221 堕天の姦計
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[ヨラニエルの光によって傷つけられた肉体が、ヨーランダの闇によって癒されて行く。 やがて元から大きかった翼が、ひと周り大きく再生されれば、胸の上に乗せた女を、両腕と両の翼で包んだ。 タコのある無骨な手で女の髪を撫で、漆黒の翼で背を撫でて]
よーらんだ。 えいえんに、おれのものだ。
[その心を、自分という檻に閉じこめ鍵をかけた]
(+2) 2013/05/15(Wed) 00時半頃
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─ 闇の中 ─
[ケヴィンはタテガミのように伸びた髪を気にしてかきあげる。戦闘の邪魔になる髪はいつも短く切りそろえていた。この長さは初めてだ。 ヨーランダに治療させたのはいいのだが、再生した肉体は以前と全く同じにはならず、いくつかの変異を得ていた。人間という肉に縛られた存在から生まれたせいか本来の性質か、闇に溶けたり変形したりといったことは、苦手としていたのだが]
[黒髪の頭頂から覗くのは、狼のような三角の耳。よく鍛えられて小さく締まった尻から覗くのは同色の尻尾。 身にまとうのは、騎士の略礼装に似せた物になっている。雑に作った服が神聖攻撃の前に無力だったことを踏まえての変更だ。 襟のあるシャツにネクタイ、裾の長い上着は腰布で一度縛り、背へと流してある。足元はブーツ。そして、首元には狗がするような太めの革の首輪があった。 それらのすべてが黒で、背には聖印を上下逆さにした冒涜の紋章が入っている]
(+7) 2013/05/15(Wed) 02時頃
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[満たされるまで甚振られた悦びも、女と交わった興奮も、今は落ち着いている。 闇と共鳴し、自分に何が出来るかを手探りしているところだ]
[闇は自身。自身は闇。 闇あるところは、望めば全てが知覚可能で、闇を自らの一部のように動かして使役出来る……はずなのだが、どうも自分はそれが苦手のようだった。出来なくはないが、自分で知覚したり行動したりする方がずっと早い。 ケヴィンは広い肩をすくめた。まあいい、堕天使にだって向き不向きはあるのだ]
[逆に、造作もなく出来ることは……。 閉じ込めること。心や体を縛ること。締めあげ、押し潰すこと。 「檻」……とはよく表現した物だと、自分で思う]
(+8) 2013/05/15(Wed) 02時頃
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[深淵の上、魔界に遊びに行ってみようか、と思うが、今はまだ早そうだ。 もう少し、ここで力を蓄えたい]
[……代わりに、魂の声を飛ばすことにした。 位置はとても分かりやすい。魔界に顕現している、黒く深く大きな闇]
『ジェフ、俺だ。 ヨーランダが堕ちたぞ』
[まるで、副隊長が隊長に「偵察が終わった」とか「味方の救出が出来た」などと言うような気軽さで。 ELを抜いて呼びかけた]
[ケヴィンが堕ちたことにはもうとっくに気づいているだろうし、そうでなくともこの交感で気付くだろうから、特に触れずに。 ジェフェルの姿を思い浮かべて、体に甘い震えが起こるのを楽しんだ]
(+9) 2013/05/15(Wed) 02時半頃
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─ 深淵 ─
[タテガミのような毛を揺すり、くつろいで待っていれば、間もなく堕天使が現れた。 見違えた、という感想には目を細めてかるく笑んだ]
[……そして目の前にして、このジェフはあまり「しあわせ」そうではないな、と内心首をかしげる]
[ゆる、と意識の触手を伸ばすようにして、魂を添わせる。いつだったか、今ははるかに過去のような気がするが、そうやって彼の正体を確かめた時のように。 そうして触れて、堕ちた闇が違うのだろうか、と直観した]
[何故だろう。彼が使徒で自分が人間だったからなのか。天使が火で出来て、人が土で出来ている、と言っていたのは誰だったか? ともかく、彼と自分の違い、彼の有り様は興味深く、また、魅惑的でもあった]
[なるほど、クラリッサが自身を「堕天使より優しい」と称した時は、悪魔も堕天使も同じではないかと思ったが、どうやら少し違うもののようだ。 ……そのどちらかというのならば、自分は悪魔に近いもののような気がする]
(+18) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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ヨーランダは、ここだ。
[闇色の片翼を開いて、そこに身を寄せていたヨーランダを見せる。 捕え、自分が女にした娘の黒髪を、やわり、と撫でた]
(+19) 2013/05/15(Wed) 14時半頃
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[魂の触手を振り払われても特に不快には思わず、むしろ苛烈な暗い輝きを心地よいものと感じた。 とても、やさしくしたくなる。同時に、苦しめたくもなる。そしてまた、酷くされたくなる……。 堕天して、見る影もない異形と化してもなお、この「隊長」は美しい──]
神の決めた契約の形などいらんさ。 もっと頑強な檻の中に閉じ込めてある。
……ミルフィ?
