196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 02時頃
浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 02時半頃
浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 02時半頃
浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 03時頃
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― 中庭 ―
[己の問いにウトは如何返したか――其れは恐らく、幾らか話をして、己が麺麭を食し終えた頃のこと。ざくり、ざくりと雪を踏み締める音が雪上に響く。 闇の中、己が其の一団の正体に気づくはウトより一歩遅れたか。 されど己が眼にも視える、運ばれゆくはあの派手な黄色衣。]
そら、噂をすれば影ぞ。 嗚呼…… 派手に死んじまって。
[やがて近付く黄色の胸元に咲くは美しき薔薇。]
(+0) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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[己は其の光景を前にして、笑うことは出来ぬ。 此れは、己が奪っていたはずの命。 己が齎していたはずの死。
己は葬列に向けひとつ手を合わせて拝もうか。 嗚呼……数多の死を見てきても、ただ一度も省みたことの無き己は拝み方など識らぬ。 故に其れはあの時の、みつの姿>>2:230の見様見真似。 情けなくもぎこちなき弔いだ。]
(+1) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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[拝み終えた己はそっと葬列に背を向けた。
此れ以上此の女に見られたくは無い。相も変わらず死者を弔おうとしている女に向ける、己の未練がましい眼差し等。
庭園の先――『あーち』の先で、其れが終わるを待つとしようか。 逃げる己の背が最もみっともない事など、分かっている。**]
(+2) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 21時半頃
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[問いかけに天を仰いだ儘目を閉じて数瞬、ゆっくりと考えを纏める。 摘んだ薔薇で痛めた指先がじくりと痛む。死して肉体を離れ、痛みなど最早感じる筈もないのに。 然うして己は再びウトを見下ろして]
……御前のせいだと云って欲しいか?
[にぃと笑ってみせた。 今度は此方が攻め入るが如く、顔を深く覗き込む。 麺麭を齧りながら、変わらず笑わぬ其の顔を>>+5]
媚を売れなんざ云ってないさ。 然し……いまの御前はどういう訳か、
なにか、後悔しているが如く見える。
(+15) 2013/01/09(Wed) 00時頃
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[其処に葬列がやってきた故に、 己は、続く言葉>>+6を聞き逃してしまったのだ。]
(+16) 2013/01/09(Wed) 00時頃
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[殊勝にも手を合わせてやったというのに、此の女は未だ斯様な憎まれ口を叩くのだ。>>+7 己は呆れ、肩を竦めた後]
……ん、 御前達は、『てぃだ』には手を合わせたりはしないのかい?
[冗談めかして云えども、然様な意味では無いとは無論判っている。 此の女は己の死を惜しまないだろう。此の女の死に、己が涙を流しはしないように。
―――然う思う己は、此の女が流した涙を知らぬ。 知らぬ故に、ひらりと手を振って背を向けた。]
(+17) 2013/01/09(Wed) 00時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 00時半頃
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[己は背を向ける。 弔う女の、其の手から。
己はきっと恐れていたのだ――あの真っ直ぐな眼差しに己が本性を見透かされることを。 恐れるばかりであった故に、気づかぬ儘であった。 みつの正面に立つことを恐れた己は、同時に相手の奥底を視ることすらも叶わなかったと云うことを。]
(+24) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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[川のせせらぎ、しんしんと降り積もる雪の音。然様な静かな音に消えてしまう程に全ては静かに行われた。 故に己は振り返らない。 雷門が掛ける言葉にも。みつが返す言葉にも。
すべてが終わった後、 女の哀しい声>>+9を耳にして、己は漸く識ることとなる。
雷門が老いた腕の中に、くたりと横たわる其の姿>>34]
(+26) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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――― みっちゃん。
[ぽつりとひとつ、決して届かぬ其の名を呼ぶだけで。]
(+27) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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[無論、闇の中では何もかも視えぬ。青き眼の兎の姿も手を掛けた雷門の姿も、己の目には朧気にしか映らぬ。 されど嗚呼、矢張りあの姿は何故かはっきりと視えるのだ。
己は識ってしまった。 其の強き眼差しにはもう二度と光は灯らぬ。 其のあたたかき手は、もう、二度と――――……]
[嗚呼、されど。 己は涙を流すことは、出来ぬ。
其の資格は、既に己には無いからだ。]
(+29) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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[代わりに己は口ずさむ]
――――What a friend we have in Jesus,
all our sins and griefs to bear.
