196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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[告げられた名>>361に、こくこくと頷きつつ。 居間を出ようとして、距離が近くなった明之進に。]
うん。でも。 久慈さんは、もう大丈夫なの? [先程まで、肩を震わせていたなと思って。 そんな風に問いながら、小さく首を傾げた。]
(5) 2013/01/01(Tue) 02時頃
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[そこへ、何かの大きな音>>0:#10が鳴り響いて。 重なる声>>#12に。]
――……ッ!
[びくりと大きく肩を震わせて、薄らと涙の滲む目で、逃げる様に走り出した。 走る私を、時計の音>>#14が追い立てる。 時間を、つい先程に巻き戻したみたいに。]
(8) 2013/01/01(Tue) 02時半頃
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― エントランス ―
[その声>>0:#12は、館内から聞こえたのか、外から聞こえたのか。 外からなら、このままこの館に隠れていた方が良いのかもしれないが。 見つかったら、逃げられない気もするし。]
[館の外へ出ようと、入口の扉を開けようとして。]
開かない……!
[涙の滲む瞳。煩い心臓。 踵を返そうとして、ばさ、と、物音がすれば、大きくびくり肩を震わせて。 けれどもそこには、自分をこの館へと招いた黒の少年の姿があった。>>0:#17]
(22) 2013/01/01(Tue) 02時半頃
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扉、開かなくなってるみたいなんだけど、開けてくれる? ゴメン、アタシ、もう帰らなきゃ。
[煩い心臓を努めてなだめながら、そう言うけれど。 返ってくる返事は無く。]
アタシのため? どういう意味……。
[そう問うても、やはり返事はなく、少年が姿を消せば。 何かのカラクリだろう、とは頭の隅で。]
哀しくない……。
[続く言葉の意味は、分からなかった。]
(25) 2013/01/01(Tue) 03時頃
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哀しくない? 死んだら、哀しくならない、とか?
[涙が一粒零れて、頬を伝った。**]
(34) 2013/01/01(Tue) 03時頃
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[背後で聞こえた声>>30に、勢い良く振り返る。 そこに居たのは、追っ手ではなく。 口元を手で押さえる様子、踵を返すのを見て。]
久慈さん……!
[とととっと駆け寄り、がしぃっと、着物の袖を掴んでしまう。 頭の中は、何一つ整理できていないけれど、一人で居るとパニックを起こしそうで。 とてもとても、怖くて。**]
(44) 2013/01/01(Tue) 03時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/01(Tue) 03時半頃
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[伸ばした手は振りほどかれて。>>94 大仰に振られた手は、頭に当たって、反動で尻餅をついた。 駆け出す背を、そのまま見つめて。]
……バカだなー……アタシは。
[ポツリと、呟く。 逆に、涙は止まった。恐怖も。頭も冷えた。 生まれた時から、手を振りほどかれなかった事は無い。 いつもの事。分かっていた事。 時計の針が巻き戻った、いつもの自分。]
[交換条件も守られず、奪われるばかりだったけど。 アタシは一人で、戦い続けられる。大丈夫。 口元を手でふにふにして、笑みの形に作って立ち上がった。]
(115) 2013/01/01(Tue) 17時頃
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[立ち上がった所で、声をかけられて。>>114]
うん。アタシも招待客だよ。 ……小雀 小鈴。
[今、この名前を口にするのは酷く苦痛だったけど。 やはり他に何も浮かばないのだから、仕方ない。]
居間……。 ……うん。そーだね。
[にこりと笑って、頷いた。 隠し持っているナイフの場所に、そっと触れる。大丈夫。]
(116) 2013/01/01(Tue) 17時頃
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うん。宜しく。
[ふふっと、笑って。>>117 居間に着くと、ナイフの場所に触れながら、室内を見回して。 ウトに一瞬遅れて、室内へと足を踏み入れた。]
[そうして、長椅子に座るゆり>>74と、朧>>111の姿を見つければ。]
さっき、驚かせちゃった? ごめんね。
[ふふりと、すまなそうに、少し眉を下げて笑う。 こちらへ近寄る姿>>18、私の名を呼びかけた声、逃げる視界の端に捕えていた。 背中にかけられた声>>81、僅かに届いた。]
(119) 2013/01/01(Tue) 17時半頃
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[テーブルの上を見る。 その上には、茶色の飲み物と、15個の見慣れない茶器が置いてある。 ほうじ茶だろうか? 茶器の数は、招待客の人数分だろうか?]