[変わり果てたジェフを見ても、特に感情を乱さないヨーランダ。従順さへのご褒美として、やわい耳をかるく噛みながら、視線と頭頂の耳はジェフへ向いている]
そうか。それならば歓迎せねばな。
[かつての仲間でどうやって遊ぼうかという想像と、そしてジェフの複雑な心境を薄々と察して、くす、と小さく笑った]
(+24) 2013/05/15(Wed) 17時頃
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……なあ、ジェフ。 クラリッサは貴方には、「やさしく」はしてくれなかったのか? 誰もそうしてくれないのならば、俺が貴方の過去を閉じて鍵をかけてやろうか。少なくとも今よりは、「しあわせ」になれるぞ。
[こころからこの堕天使の力になりたいという気持ちと、 違う道を示された時に、どんな反応をするだろうかという悪戯心と、 そしてまた、挑発すれば、自分にまた刃を向けてくれるのではないかという甘い期待と、 ……相反する気持ちは、しかしすべて欲望に忠実なもの]
[提案をして、堕天使を見つめた。ケヴィンの腰の向こう、犬のような尻尾が楽しげにゆらゆら揺れている]
(+25) 2013/05/15(Wed) 17時頃
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[ジェフの反応に、ピクピクと獣耳が動く。 短い返答。短い感想。だからこそ、何かのさざ波があるのを感じたが、特定は出来なかった。 長い付き合いではあるが、その心中までは推しはかれない。 そういう「根本的な違い」のようなものを、天使時代も感じたことがあった。その度に、「ああ、この方はヒトではないのだな」と思ったものだけど]
分かった。 貴方の好きに。
[これ以上引きとめても得られる物はないと、こちらも視線を外した。 腕の中の娘をひとつ撫でて]
……ヨーランダ。 しばらく誰かに遊んで貰え。
[己なしではいられないようにした娘を、しかしごく軽い調子で突き放し、翼を広げる。 タテガミと尾を揺らして、闇の中に浮かんだ]
(+27) 2013/05/15(Wed) 18時半頃
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─ 羽毛の寝台 ─
[夜鳥のように羽音をたてずに、深淵を飛ぶ。 はためいては目にはいろうとするタテガミを、うっとおしそうにかきあげた。 目指すのは広大な深淵においてもなお巨大な姿。魔竜クラリッサ。 風をひとうちして着地し、翼をたたんだ]
いい趣味だな。
[たどりついた場所>>+21で、生きた寝台の上に竜を見つけて小さく笑う。 天界において、見た事がある顔がみっつ、よっつ。どれも恍惚と忘我を浮かべ、ただ揺れている。 竜の巨躯に組み敷かれる快感を想像して、ケヴィンは喉をゆるく鳴らした]
……聞きたい事があるのだ。
(+31) 2013/05/15(Wed) 21時頃
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[とはいえ、今は別件だ。 焔竜を見上げて、ケヴィンは尋ねた]
ジェフがどうしてあんなに頑ななのか、貴方なら何か知っていないか。 俺は彼を誘惑したいのだ。
[すでに治っている胸の傷が甘く疼いた気がして、黒衣につつまれた胸板にゆるく指を這わせた]
(+33) 2013/05/15(Wed) 21時頃
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[竜の返答を待つ間、魂の触手を伸ばして、羽毛の寝台をくすぐる。 その感情と感覚を舐め取っては、楽しんだ]
……なぜか? なぜだろうな。 たぶん、貴方が悪魔だからだ。
[ゆらりゆらり、と尻尾が動いた]
(+36) 2013/05/15(Wed) 21時頃
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……んっ……。
[竜の尾が天使を打った瞬間、ケヴィンも小さく鳴いた。 偶然か意図的か、丁度交感している最中だった天使から漏れ伝わった激痛で、かるい到達を得たのだ]
……ふ。
[一度タテガミごと頭を振り、ぺたりと後ろに寝た獣耳を立てなおした]
なんだって……根源? そうだな……答えになるか分からんが。
俺が彼を敬愛していて、憎んでいて、欲望の対象としていて、そして支配されたいからだろうな。 どれが一番重要なのか、自分自身でも分からん。
(+38) 2013/05/15(Wed) 21時半頃
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[竜の返答に、瞬きをする]
その「お前達」は誰を指す? 「堕天使」か? 「ヒト」か?