[かつて兄が己に聴かせた、異教の葬送のうたを。]
(+30) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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慶三郎は、足音を立てぬ歩みを、一歩前へと。
2013/01/09(Wed) 02時半頃
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― →1階廊下 ―
Oh what peace we often forfeit,
Oh what needless pain we bear―――…
[己が足は休まるということを識らぬ。 己はまたも宛ても無く歩き続ける。雪の上に遺された、己が血のつくる路を辿りながら。
然うして辿り着いた、此の路の終着点に]
(+31) 2013/01/09(Wed) 02時半頃
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[其の女は立っていた。>>+28 代わらぬまま、同じ姿で。]
―― 嗚呼、
[葬送の歌は途切れ、己は言葉を喪った。*]
(+32) 2013/01/09(Wed) 02時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 02時半頃
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[嗚呼、みっちゃん。 御前さんは己に『見聞が広い』などと云ったけれど、 所詮、己の知識なぞ兄の二番煎じだ。
異教を恐れず、異教から学ぼうとすらした兄。 子守唄も覚えぬうちに母から引き離された己を育てた兄。 屋敷で唯一己を省みた兄。 己が唯一兄と呼んだ男。
人望厚く才に恵まれた兄を慕う声は大きく、 家督を譲らるるに相応しいは彼なのだと皆が云った。
才を妬んだ長兄が、己の兄を――次兄を殺す謀を立てていた事を、 己が識ったのはあの夜も遠く過ぎた後の話。]
(+36) 2013/01/09(Wed) 03時頃
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『其れで良いのだ。 …… 殺されるまえに、 殺せ 』
[其れは、己が刀に斬られた兄の聲。 己を宿命づける 赤き聲。]
(+37) 2013/01/09(Wed) 03時頃
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[己は唄う。兄が己に教えた葬送の歌を。 あの夜己が歌うことの出来なかったあの歌を] 『 いつくしみふかき ともなるイェスは つみとがうれいを とりさりたもう こころのなげきを つつまずのべて などかはおろさぬ おえるおもにを 』
[御前さんに向けるべき弔い方を、其の他に識らぬから。]
(+38) 2013/01/09(Wed) 03時頃
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……そォんな、うただったなァ。
[詞を諳んじた後、己はみつを右眼に映す。 己が転げ落ちた長い階段を挟み、踊り場と階段の下。 相変わらず己の視界は不確かで、相手の顔は視えやしないが]
なんだい、黙りこくって。 『おに』か『もののけ』にでも出くわしたかのような。
それとも……御前さんはまた、 異教の歌を恐ろしいと思うかね?
[此の手の届く距離には立たぬまま、 にっとひとつ笑ってみせた。**]
(+39) 2013/01/09(Wed) 03時頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 03時半頃
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― 大階段下 ―
[己はにっと笑み浮かべた儘、じぃとみつを見上げている。
『鬼ならば此処に居る』。>>+46 然う口にする女が涙するのを、朧気な視界の中に見る。 己はただ岩のようにして其の場を動かぬ。 訥々と語り続けるみつの姿はまるで、己に向け懺悔する異教徒の如く己には見えた]
………。
[頷いてやれば此の涙を止める事が出来ただろうか、されど]
異教の神は自身を、此の世の唯一神と云うのだそうだ。 然様に強欲な神が此方に手を差し伸べるかは…… 識らんなァ。
[己は嘘を吐かぬ。 涙する女を見上げ、其の言を嘲笑ってみせよう。]
(+48) 2013/01/09(Wed) 22時半頃
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[己は一度みつより視線を外し、後ろを通りすがる声に振り向く。 其処には凛とした鈴蘭の水色衣と赤き衣。 『逢い引きだと私をからかった』>>116 其の相も変わらず煩き声に向け、己は少々驚きながらもひとつ笑んだ]
…… 聞こえてんのか。 今度は、らいぶらりぃにて『あいびき』か?
