人狼議事


196 Fiducia - 3rd:fragrance -

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【人】 薬売り 芙蓉

――それから――

[あの日の翌朝から、常より多くの薬を拵えて、常より遠く、時には何泊かしながら、情報を求めて歩きまわる日々が続いた。
 宿場、茶屋、団子屋、蕎麦屋。旅歩きの足がかりになりそうな場所には、立ち寄れば必ず「平太」という武士を探していること、簡単な外見と、それからひとつの手紙を残して。

 その生活が、何日続いたろう。
 別に、夫婦になりたいと強く望むわけではない。きっとそんなことを言えば、困らせるのだろうと思っている。
 ただ。ただ、この目で今一度で構わないから、生き、歩む姿を見、願わくばその命に、手を伸ばせれば良いと、その一心で。
 今日もひとつの茶屋に平田の名を告げて、手紙を残す。]

じゃぁ、もし、もしで構いません。何かありましたら、宜しくお願いします。

[そうして、茶屋を後にした。]

(128) mmsk 2013/01/16(Wed) 01時頃

【人】 薬売り 芙蓉

[茶屋の主は幾らかの銭をもらって店を出、そうして直ぐに引き返した。
 慌てた足取りでがたがたと、一枚の紙を取り出して、侍姿の前に置く。]

『ああ、お侍さん。もし、お心当たりがあるようでしたら、こちら』

[息を切らせてそれだけ言って、また直ぐに駆け出していく。
 慌ただしい主は店にぽつんと一人を残して、背を見られているも気づかず小さくなっていくばかり。
 もしも、その手紙を開いたならば、記されているのはたったの一言。]

――Help is coming soon――

[西洋文化に通ずる相手に残した、掛詞。]

(129) mmsk 2013/01/16(Wed) 01時頃

【人】 薬売り 芙蓉

『薬売りの、お兄哥さん!』

[走りきた茶屋の主にの声に、くるりと振り向く。
 なんぞ忘れ物でもしたろうかと、その時は呑気に向いたものだが。]

『お薬を、お分けいただけたいのです、刀傷の、新しいもの』

[肩で息をする声は途切れ途切れで、苦しげで。
 うまく言葉が出ない代わりに、袖を引かれて元きた道を戻らせようと。
 それほどまでに急がずとも、と思うが、新しい金創と聞けば急ぐこともあるだろうかと、足取りに続く。
 主がはぁ、はぁ、と荒い息を整えながら行く道中。
 どうにか肺に息を渡らせると、一言。]

『お手負いの、平太さんと仰る、お侍様――!』

(130) mmsk 2013/01/16(Wed) 01時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

[それを聞いて、どくりと心臓が跳ねた。
 また、傷を。気が急いて、ここまで走りきた店主を、なお急かしたか。

 その茶屋まで、もうあといくらもない*]

(131) mmsk 2013/01/16(Wed) 01時半頃

小鈴は、(((Λ_Λ タダイマー

六花 2013/01/16(Wed) 01時半頃


女中 おみつは、メモを貼った。

ぶんちゃん 2013/01/16(Wed) 01時半頃


【人】 浪人 慶三郎

[「終わり」までの刹那の幸福を噛み締めた。>>8:-56
たとえ離れ離れになろうとも歩みて往けると信じた。>>8:-58
然うして共に逝けぬ旅路の幸を願った。>>7:-93


詰まるところ、己は疾うの昔に定めを受け入れていたのだ。


       ―――― 然し、 如何して。]

(132) wiosna 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 浪人 慶三郎

[薄れゆく意識の中]


[其の女は首を振る。>>118

 噛み締めた声で、「みっともなく」己を呼ぶ。>>-469]


[ 幾度踏み荒らされても立ち上がる、野薔薇の如く。 ]
 

(133) wiosna 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 浪人 慶三郎

 
[神宿る白は白雪の中笑みて紛れる。

一面の白の中に一点、潔く佇むは涼やかなものとおん。

ものとおんの足下に路作るは提灯の赤、

路を駆ける桃色の猫を追う江戸紫。

天に眼を向ければ灰から変わり往く淡青の空を黄の魚が泳ぐ。

紅衣は水色と共に凛として立ち、

青き眼の兎が高く跳ね、咲き誇る花は紅花の芙蓉。]
 

(134) wiosna 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 浪人 慶三郎

[時が逆巻く雪原を己は駆ける。
光よりも速く、駆け抜ける。


椅子の並びし白きてえぶるが視えた。

暗き海を走る黒鉄の列車が視えた。

湖畔に佇む西洋館が視えた。


其の全てを己は追い抜いていく。
其の光の果て、唯一つの温もりを追いかけて―――――……]

(135) wiosna 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 浪人 慶三郎

 
 
 ……―――っ、


 アアあああァァァぁああああああああ ッ ッッ ッ !!!!!


