼は一瞬で生え替わる。]
(2) 2013/05/15(Wed) 00時半頃
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− 重力沼地 −
[刃を握り、睨みつけてくる紅の暗い輝き。]
翼を落としても見えなかったのですか? 深淵。
[ほんの少しだけ困ったように微笑む。]
(3) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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私は"使徒"です。 答えはそれで充分でしょう。
[聖なる翼が生え変わるところを見ても、眼差しは揺らがない。 闇に浸食され穢れた異形の半身はそのままそこにあるのだから。]
あなたは、 …違う。 私の捜している"誰か"は魔物ではない。
──討ちます。
[握られたままの光の刃を、そのまま押し込むべく力をかけた。]
(4) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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― 重力沼地 ―
[影と入れ替わるようにして沼地の上空に現れた堕天使は、 無駄な言葉を費やすことなく、地上へ瘴気を飛ばした。
沼地の間で争う二人の間を狙い、瘴気が槍となって飛ぶ。 沼に突き刺されば、小さな爆発を起こすだろうそれ。]
(5) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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―――トレイル。
"それ"は、もう"堕ちて"いる。 おまえが手を出すこともない。
[槍の後を追って降下し、差し招くように呼ぶ。]
(6) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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オスカー。
おまえがしようとしていることは良い。
だが、"これ"は"私のもの"だ。 おまえの手にはやれない。
[オスカーへ向ける目は、うっすらと笑っていた。]
(7) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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[攻撃を仕掛けた刹那、瘴気の槍が目の前に突き立ち、周囲の闇ごとトレイルの身体を吹き飛ばす。
朱斑の翼が闇の水面に捉えられ、トレイルは仰向けに押さえ込まれた。]
──…っ !!
[その視界へ言葉とともに降臨する者の姿に、トレイルは息を呑む。]
(8) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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─ 妄執の書庫 ─
[唇を重ね、肌を重ね。 身に付けていた布鎧もいつしか床に転がった。 激情に流されたマリエルを腕に抱き、薄蒼に色欲を映して何度も彼女を求める]
───ローズマリー
[神の束縛から解き放たんと、魔であった頃の名で呼びかけ]
苦しみからの解放を────
愛は、ここにある
[それを示すように、幾度も優しくマリエルを、抱いた**]
(9) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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[……次の瞬間に放たれた瘴気。>>5 爆発と共にトレイルから距離を置く。 そうしてトレイルの姿を突き刺すような眼で見ながら言い捨てる。]
……騙し討ちしようとする"神の僕"なんて初めて見た。 あーあ。折角仲間が出来たと思ったのに。がっかり。
[続くジェフェルの言葉に、>>7オスカーはまたも口を尖らせる。]
僕、別にトレイルをどうこうしようとか考えてないのに…。 ま、いいけど。
[ジェフェルに逆らう理由もないし、そんな実力も持っていない。 ここはジェフェルに任せるべきと考え、一歩下がる。]
(10) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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[使徒ジェフェル。 創造主の完璧を具現していた姿は今や無残なつぎはぎとなり、唇に引かれるのは酷薄な色。 皆に慕われ敬われていた隊長は闇の長となったのだと知る。
もっとも、その事実は、一度、魂で交わった時に気づいていた。 けれど、虚飾の宮殿はその記憶を覆い隠し、トレイルはこれまで、ジェフェルのことも自らのことも、清廉潔白な使徒であることを疑わなかったのだ。
けれど、]
あ、 あぁ…
[肉体と魂が引き裂かれそうに痛む。]
(11) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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賢明な判断だ。
[一歩下がったオスカーへ頷き、 トレイルの側へ降り立つ。 粘つく闇に捕えられたそれを見下ろし、]
驚いたのか?
