人狼議事


196 Fiducia - 3rd:fragrance -

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――少し前から――

死にたくて人の刃に向かっていく奴なんか居らん。
うちは人助けのためにしか動けんの。

[助けたい人がいる。
 それを黙って見ていられるほど、「薬売り」はまだ落ちぶれていなくて。
 久慈、と呼ばれたのは、状況を見れば明之進か。
 睨みつけられた視線を柔らかく受け止め、立つはしのの前。]


口も、手ぇも出さんよ。
うちは盾になるだけ。

[口出し無用、手出し無用。それを守って、黙ればよいか、と立ち去れは聞かぬ。
 平太としのの間、立ちはだかって、一歩下がる。
 小さく息を呑む。
 けれど。]


[小鈴と平太のやり取りに、心の奥底が焦れる。
 きりと歯を噛んで、それでもしのを逃がそうと、傷に負担をかけないように、一歩、一歩距離をとる。
 その、瞬間だった。]

――――!

[明かりは不意に、その色とぬくもりを失って。
 一斉に視界を暗闇に染める。
 戸惑いに、意識は天井、明かりのあった方に向いてしまい。
 風が、脇を駆け抜けた。]


[上がった声は、少年のもので。
 自分の知るしの――つまり、少女のものではなかったけれど。
 そこにいる誰のものでもなければ、他に声を知らないものもなく自分の失策だったのだと知らされるほかなかった。]

しのっ、

[振り向いても、何かが見えるわけでなく。
 重い鉄の匂いがするばかり。
 しのの身体を支えようと手を伸ばしても、傷口を見ることかなわなければ、直ぐに処置するも能わず。
 代わりに伸びた別の手が、しのの身体を支えたのを知った。]


久慈、――明之進。

[確認するように、名前を呼ぶだけ。
 そこには敬称も何の思いもなく、それが誰だか確かめるだけの。
 その彼も、行ってしまう。駆け抜けていった風、小鈴に連れられる、ように。]


メモを貼った。


 ねぇ、明……久慈さんは、誰の傍に居たい?

[死が隣合わせだったあの時は、最後かもしれないと、名前で呼んでしまったけど。
小さく苦笑をしながら、訂正。]

 その人の居る場所、分かる?
 送っていく。

[自分の傍に居ては、危ない。
彼を、彼の想う人の居る場所に、送って。
その後は、一人でどこかへ――……。*]


[おなじ、と。繰り返す彼にもう一度頷く。
だから、と懇願するように。その鐵を使わずとも済むように。

しかし返された言葉は、願ったそれとは違うもの。だめだ、と口にしようとして、唇は震えた。]


 ……それで、貴方は。
 …………貴方は、

[幸せに成れるのか。
背負いてまで生きた先に、彼の青き瞳は何を映したいのか。多い尽くすような想いは何一つ言葉にならず、どうすればその鐵を手放してくれるか、ただそれだけを想い]


[ぷつん と 明かりは 消ゆ。

目の前に居たはずの銀色もまた、解け消え]


 
 ―――……っ!
 
 おい、亀吉、そこにいるか。
 亀吉、

[僅か聞こえた声音を頼りに、空いた手を闇の中へ差し出す。空をかくこと数度、ようやく触れた暖かさに驚いたように手を引っ込めてしまうも]


 ここだ。
 ……明かりが、……消えた、のか。

[彼の手を、掴むことは叶っただろうか。
それでも幾分声を張り、近くに居ると主張するように。

そう遠くない場所からは、雷門の声が聞こえる。彼を呼ぼうとして、どちらに向けて声を発すべきか。宵闇の中で眉根を寄せる。]


 ――……誰か、聞こえるか!
 いいか、闇雲に動くな!怪我をする!

