196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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― Ending : 千紫万紅 ―
[ あか あお むらさき。 ]
[ みずいろ きいろ ももいろ。 ]
[ しろ。 ]
[天より来たりし光は彩り豊かに、綺羅りと輝く。]
(150) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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[眩しき光を瞼に感じ、己は薄っすらと眼を開いた。 七色の彩りが開いた右眼に飛び込んで来て、ひとつ瞬く]
此処は……
[一体何処、なのか。 己はゆったりと視線を彷徨わせる。 ぼやけた視線の先に黒を視て、強く手を伸ばそうとして]
…………っ、
[其の手を取られた。 今度こそ、生きた熱を持つ力強き手に。]
(151) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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[童子のものでも女のものでもない其の手の持ち主は、 『お加減如何ですか』 と己に問うた。 掠れた声、間抜けにも驚いた顔で己は大真面目に問いかける]
此処は……… 黄泉、 か?
[其の言に、黒を纏いし男は大層可笑しそうに、己を笑った。]
(152) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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[ ――――――― ]
(153) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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[己を助けた黒の男は、異教の宣教師であった。
己が行き倒れていた草むらは教会の裏庭であったらしく、此の宣教師が朝早く出かけた処己の姿を発見したのだと云う。 あたたかき、然し粗末な部屋は洋風建築ではあれど凡そ教会らしくは無く――されど嗚呼、たしかに。己の顔を照らしていた七色の光、すてんどぐらすが良く映える。
其のせいか未だ現実味は無く、 未だ此の身はかの館に居るのではないか、やら、此の宣教師なる男の言が嘘で、実際煉獄に来たのではないかやら、考え出す始末。]
(154) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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[然し、と宣教師がつぶやいたので、己は顔を上げる。 宣教師は続けて曰く、
本当に、雪の中に埋もれた貴方を発見した時には 死んでいるのかと思うた。 否、死しても可笑しくない雪であった。 然し其れでも、不思議と貴方の身体はあたたかかった。
貴方がどんどん熱を取り戻していくのを視て、 まるで蘇りを見ているが如き気になりました。 …… と。]
(155) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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[『神の思し召しかもしれませぬ』と牧師が呟く声が、遠くなる。
然うでは無い。然うでは無いのだ。
思い返すのは此の手に触れた生者の熱と、死者の冷たさ。 己は一度、確かに死んだ。 だとしたら 此の己を生かした「奇跡」の熱は、 ]
…… っ、 ちゃん…、
[ぽろり、ぽろりと雫が溢れ落ちた。 嗚呼、己はあの女に何回泣かされるのだろうか。 枯れた声でみっともなく、己は唸る。]
(156) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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― 二日後 ―
[床から起き上がった己は、直ぐに教会を出発することにした。
宣教師は未だ早すぎると止めようとしたが、直ぐに仕方ない、とでも云いたげな顔をして己の無事を祈ってくれた。 然して別れ際、此れは貴方のものだ、と云いて己の手にひとつ小石を載せた。
横一文字に疵のある赤みのかった黒き石。 其れは紛れも無く、己がかの館で拾った石だった>>3:+21>>3:+22]
(157) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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[宣教師に教えられ、己ははじめて石の名を識る。]
………風信子石。
[宣教師は頷いて曰く、此れは『哀しみを癒す石』なのだ、と。 仄かに暖かき其の石を握り締めて、己は教会を辞した。]
(158) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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[己は果てまで続く路の上に立ちて、天を見上げた。
見上げた天は高く、薄雲のかかる青。 本日は快晴也。真、旅立ちには善き日よ。
そら、南の海を観に行こうか。 其れとも山で臆病兎でも追い掛けようか。
狭き國だと人は云う。 然し日ノ本の大地は斯様にも広く、果てなき旅は続いて行くのだろう。 遠き道程。歩む哀しみは此の心締め付けて、 されど確かにいま、己は幸福だと云えるのだ。]
(159) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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[己は当代二番の頑固者、氏亡くした風来坊。
還る墓無く、されど帰る先有り。
決して忘れ得ぬ熱を此の身に宿し、いざ歩みて往かん。]
[―― 何時か「終わり」の果てに辿り着く、 * 其の日迄 * ――]
(160) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
wiosna 2013/01/16(Wed) 04時頃
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― と或る港町の商館 ―
嗚呼……糞ッ、御前さんも頑固だなァ。
[もう幾度目の押し問答となるか。手を変え品を変え交渉してくる此の福耳男、いっそ其の耳たぶ引っ張ってやろうかとも思うが押しとどめる。 一応雇い主であるからだ。 ――未だ、今のところは。]
きっかり一年。 此れは最初から決まってたんだよ。 本日を以って己は此処を辞める。 幾ら積まれても折れねェ、諦めな。
[眼鏡を外し、己は溜息ひとつ。 何故斯様なことになっているかと云えば、話は一年前に遡る。]
(248) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時頃
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― 回想:一年前 ―
[と或る港町を歩いておると、偶然武士と異人との争いに出くわした。両者の言い分、聴いていれば何やら些細な誤解が生じている様子。聞いていられなくなった己はぱっと出て行って其れを仲裁したのだ。 其れを見ていた福耳持つ恰幅の良い男に、はっしと腕を掴まれた]
己に、「通訳」を? 御前さん、本気で其れを云ってんのか。
[曰く男は商人で、異国語を理解する人間を捜していたらしい。 然して己とて人探しの旅の途中。笑って断ろうとすれば、金なら幾らでも積むと懇願される。]
……ったく分かった分かった、受けてやるよ。 然し期間は一年こっきりだ。其れでも良いのか?
