196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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―時計の鳴る前―
上手など、気の聞いた言葉など掛けられぬ老いぼれですよ。
[それもウトの茶目っ気や冗談があってこそ。 自ずと男も冗談を折り混ぜて返す言葉になるだろう。]
嗚呼、雪道にも血が残って折りましたか。 足を怪我しているようでして、ないよりはと手拭いを巻いて差し上げましたが。 本当に、酷くなる前に治療を施さねば。
[曇る顔に思うのは、怪我をしている者への憂いか。 芙蓉と言葉交えるを知らず、そう思いを過ぎらせる。]
気遣いは当たり前のことで御座いましょう。 人は支えあい助け合う生き物でしょうて。 『ええお人』だと思うて頂けるのは、私も嬉しいことですしね。
[支えあう、嗚呼、そう謂ったのは。]
(67) 2013/01/01(Tue) 08時頃
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薬屋のお坊ちゃんをお知りでしたか。 ならば是非、怪我の御仁は居間の方にいらっしゃると思いますので。
[水場に急ぐ足。 エントランスでとの声を耳にすれば、一度振り返り会釈を見せた。 離れる間際交わす言葉に、返す声は潜めたもので。]
(68) 2013/01/01(Tue) 08時頃
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[ウトと別れ、水場を探す。 足は幾度も部屋の扉を開け、その度に腕に残る冷たさを思う。 力の落ちた身体の負担にならぬよう、力を込められる事の無かった指を。 手拭いを巻いた、赤に染める足を。 郷愁に重なる、射干玉を。
ひとつの扉に手を掛けた時、大きく響くは鐘の音か。 聞き慣れることのない振り子時計の嬌声。 其れは冷えた空気の中、男の耳にも届き。
やがて現れるは、黒の幼子。]
(69) 2013/01/01(Tue) 08時半頃
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[美しい聖譚曲、哀しい天華、男に聞こえるのはどちらでもない。 優しく果敢無い、それは『えれじい』。 微笑む顔に、その黒に、重ねる色は黒壇の。]
嗚呼、 。
君は哀しいのか? 君は辛いのか?
それとも私を。
責めて、居るのか?
[弱々しく腕を伸ばす。 幼子に重ねる郷愁は、雪の様。]
(70) 2013/01/01(Tue) 08時半頃
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―一階・大広間―
[果敢無く消えた幼子に伸ばした腕は、必然と扉の取っ手を握る。 消え行く雪華を掴もうとして引いた手は、その扉を開けることになろう。 ギイイ、と重い軋んだ音を拡散し。 茶を運ぶ数人に、その音は届くことになるだろう。 広がる光景は見たことのない、此れは『ぱーてぃー会場』と謂うものか。
だだ広く長四角の机には雪のように輝く白の布が敷かれ。 蝋燭は三本、真ん中が高く左右は低い…銀の柄に貫かれ立っているものが等間隔に並ぶ。 長四角の中央に鎮座する、丸焼きにされたものは鶏とは違う様。 柊の葉、赤く丸い実、部屋奥の樅の木、ぶら下がる輝かしい飾り。 火をくべた暖炉の側には、足指の分かれぬ足袋の様なもの。
そして拾四脚の…―――椅子。
『Wish you a Merry Christmas. And a happy New Year...』
読めぬ異国の文字が、席に並んで在る。]
(71) 2013/01/01(Tue) 08時半頃
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……………。
[瞬く暇もない。 けれど男はひとつ深く息を吸い、吐き出し。]
食べるものには困らぬようだ。 飢える事はありませんね。
[呑気とも取れる言葉を *呟いた*]
(72) 2013/01/01(Tue) 08時半頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/01(Tue) 09時頃
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―大広間―
[部屋に足を踏み入れる。 血を注ぐ湯は、傷を洗う水はないかと部屋の奥。 その時か、背後にて声と音がしたのは。]
もし、大丈夫ですか?
[踵を返す。 嘔吐いた青年は入り口付近で姿を確かめたもの。 不用意に近寄れば何処かへ走り去ってしまうであろうか。 何かに怯えたようにも見える、その彼へと近寄り それでもいくらかの距離をもって。]
気分が優れぬようなら、座っては如何でしょう。 それとも横になれる場所を探しますか?
[妬いてしまう御節介は受け入れられるか、果たして。]
(113) 2013/01/01(Tue) 16時半頃
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何やらの音が、耳につきますな。
[暫くの沈黙の後、それを破ったのは男の方であった。 静かな空間に耐え切れなかった、というよりは それを助長させる針の刻む音を、青年に聞かせまいとして、だ。 その時計が逆に動き、遡る動きを見せているなど露知らず。 大時計の前に立つ、まだ見ぬ人の顔さえも知らず。
此れだけ食事が並んでいるのだ。 もしやと思い目を向ければ、飲み水の入ったらしい透明の急須が見える。 急須と謂うにはやや縦長く、多くの量が入っていそうである。]
お水でも。
[少しは楽になるであろうか。 そう、差し出す湯飲みもまた *透明な*]
(145) 2013/01/01(Tue) 22時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/01(Tue) 22時頃
病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/01(Tue) 23時頃
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[唾を飲み込む姿、首を振る所作。 大丈夫といった声も、いくらか心許ない。
閉じられる瞼、暫くして持ち上がる睫毛。 壁に寄りかかるその身体。 伸ばされた手には少しばかり男も安堵したが、それでも。]
傘……嗚呼、あの幼子の?
