221 堕天の姦計
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[心乱されながら集められた闇が、それでも傷を癒していく。 ヨラニエルの祈りは、その価値を覆される最悪の形で無為に帰していく]
は……あ…… ケヴィンさま……
[それを悲しむことはなく。 ようやく解放された濡れた唇から大きく息を吐いて。熱に融ける瞳でうっとりと色の変わった昏い瞳を見つめ。 ただ操られる人形の如く]
はい……えいえんにあなたのものです。
(+3) 2013/05/15(Wed) 00時半頃
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[余韻冷めやらぬ身体を抱えてへたり込む彼女の傍でケヴィンが服装を改める>>+7を見、増えてしまったパーツにくすりと笑む。 聖なる天使であれば、禁忌を犯した罰のように見えたかも知れないが。不思議と似合ってみえるのがとても愉快なことに思えた。 心のありようの他に変化の感じられないこと、ケヴィンと違うことを寂しがれば、この髪が黒いことを教えてくれたろうか。
己の乱れた修道服を見下ろして、その皮肉に笑う。 ああ、神への信を捨てたのに、神の教えを守るものの服を選ぶのか 望んだものが"その時"だったから、その時の姿になってしまったのだろう。 全ての力を使い切って、もうこれで楽になっていいのだと許しを得て。雄大な翼の天使に抱かれる。 望みの通りのようでいて、何か一つ決定的に違う。 彼のものになりたかった、その通りになった。けれど何か違う]
(+11) 2013/05/15(Wed) 11時半頃
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[だが、そんなことはどうでもよかった。どちらにしても、しあわせになれたのだから。
堕ちた天使が信仰者の服を着る皮肉もそれはそれで面白い。それを着たまま悦びを得る背徳も、とても気持ちがよいものだ。 またその姿で抱いてもらえたらしあわせだろうが、少し違う気がする。
闇を集める感覚は、光ある場所で光を集めるに似て、すぐに自在になった。 闇で白い天使であった時によく似たローブを作り出し、念じればケヴィンによく似た堕天使を象った杖ができた。 満足そうに小さな堕天使を眺めると、ふいとその杖を消した]
(+12) 2013/05/15(Wed) 11時半頃
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[その色が白から黒に変わっただけ。 ただくるりとオセロのように、ひっくり返ってしまっただけ。 そんな簡単なことに"天使"は気づかないのだ。気づかず苦しみを選ぶのだ。
そう思うと魂のどこかが抗議めいたざわめきを発したが。 それ以上にしあわせの余韻が強かった]
(+16) 2013/05/15(Wed) 11時半頃
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[闇との親和が進んだのか、"外"の気配が幾分感じ取れるようになってきた。
誰かがヨラニエルの名を口に上らせていた。もう戻れない、いや、捨てた名をまだ呼ぶものがいることが、煩わしく感じられた。 神の為のヨラニエルは消えて、ケヴィンの為のヨーランダになった。そのはずなのだ。]
よらにえる。その名はすてた。 もう、よらにえるはいない。
[闇に落ちる前、聞いた声を思い出し、こうすれば聞こえるだろうかと、煩わしさに誘われるまま吐き捨てた]
(+17) 2013/05/15(Wed) 12時頃
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[「俺のものだ」と堕天使の齎した言葉の数だけ染められたように。 閉じ込めるように包み込む翼の齎した温もりの量だけ囚われたように。 今やケヴィン以上に彼女にとって重要なことは何もなかった。
ケヴィンのものとして扱われるこの身が心地よい。神のものだと思うよりも余程。
>>+19翼が開いて。うっとりと身を寄せていた胸板から顔を外してちらりと外を仰ぎ見る]
(ああ……そういえば隊長も堕ちているのでしたか…)
[ジェフェルの闇の刃が貫いたと聞いている。 ケヴィン以外の者に対する認識は軽くなっていて。 あれほど金に揺らぎ無く輝いていた隊長が変わり果てたその姿に、強い衝撃は受けなかった]
(+22) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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[ただ、訝しく思う。 堕ちたのであれば、神の枷から解放されたはずなのに。 その顔を見て思い起こすのは、最後の力尽きるまで悩み抜いたヨラニエル自身。 あるいは、そう。 ヨラニエルの心臓を射る瞬間のパティエルの方が、堕ちた己やケヴィンよりも今のジェフェルに近いように思えた]
(どうして……?)
