196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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……沙っちゃん。
[聞こえた声>>8:+53に、振り返って。 少し複雑な表情で、柔らかく笑む。 瞳は、ただ敵を見据えるだけの、無機質なものではなく。 名を呼ぶ音は、挑発するものではなく。]
(2) 六花 2013/01/13(Sun) 06時頃
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[芙蓉の傷>>3の事を、問われれば。 僅か視線を下げて。瞳は少し昏く陰る。] ……そうだよ。
(4) 六花 2013/01/13(Sun) 19時頃
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[死んだ後も、意識があるのだろうか。それとも? まだ混乱する所では、あったけれど。
死んだと思ったアタシと、話をしている沙耶。 額に血の花を咲かせ、眠る沙耶の亡骸。 先程の光と音は、沙耶に向いたのだと分かって。] ……ばか。 アタシは、亀ちゃんの未来を信じてたのに。
[涙が一粒、頬を伝った。 でもそうやって、亀ちゃんに必要なのは沙耶だと、手を放したのだ。 ぼんやりとした視線の先を追って>>37、呟かれた言葉に。]
(5) 六花 2013/01/13(Sun) 19時頃
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失くした? ……まさか、アタシじゃないよね。
[小さく笑う。 自分は不要な人間であるという事が、当たり前過ぎて。]
でも、それでもね。 亀ちゃんが、一人の時は。 アタシが背中に乗っけて、飛んであげたいって。 思ったよ。
[でも、もう無理みたい。 瞳から、また、涙が零れた。]
(6) 六花 2013/01/13(Sun) 19時頃
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みつさんは、今どこに居るのかな?
[中庭で別れたきりで。 まさかその場で眠っていたと、その後行った時も気づかぬままで。]
本当に、人を殺めたのに。 頬、打ってもらえなかったな。
[ぽつ、と呟く。]
[抱き締めるアナタの腕は 頬を打つアナタの手は 打った後の、アナタの涙は 優しくて、温かかった。]
[アタシは、知らない『母親』の影を、貴女に見ていました。]
(7) 六花 2013/01/13(Sun) 19時半頃
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世っちゃんも、まだどこかに居るのかな? ……。うん。でも。 居るならきっと、見られていたよね。 さすがに、幻滅したよね。
[そう呟いて、苦笑して。 また、向けてもらった気持ちを否定してしまう。だって。]
綺麗なものが、好きだって聞いた。 ……アタシはこの世で一番。
[――……『醜い』もの。**]
(8) 六花 2013/01/13(Sun) 19時半頃
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……『敵』って、言ったのに。
[ぽつ、と零した後。>>9 ぷいって、そっぽ向いてみたけど。]
(11) 六花 2013/01/14(Mon) 00時半頃
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[沙耶の影に居たのは、アタシが殺めたひと。>>10 アタシの顔は見たくないだろうに、なぜこんな近くに居るのだろう。 それを差し引いても、沙耶と一緒に居たいのか、なんて思いながら。
少し、沈黙した後に。]
…………。アナタ、男なの?
[ぽつりと零す。 勝手場で聞いた、少年の様な声、身体に触れた時の感触。 気になった事は、やはり確かめたい性分。]
(12) 六花 2013/01/14(Mon) 00時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
六花 2013/01/14(Mon) 00時半頃
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……何でもない。
[肯定も否定も返らない音>>13に。 やはり話しかけるべきではなかったのだと、視線を戻す。]
(17) 六花 2013/01/14(Mon) 02時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
六花 2013/01/14(Mon) 20時半頃
小鈴は、(((Λ_Λ コンバンハー。
六花 2013/01/14(Mon) 23時頃
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ううん。敵だと思ってたよ。
敵という言葉を信じたのに。 でも、敵じゃなかったみたい。 いや、やっぱり敵なのかな? ……難しいね。
アタシ、あんまり芙蓉さんの事知らなかったしさ。
[沙耶の言葉>>34に、小さく苦笑をして。 問いには、こくりと頷いて。]
(38) 六花 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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くの一ではないよ。 沙っちゃんや亀ちゃんとは、とおーい身分、かな。
どんな? んー……。 亀ちゃんの望む幸せを、得られる未来。かな。
[続く問いには、少し瞬いて。]
アタシ、嫌いな人の幸せを優先する程、イイひとじゃないよ。 分かるでしょ?