[唐傘は水を汲む時に、一脚の椅子に立てかけていた。 透明な、其れに連想しうる傘。 男の持つ『時代遅れ』の傘には、透き通る色など在りはせず。
微弱に揺れる頭と、合わされない視線には少し苦笑を浮かべた。 そっと溢す男の声は、憂いて優しく。]
(182) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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ええ。 舶来のものでしょうかね?
[柔らかく、怯えを孕まぬよう。 慣れない様な口調は、微笑むに留めるだけ。 水は波を生んでいる。 だからか、嗚呼、放っておくことなど出来はしない。]
(191) 2013/01/02(Wed) 00時頃
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[喉を押し潰した様な声。 微かに指が躊躇するも、やはりその腕は伸ばされて。 咄嗟にしゃがむ青年の肩を、微か。 ほんの微か、掠めた。
薄い青が濃いものへ変わって行く。 伸ばした指が次に触れるのは、透明な其れ。 落とされ、投げ出された、透明。]
お怪我は、ありませんか?
[其れでも声色を変える事はない。 只管に柔らかく、優しさを保つ。]
(194) 2013/01/02(Wed) 00時半頃
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[聞こえなくなる謝罪と、そして再度はっきりと発される謝罪。]
………いいえ。 謝るべきは私の方でしょう。
[確りとした、けれど柔らかな声。 そしてそこに含まれるのは。 ここには無いはずの『哀しさ』。]
嗚呼、君。
[急いて立ち上がる姿には、少し困った顔を向け。 受け取られるかも分からぬまま、羽織をひとつ脱いだ。 枯れた色のそれを、青年へと渡す。]
風伯雷門と、申します。 濡れたままでは風邪を引いてしまう、外へ行くのなら此れを。
[駆け出す前に差し出せたとて、受け取ってもらえるかどうか。]
(209) 2013/01/02(Wed) 01時頃
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[気を他に注いでいたからか、少女の明るい声が耳に届くに時間が掛かった。 歳をとると、目だけでなく耳も廃れる。 いけないと、ひとつ息を吐く。
少女の方を向いた時には、すでに遅くあったか。 離れていく背を見遣るしか出来ず。
離れていく背を、見遣るしか、出来ず。
否、違う。 そうとしかしなかったのはお前じゃないか。
咎め責め立てる、声がする。]
(215) 2013/01/02(Wed) 01時頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 01時頃
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[枯れた色の羽織は男の手を離れた。 それだけで男はひとつ、安堵の息を吐く。 怯えるものは判らねど、切欠つくりしは男自身であると、そう思うが故。 繰り返される姓。 嗚呼、其れにさえ幻聴が聞こえてしまいそうな程。 其れでも『哀しさ』を悟られぬよう、更なる怯えを生まぬよう。 男は青年の名を聞きだそうとはしなかった。 踏み込もうと、しなかったのだ。
青年が、少女が、老人から離れていく。
誰も揃わぬ『ぱーてぃ会場』は、其れでも『哀しくない』のだろうか。 そんな思いを馳せながら。]
(222) 2013/01/02(Wed) 01時半頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 01時半頃
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[ぽつねんと大広間に一人、唐傘へと手を伸ばす。]
「寒いな…今日は、冷えるぞ。」
[他に聞かせることのない言葉遣い。 其れは記憶を辿り発せられたもの。 逆巻きの時計を知る事はないが、まるで刻が戻るよう。 『哀しくない』といわれてきた此処は、如何してこうも『哀しい』のか。
雪の色に似た頭、青が注す瞳。 彼も『拒絶』を示していたと思い返すことさえ、遠き日の様。 あの彼は如何しているであろうと、館を彷徨えばいつかは出会うだろうと。
嗚呼、まずは水場だ。 ゆりの足をどうにかしてしまわなくては。 今は其れだけが、男の足を急かしている。]
(234) 2013/01/02(Wed) 02時頃
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雷門は、床に落ちた濃青の敷物を手にとって。
2013/01/02(Wed) 02時頃
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―中庭―
[『えんとらんす』に向かおうとした足は、どこをどう間違えたのか。 今は中庭の雪を踏む。 ウトと交わした言葉通りに、見つからぬならと向かったはずで在ったと謂うに。
はらりはらりと舞い落ちる雪。 其れは噎せ返るほどの薔薇に降り積もる。 赤も隠してしまう白。 ばさりとひろげた唐傘は赤。 濡れた敷物ひとつ腕にかけ、水路が在るのを目に留めた。 さすがに此処まで冷えた水で足を濯ぐ訳にもゆくまい。 一頻歩き疲れた男は舞い落つる雪を、すと見上げた。
白い、白い、雪。 唐傘に雪が積もり行く。 嗚呼、あの日もこんな風にして。
街には雪が *降っていた*]
(249) 2013/01/02(Wed) 02時半頃
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病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 02時半頃
病人 雷門は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 23時頃
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―中庭―
[見上げる夜空は、宵を溶かし込む海の様。 この館の黒とはまた違う趣。 重ねる郷愁とはまた違う色。 積もりゆく氷、鮮やかな薔薇の影から声が届いた。]
今日は、大変寒く御座いますな。
[声のした方向を見遣る。 唐傘に積もっていた白が、とさりと足元へ落ちた。]
お素敵な詩で。
[柔らかな笑みで、男は在る。]
(388) 2013/01/02(Wed) 23時半頃
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[下げられた頭には、男も頭を下げ返す。 花で模られた門を一歩抜け、訪れる足音は近寄り。 ならばと、しんしん降り積もる雪の掛からぬよう。 差し出すのは赤い唐傘ひとつ。]
耳汚しなどと、そんな。 詩の才が在りません故、素敵な和歌に述べる感想こそ質素で。
[申し訳ないと溢す言葉は、同じく凍りて白さを棚引く。]
ええ、貴方もで御座いますか?