[ふ、と笑って]
……ふむ。 俺という物は、ジェフより貴方達に似た存在なんじゃないかと思っていたが、それはどうやら思いあがりだったらしい。 ……貴方達も、俺の理解の範疇に収まらない存在だ。 巨大すぎて、純粋すぎる。
[使徒と悪魔をまとめて「貴方達」と、さらりと口にして]
(+42) 2013/05/15(Wed) 22時頃
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まつろわぬ魂? ん……。 タダじゃなければ、何か教えてくれるのか?
[悪魔と堕天使の取引も、騙し合いになるのだろうか。 それとも、「全てを抱く」この竜はまともな取引をする気なのだろうか? とりあえず、時間はある。遊びを提案されたならば、乗るのが興というものだろう。先程、予想外の快楽を貰った借りもある]
何が欲しい?
[笑った。 何もかも失ったばかりの身だ。竜の欲しがる物を持っているとは思えないが]
(+43) 2013/05/15(Wed) 22時半頃
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[竜が身を起こす。 確かな大質量と空気の動きは、やがて輪郭を曖昧にする。現れた痩身は、つい少し前にこちらに跨って誘惑し、心臓まで掴んでくれた時の姿]
[近づく姿を、特に緊張もせずに待った。 ネクタイを掴まれ、喉が締まると、甘い心地よさが湧きあがったが]
……なんだって?
[その言葉には、さすがに驚いた。 頭頂の耳が別々の方向を向き、またクラリッサを向いた]
支配を、されてみたいと言うのか、「エリシェバ」。 ……神に支配されていた今までの時間は、堪能できなかったのか? それとも、神とは違う何かが欲しいというのか。
(+47) 2013/05/15(Wed) 23時頃
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[ただ、自分に出来る出来はないは別として]
片翼片目のやさしい魔竜か。 俺の物に出来たら、さぞ心地よいだろうな。
[一歩を踏みこみ、噛みつくようにその唇に口づけた。 二股の鋭利な舌を、前回は味わう余裕もなかったから]
(+48) 2013/05/15(Wed) 23時頃
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[牙扉が緩められ。通行が赦されれば舌を滑りこませて。 この牙で食いちぎられたい、と興奮を覚えるが、今は横に置く。 黒翼を広げて前へ回し、やわり、と男の体に這わせた]
[クラリッサの言葉をそのまま聞けば、「愛して憎むこと」が、「神の所有物」であることの証明だというふうにも聞こえる。 それは、「支配・所有しない」悪魔が、「全てを受け入れる」という先程の言葉の対角に思えた]
[──では、この竜の本当の望みは、 支配されることそのものではなく、 愛されることなのか? それとも、憎まれることなのか?]
[翼で男の体を愛撫する。 この檻で、この竜を捕らえ<愛す>ることが出来るならば]
(+54) 2013/05/15(Wed) 23時半頃
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[クラリッサの舌は、ヨーランダの甘く柔らかい物と違い、 しかしこちらも悦いものだった。 熱の交感を楽しみ、そしてクラリッサの背で翼を閉じ合わせようとした、時]
──!!!
[敏感な舌肉から、全身を貫くような痛みと快楽に、声にならない声を上げた。 胸を押されれば、翼はほどかれ、たやすく一歩をよろめく。ケヴィンの唇の端から、赤黒い血の筋が、太く滴った]
(+61) 2013/05/16(Thu) 00時頃
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