[あの時と同じ調子でからかってやろう。 意地悪にも嘲笑う声。 火を怖がる青年にも、青き眼の兎にも、水色衣の男装女にも、黄色衣の魚にも向け――唯一、背後の此の女には聞かせなかった嗤い声で。]
(+49) 2013/01/09(Wed) 22時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 23時頃
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一体何をいら立っているのかねェ……。
[己はくつくつと笑い声立てながら水色衣を視る。 叩きつけられる壁の音。>>158其れに重なり青き眼の兎が倒れる音が響いたのは、数瞬後か]
だがしかし…… 『あいびき』は止めておくべきだな。 其のおとこは、『ひとごろし』ぞ。
[己は血染めの兎を目に映す。 傷つき疲れ果て誰にも縋ることの出来ぬ姿は、嗚呼……同じ宿命を持つもの同士か、己の姿と良く似ていた]
心の中に鬼を飼う者だ。 ―――…己と同じ。
(+51) 2013/01/09(Wed) 23時半頃
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[己は背後の声>>+52に振り返る。 鬼を飼い続けるしか無いのだと云いながら、 さめざめと泣く女に向けて]
……然うさね。 どういう理かは判らぬが、聞こえているらしい。
[同じように聞こえていたのだろうか、己の声も。 否。だとしたら、斯様な表情はしていないだろうか。 己は再びみつに背を向けて、倒れる兎を視界に入れる。 ―― そしてふと、溜息ひとつ。]
……なァ、みっちゃん。
[決して振り返らないまま。]
(+53) 2013/01/10(Thu) 00時頃
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[己はみつに背を向けたままひとつ頷く。>>+54]
不可思議だなぁ。 今も斯様にして声が届いていると、まるで………
[時計は今も背後で逆巻いているだろうか。 其れは童子がみせたひとつの奇跡。 己は時計を決して見ぬ。 時計が逆さに回っている限り、まるでまだ、あの暖炉の前で出会った時まで戻すことが出来るかのようで。]
(+55) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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[妄言を振り払うべく首を振る。 懐に右手を差し入れながら、再びみつを振り返るとしよう。
死して尚小脇差は懐に有り、其の柄は冷たく此の手に馴染む。 此れより見せるは己が本性。 己が此の女に隠し続けた己が罪。
最早決して届かぬ女に向け、己は一歩階段へと踏み出して]
(+56) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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御前さんが其処に鬼を飼うのだとしたら、 己が「鬼」は此処に棲む。
[階段を上りながらいつかと同じように、左眼をとんとんと叩いてみせよう。血のあかに染まり――死して二度の外、決して雫を流さなかった其の眼を。 そうして、階段を上り切った己はみつの前に立つ]
………なァ、みっちゃん。 鬼に成ってしもうた己には、 未だ御前さんのこころは喰い殺されてはおらぬように視える。
(+57) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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―――己は、御前さんを斬ろうとしたのだよ。
[其の首元に向け、抜き身の刃を突きつけた。]
(+58) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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[―――嗚呼。 刃を突きつけられても、此の眼差しは変わらず真っ直ぐだ。 己は今こそ其れに報いよう。 何故と問う女>>+63に背を向けること無く、其の全てに己が全てを曝け出そう]
……御前さんが悪いのだよ。
[心の中で幾度も繰り返した責める言葉を、今口にする。]
あの雪庭で、弔う御前さんの背を斬ろうと思った。 然し…… 己は迷ったのさ。 御前さんが然様に真っ直ぐで、あたたかいから。
[あの時己は幾らでもあの背を斬ることが出来ただろう。 然し惑い、躊躇った。>>2:240
其の言葉に、触れた手に、 締めたはずの心の帯は緩み、 ――解けて]
(+64) 2013/01/10(Thu) 01時半頃
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[突きつけた刃をみつの首に沿えよう。 覗く瞳――― 鼻先が触れる程、近く。
皮一枚にそっと触れる冷たき刃先。 然し亡霊と化した鬼の持つ其の刃はもう、其の肌に疵を作らぬ。*]
(+65) 2013/01/10(Thu) 01時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 01時半頃
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