[金に目がくらんでなぞおらん―― とは、云えんが。 人の多い港町ならば、捜し人の手がかりひとつ見つかるやもしれぬ。然して、たまには人助けのひとつもしようと思うたのがひとつ。 斯様な派手な黄色衣には、己はどうも弱いらしい。]
[然うして己はどういうわけか、此の港町で通商に携わることとなった。]
(249) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時頃
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[四十近くにしてはじめた慣れぬ仕事。 いちいち求められる契約書には骨が折れたし、送られて来る荷物は己とて見たことの無いものばかり。異人を狙う悪党どもの暴力沙汰に巻き込まれることもあれば、若い娘が一人、商船に潜り込んで海を渡っちまったと云う珍事なぞもあった。
忙しい日々の合間を縫い、港町を訪れる者達に聞きこみを続けた。
然し一年掛けて得た収穫といえば、芙蓉の紋の薬売りの評判が上々という噂に、かの晩のことは矢張り夢では無かったのだと安堵を得たことぐらいか。]
(250) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時頃
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[果てしない聞きこみに疲れれば、己は異人館を訪れてすてんどぐらすの前に立つ。 趣味といえば其の位。 其れすらもただ、遠き黒の館に思い馳せるばかりだ。
異教の開祖の復活を描くすてんどぐらすに、己はぼんやりとかの童子を弔った者はいたのだろうか、と考える。 考えても尽きぬこと。童子は、自らのことは何一つ語らずに消えてしもうた。 故に己は、童子の魂が『Heaven』に在ることだけをひっそりと祈った。]
[―――然様にして月日は流れ、また雪の季節が訪れた。]
(251) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時頃
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― 現在:と或る港町の商館 ―
[其れから押し問答を続けること16(0..100)x1回。 漸く―― 漸く、福耳の旦那を唸らせることに成功した。]
次の職なんざ決まってねェよ。 元々根無し草だったんだ、死にゃァせん。
[行先を案じられけらりと笑う。 いまでは己が身を包むは襤褸で無し。然し布が上等にいくら変われども、色だけは変わらぬ青朽葉。此れもまた襤褸になるのだと思えば笑いも溢れる。 然様な己の様子を見ていた福耳旦那、『斯様な話があるのだが』と、一通の文を差し出した。]
………… 学校?
[聞き慣れぬ言葉に、己は首を傾げる。]
(252) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時頃
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[福耳旦那は、「学校」を寺子屋の如きものだと説明した。 知人であると或る商人が異国流を真似て建てる、武家や商家の子弟を集め異国の物事を伝える施設だという。 然様な施設の師匠役に、己に白羽の矢が立てられたというわけだ]
はァ……。 時代は、どんどん変わっていくものなのだなァ……。
[己は、かの屋敷で赤の提灯職人と交わした言葉を思い返していた。 かの男は此の変わっていく時代を、いま如何見ているのだろうか―― 然様な事を思いながら住所を見れば、此処より幾分か西方。
と云うよりも、己が命を救ったかの教会に程近い場所ではないか。]
(253) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時頃
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[己は文に目を落としてしばし熟考した。――然うして]
………分かったよ。 其の話、受けてやろうではないか。
[まるで、定めとでも云うべきものに呼ばれているかのように思ったのだ。
それに、其れは無論此の日ノ本でも初めての試みであろう。己のような者に任せるとは依頼人もまた変わり者だが、変わり者の名こそ天下に響く。]
[己が名をあたらしき時代の香に載せて運んでいくならば、 何時か捜し人のもとへも届くであろうと、信じているから。]
(254) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時頃
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― 西方の教会 ―
[学校への挨拶を済ませた後、己は世話になったあの宣教師のもとに顔を出すべく教会へと向かう。 到着した頃は既に夕刻。 色硝子を通して赤き日の差すに、己は一時ただ目を奪われた。]
……おや、宣教師は居ねェのか。 相も変わらず襤褸っちい教会だなァ… ―― ん?
[ようやく宣教師の不在に気づき周囲を見渡せば、蹲りなにやら書き物をしている坊主が一人。どうやら此の坊主は坊主で、難しい問題に没頭するあまり己の姿に気づいておらぬらしい。 其れを覗きこみ、ひょいと紙を取り上げる]
なになに……。 "Blessed are those who believe without seeing me."
