196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 20時頃
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―― 中庭 ――
[俯く影>>3:187とすれ違う刹那、袖がついと引かれる。問いかけるその先に言葉はなく、けれどその問いの意味を男は理解できた。
薄らと震え揺れる肩。『おるごおる』を持たぬ指先は、そっと持ち上げられる。]
俺は、……――――
(2) 2013/01/06(Sun) 20時半頃
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[微か紡いだ言の葉は流るる黒髪に消え、持ち上げた指先もまた落ちた。明之進の手が裾を離せば>>3:201、屋内へと向かう歩みを進める。
しかしその足はまた一度止まる。名を呼んだ芙蓉>>3:186によって。彼と視線を合わせれば、男の双眸はその腕の中の巫女へと映る。彼女もまた、慶のように命の灯火を“掻き消された”と見える。
彼女の名を呼びかけた。 しかし、唇が震えただけだった。]
……、……わかった。
書庫に、……いる。
[紡がれる言>>3:188に一つ頷き、探さずとも済むように場所を告げる。やがてその姿が中庭の奥へと消えていく様を、男は黙したままに見送っていた。]
(3) 2013/01/06(Sun) 20時半頃
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―― 中庭前 ――
[共に歩いてきた子猫>>3:192が声をあげる。探している途中に此処まで来てくれたのだろうか、それならば言わなければならぬ言葉がある。
しかし俊敏な彼女は己が傍をすり抜けていった。 本当に、猫のようだ。]
小、鈴
[呼びかけた声は聞こえたか、聞こえぬか。]
(5) 2013/01/06(Sun) 20時半頃
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―― 書庫 ――
[『Library』の札のかかる扉を開き、その中へと滑り込む。紙の匂いに満ちたその部屋は、心落ち着く場所であった。
運ばれ行くゆりの姿を思い出し、一つ息をつく。 ふらと揺らぐ身体は中央の机の上に手をつき、据えつけてある椅子へと崩れる。]
……、…………
[広がる髪、広がる闇。 人殺し、と指を差し言われるほうがどれほど楽なだろう。触れた優しさはどうして、男自身を追い詰めていく。甘えて、溺れて、息が出来ない。]
……っ、……
[悔いても、もう過去には戻れない。 一人きりの部屋の中、男は死んだように机に突っ伏したまま]
(7) 2013/01/06(Sun) 20時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 20時半頃
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[静寂降りる書庫の中。身じろぐ男が考えるのは招待客一人ひとりのこと。 ぱあてえ、とはこの負の連鎖のことを言ったのだろうか。今はもういない少年へとも思いを馳せる。
その中、一つだけ際立つように思い返すは。 異邦のいでたち、真っ直ぐに此方へ向けられた視線。そして彼女が小さく男に投げかけた言葉。]
…………、
[こうして一人、しじまのなかで、伏せる己。 やはり逃げているだけなのだ。
主人の死と、己が犯した罪に甘えて。 どこまでも、どこまでも。]
(36) 2013/01/06(Sun) 23時半頃
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[乾いた破裂音>>22に、散らばる髪と共に貌を持ち上げた。それは幾分遠く、けれど乾いた空気にはっきりと大きく響いたもの。
居間から飛び出し、慶を見つけた。 その直前に聞いた音と、同じ。]
あの、音は。
[誰かの命を、奪う音。 ああその音が、己の真ん中で響くなら。 それもまた逃げだということを、どこまでも愚かな男は自覚できずに。]
(37) 2013/01/06(Sun) 23時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/07(Mon) 00時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/07(Mon) 20時頃
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[机の上、指先が小さな箱にそっと触れる。 破裂音に駆けつけるべきか否か。考えるうちに男はまた、それを無意識に撫でていた。
『も・の・とおん』の中の一つの望み。 極彩色の音律を持つその小さき物。 幼さすら感じる笑みを見せた、この箱を持っていた彼の表情をまだ、はっきりと思い出せる。]
……、
[すれ違ったときのその表情>>16をも。]
(115) 2013/01/07(Mon) 20時半頃
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[かりかり、と小気味いい音を立て螺子を巻く。 その手を離せばやがて流れ出す、西洋の音。物悲しく懐かしきその音が書庫に満ち溢れ――
その音が不意に、揺れた。 開く扉>>98が、そして訪れた人影が、空気を揺らしたのだと遅れて気がつく。]
……、しの。
[それでも自鳴琴の音は鳴り続ける。 何度も繰り返す旋律が、男の声に絡むように。]
………………。 貴女も、……本を。
[なんと声をかけるべきか。浮かべる表情は曖昧に戸惑ったもの。下ろした髪もそのまま、腰掛けたまま。視線は幾分彼女よりも下にあるこちらから、その赤き姿を見上げた。]
(117) 2013/01/07(Mon) 21時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/07(Mon) 21時頃
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[彼女の表情が変化する>>119。 互いに口数は多くない、だからこそその表情の意味を汲み取るように微か首を傾けた。]
……座るといい。
[いつまでも温めていた椅子から立ち上がり、しのへと進めるように一歩退く。空気は再び大きく揺れ、紙の匂いがふわと舞う。]
休めては、……いないだろうな。
[休む場所へと導くために、彼女の手を取った。それも酷く遠い昔の話しのような気もするが、それほど大きく時間も経っていないのだろう。
あれから、色々と有りすぎたと。 ふとつく息は、ごく小さく。]
(121) 2013/01/07(Mon) 21時頃
