人狼議事


221 堕天の姦計

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視点: 人


【人】 双生児 オスカー

[………ノックスの言葉に、再び頷けば]

……じゃあ、案内して貰っちゃおうかな。
さっき見たし。マリエルを堕とした所。

[何してるかは分からなかったけど。]

(0) moumoureena 2013/05/17(Fri) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

― 深淵 ―
[……深淵に入った途端、明らかに"変わった"。
左の羽根で止まっていた浸食が、恐ろしい勢いで右羽根を浸食していく。
……抜け落ちた黄緑の羽根は、地面に落ちて黒ずむ。

そして、オスカーの羽根は……全ての羽根がダークグリーン色になってしまった。

鈍色の弓も、黒くなり、熊の装飾には、眼にルビーがはめ込まれ、怪しく輝く。]

…………。

[オスカーは、じーっと、手の熊の目を見つめていたが………。
突然、しゃがみ込んで、頬杖をつき始める。]

(4) moumoureena 2013/05/17(Fri) 02時頃

【人】 双生児 オスカー

なんか、だるい。

[一言だけ言うと、後ろに寝っ転がる。
頭の位置にはいつの間にか枕がある。
ぼふっと乱暴に頭を置くと、さっきは我慢した欠伸が出る。]

(5) moumoureena 2013/05/17(Fri) 02時頃

【人】 双生児 オスカー

[右羽根が汚れたことが、ここまで人を変えたのか。
それとも、今までの心労からか。
あろう事か、深淵に入った途端寝る体勢に入ってしまった。]

……何でも出来るって言ったのは、嘘じゃないよね。

[右腕をちょいと動かせば、寝ている床はベッドの様に柔らかく、上にはシーツが被さり、さらには安眠妨害魔撃退の透明な電磁防御壁が張られ、そのままオスカーは寝ようとし始める。]

(6) moumoureena 2013/05/17(Fri) 02時半頃

【人】 双生児 オスカー

……んぅ……
………五月蠅いなあ。誰?

[声を掛けられ、なおかつくすぐられ、面倒臭そうに言う。ケヴィンの声を知らないからか、会いたがってた人がすぐそばに居る事にすぐには気がつかなかった。
目を擦り、渋々起き上がると……、目の前には、自分を守って深淵に堕ちた人の姿が。]

……。

[暫くぼーっとしたように彼を見ている。]

(12) moumoureena 2013/05/18(Sat) 14時頃

【人】 双生児 オスカー

……うん、久しぶり……。
ケヴィンって、喋れるんだ……。

[姿が変わったケヴィンを見て、そう呟く。
今までてっきり喋る能力がないとばかり思っていたから。]

……気分?正直最悪だよ。
折角ぐっすり眠ってたのに。

[不機嫌そうに言った。]

(14) moumoureena 2013/05/18(Sat) 14時半頃

【人】 双生児 オスカー

うん。
あ、君、名のらなくていいよ。知ってるし。ヨラニエル、でしょ?

[ケヴィンの後ろにいる顔を見て、軽く頷いた。
一応、天界で聞いた事のある名前と見たことのある顔だった。
続く言葉に、オスカーは立ち上がって、小さく欠伸をする。]

……んー……いらない。
眼、冴えちゃったし、今度の機会にね。

(17) moumoureena 2013/05/18(Sat) 14時半頃

【人】 双生児 オスカー

それが本名? でも君の本名知らないし、僕が天界にいたときの貴方を知ってるって意味で言ったの。

[それに、名前にこだわり過ぎるのってどうなの?オスカーは軽く首を傾げる。
彼にとっては名前の意味などどうでも良い物の様だ。]

んー……

[目を閉じ、軽く呻けば、熊の装飾のルビーの目玉がきらりと怪しく光る。
その光が宿った途端、スイッチが入ったかの様に……半堕天使と同じように、精悍な顔つきになる。]

……で、何の用?

[再びケヴィンに問いかける]

(19) moumoureena 2013/05/18(Sat) 15時頃

【人】 双生児 オスカー

[オスカーは、黒の弓を持ち、それをちらっと見ながら言う。]

主義は変えない。
人の幸せを、平和を願うのはずっと変わらない。

……ここに来て、知った。辛いと言う――激情を。それはとても痛いものだった。
こんな……こんな感情なんて、必要無い。

だから、僕が消してあげるの。でも、その為の力を有するのは、僕だけでいい。
他の人は……苦しむ人は、もう何も考えなくていいようにするんだ。
それが、僕の答え。

……だからね、僕、今から下界に降りようと思う。
戦い、傷つく人達に……僕の幸せをプレゼントするの。そうすれば……

人々は、もう何も考えなくても、幸せになれる。平和になれる。

[そう語る堕天使の瞳は、濁りを知らない邪悪な赤。
下界の人々を人形同然にしようという下卑た行為には彼は今後もずっと気づかない**]

(23) moumoureena 2013/05/18(Sat) 16時頃

【人】 双生児 オスカー

……。
ヨーランダかなんだか知らないけど、僕に命令しないで。

[ケヴィンに寄り添う彼女には、冷たくそう言い放った。
そんな冷たい言葉が飛び出したのには、嫉妬感情とかではなく、彼自身が"最も自由な堕天使"の自意識があるからであろうか。]

……うん。
[ケヴィンに抱き寄せられることには抵抗しなかった。
そして、嬉しそうに微笑むが、途中からの言葉に、少し複雑そうな顔をする。]

……それって、"支配"って事……?