「見ずして信ずる者は幸なり。」 ……さね。
[驚く童子を見下ろして、己はにっとひとつ笑ってみせた。]
(255) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時頃
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[坊主は近くの家の子であり、此の教会に通っているらしい。其の語り口から身分卑しからぬ家であり、教会通いはお忍びであることが伺えた。 聖書を見つけたは良いものの異国語がちっとも判らぬ。お願いだから教えてくれ―――然様なことを頼まれたのも束の間。 漸く夕陽が差していることに気づいたのか、坊主は飛び上がった]
あー…… 分かった、分かった。 今度此の近くに学校ってのが出来んだ。 暇なら坊主も通ってきな、幾らでも己の知識を教えてやる。
だからそら、日が暮れる前に帰ってやれ。 今頃其の世話係が心配しているだろうよ。
[時を気にしながらも未だ懇願してくる坊主に向け、ひらりと手を振る。すると坊主は礼を云ってぺこりとひとつ頭を下げ、己にくるりと背を向けた。 家の躾が良いのだろうと、ひとつ笑う。]
(256) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時半頃
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……あ、そうさね。
[走る坊主の背を呼び止めた。 不思議そうにする坊主に、己はひとつ畏まり]
ところでつかぬ事をお聞きするが、 己は慶と申す者だが、御前さんの名は何と云ったかな。
[何時か、何処かで口にした口上で問いかける。 すると坊主が口にした名に、己はひとつ目を瞬かせた]
(257) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時半頃
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[其れは、己が決して忘れはしない名。]
…… 『正次郎』 ?
[襲いかかる郷愁をほろりと口から零すように、其の名を呼び返した。 然し、其の問は直ぐに間違いであったと識らされる。 己を見上げてにやりと一言。 「祥慶」の「祥」なのだと坊主が云うたからだ。]
『祥慶』 ――――…、
[目出度きことの兆し。]
(258) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時半頃
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………っは!
[此奴、中々才気のある坊主ではないか! 坊主が去り一人となった教会にて、己は何やらとても嬉しくなって、遠慮もせずにくっくっと笑い出してしまった]
此奴ァ随分とお目出てぇ話だなァ。
嗚呼……。己が身にも、なにか良いことが有りそうだ。
[其れは微かな予感。 否――― 其れを人は恐らく、『希望』と呼ぶ。]
(259) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時半頃
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[坊主との出逢いが、己にとっての祥慶と成り得るだろうか。
懐の小石を握り締め、己はゆぅるりと考える。 然し――若し其れが期待はずれであったとしても、 己は未だ希望を抱き続けることが出来るだろう。
いつか、どこかで。 美しいひかりのなかで巡り合うことを、
己は、いつまでも―――― 「信じている」**]
(260) wiosna 2013/01/17(Thu) 06時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
wiosna 2013/01/17(Thu) 06時半頃
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― 黄昏時の教会 ―
[坊主の去った場所で、己はひとり色硝子の窓を見上げる。
燃え上がるがごとき赤は段々と其の色を潜め、ひっそりとした教会には夜の帳が訪れる。 今はただこの美しい色を眺めていることとしよう。完全に闇が落ち、己の目には映らなくなる其の時まで。]
(313) wiosna 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[完全に闇が落ち切る前、扉が勢いよく開く音がした。]
……んァっ?
[振り返れば、薄ら闇の中に誰かの手を引く坊主の影法師。 さては先程の坊主、有難くも宣教師を連れてきてくれたのか。闇の中に聞ゆる切れた息に、己はくつりと一つ笑い]
嗚呼、坊主。 斯くや遅き時間に態々走って連れてきてくれるとは………
[然し。 坊主に手を引かれて扉の陰から姿を現した人影に、声は途中で途切れる]
(314) wiosna 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[薄闇の中ぼんやりと浮かび上がるすがた。
他の全てがぼやける視界で、唯一其の姿のみが鮮やかに花開く。
俄かに信じられぬ思い。
されど間違いようも無き、此の予感は―――]
(316) wiosna 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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っ……… ――― みっちゃ、ん?
[斯の夜から幾度のことか。 届くこと無く消えた其の名を、己は呼ぶ。]
(317) wiosna 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[次の瞬間、己は駆け出していた。] ―――― っ、
[木椅子の合間を駆けて駆けて其の先へ。 人影に向け腕を伸ばす。]
(321) wiosna 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[其れは果たして、 寂しく、苦しく、哀しき此の旅路の終わりか否か。
僅かの不安と希望抱え真っ直ぐに。 伸ばした此の手が届いたならば、坊主ごと強く捕まえよう。
其の熱以て、きっと己は此れは夢幻では無いと確かめてみせるのだ。]
(322) wiosna 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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