[小さく笑って、首を傾げる。]
(39) 六花 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
六花 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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[聞こえた声>>40に、びくりとして。]
いきなり、出てくるな……。
[俯いて、ぽつと零した後。顔をあげて。]
そんなわけ、ないじゃない!! アタシが、一番醜い。汚いよ。分かってる。
見てなかった? それなら、教えてあげるよ。 アタシは、世っちゃんを殺めたひとを、殺めた。 明ちゃんを殺めるかもしれないと思ったひとを、殺めた。 こんな女、最低でしょ!?
[言い切ってから、ぼろぼろ零れている涙を拭いて。]
綺麗、は間違い。ごめんね。
(43) 六花 2013/01/15(Tue) 03時半頃
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[『人殺し』。その言葉は、ズキリと胸を刺す。>>46 永遠にも思える様な、首を傾げる間の後。 告げられた言葉は、考えもしなかったもの。 また、涙が溢れて。]
ばか……。 ばかじゃないの……。
[俯いて、止まらない涙を拭きながら。>>46 顔を上げると、泣き濡れたままの目で、笑んで。]
世っちゃんは、綺麗なままなんだから。 天国に行きなさい。
[泣きなら、くすくすと笑って。]
(52) 六花 2013/01/15(Tue) 04時半頃
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ねぇ。一つお願いがあるの。
アタシ、自分の名前、大嫌いなの。 苗字から、『め』を取っただけの。 『要らない』って意味の、名前。
[名を呼ばれる度に、それを自覚させられた。 いつしか、麻痺してきたけれど。]
世っちゃんなら、アタシになんて名前をつける?
[野良猫は、複数の名前を持つもの。 姿を消しても、その名を呼ぶ人の所へ、ふらりと戻ってくる。 だから、さよならしても、いつかまた会えるよ。]
(55) 六花 2013/01/15(Tue) 04時半頃
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地獄は痛いよ?熱いよ? 天国は、綺麗なおなごが沢山待ってるよ。
[世っちゃんはそろそろ怒っていいと、自分で言っていて思う>>66。 ごめんねって思う気持ちは、下がった眉に表れて。] 生幸。 ……ねぇ。世っちゃん? アタシ、もう死んじゃったんだけど。
[言ってから、半分はおかしくて、くすくす笑う。 もう半分は、とても嬉しかったからだ。 『要らない』一生の名を、『幸せ』の名に変えてくれたのだから。 それは。そうだ。]
(70) 六花 2013/01/15(Tue) 07時頃
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……うん、それは、世っちゃんそのものだね。 アタシを、初めて好きになってくれたひと。 アタシが、持っていなかったもの。 それだけで、幸せだよ。
[『要らない』一生を、『幸せ』に変えてくれた。]
アタシは、この名前があれば、どこでも大丈夫。 だから、『天国』で待ってて。
(71) 六花 2013/01/15(Tue) 07時頃
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どれでもいいわ!!
[こめてくれた意味が、大切なのだし。 でも、それだけ一生懸命考えてくれている事が嬉しくて>>69。くすくす笑って。 そうして、少し考えた後。]
それなら。 ――……『幸生(ゆき)』にする。
雪の日に、会ったから。 世っちゃんと、みんなと。 ここがアタシの、始まり。 全部、忘れない様に。
[置き字になってしまうけど。 付けてくれた名前も嬉しくて、一緒に考えた名前も嬉しい。 考えてくれたものは全部、こっそり大切にしまっておこう。]
(72) 六花 2013/01/15(Tue) 07時半頃
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[目を逸らしたのは結局、答えが出なかったからだ。>>41 本人に聞かなければ、分からない事。]
……そうだね。木原様。
[訂正しようにも、本当の苗字を知らないなと思ったけれど。 それなら、以前聞いた方の名を呼べば良いのか、と思う。]
うん。すぐには手に入らなくても。 その一歩を踏み出す力、でもね。
[そうして続く言葉>>42には、少し猫目を丸くして。]
そぉ? それなら、アタシは木原様の事も好きだったんじゃない?