[ただ疑問を思い浮かべるも、ケヴィンが何も言わなければ率先して何かを言うつもりはない。 不思議そうに首を傾げるだけだ。
>>*12その声に嘲りの調子を感じたとしても、むしろこの幸福が分からないのなら可哀相にと思っただけだった]
(+23) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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[堕してなお抱えたそれを手放せばこんなに楽になれるのに。 と、見せつけてやろうという気持ちもどこかにあったか。 そうでなくてもこの娘はそうしただろうが]
ぅん……
[>>+24甘噛みされれば幸せそうに目を細めて、悦びを隠しもしない小さな嬌声をあげた]
(+26) 2013/05/15(Wed) 18時頃
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[>>+27突然離された温もりに戸惑う。 離れたくないと懇願するより先に、急に自分の居場所を見失ったような不安に支配されて。 どうしたらいいか分からなくなって、しばし呆然とした。
気を取り直した時にはもう、そこに一人で。 へたりこんだまま闇をただ見つめていた。
――ミルフィが来た、と隊長が言っていたか。
一人になってみると少しだけ、ケヴィンのこと以外にまわす思考の領域が増えたとでも言えばいいのか。 ぽつりと思考が浮かんで、まだ「光」が残っていた時のことを思い出す。 きっと己が光を手放してもあの未熟ながら強い天使ならば光を担ってくれると、そう思ったのだったか。 結局、堕ちてしまったのかと落胆を覚えたけれど。
今のヨーランダにはそれを否とすることはできない。 「光」という重荷を一方的に押しつけて、その重みに耐えられなかった所で責めることなどできるはずもない]
(+28) 2013/05/15(Wed) 20時頃
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[ただ、どうしているか、と気にしてみれば。 その居場所は感覚として知覚できた。魂の今の在り様もいくらか感じ取れた。 「遊んでもらう」と言うには、堕ちたばかりの天使はそぐわない気がする。 ただ押しつけた責任を思う程度の思考もまだあって。
それとは別にもう一つ――気になる名前もあったが。 様子を見に行くのもいいかと思う。
そこへ飛ぼう、と立ち上がれば翼が生えた。 光輪に似た光の翼とは違い、ただ闇色をしているだけでなくケヴィンの持つような肉感めいた翼。 ケヴィンのように雄大とはいかなかったが、交わり合った影響だろうか。 離れてもちゃんとケヴィンのものなのだという証拠のようで嬉しかった。 新しい己が翼を、愛しむように一撫でして。
――飛んだ]
(+29) 2013/05/15(Wed) 20時半頃
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[黒い羽の残滓を落としながら、>>*2>>*3闇の蠢く空間へと舞い降りる。 髪とローブの色が黒く染まり、白の天使がそっくり反転したかのようなこの姿を見てミルフィはどう思うのだろうか。
それとも、舞い降りたものの姿を把握できるような状態ではないのだろうか。
闇に親和した眼は、淫らさを増したミルフィの姿を捉える]
(+30) 2013/05/15(Wed) 21時頃
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―深淵の小部屋―
[蠢く闇に捉えられている。一人で捉えられている未だ堕ち切らぬ天使を見遣る。 その瞳には憐憫の色があった。
白き天使であった時と変わらないようでいて、少し"色"のついた、慈愛の微笑みにも似た顔で。 優しく声をかける]
ミルフィさん……可哀相に。 まだ……もらえていないのですね? 苦しいでしょう……
"それ"を受け入れるまで、許してもらえないのですか?
[そこにあるのは"誰"でもないただの闇。 一人でそこから快を得よとは。 それはとても愛を知る者のやりようではないと、悲しそうな目で、捉える闇を眺める。
この闇を仕掛けた者は「人の愛」を知らないのではないかと考えて。 ちらりと、ケヴィンの傍で垣間見たジェフェルに感じた違和感>>+23を思い出していた]
(+45) 2013/05/15(Wed) 22時半頃
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あなたは、今、何を求めているのですか?
[寄しくも既に問われたものとは知らぬまま問うた。 一人留め置かれる内に変わったものがあれば、違う答えが返るかもしれない問い]
(+46) 2013/05/15(Wed) 22時半頃
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[>>+55快楽に喘ぐ声が、しかし苦んでいるようにしか見えない。 その理由をヨーランダはよく知っている。 身体だけが感じているからだ。心まで犯されてようやく解放される。 それぐらいに"天使"とは愚かなのだ。
「光」と答えるを聞いて。 瞳は憐憫の色を深めた]
光など、求めても――苦しみしか、ありませんよ。
[あえて冷たく、言い切るように告げた]
(+56) 2013/05/16(Thu) 00時頃
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