[支配を手伝うのは、ちょっと嫌だな。
けど、目的が一致してるなら……まあいいけど。
……頭をふるふると振るって。]
ま、いっか。
……それじゃ、僕はそろそろ行って来るよ。
ありがと。
[そう言って微笑み返した。]

(26) moumoureena 2013/05/18(Sat) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

― 下界上空 ―
[ケヴィン達にそう告げ、オスカーは、闇に包まれ……下界へ。
現れた場所は……戦争の真っ直中の空。
広い大地で行われる殺し合いを見て、オスカーは心痛ましげに見つめる。
神の為に、土地の為に、人が殺し合っている……
殺し合う事に正当な理由なんて存在しない。間違ってるんだよ。だから……]

――こんな、殺し合いなんてやめさせてやる。

[オスカーは黒の弓を取り出す。
熊の目がぎらりと光り、例の鈍色の矢が出現する。
ぎりりと振り絞り……そして解き放たれる。]

(27) moumoureena 2013/05/18(Sat) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

[矢は、先程魔物に打ったものとは比べものにならない速度で分裂していく。
1本が10本、10本が千本、千本が一億本に。
そして、戦う兵士達に……救いの矢が降り注がれる。

矢を受けた兵士は……一人、また一人と動きが止まる。
そして……暫く時が止まったように誰も動かなくなり……

敵味方関係なしに、あちこちで、武器を落とし、膝をついてその場に座り込んでいく。
そして……兵士達の眼には、もう激情を宿す光は灯らない。

ただ、無気力な人形になるだけだった。]

………凄いや。
僕……戦争、止めたんだ……。

[オスカーは、熊に向き直り、無垢に微笑む。]

(29) moumoureena 2013/05/18(Sat) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー

………3万人はいったかな。

[静寂に包まれる戦場を見下ろし、犯人は呟いた。
その目つきは、天使だった頃では考えられないくらい冷たいものだった。
しかし口元は、初任務を終えた事もあって綻んでいた。]

……ここが、平和の礎になる。

[それは、決意を述べるが如く。
純粋な黒の心はもう止まることを知らない。]

(32) moumoureena 2013/05/19(Sun) 00時頃

【人】 双生児 オスカー

……ね、素晴らしいと思うよね。

[背後に気配を感じ、オスカーは対空状態で振り向かないまま、背後の"その人"に話しかけた。]

……メアリー。

[振り返れば……オスカーの思ったとおり、栗色の髪、頭には茨の冠、全身を取り巻くのは不気味な薔薇の花をモチーフにした衣装、そしてダークピンクの羽根の彼女――メアリーがいた。
彼女は、無言で、オスカーの事を見ている、
否……むしろ、睨み付けるといった方が正しいか]

『それが貴方の答えって訳?』

[口を開かれた言葉に、同意の意味で頷く。
が、すぐに怪訝そうな顔になって]

……何で、そんな顔してるの?

[そう尋ねる。 すると、メアリーは腕を組みますますきつい目つきになり]

(33) moumoureena 2013/05/19(Sun) 09時頃

【人】 双生児 オスカー

『……別に。
あんた達ボンボンの事は、前からこういう目線で見てたわけだし。
赦されるのならば貴方に首輪をかけて牢屋にブチこみたいって考えてた訳だし』

[その言葉に、今度はオスカーの方が冷たい顔をする。]

……残念だったね。僕は柵を解放する者で、最も自由な堕天使だから。

『……あら、"平和"という鎖に囚われてる貴方が言うこと?』

……まーね、けどそれ以外には、もう縛られることは無いから。
今も、これからも。

[今のオスカーは、芯がブレることは無い。
しかし、それが余計にメアリーを苛立たせる。
きつい目つきは、ふいとオスカーから離れる。]

……ところで、何の用?

(34) moumoureena 2013/05/19(Sun) 09時頃

【人】 双生児 オスカー

『……あたしはね、警告しにやってきたの。
貴方の望む幸せを実現しようとしたら、何時か絶対破綻するって。』

しないよ。だってみんな幸せになれるんだよ?

『……バカはこれだから……』

[メアリーは一つため息をつく。]

『ま、精々貫いて見せなさい。私の方が正しいと、今に分かるんだから。』

[メアリーは段々ドスのきいた声で警告した。]

『で……、貴方はどうするつもりなのよ。今後。』

んー……
魔界のそばに宮殿建てようかな。

[ぽろっと呟いた様子に、メアリーは驚愕したように眼を見開いた。]

(35) moumoureena 2013/05/19(Sun) 09時頃

【人】 双生児 オスカー

『は?』

んで、そこ住処にするの。やっぱ宮殿は無いと落ち着かなくて。
あ、良かったら君も住む?

『絶対に嫌』

[即答された。オスカーはちょっと残念、と肩を落とす。
でも、とオスカーは気を取り直したように、微笑み始めた。]

ま、気が向いたら何時でもおいでよ。
そこには縛るものなんて何も無いんだから。

『……同じ事二度言わせないで』

つれないなあ。

『……ったく。相変わらずこのバカは……じゃ、あたしそろそろ帰るから。』
うん、ばいばーい。
[緩く手を振り返すと、メアリーの姿は空気に溶けるように消えていった。]

(36) moumoureena 2013/05/19(Sun) 09時頃

【人】 双生児 オスカー

[オスカーは、虚空を見上げ、一人黄昏れる。
……僕は、正しい事をしているんだ。
戦いを辞めさせ、平和を作る。
……それが僕の……唯一僕を縛る"鎖"。

虚空に闇が集まる。
闇が集まり……形成されるのは、広い宮殿。]

………出来た……。
よしっ。

[呟いて、宮殿の方へと飛んでいくオスカー。

平和を、幸せを願った純粋な天使が、
天界に重罪人として指名手配されるのはこの直後のことである**]

(46) moumoureena 2013/05/19(Sun) 23時半頃

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