[同じくして大広間の前、皆に指示を出したときと変わらず。声音の大きさは違えど、男は幾分落ち着いていた。宵を渡る名前の、それを示すように。

しかしまだ、勝手場で繰り広げられた騒動は、闇に塗りつぶされた今は知らず]

 ……大広間に。
 火の明かりは、消えていないかも、しれない。

[一度戻ったほうがいいと促すよう、辺りを探り始める。『おるごおる』を持つ手がどこかの壁に当たる、小さな音がした。]


メモを貼った。


[お嬢様が暗闇を恐れるのは、見えるものが見えないからです。
幼い頃、探してくれる姿も、差し伸べられるはずの手も、繋ごうとした手も。

暗闇を畏れるのは、見えないものが見えるからです。]

―――

[どんなに手を伸ばしても赤の衣には届きません。
床を叩けば水音しか聞こえません。]

返事を、して くれ。

[望む声は、返ってはきませんでした。]


――勝手場――

[ちろちろと、遠くに赤い明かりが見える。
 おそらくは、煮炊き用の勝手場の火。
 視界を照らすには至らないが、流石に火は消えていない事実に詰めていた息を吐きながら、鈴蘭を探す。]

――平太、さん。

[呼びかけに声はあったろうか。
 どちらにせよ、続く言葉はひとつ。]

申し訳、ない。すまない。

[この人に謝るのは何度目だろうか。
 右も左も距離感もわからぬこの暗闇ではうまく届くかすら読めないほど、細い声を紡いで、謝罪を重ねた。
 返事をしてくれと、その言葉に続けられる言葉は、持たなかった。]


[何かを――希う響きが、「貴方は」と繰り返す声の中に感じ取れた。
 それでも私は、言い切ったまま、そのままで、居た。
 朧の言の先を、問い質すこともしないまま――。

 仮に責める者が此処に居たならば、能面の鬼のよう、とでも怒っていたかもしれない。
 それでも私は、この時、泣いたりはしなかった。]


[そして今、無明の中。
 私の名を呼ぶ声が、近くから聞こえた。]


 宵渡様、

[呼び返す声に、微かな焦燥が混じる。]

 此処に、居ます。
 私は、亀吉は。――此処に、

[触れた手は、自分より少しかたい手の感触を得ていた。
 私はこの時、迷わずにその、生きた人の手を握りしめていた。
 銃を握ったもう片手は――暫く、宙を彷徨い。
 ややあってから、繋いだ片手に添えるように、同じように何も持たぬ手で触れた。

 ……懐に収めようとして、ネグリジェのような何かではそれが叶わぬと知って。
 結局、腰に付いていたポケットを探り当てた、という落ちだった。]


 名前、でいいよ
 その名字、嫌いだから

[愛称のような短い呼び方は慣れないけれど、不快ではない。むしろ、久慈では呼ばれたくなかったから。そう言って]

 ……誰かの、傍?
 送る、って 小鈴、は?

[問い返してすぐ、しまった、と口を押さえた。
彼女が一緒にいたいのは、倒れていた――あの人ではないかと。二階で聞いた小鈴の叫ぶような声。さっき聞いた、勝手に死んだ、という台詞。あの酔っ払いなのだろうと推測して]

 ……ごめん、でも、そう
 おれは今、小鈴といたいよ

[一人にはさせられない]


メモを貼った。


[名を呼ぶ声が聞こえました。
指先が衣の先を掻きましたから、掴み、手繰り寄せます。

志乃殿は「平太」とは呼びませんでした。
呼ぶ名も、声も、謝り方も、背丈のある身も華奢ではない身も、傍で香るものも、志乃殿とはあまりにもかけ離れたものでした。

肩を震わせて、背を震わせて、唇を噛み締めます。]


ゆるさ、ぬ。


[耳に強く響く朧の声は、はじめに黒いわらべが殺された時の指示のように、定まらぬ意識を確かな方へと引き戻す。
 灯りが消えただけ。そうと聞けば、心持も多少は安くなる。
 男に掴まれ、握った手に縋るように、添うように。
 大広間に、と告げる彼の方に身を寄せる。]


 ―――…さや、は、

[微かに零したは、それでもなお頼りない響き。
 けれど一人では行けない、二人でも勝手場まで迷わずに行けるかは判らない。
 今は、ただ辺りを探る人の傍に、鳴る音の許に居ることしか、出来なかった。]


赦すと言えば、心穏やかになるか?
気が静まるか?