[  其の先を   「信じる」  ならば。 ]

(136) wiosna 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 浪人 慶三郎

[ 

 
  

   ――――落ちる手は、  は  と取られた。>>#3


                              ]

(137) wiosna 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 浪人 慶三郎

  
 
『だからもう、君は哀しくないよね。』>>#7


[己の求むるあたたかさとは真反対の、死者の冷たさを宿した手。
童子が己を覗きこみ、微笑む。]

(138) wiosna 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 浪人 慶三郎


[視界は既に奪われて久しき。
やがて触覚も、聴覚も死して逝く。
故に童子が最期の言葉は己には届かぬ。]



[熱を喪いし己はただひとり、
永久に吹き荒れる風雪の中に、 沈み   逝  く 。]
 

(139) wiosna 2013/01/16(Wed) 02時頃

町娘 小鈴は、メモを貼った。

六花 2013/01/16(Wed) 02時頃


【人】 武家の娘 沙耶

―街道・茶屋―

[主の震える手に怪訝そうな顔を浮かべ、置き去った紙に視線を落とします。>>129
心当たりはあるのですが、すぐには開くことが出来ず、裏に表にとひっくり返すのです。

鼻を寄せると、草の匂いが僅かに致しました。

意を決して手紙を開き、記されていた横文字の意味は――]

(140) k_karura 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 武家の娘 沙耶

……っ!

[待つ事は出来ませんでした。立ち上がり、背中を追うのです。
腕を抑え、痛みに顔を顰め、それでも追わずにはおられませんでした。

間もなく、の『間』すら、もう待ちたくはないのだとでも言うように。


芙蓉の紋は、変わらず蝶と共に居たでしょうか。
少年のように短く切った髪を見ても、お嬢様だと気付いて下さるでしょうか。

不安だからこそ、名を呼ぶのです。]

(141) k_karura 2013/01/16(Wed) 02時頃

【人】 武家の娘 沙耶

太助! 澪標の太助!


[お嬢様しか知らぬであろう薬売りの名を、呼ぶのでした。*]

(142) k_karura 2013/01/16(Wed) 02時頃

武家の娘 沙耶は、メモを貼った。

k_karura 2013/01/16(Wed) 02時半頃


浪人 慶三郎は、メモを貼った。

wiosna 2013/01/16(Wed) 02時半頃


【人】 薬売り 芙蓉

――街道の茶屋――

[浅橙色に、蝶と芙蓉の鮮やかな仕立ての着物は、土埃に少し汚れていて。
 それを隠すように、桧皮の羽織がはためいている。
 命よりも大事な薬鞄の重さすらどこか煩わしいほど、足は急いでいた。

 もう、まもなく茶屋というところで。
 茶屋から駆け出てくる、姿。]

『お侍さんったら、駆けていらして! 傷は――』

[店主がそう窘めるのがはっきりと聞こえるほど、自分は声を失っていた。
 綺麗だった髪はばっさりと切られて、より少年らしくなったようにも思う。
 けれど、凛とした瞳のいろは、忘れもしない。]

(143) mmsk 2013/01/16(Wed) 02時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

[澪標の太助、と呼ぶ声が、心のうちの奥へ奥へと、どくりと刺さる。

 ああ、
 この声を、
 この人を、
 ずっと、
 求めていた。]

(144) mmsk 2013/01/16(Wed) 02時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

――沙耶!

[確信を持って、名を叫んで。
 そしてこちらを呼ぶその人その顔その頬に、すっと手を伸ばし。

 ぱん、と一息に平手を張った。]

(145) mmsk 2013/01/16(Wed) 02時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

怪我人が走らない。

[そうぴしゃんと言い切って、それから赦されるならば張った頬を今度は慈しむようにゆるりと撫でる。
 叱咤から始まった再会。けれど次の瞬間には吊っていた眉も黒鳶色の瞳も、ふっと緩ませた。]

逢えて、よかった。

[言いようもない感情が次から次と沸き起こるのを感じて、それでも努めて平静のままで、ただ、しあわせに、笑む。]

(146) mmsk 2013/01/16(Wed) 02時半頃

【人】 薬売り 芙蓉

戻ろか。
ここでその腕診るわけにいかん。

[想像よりは、浅い傷。
 それでも傷には違いなく、その傷はこの手で、癒し繋がねばならない傷だから。
 今一度と茶屋に戻って、忍冬の軟膏を、また手に取ろう。

 「まもなくすぐに、たすけがくる」と、書いた手紙の通りに*]

(147) mmsk 2013/01/16(Wed) 02時半頃

【人】 町娘 小鈴

― 数年後 ―

 さっっむ!!!