[と小さく笑って。]
(85) 六花 2013/01/15(Tue) 17時半頃
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……アタシね。辛い顔、怯える顔、哀しい顔、 見るの、嫌なの。
[今まで、沢山見てきたから。 そして、きっとアタシもそうだったから。 いつしかそれも、麻痺してしまった気がするけれど。]
木原様にも、そうしていた事情があるんだろうけど。 心を曲げて、無理をして。 いつか、心を失くしてしまわないといい。 大切な物、本当に望む未来を見失って、失わないといいと。 思ったよ。
(86) 六花 2013/01/15(Tue) 18時頃
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[そうして、先程の問いへの返事を。 生きていた時は、言えた事でも。 死んでしまった今は、あまり口にしたくなかったんだ。 その過去が人生の全てで、もう終わってしまったのだから。]
……アタシは、曲芸師だったの。
[ぽつ、と言葉にして。]
――……ねぇ。『沙耶』の話も聞かせてよ。
[悪戯な猫目が、にまっと細まる。 『小鈴』と呼んだのだから、一度位呼ばせなさい。*]
(87) 六花 2013/01/15(Tue) 18時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
六花 2013/01/15(Tue) 18時頃
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[雪花の様にふわり舞い落ちる、高い声。>>24 だけど、その名を知っているのは一人だけ。] ……亀ちゃん?
(88) 六花 2013/01/15(Tue) 20時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
六花 2013/01/15(Tue) 20時半頃
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[そうして包まれる、光の螺旋。 手招くような、光の扉。 一瞬、湖のロッジ、黒い蒸気機関、大広間のパーティ会場が見えた。 その扉の先に見えたものは。]
(96) 六花 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[目が覚めれば、そこは見世物小屋から逃げていた雪道。 握られた手>>#3を、ぎゅっと握り返して。]
……アタシ、生きてる? キミは、本当に死んでいるの?
どうやったのか、分からないけど。 なかなか素敵なカラクリだったよ。 ありがとう。
[繋いでいない方の手に未だ残るのは、『0.愚者』のカード。]
……泣かないで。
[頬に伸ばした手は、触れる事叶わずに、少年は雪に溶けて。 アタシは、また雪道の先へと走りだした――……。]
(97) 六花 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[アタシが持っていたもの、『剣―スート―』。 身を斬る様な辛い過去。戦ってきた人生。 一人のアタシが、自分も顧みず、捨て身で切り開こうとした未来。]
[あの洋館で得たもの、『杯―カップ―』。 信じる事ができずに、逆さにしても、何度も溢れる程に貰った愛情。 そして、アタシが好きになった人達。 一人じゃなくなったアタシ。願ってもらった未来。 自分を、好きな人達を守りたいと願う心。]
[アタシは『剣』と『杯』を持って、外国船に潜りこんで、海を渡った。]
(98) 六花 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[『剣』と『杯』で創造した、『杖―ワンド―』。 知らない異国の地、旅芸人の一座に拾ってもらったアタシは、団員のみんなと沢山のお客さん達を、幸せにしたいと願う。 みんなが笑い合える場所を、作りたいと願う。]
[そして『杖』がやがて、『硬貨―ペンタクルス―』を作ったら。 ――……アタシはみんなを、探しに行くんだ。]
[一つが二つになり、合わせると新しい物が生まれる。 アタシは『剣』と『杯』と『杖』と『硬貨』で、『未来』を創造する。 アタシは『千』の空を渡り『幸』せに『生』きる『鶴』。 そして――……。]
(99) 六花 2013/01/15(Tue) 23時頃
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[遠い異国の、雲一つない青空。 ぼろぼろになった『0.愚者』のカードを空にかざして、語りかける。 空はどこまでも続いていて、遠く離れていても、届く様な気がしたから。]
ねぇ。少年の名前は、なんていうの? アタシの名前は、小鈴。
[少年に名乗る名前は、これでいい。 鈴は輪廻転生を現すものだと、知ったから。 今の生で、アナタの足跡を見つける事は、できるでしょうか? 叶わなくても、いつか必ず、輪廻の果てで会える様に。 アナタがくれた、ひとときの魔法。 いつかアナタが哀しい時は、今度はアタシが傘を差してあげる。]
……泣かないで。 もう、哀しくないよね?