[居間に居る人、今までに会った人の数を、頭の中で数える。 少年を含めれば、あと2人か。]
[初めて会う人に名を名乗られたなら、名乗り返して、居間を後にした。]
(120) 2013/01/01(Tue) 18時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/01(Tue) 18時頃
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― 大階段 ―
[まだ見ていない場所を検めようと、居間を出れば。 大階段の傍に、3人の人影が見えて。]
あれは、亀ちゃんー……と。 あと、2人。
[茶器の数と人数が、合った。 けれども、15人以外に招かれざる客も居るかもしれないし。 そもそも、招待客と主賓合わせて15人と確認した訳でもないけれど。]
[そのまま、また、別の場所へと足を向ける。]
(121) 2013/01/01(Tue) 18時半頃
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― 中庭 ―
[辿りついたのは、異国の花咲く庭。 『ばら』と聞いたものが、半円……アーチを描く。]
[アーチをくぐると、中から花に触れた。 噎せ返る様な、香り。 くさい、と言われていた事を思い出して。]
キミも、一人なの?
[疎まれている様子の薔薇に、小さく苦笑をして。]
哀しい?
[黒の少年の言葉を思い出して、そんな事を聞いてみたりして。 そっとアーチに背中を預けて座って、少し目を閉じた。**]
(123) 2013/01/01(Tue) 18時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/01(Tue) 18時半頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/01(Tue) 22時頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/01(Tue) 22時半頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/01(Tue) 23時半頃
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[自分以外の、14人に会った。 その後、暫く薔薇のアーチの下で身を潜めていたけれど、館の中が騒がしくなる様子もない。 あの声>>0:#12は、外からだったのかなと思う。]
[何事かを小さく呟いた後に、立ち上がって、庭を後にした。]
(179) 2013/01/01(Tue) 23時半頃
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― 大広間 ―
[庭を後にして、そのまま館の中を歩いて。 辿り着いた先、目の前の扉を開ければ、そこは、料理が並び飾られた大広間。]
あっ! おっちゃん。
[アタシのお地蔵様発見。>>182 猫の目を細めて、ふふりと笑んで、小さく手を振れば。 同時に、明之進の姿>>175も、目に入り。]
あっ……。さっき、は、失礼しました。
[ぺこりと小さく頭を下げて、それだけ告げて。 その場を辞した。]
(185) 2013/01/02(Wed) 00時頃
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[すぐにその場を辞そうと踵を返しかけたけれど。 しゃがみこむ姿、取り落とされる器、色が変わっていく敷物>>188を見れば、自分が原因だと。 酷く嫌な事をしてしまったのだとか、嫌われたのだとか、思って。
状況が分からないから、他に理由があるのかもしれないけれど。 彼を労わる雷門の様子>>194を見て、どちらにしても、自分はこの場に居ない方が良いだろうと、その場を後にした。]
(214) 2013/01/02(Wed) 01時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 01時半頃
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[背後で聞こえた声>>220に、一度肩を震わせて、振り返れば。]
……。
[猫目を見開く。 距離を取るべきなのだと思って、その場を辞してきたのだから。]
……『こ』?
[『こ』の付く人か物が他にあるのかと、視線を巡らせて。 見当たらずに、首を傾げ。]
……アタシ?
(229) 2013/01/02(Wed) 01時半頃
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……悪かった??
[悪い事をしたのは、アタシだ。 頭の中が疑問符でいっぱいで、猫目を瞬かせれば、一瞬目が合って。>>233]
[一歩踏み出すのを、今度は袖掴む事なく。]
待ったー!!!
[声だけで一生懸命呼び止めて。 急いで言葉を続ける。]
(241) 2013/01/02(Wed) 02時頃
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アタシこそごめん。 理由あって、ちょっと、かなり、怖くて。動転して。 嫌な事をした。 ……で、アタシは全然気にしてない。
[謝罪の言葉に思い至る事は、一つしかないので。 気にしてくれたのだろうかと、そう告げながら、こくこく頷いて。 ……それならば、先程大広間で見た光景は?]
……具合、悪いの? 大丈夫?