違うだろう。ただ、辛いだけだ。
己の不甲斐なさが、情けないだけだ。


だから……私は、主を赦さないし、主も私を赦してくれるな。


 
 ……、よかった。

[握り締められた手、形は見えぬともその感触だけは確かに。そしてそれがもう一方も重ねられたことに、気がつく。黒い鉄の感触は、そこにない。]


 少し、……待て。

 ここが、壁なら……右に、歩けば、……

[雷門が男のあげた声に気がつけば、そちらから呼応してくれるだろうか。それでも方向感覚は定まらず、壁につく腕の感覚でそろりと歩み始める。

己の叫び声はどこまで聞こえたか。
その中に彼の人の声がしないか、耳を澄ませて]


[近くに感じる亀吉の立てる音が、意地のように男の意識を奮い立たせている。
その中でふと、傍で聞こえた小さな呟きは間もなく男の耳にも届き]


 ……さや?
 とは、……、誰だ。

[他に見知らぬ人物がいるのだろうか、彼がまた、心配に想う誰かが。]


[濡れた手を着物に擦り付けた。懐にいれた骨が音を立てる。気づかないふりをして、もう一度小鈴の手を握った]

 声が、したね

[動くな、と聞こえた。朧はどうやら、無事なようだ。良かった、と声には少しの喜色が混じったかもしれない]

 ………どう、しようか
 動いたほうが、いいけど

[あの二人がどういう絆で結ばれていたのかはわからない。けれど、あの、水色の衣を纏った女は。きっと人を殺せるから。鬼かも、しれないから。
留まることは良くないだろう。
声に集うのも、もしくは。

けれど行きたくないとは言えなかった]


メモを貼った。


――――そう、ですか。

[ゆるさぬ、と。声はいった。
 確かに、赦されたいとは、思わない。
 自分の愚かしさを、口に出してしまいたかっただけかもしれない。

 勝手場からは他に生の気配や声はしない。
 砂粒は、ただただこぼれ落ちていく。]

貴方様が赦すなと仰るのでしたら、従いましょう。
うちは、赦さない。

[緩やかに、手は暗闇を探る。
 自分ではないぬくもり、生に、触れることは叶うだろうか。
 震える肩を、震える指先で宥めることは、赦されるのだろうか。]


メモを貼った。


―大広間―

[聞こえる声は朧と亀吉だろうか。
壁伝い、男が触れているのは冷たい壁だ。
繋がる指先など、在りはしない。
温もりも、信頼も、友も、見捨て。
命を奪いし指先に、絡まるものなど在りはしない。]

 …………。

[男は大広間の片隅。
静かに、静かに、   っている。]


そうだ。それで、いい……。

[謝らないで欲しいと願うのは、芙蓉殿に、志乃殿に。

唇を噛んで哀しみを過ごそうとするのは、志乃殿がきっと望むことと思ってのことでしょう。

肩に触れる芙蓉殿の指は震えていました。
刻を伸ばすことの出来なかった手に手を重ねます。]


随分と、……暗い、な。顔も見えやしない。

[見えないことが幸いでした。きっと他人に見せるような表情ではありませんでしたから。]





 「之以上、犠牲者をだすわけにいかない。」



 「疑わしきは、罰せよ。」
 
 
 


[うん、と頷いた様は朧には見えなかっただろうが――、
 それでも繋いだままの手に、そっと力が籠ったことで。
 待て、と。その言に答えたことは伝わったかもしれない。

 朧が周囲の音を、声を窺っているだろうと思っていたから、あまり多くの声は零さない。
 ただ息遣いが、きっと確かに傍らの人の許に届いていただろうと思う。]


[ところで私は、鈴蘭の君が「男」で在ろうとしている、とは思っていた。
 袴の出で立ちも、名乗った二つの名も、――逢引だなんだと宣った男への反応からも。
 それでも、心に幾らかの緩みがあると、ついかの名の方を口にしてしまう。
 私自身、この時未だ、その訳をはっきり自覚していなかった。]


 あ、  ……何でも、ありませぬ。

[そして此処でその、「さや」の名を無意識に、そして確り零していたことに、朧に問われて初めて気づく。
 一度は、こう否定したのだが――。
 静寂の中、耳打ちするように、声を潜めてそっと告げる。]


[なぞるは『郷愁』。
男の声は雪の如く、冷ややかに。

暗闇に包まれた館に響いている。]



 さて。
 誰がこの『哀しみ』の末に生き残るのでしょうな。

 その『生』は

 『哀しく』はないのでしょうか。







 さて、次は誰を 殺やめましょうぞ―――…**
 
 
 
 
 


メモを貼った。


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