196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 02時頃
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―幾許か前、大広間―
[その時触れた小さな熱>>0。 ほんの少しだけ、額の上が軽くなった気がして――、 ほんの少しだけ、胸の内で、かっ、と何かが灯っていた。 それは微かに大きく開いた青い目と、小さな吐息に表れる。
けれど身動ぎするでも腕を伸ばすでもなく、この時はただ、それだけだった。]
(30) 2013/01/10(Thu) 19時頃
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[大丈夫だから、と。安静に、と言う小鈴>>4の笑みが、頷きが見えた時。 やはり彼女のような気丈な笑みは作れなかったが――、 ただ一度、うん、と私も頷いていた。
小鈴が出て行ったことは、慌しく遠ざかる足音で知れる。 ふと、その姿を目で追おうとして――もう彼女の姿は、見えなくなってしまっていた。]
(31) 2013/01/10(Thu) 19時頃
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[涙に濡らした紅花地を抱いたまま、芙蓉>>1を、瞬くでもなくただ、泣いた顔で暫し見詰めて。 それから一度、また頷いて。く、と衣を抱く腕に力が緩く籠った。
沙耶>>2にも顔を向けるものの、視線は交わらない。 ややあって、ああ、こんな泣き顔を見ないでくれているのだ、と察して――。 彼女の言に、広げられていた赤白に漸く目を向ける。 それは此処に「溢れて」いた宝物のひとつの、いろ。
私は、直ぐにはどちらを選ぶこともしないまま――。 暫く、テーブルクロスが指し示されたり、芙蓉の指を沙耶が引き寄せたりする様を、暖炉の傍から目で追っていた。 電話のことを示す言葉も。しの、という名も。聞くともなくぼんやりと聞いていたが、少し声が潜められれば言は耳にはまず届いては来ない。]
(32) 2013/01/10(Thu) 19時頃
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[近くまで来た芙蓉>>10の声が妙に冷たい理由は、何となく察せられた。 責めるで無く、憎むでも無く、おそらく、男の性と人が言うものなのだろう、と思う。]
…………きがえは、てつだわれずとも ……けほっ、
[此処で漸く声を出す。 多少は温もっていた気で居たが、微妙に喉が悪い。 暫く喋るな、の理由も、それだと未だ思っていた。 その頃勝手場で何が起こっているのかも知らないままに。]
(33) 2013/01/10(Thu) 19時頃
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―こうして、凡そ今。―
[大広間から行ってしまった沙耶の後姿を暫し見詰めてから――。 浅橙の衣を一度芙蓉の許に両手で差出した。 そして、添えるように、ぽつりと零す>>14。]
なにが、よわった、ですか――。
随分と嬉しそうに。あの方と楽しそうに。
[この時、少し大人げない響きになってしまっていたことに、言ってしまってから気づく。 口に出してしまったものは取り返せず、咄嗟に言い繕う言葉も出てこない。]
(35) 2013/01/10(Thu) 19時半頃
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…………こほっ。これは、芙蓉様にお返しします。 薬師が風邪を召されても宜しくない。
[強いて言うなら、さらに添えた言が、場を誤魔化そうとする役目になってしまったか。 結局、浅橙ならぬ舶来の衣を選んだ私は、広げられたそのかたちに暫し思い寄らせていた。**]
(36) 2013/01/10(Thu) 19時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 19時半頃
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―大広間―
[立てるか、の問い>>47に頷き、すっくと立ち上がろうと――。 しかし湿った羽織、着物の重みは、それ自体が動きを鈍くさせていた。 巧く起こせない身は、結局、芙蓉の手の支えに依り立つことに。 ――手を取られるくらいであれば、別に何とも、無かった。]
馬鹿げたこと。
[息詰めた様にも瞬かず、ただ彼の口許の形を見ぬように青い目を伏した様は、それだけで「妬いた」が是であると告げていた。 だから、冷えるなら――とは言われても>>48、素直にうんと頷けるでも無く]
――人の事は言うな、ということです、か。 ええ、安静に努めます。 ……すみませぬ。
[赤衣の君の姿を私は「見て」いない。恐らく私が朦朧としている間に行ったのだろう。 けれど沙耶が此処を出て行ってから今、然程時は経っていない――筈、だ。 だから私は未だ、ふたりを何かしらの形で呼ぶことを考えていない。]