[渡り鳥なのに、寒い故郷に戻るのは、逆じゃないだろーかなんて思いながら。
見上げた真っ暗な空からは、雪花がはらはら舞い落ちる。]

 なんで、雪の日なのよー!

[悪態をつきながら、ざくざくと雪道を歩く。
まぁ、それなら約束>>73を律儀に守らず、別の日にすれば良かった気もするけど。
昔は全然平気だったのに、今は、寒さに敏感になっている気がする。]

(148) 六花 2013/01/16(Wed) 02時半頃

【人】 町娘 小鈴

[故郷に戻って最初に行ったのは、昔居た見世物小屋。
得た『硬貨』で、まずはアタシを買い戻した。
すっきりした。]

[次に向かったのは……。>>74]

 ねぇ、アンタの『天国』ここなの?
 ねぇ、帰るよ……? 

[『天国』で待っててと言ったけど。
いやむしろ、予想は大当たりだったというべきか。]

[他の人に会いに行っちゃおうかなとか、思いつつ。
スカートにブーツの洋装に、短く切られた髪の猫目が、片手を腰に、溜息を漏らした。*]

(149) 六花 2013/01/16(Wed) 02時半頃

町娘 小鈴は、メモを貼った。

六花 2013/01/16(Wed) 03時頃


【人】 浪人 慶三郎

― Ending : 千紫万紅 ―


    [ あか  あお  むらさき。 ]


    [ みずいろ   きいろ   ももいろ。 ]



          [   しろ。  ]


 [天より来たりし光は彩り豊かに、綺羅りと輝く。]

(150) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃

【人】 浪人 慶三郎

[眩しき光を瞼に感じ、己は薄っすらと眼を開いた。
七色の彩りが開いた右眼に飛び込んで来て、ひとつ瞬く]


 此処は……

[一体何処、なのか。
己はゆったりと視線を彷徨わせる。
ぼやけた視線の先に黒を視て、強く手を伸ばそうとして]

 …………っ、

[其の手を取られた。
今度こそ、生きた熱を持つ力強き手に。]

(151) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃

【人】 浪人 慶三郎

[童子のものでも女のものでもない其の手の持ち主は、
『お加減如何ですか』  と己に問うた。
掠れた声、間抜けにも驚いた顔で己は大真面目に問いかける]

 此処は……… 黄泉、 か?

[其の言に、黒を纏いし男は大層可笑しそうに、己を笑った。]

(152) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃

【人】 浪人 慶三郎

 
[  ―――――――  ]
 

(153) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃

【人】 浪人 慶三郎

 
[己を助けた黒の男は、異教の宣教師であった。

己が行き倒れていた草むらは教会の裏庭であったらしく、此の宣教師が朝早く出かけた処己の姿を発見したのだと云う。
あたたかき、然し粗末な部屋は洋風建築ではあれど凡そ教会らしくは無く――されど嗚呼、たしかに。己の顔を照らしていた七色の光、すてんどぐらすが良く映える。

其のせいか未だ現実味は無く、
未だ此の身はかの館に居るのではないか、やら、此の宣教師なる男の言が嘘で、実際煉獄に来たのではないかやら、考え出す始末。]

(154) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃

【人】 浪人 慶三郎

[然し、と宣教師がつぶやいたので、己は顔を上げる。
宣教師は続けて曰く、

本当に、雪の中に埋もれた貴方を発見した時には
死んでいるのかと思うた。
否、死しても可笑しくない雪であった。
然し其れでも、不思議と貴方の身体はあたたかかった。

貴方がどんどん熱を取り戻していくのを視て、
まるで蘇りを見ているが如き気になりました。     …… と。]

(155) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃

【人】 浪人 慶三郎

[『神の思し召しかもしれませぬ』と牧師が呟く声が、遠くなる。

然うでは無い。然うでは無いのだ。

思い返すのは此の手に触れた生者の熱と、死者の冷たさ。
己は一度、確かに死んだ。
だとしたら  此の己を生かした「奇跡」の熱は、 ]


 …… っ、  ちゃん…、

[ぽろり、ぽろりと雫が溢れ落ちた。
嗚呼、己はあの女に何回泣かされるのだろうか。
枯れた声でみっともなく、己は唸る。]

(156) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃

【人】 浪人 慶三郎

― 二日後 ―

[床から起き上がった己は、直ぐに教会を出発することにした。

宣教師は未だ早すぎると止めようとしたが、直ぐに仕方ない、とでも云いたげな顔をして己の無事を祈ってくれた。
然して別れ際、此れは貴方のものだ、と云いて己の手にひとつ小石を載せた。

横一文字に疵のある赤みのかった黒き石。
其れは紛れも無く、己がかの館で拾った石だった>>3:+21>>3:+22]

(157) wiosna 2013/01/16(Wed) 03時半頃

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