[浮かぶ表情に目を細め、]
―――私だ。 なんの、変わりもなく。
[鋭いかぎ爪を備えた右手を伸ばした。]
(12) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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[異形の右手が迫れば、トレイルの左胸に宿ったものが激しく反応する。 それもまた、かの使徒/堕天使に由来するものだと知る。]
ここまで──私は、
[戦慄く声を自らの手で封じる。 闇がじわりとその背を引き込んだ。**]
(13) 2013/05/15(Wed) 01時半頃
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[トレイルの胸に宿った自身の欠片が脈打ち、呼応する。 芽吹くのも、もう間もなくだろうか。
右手の爪でトレイルを指し、その反応を楽しみながら、 オスカーへと声を掛ける。]
まだ魔界にあって、光に縋るものがいる。 おまえの慈悲の矢を撃ち込んでやったらどうだ? きっと、よろこぶ。
[唆す言葉を投げたあと、 闇を呼ぶ為に左手を挙げた**]
(14) 2013/05/15(Wed) 01時半頃
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そうだね。 僕、別の所に行った方が良いのかもしれない。
[軽く頷く。内心、さっき勃発しかけた争い、そして騙し討ちされた事が大変気に入らなかった様子である。 トレイルの方を一瞥し、冷たく睨み付け、オスカーは闇の中へと消えていく**]
(15) 2013/05/15(Wed) 02時頃
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― 重力沼地 ―
[闇に消えていくオスカーを背中で見送り、 トレイルの上に屈み込んで、唇に指を伸ばした。]
わかるだろう? おまえの中に流れ込む闇が。
[闇に呑まれつつある使徒の姿。 昏い光が瞳を過ぎる。]
おまえは器だ。 意志無く、ただ与えられたものを受け入れるだけの。 注がれた天の気を零し、 闇と混沌で満たしてやろう。
(16) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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[トレイルをさらに沈めようと、手を掛ける。 そのとき、ふと自分の足が目に入った。
深淵に繋がる沼に浅く浸かった軍靴。 赤熱する鋼の色をした金属の肌に 這い上がる黒蔦の文様が浮かび上がる。
深淵に、浸蝕されている。]
―――……。
[無言で闇の沼に手を差し入れ、トレイルの体を掬い上げる。 自身の翼で包み込み、共に闇へと溶けた。]
(17) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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― 十字架の丘 ―
[そこは、無数の十字架が立ち並ぶ場所。 永遠の黄昏の中、乾いた風が吹き渡り 亡者たちの嘆き、呻きが途絶えることなく響くところ。
救われなかったもの、神に呪われたものの亡霊が、 十字架に掛けられ、或いは地を這いずり、 虚ろな姿で彷徨い続ける荒漠の墓所。
林立する十字架のひとつにトレイルを掛け、 具現化した瘴気で手足を縛り上げる。]
痛むか? すぐに、馴染む。
[未だ使徒であるその体を、瘴気は苛むだろう。 構わず作業を終え、展翅された体を見上げる。]
(18) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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私を受け入れよ。 おまえが、求めたものだ。
[言葉とともに、手を差し伸べた。]
(19) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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[重なった唇から、紅い舌がちろちろと絡みつく。 其れに応えて自身も奥深くまで求めるうちに、 身体のそこかしこにほんのりと火が灯った]
ノックス……
[見上げる瞳は娼婦のごとく蕩けて。 されるがままにひんやりとした石造りの床に 身体を横たえる]
(20) 2013/05/15(Wed) 13時頃
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は……ぁ……ん……
[豊かな胸を唇が伝い ロングスピアを握る手が秘所を這い回ると 我慢できないように甘ったるい声が漏れ始めた。
身体の線をなるべく隠す為の ゆったりとした白のドレスをいつの間に取り払うと、 身軽さを売りとするノックスの 細身だが引き締まった身体と直に触れ合わせ、 その肌を愛おしげに撫でる]
(21) 2013/05/15(Wed) 13時頃
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ノックス……。 もっと……もっと愛して
[ノックスが求める度に抑制が効かなくなる。 はしたない声を書架内に響かせながら、 快楽に流されるまま身体を求め、受け入れた。
仄かな火はやがて激しい炎となって身を焦がす。
此れを罪と呼ぶならば、 いっそ炎で灼き滅ぼされてしまえばいいーー]
(22) 2013/05/15(Wed) 13時頃
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[手を伸ばした先で、クラリシエルの姿がぼやけ始めた。 闇を透かして、薄らいでゆく]
…………!
[それでも、現し身の手は重なった。ほんの、僅かの間]
『闇を知り、闇に抱かれて』
[途切れ始める声は、そう聞こえた。 その声も、見つめる瞳も、やがて、闇に消えた]
(23) 2013/05/15(Wed) 18時半頃
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…………あ、
[支えを無くした手が空を切る]
私は、何を……
[縋ろうとしていた、導きを求めていた。 半ば魔竜に還っていた者に。 ヨラニエルを天ではないどこかへ連れ去った者に。
けれど、]
『真の救い手になるため……罪を得て、生き延びて』
[最後にそう聞き取れた言葉は、ひどく魅惑的な誘いだった]
(24) 2013/05/15(Wed) 18時半頃
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[神に創られ、神の御為に生きてきた。 使命を取り上げられてしまえば、人に還ることも、魔に還ることもできない。 罪を犯した自分は、光に還ることすらできないだろう]
真の救い手に、
[使徒でありながら、誤った思い込みで同胞を傷つけた。 その現実から、ごまかしで目を逸らす。 どうしようもなく間違っていることに、気付かない]
(25) 2013/05/15(Wed) 18時半頃
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