(53) 2013/01/10(Thu) 23時頃
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[扉の開いた音がした方、見遣れば明らかに怪訝のいろ>>42。 話すと長い、と返す芙蓉と顔を見合わせるでもなく、暫し、言葉に詰まり。]
…………………
[結局、精一杯の返答さえも紡ぐこと儘ならず。 ただ黙って、手にした赤白の舶来の衣に視線落としていた。 近づいてくる気配>>52に、ちらと青い目を向け―― それから再び、視線落として。]
こほん。 ……恐らくは。 似たような寝巻は、見たことはあります。
しかし能々見れば、これは、襦袢の上には着られませぬか。
[さらに、視線落として、赤白を見詰め。]
(54) 2013/01/10(Thu) 23時半頃
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――――…
芙蓉様。 それに、あなた、も。 着替える間、暫し、他所を向いて下さりますか。
[同性に対する頼みとしては些か妙でもあったかもしれない。]
(55) 2013/01/10(Thu) 23時半頃
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可愛らしとは何、を、 ――いえ、良い、です。
[斯様に面白がるようないろ>>57、何処かに覚えがある。 それはもう今は亡い年嵩の男にも何か似てるような。 ――ふるりと首を一度振り、それ以上は、口を一度噤んでいた。
同時にこの一連の反応で、彼の目にも沙耶は女子と映っていたのか――とも察していた訳だが。 自分自身、初めに鈴蘭の柄などで女と「思い込んだ」経緯ある所為もあって、この件には然程驚いてもいなかった、のだった。]
――――…
[未だ戻らぬふたり。とはいえ目覚めても幾らも経たぬ、ともいう。 咳が無くとも、と一度頷き返しつつ、ぼんやりと、もうすぐ帰るかと――。]
(65) 2013/01/11(Fri) 00時半頃
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[確かに、襦袢の上からでは無理があるな、と。 下に纏うそれを脱がずに着ようと試みていた訳では、――あった。 けれどもう、そうも言う心持でも無い。]
――ありがとう。
[男二人>>58>>59から返答を得、それを信じる形で、それぞれに一度頷いた。 赤白の衣は、一先ず傍に置いて―――、
常磐の羽織、淡色の着物に長襦袢――浸みた血で変色したそれらが床に落ちる。 其処に露わにした肌のかたちは、女のようにしなやかな、それでも男子のもの。 肩には書庫の前で倒れた際の打ち身。それとは別の古い痣が、胸に手足に花のように散っている。ただ、それだけだ。
それから、慣れたという訳でも無く、かといって戸惑うでも無い手つきで、素肌の上に纏ったかたち。 それは白い衣で襟と裾縁取った、裾の長い赤いワンピース。 下に袴状のものを履いていなければ、それは西洋の文化知らずとも「女物」と評されて居たかも知れない。]
(67) 2013/01/11(Fri) 00時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 00時半頃
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[着替え終わらぬうちであっただろうか、芙蓉>>62が出ていくのを、振り向かずにただ声音だけで知る。 こうして、番をする、というこの男>>66と二人きり。]
―――…
[微かに抱く緊張は、ぼんやりとした心地が少し抜けた所為。 ――彼も私を「人殺し」と知るものかと、彼の為したことを知らぬままに、思ってしまったから。 脱いだ着物を軽く纏めながら、掛けられた声>>76に、漸く口を開く。]
――ええ。 もう、此方を向いて下さって構いませぬ。
(77) 2013/01/11(Fri) 01時頃
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[女物、にも見えるような、何か、を纏うおのれの姿に思うところはある。 それでも沙耶>>2は別にこの衣を問題とは思ってはいなかったようだった――多分。 だから、私たったひとりの抱くものの所為で感じるものなのだと、思っていた。]
―――――――…
[その沙耶のことを思い出した今。 ふっと、火の傍に在って冷える心地がしたのは、少しだけ開いた襟元の所為か。それとも――。]
(83) 2013/01/11(Fri) 01時頃
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[結わえ髪靡かせるこの男、一体何を見て「変わって、いる」と口にしたのか――。>>87 その視線は異邦の白銀の髪に向いていたような気もしたが、 今この時に、この迷うような声音を聞けば、粗方、察せられた。]
……結局、変だと仰いたいのでしょう。
[淡々と、ぽつりと。そう受け取った。 けほんと零した咳は不調故か、それとも所謂咳払いか。]