[おっちゃんの羽織も持っているし、具合でも悪かったのかなと。 ここまで歩いて来たのだから、大丈夫なのかもしれないし。 他に何か理由があるのなら、聞くべきではないのだろうけど。]
(244) 2013/01/02(Wed) 02時頃
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[『悪くない』のは、具合だけではなく?>>250 再び紡がれた言葉に、頷いて。]
……ありがとう。
[にこり、微笑み。]
あ。うん。引き止めてごめん。 行ってらっしゃい。
[小さく手を振って、見送った。]
(258) 2013/01/02(Wed) 02時半頃
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― エントランス ―
[朧に話す事があった、と。 居間に戻ろうとして、別の場所で探し人を発見。>>256]
[扉を引いたり押したりする背に、音も無く近付いて。]
おぼろさーん。
[背のすぐ傍、微かな声で、名前を呼ぶ。 驚くかな、と、悪戯心いっぱいで。]
(260) 2013/01/02(Wed) 02時半頃
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むむっ。やりおる。
[瞬きに、驚きは見てとれたものの。>>262 大きな反応は見られなかった事に、ちょっと悔しそうな、楽しそうな顔で言う。]
……。ううん。扉、開かないでしょ? 居間を走って出た時、真っ先にここに来たの。 アタシは、朧さんに、この事と。 黒の少年に会った事、言い忘れてたなって思って。 探そうと思って、ここに。 [黒の少年を、一緒に探していたのに。 会った事、伝え忘れていた。]
(269) 2013/01/02(Wed) 03時頃
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……って、言ってもさ。 アタシのためになんとか、また哀しいとかなんとか。 それで、最後に何か言って、消えちゃったんだ。
でも、扉が閉まってるの、確認した後だから。 この館のどこかには居るんじゃないかな?
あとねー。一応。 外の空気吸いたかったら、中庭があったよ? そこからは、出られそうにないけど。
(271) 2013/01/02(Wed) 03時頃
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そっか。朧さんも会ったんだ。 どこ行ったんだろーね?
[首を傾げて。>>277 問う様な視線には、こくりと頷いて。]
うん。あと、外に出られそうな場所も。
[外からも人が入れないなら、自分にとっては安全なのかもしれないけど。 出られないままなのは困るし、退路が無いのは不安だ。**]
(285) 2013/01/02(Wed) 03時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 03時半頃
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[エントランスで話をしていると、そこを通りかかる姿と、扉へ向く視線に気付いて。>>339]
えっと。世渡介さん。 ……外に用事?
[ちょん、と、扉を指差しつつ。]
(346) 2013/01/02(Wed) 17時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 17時半頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 17時半頃
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うん。『ばか』になったみたい。 [その表現が、ちょっと面白くて。 小さく笑いながら、真似て返してみて。]
休めるところ? んー……。 一階は、ぐるぐる回ったけど、無さそうかな? まだ見てない所もあるけど。
……二階、かな?
[そう言って、朧の顔を、問う様に見上げる。]
(353) 2013/01/02(Wed) 18時頃
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えっと。 しょーねん……この会の招待状くれた少年と。
[自分の招待状を取り出して、指差しつつ。]
アタシは、外に出られそうな場所も、探したいなって。 ……世っちゃんも、一緒に散歩する?
[小さく首を傾げた。 疲れたから休む、とは言っていたけど。]
(356) 2013/01/02(Wed) 18時半頃
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ん。勿論、いいよー。
[猫目が細まり、にゃはっと笑う。>>358 確認する様に、朧に視線を持ち上げた。**]
(361) 2013/01/02(Wed) 18時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 19時頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2013/01/02(Wed) 22時半頃
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[中庭に行く>>376と聞けば、こくりと頷いて。]
世っちゃんはどーする? [自分と朧、どちらと行動するだろうか。 こてりと首を傾げて。]
んっ、と。 アタシは、居間の窓から見よっかな。 一番近いし。
(377) 2013/01/02(Wed) 23時頃
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― 居間 ―
[自分が出た時より、若干人が増えていた居間。 足を踏み入れて、すたすたと窓際まで歩くと、窓枠に力を入れ。]
[あ か な い……!]
[同じ様に一つづつ確かめていく様は、ちょっと異様だったかもしれないが。]
(379) 2013/01/02(Wed) 23時頃
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[窓を一つ一つ確かめつつ、暖炉の傍の芙蓉とゆりに、ちらりと視線を向ける。]
[ゆりが探していた薬屋さんは、このひとで。 ゆりの足は、治療済である事を確認。]
(387) 2013/01/02(Wed) 23時半頃
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