人狼議事


34 灯篭流し

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【人】 後妻 菊

けれど、"些細な願事"はこの灯篭に、と聴けば。
示された灯篭を見つめ、何処か寂しそうな顔をした。
何故寂しそうな顔をするかと問われても、
きっと菊本人ですら説明出来ないだろう。
ただ、紙を切り抜いて象られた蝶が二羽飾られていて。
其れを見て微笑む月丸を見て、菊はそんな顔をしてしまった。

「なら――。
 折角の申し出だもの、私の思いも是非、
 其方にご一緒させて頂きたいわ。
 そうすればきっと二人も寂しく、ないでしょうから。」

その表情を上塗る笑顔がふわりと咲いた。
月丸の申し出が、今の菊にとっては嬉しかったから。

(0) sweeper 2009/09/03(Thu) 01時頃

【人】 後妻 菊

夫と前妻との、三人の思い出。
未だ幼かった三人が貯水池の傍で拾った三つの綺麗な小石。
小さな巾着袋の中に入れ、ずうっとずうっと
持っていたものだった。

「これを――。
 灯篭の隅に乗せてもらっても良いかしら。」

懐から取り出すとそっと月丸へと差し出して。
後は、余四郎の吐露を。
そして、返答するウトの声を。
優しい月丸の声を、聴いていた。

(1) sweeper 2009/09/03(Thu) 01時半頃

【人】 後妻 菊

祭囃子が活気を帯びて行く。
行き交う人の声は遠く、海原の波音に似ていた。

「華月斎さんの後を、ついても良いかしら?
 今年は、見ているだけじゃなくて――」

二羽の蝶を見遣った。

「私も一緒に、送り出してあげたいから。」

謂うと共に、柔らかな微笑を浮かべた。

(2) sweeper 2009/09/03(Thu) 01時半頃

【人】 後妻 菊

どれほどの人が望み、想いを乗せるのか。
行き交う人の数だけ形は様々だろう。

全ての人の魂が願いに癒されると良い。
そして一時でも安らかな夜に会えると、良い。

菊は、己に触れる全ての願いに想いを馳せた。
其れが所詮、言い伝えだったとしても。

きっと信じ続ける心は、
洞穴の中で何か良い、幻を見たに*違いない*

(3) sweeper 2009/09/03(Thu) 01時半頃

後妻 菊は、みんなにぺこぺこと有難うのお辞儀をしつつ、明日早いので*就寝*

sweeper 2009/09/03(Thu) 02時半頃


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