[前を見て、不安に足が止まる時。 後ろを見て、後悔に足が止まる時。横を見て? アナタの隣には、未来を創造する――……『I.魔術師』**]
(100) 六花 2013/01/15(Tue) 23時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
六花 2013/01/15(Tue) 23時頃
小鈴は、(((Λ_Λ タダイマー
六花 2013/01/16(Wed) 01時半頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
六花 2013/01/16(Wed) 02時頃
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― 数年後 ―
さっっむ!!!
[渡り鳥なのに、寒い故郷に戻るのは、逆じゃないだろーかなんて思いながら。 見上げた真っ暗な空からは、雪花がはらはら舞い落ちる。]
なんで、雪の日なのよー!
[悪態をつきながら、ざくざくと雪道を歩く。 まぁ、それなら約束>>73を律儀に守らず、別の日にすれば良かった気もするけど。 昔は全然平気だったのに、今は、寒さに敏感になっている気がする。]
(148) 六花 2013/01/16(Wed) 02時半頃
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[故郷に戻って最初に行ったのは、昔居た見世物小屋。 得た『硬貨』で、まずはアタシを買い戻した。 すっきりした。]
[次に向かったのは……。>>74]
ねぇ、アンタの『天国』ここなの? ねぇ、帰るよ……?
[『天国』で待っててと言ったけど。 いやむしろ、予想は大当たりだったというべきか。]
[他の人に会いに行っちゃおうかなとか、思いつつ。 スカートにブーツの洋装に、短く切られた髪の猫目が、片手を腰に、溜息を漏らした。*]
(149) 六花 2013/01/16(Wed) 02時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
六花 2013/01/16(Wed) 03時頃
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[場所が場所なので、中に入るわけにもいかないし。 どうしようかな、と思いながら、入口でくしゃみをひとつ。 人が出てくる様な音>>188が聞こえれば、言伝でも頼めないかとそちらを振り返り。]
…………。
[その時のアタシは、酷いあきれがおをしていた。 帰ろうかと思った足は、名を呼ぶ声>>189で、止めて。]
覚えてたんだねー。 すっかり 忘れたかと 思った。
[怒り笑顔で、とりあえず、満面の笑顔をつねり。 ひとつ息を吐いて。]
ただいま。 ――……『待って』た?
[それは暗に、妻子や他に想う人ができていないかという問いでもあって。*]
(190) 六花 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
六花 2013/01/17(Thu) 00時頃
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……ん。
[そう>>212言ってくれるんじゃないかとは、思っていた。 口元に笑みを浮かべて、こくりと頷いて。]
アタシは……。 言い忘れたかもしれないけど、幼い頃に見世物小屋に売られたの。
[『この身体も、自分のものではない』『見世物小屋の曲芸師』。 この二つは話したけれど、売られたとは言っていなかったな、と。]
洋館の夢を見た後、海を渡った。 それで、また帰ってきて、自分を買い戻して、今に至る。 これで、アタシはアタシのもの。 [にまっと、悪戯な笑みを浮かべて。]
(231) 六花 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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