196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 12時頃
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―大広間→階段・踊り場―
[行きましょうと歩き出した直ぐ。 高き悲鳴は空を伝い、乾いた音を広げる。 その音は男にも、菱川にも伝わる。]
………行きましょう。
[その一言だけで十分であっただろう。 男は菱川と共に階段の側まで訪れる。 見上げた場所には椿の花。 薔薇と混じる錆の香。 横たわる巫女装束に、息を、詰めた。]
(27) 2013/01/05(Sat) 12時半頃
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―二階―
[見上げ、足は人の中へ。 横たわるゆりへと手を伸ばせたのなら、幼子の血に濡れた手がまた新たな赤を刻もう。 巫女装束には赤き、黒き、椿を咲かせ。 否、これはこの館に咲き乱れる薔薇の如し。
細い身体を抱き留める。 筋力の落ちた老いぼれの、皺の寄った指先で触れる。
またひとつ、またひとつ。 『哀しみ』降り積もるは雪の様。
芙蓉からの声を聞き、殺めたという少年を目にすれば。 その瞳を真っ直ぐに向け。 只、静かに黙っている。]
(28) 2013/01/05(Sat) 12時半頃
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[この時男は漸く気付く。 少年少女の肩の白に、滲む赤に。
向けた視線は亀吉と呼ばれる青年に。 そして、その側へと近付く少女に。 彼女が何かを成すのなら、間に入るを良しとはせぬが 若しも血塗れた事になるのならば、今は止めるつもりで在る。
ゆりの身体を抱いたまま、男は黙って *在る*]
(29) 2013/01/05(Sat) 12時半頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 13時頃
病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 13時頃
病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 13時半頃
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―二階―
[散る花を抱き、足を見れば治療の済んだものと知れる。 芙蓉の言通りであろう、頷き、ゆりの肩を一度撫でた。
同時期か、上がる声は。 大きく上がる事のないと思っていた声に。 駆け出す足音に、視線は少年から外れ。]
……芙蓉君、菱川君、此処はお任せします。
[男はゆりをそっと離す。 赤に身を染め、階段を降りる。 逃げた朧を、まるで幼子の様な影を追いかける様にして。]
(62) 2013/01/05(Sat) 16時半頃
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[離れる間際、目を離す間際。 唇は音なく紡ぐ。 その言や、向けた舶来混じる青にしかわかるまい。
慶の遺体を、それに泣くウトを、みつを。 他にもある顔を、ひとつひとつ眺め。 その度に雪は降り積もる。]
私は、朧君を。
[死から離れ。 男の意識は、殺めた者へ。 殺めらるる者から離れ、手を下したものへ。
『郷愁』を追いかけるようにして。]
(64) 2013/01/05(Sat) 16時半頃
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―中庭―
[足跡を辿り、訪れたのは中庭。 寒い此処に姿はあろう。 男の意識はただ『殺めた者』に今は注がれ。 白に色付く赤を辿りて、なくした傘を差し出す様に。 掛ける声は、伸ばす指先は後ろから。]
………今日は、大変寒く御座いますね。
[変わらぬ優しさを *もってして*]
(69) 2013/01/05(Sat) 17時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 17時頃
病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 00時半頃
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私も人を、殺めているのだから。
[その呟きは雪華の様に、静かな中庭へと落ちる。 子猫の、明星の、耳にも届く。 等しき声は大広間にて菱川に話した刻の様。 明之進が聞いていたのと変わらぬ声で。
『人を殺した』
と、告げる。]
(132) 2013/01/06(Sun) 00時半頃
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―中庭―
小鈴さん、ですか。
[零した言葉は拾われていよう。 唐笠無くした男と朧に、白は平等に降り積もる。]
……大切なものだったのですが、『なくして』しまいました。
[其れは音にすれば同じ。 哀しみは降り積もる。 雪の白、巫女装束の白、異国の混じる少年の白。]
ええ、風邪を引く前には戻らなくては。 貴方は………大丈夫ですか?