(94) 2013/01/11(Fri) 01時半頃
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[と、名乗りを受ける>>90。 何故か苦い顔をされたが、それはこの恰好の感想の件からか――と。 本当のところまでは判らず、ただ瞬いた。]
よいと、おぼろ――様。
私も、名乗っておりませんでした。 亀吉、と申します。 謝られることなど、ありませぬ。ただ……
[亀吉が殺した、と芙蓉は皆に告げた。 つ、と青い目は、朧のかの苦い面持ちをふと覗き込むように向けられる。]
(95) 2013/01/11(Fri) 01時半頃
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―――…木原様と、しの、様。 流石に、些か帰りが遅くはありませぬか。
[実際にはそれ程時間は未だ経っていないのかもしれない。 それでも、何故かふっと気に掛かったは。
顔を覗き込むような青い目は、またふっと外れ、黒いその機械――電話の方へと。 実際に掛けたことは無いが、使い方自体は、知らないわけで名灰。]
(100) 2013/01/11(Fri) 01時半頃
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[もう一つ、口には出さぬが気に掛かっていたは小鈴のこと。 世渡介に追い掛けられる形で逃げた姿を見ていること、その疑問もあるにはあったが――。
未来をくれた、と私に言いつつも。 その未来を否定するかのように、「無事に出られても」と告げた彼女のこと。 さっきも私の姿を見てもすぐ、出て行ってしまった彼女のこと。 あまり、良くない予感はしていたのだ。
それでも――。 あの三人が――ふたりが、まさか対峙しているなど、思ってはいなかった。]
(101) 2013/01/11(Fri) 02時頃
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え、
…………………
[ハッキリと物申せ、と朧>>107に詰め寄るだけの胆力も度胸も無く。 くちびるが形作った言葉の片鱗さえも読むことが出来ず。 ただ、何か妙な、何かの色合いは感じられたような気もして――、 一度、明らかに気まずげに、何処かはにかみさえもするように、目を伏せていた。]
(114) 2013/01/11(Fri) 02時半頃
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[切ってしまった言葉の先は、紡がれないまま。 どうも事情を聞いておらぬような態の朧が首を傾げる姿を見、暫し、目を閉じて。 ――結局、言を打ち明けるより前に、沙耶としののことを口にしていたのだった。]
……ええ。気掛かり、なのです。 何故、とは判らぬのですが――、
[そして私は、電話を、取――らなかった。]
(115) 2013/01/11(Fri) 02時半頃
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共に、行っては貰えませぬか。
[沙耶としのが向かったその先へ。 私は、直接、その人を探すことを、選んでいた。]
(117) 2013/01/11(Fri) 02時半頃
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―大広間前から―
[おのれとて、未だ体調が持ち直して居ないことは判って居る。 一人で行けば止められるだろうと予想していた。 共に居て未だ打ち明けていないこと抱えたまま、私は大広間から廊下に出た。
そう言えば、みつが殺された――みつを殺そうとした話も未だしていない。 きちんと思い出せた今、沙耶たちが戻って来次第話す心算では居たのだが――。]
―――――、
[あの時失くした黒い銃>>5:229が、扉を出て直ぐ、書庫への曲がり角付近の影に在った。 気を配られぬなら、そのまま見落とされてしまうような、影。 朧の方を一度見遣ってから、身を屈め、それを拾い上げる。]
(121) 2013/01/11(Fri) 03時頃
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先ほどの、ことですが。
[既に二つの命を奪った黒いリボルバーを、今ここで拾い上げてしまった。 だから。 息を一度大きく吸いこんでから、あの時>>107>>115途中で切ったことを告げる。]
――「人殺しの、亀吉」、と。 斯様な話を、あなたは、知らなかったの、ですか。
[そして私はもう一度振り返り。銃を持つ手を下げたまま。 朧の瞳のそのいろを、震える青で、見ていた。**]
(125) 2013/01/11(Fri) 03時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2013/01/11(Fri) 03時半頃
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