[言葉の中の独特な間に、それほど言を発さぬ者かと。 思案しもっての返答である。 男からずらされた唐傘の所為で、肩にははらりと雪が舞う。]
(395) 2013/01/02(Wed) 23時半頃
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[其れは少し可笑しな光景であったろう。 若い男子と年老いた男が傘を挟んで並んでいる。 男よりやや高い背を見上げ、傘の影に入る彼へとゆうるり笑んだ。 首を振る所作も相俟って、だ。]
共通点……そうですね、老若男女括りはない様子。 嗚呼、黒き幼子はここにはおりませんよ。
[姿を探す様に、残念そうに告げるのはそんな言葉。 そしてまた白が棚引き、言の葉を隠す。]
(401) 2013/01/03(Thu) 00時頃
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ええ、真に不思議な幼子です。 また現れるでしょう、きっと。 隠れんぼに付き合わされていると思えば、楽しいのやも知れません。
[小さな息は落胆の表れか、ならばと男は冗談を折り混ぜて。 積もる雪に伸びる指先、其れを拒否することは無く。 指先が一度止まる動作も、瞳が男を捉える所作も、柔らかな表情で見て居るのみ。]
(417) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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傘地蔵に成ってしまいますな?
[肩の白は地へと戻され、はらりと哀しげな音を立てる。 優しい指先に戯言を返しつつ。 ならば共に中へと、男は彼を促した。]
私は、風伯雷門と申します。 朧君…ですね。 どうぞ、宜しく。
[ゆるりと頭を下げてみせる。 書庫番と聞けば成る程と、先の詩の趣に納得を見せたのであった。]
(418) 2013/01/03(Thu) 00時半頃
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そうですね、童心忘るるべからずとはよく謂ったものです。
[隠れんぼなぞ、もう何十年とやらぬ遊び。 冗談に極微か細まる瞳を眺めれば、男は顔の皺をまた深くして笑んだ。]
ええ、嗚呼、そうだ。 大広間の方には、食事が用意されておりました。 見たことのないお食事ばかりでしたが、皆さんにお伝えする必要が在るやも知れませんね。
[『楽しいぱあてえに』。 冗談と本気を混ぜ合わせた声色に、頷きと言葉を返し。 ウトに探されていることも知らぬまま、先ずは中庭から館の中へと戻ろうか。
唐傘をたたみ歩き出す。 御一緒にと告げれば彼は、隣を歩いてくれるであろう。]
(438) 2013/01/03(Thu) 01時頃
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―一階廊下―
[歩き行けば見慣れぬ顔と、聞き覚えの無い声に出会おうか。]
今日は、大変寒く御座いますな。
[少し遠くから声を掛ける。 歩き疲れた足取りは、やや遅い。]
(440) 2013/01/03(Thu) 01時半頃
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酔狂とは、そうやも知れません。
[否定は出来まい。 雪の中に佇んで、寒い中何かを待って居た。]
私は、風伯雷門と申します。 此方の御仁は宵渡 朧君。 さて、よろしければ貴方のお名前をお伺いしても?
[柔らかな笑みを浮かべたまま、歩めば距離も縮まろう。 唐傘を、赤を手に、側へ。]
(449) 2013/01/03(Thu) 01時半頃
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手厳しいお言葉ですな。
[男には謂い返す言葉もない。 暖をとる、その思考に行き着かないのは 舞い落つる雪に馳せる思いの方が強いからこそ。]
ええ、街でしがない提灯屋をやっております。
[何処の街か、昔は名の知れた提灯屋であったろう。 それも今や舶来に圧され、徐々に徐々にと姿を消しつつある。 此処で珍しき己の名を名乗ったところで、誰も気付きはしまいて。]
慶君、ですね。 君は暖をとっておられたのですか?
[ひとつ、緩やかに首を傾げた。]
(456) 2013/01/03(Thu) 02時頃
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