[風邪に対してか、死の香る惨状に対してか。]
(137) 2013/01/06(Sun) 00時半頃
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[―――――人を殺めた。
其れは誰であり、いつであるかを、男が誰かに語ることは未だない。 今も、大広間の時でさえも。 菱川にも、明之進にも、朧にも、小鈴にも。 だからこそ、不信をかおうか。 それでも男は告げるのだ。
私は人を殺めた、と。
『なくした』傘は赤い唐笠。 ウトの求めた透明の、水の色とは違う傘。
しかし其れが、男自身のものでないと知るは男のみ。]
(141) 2013/01/06(Sun) 01時頃
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[指先は密かに触れていた熱を辿り。 緩やかにそっと離れる。 朧に落とす言葉も、小鈴に落とす言葉も、潜め。]
………後悔と『哀しみ』しか、在りません。
[誰を、という言葉には返せない。 ただ果敢無く笑うのみ。]
ええ、一緒に探して頂けますか? 見付かれば、佳いのですが。
[他意の無い無邪気な言葉に、救われる心地さえ訪れる。 傘は見つかりなどしないだろう。 男自身が見つけ出すは、叶わない。]
(151) 2013/01/06(Sun) 01時半頃
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私は。
[死にたいのか、赦されたいのか、裁かれたいのか。 嗚呼、どれにでさえ当て嵌まり。 そしてどれにでさえ、ない。
小鈴が朧へと手を伸ばす。 抱き留める姿が在るならば、男は中庭を後にしよう。 ひとつふたつと、雪は降る。
まるで囁く言葉の様に。]
(161) 2013/01/06(Sun) 01時半頃
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…………おや。
[男の足は二人から離れ、やがて近付く先。]
申し訳ありません。 貴方の落とし物を遺体を葬るに使わせて頂きました。
[頭を下げ、微笑む。 自称『人殺し』を耳にしていた青年は、どんな反応をするであろう。]
(163) 2013/01/06(Sun) 01時半頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 02時頃
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[呼ばれる名と、見詰める視線。 そしてなぞられるは、青年からは出そうにない口調。 あの話し方は、記憶の中を辿るならば一人きり。
朧が殺めた、慶のもの。]
貴方が落としたものですから。 勝手に使って構わぬ義理は在りません。 それに………。
[男は哀しげに笑んだまま。
小鈴の無垢な質問には、返さずにあった。 唐笠は何処で落としたか。 何処まで持っていたか、側にあったか。 其れは遥か、昔。]
(179) 2013/01/06(Sun) 02時頃
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[本を握る青年と、話を重ねる中に。]
……芙蓉君。
[場を任せた男が一人。 抱える遺体に目を向けて。]
有難う御座います。 私もお手伝いをした方が?
[赤かった手は、染まった服は。 やがて黒く変わり死を示す。 館の色と同じ黒で、薬屋の青年へと話も振ろう。]
(185) 2013/01/06(Sun) 02時半頃
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[ああなるべきであった。
嗚呼、昔どこかで聞いた事が在る。 それに反さず、だから『彼奴』は。 ふわり、ふわりと、降り積もる『郷愁』。]
いえ…きっと。 雪の降る場所に居れば、帰ってきてくれる様な気がして居るのでしょう。 私が『殺めた其の人』が。
[帰ることなどありはしない。 裁かれたいわけでも、赦されたいわけでも、ましてや死にたいわけでもなく。 温かさはない、寒さだけしかないその中で。 帰らぬ人を、待って居る。]
(190) 2013/01/06(Sun) 02時半頃
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いいえ、戻ろうとしていた所です。 ゆりさんの弔いを、共にさせて頂いても?
[足を濯ぐという約束も叶えられず。 見てはならないと目を覆った癖に、その身を他へと任せた。 死して尚、殺められた者より殺めた者に向き。
漸く、漸く、ゆりと向き合おう。 そんな男の弔いなど、ゆりは望んでないやも知れぬが。]
芙蓉君、有難う。 ゆりさんを任せきりで申し訳ないです。
(193) 2013/01/06(Sun) 03時頃
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『哀しい』ですね。
[それはゆりへ、ゆりを抱える芙蓉へ、そして明之進へ。 中へと訪れる朧へ、離れ行こうとする小鈴へ。 誰かの死は等しく『哀しい』。]
………ゆりさん。
[はいと、従順な程に返される声はない。 返るわけがない、帰るわけがない。 判っていても、尚。]
(194) 2013/01/06(Sun) 03時頃
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―中庭―
[透明の傘の横たわる隣。 ゆりをそっと葬ろうか。 『哀しき』白は降り積もる。 少し払うようにして、ゆりの頬に触れながら。 芙蓉の気遣う笑みには、同じく苦い笑みを。]
………。
[手を合わせ。 名と、謝罪を冥府へ送る。 釈迦のように数多の手があらば、救えた命であるかも *知れずに*]
(202) 2013/01/06(Sun) 04時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 04時頃
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―中庭―
冷たいやも、知れませんな。 けれど腐敗させて仕舞うより…と思うのは、残された者の勝手でしょうかね。
[雪が降り積もってゆく。 胸で組まれたゆりの手にいつまでも男は触れていた。 温もりは移しても、冷たさに吸い込まれていく。 冥府へは、届くのであろうか。]
待つ人が増えて仕舞いました。 帰らぬを、待つ人が。
[巫女装束と、襤褸の着物。 黒い幼子に、唐笠を差した『郷愁』。 黄泉から帰るを待ち続けよう。 異教の徒ではなくとも。 帰らぬと、知りながらも。]
(207) 2013/01/06(Sun) 16時頃
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―中庭→―
[立ち上がり、積もる白をもそのままに。 中庭から中へ、足取りは芙蓉の向かう先へと。]
朧君は、後悔しておられます。
[事故であろう、故意ではなかろう。 男の意識は殺めた者へと。 其れは何より優先的に。]
私は彼を咎める事は出来ません。 朧君も、亀吉君も。
[どちらへも、責める瞳は向けられない。]
(208) 2013/01/06(Sun) 16時頃
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………少し、疲れましたな。 どこぞか、休める所はありましょうか? 喉も渇きましたし、お腹も空きませんかな?
[穏やかな笑みのまま、芙蓉へと告げる。 歩み行く途中、壁に掛けられた鏡が映った。
中に在る人を。 映る姿を。
責める瞳を向けるのはまだ、その *一人*]
(209) 2013/01/06(Sun) 16時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 16時頃
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