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……謝る、ことは。
[小さき声音>>124に首を振れば、長い髪がそれに伴い揺れる。顔の前に一筋落ちる髪は払わず、やや俯く視界は罅の入ったままに。
しかし、彼女が問うた声>>124は『おるごおる』の音と共に耳に届いた。相変わらず割れたままの視野のなか、赤い衣をそっと見やりて]
――……、ああ。
哀しい、な。
(125) 2013/01/07(Mon) 21時半頃
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[笑いも、泣きもできぬ。雪解けを知らぬ男の貌。 決して無ではないそれを、ゆらと揺らし]
“哀しくないね”と……かの少年は言ったが。
増す、ばかりだ。
[もう二度と聴くことは叶わない、少年の果敢無き声>>1:#4を思い出す。彼は何を思い、男を、他の客を呼んだのだろうか。もうその意図すら、誰も知られない。
視線は動かず、しのを見る。彼女は“かなしい”のだろうか、尋ねるように。
ゆら、とまた旋律は揺れた。 それはこの部屋で待ち合わせた客人の訪れか、或いは男の漏らした息か。]
(126) 2013/01/07(Mon) 21時半頃
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[自鳴琴の合間に聞こえる、彼女の小さな声>>127。切れ長は僅か大きく開かれるものの、ぎこちなく口角は上がる。 しのは以前もそうして言ってくれた。 ――やさしい、と。]
…………、
[だからこそ。 もう一つ、甲高い音の合間に聞こえた声に、一対の瞳は瞬きて]
(129) 2013/01/07(Mon) 22時頃
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[ゆっくりと、部屋に満ちた音色は速度を落とす。 その音が終わってしまう前に、再び指先は螺子へと伸びたが]
ああ…………、いる。
[扉の外から聞こえた別の音>>130に、はきと通るよう音量を上げて答える。 誰のものかはすぐにわかった。故に、視線は扉に注がれ。
扉が開き、その人が姿を現せば。 常のように、小さく頭を下げて迎えるのだ。]
(132) 2013/01/07(Mon) 22時頃
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……いや、そんなことは
[こういう場合には、己が答えてもいいのだろうか。しのと芙蓉>>135が出会うその合間に、男は低く声を落とした。
何用かと問うような視線、それを送るその前に、芙蓉から差し出されたのは一つの椀>>135。中に入れられた干し芋や煎餅に視線を落とし、もう一度彼を見る。]
……、……あ、りがとう。 気を……遣わせたか。
(139) 2013/01/07(Mon) 22時半頃
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[やや躊躇い、されど厚意を無駄に出来ぬと両手でそれを受け取った。重い砂が身体に満ちるように疲れをも感じていたが、食欲もまた同様でわきあがる気配もない。 しかし、生きているなら。それも食べねばならぬ。そう背を、叩かれたような。
しのも何か口にしたのだろうか、居間でのやり取りを知らぬ男は彼女へもまた視線を向け。そして双眸を芙蓉へと戻す。]
用向きは、これだけ…… ……では、ないだろう。
[自鳴音の音が、止む。 椀を掴む手は螺子を回すことはなく]
(140) 2013/01/07(Mon) 22時半頃
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……書庫番、でなければ 出来ない仕事か?
[その言>>146の先を探るように問う。 索引参照、項目別の整理――思い浮かんだことはそんな他愛ないこと。しかしそれが彼の役に立つだろうか。]
……、……役に、立てるかな。
[出来ることなら、力になれたらと]
(148) 2013/01/07(Mon) 23時頃
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[彼からの願い>>151は、至極日常の仕事と近いものだった。日常から放り出され、非日常の浮遊感を味わい、そこで頬を張られたような、回帰する思考。 館の中の出来事とはまるで無縁ともいえる、それを。]
……難儀だ。
[生きている、のなら。 後ろばかり向いてはいられない。しかし、罪の意識は消えることはない。さりとてそれを重石とするのは、やはりそれも逃げなのではないか。
机の上に置いていた結い紐を手に取り、長髪を片手でまとめる。慣れた手つきで結い上げれば、ここを訪れたときと変わらぬ、結い髪が。]
少し……時間が掛かる。 訳の心得はないが、……いいか。
[生きている、のなら。哀しい、なら。流るるままに己はどこへ行く。 その答を見つけるために、芙蓉のその願いをかなえようと――頷いた。]
(154) 2013/01/07(Mon) 23時半頃
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[結い上げた髪を離す刹那、席を立つ傍らの赤色>>162。その姿を双眸は追い、己が傍を通るそのとき。幾度かの瞬きと共に、一言、小さく彼女に落とす。 それは、結髪が着物の上を滑る音に掻き消されるほど、小さく。]
…………。
[やがて去り行く彼女を視線で見送りて、頭を下げる姿に合わせて己も小さく頭を下げた。]
(167) 2013/01/08(Tue) 00時頃
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……そういう考えが、大半だ。 訳本が普及しないのも。
[しのを見送った後か、芙蓉にかけるは彼の語ったそれ>>163に関しての書庫番の一見解。もっと大衆が望めば、きっと西洋文化も広がり行くはず。されどそれがいつまで経っても燻ったままなのは、伝えられてきたことを守ろうとする意思の現われなのだろう。]
……………。
[死ぬまでと>>165、笑みの浮かばぬ瞳を切れ長は無表情に見つめ返し。]
(171) 2013/01/08(Tue) 00時半頃
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ああ、……単純作業だ。 手伝いがあれば早い、が
[そこでふと、言葉を切る。 二人になった部屋の中、『おるごおる』は無言。 ちらと持ち上げた視線は書架に迷い、言葉を捜す。]
厭では、…………、ないのか。 俺と、二人は。
[その声の意味するところを、彼は知っているのだろうか、と。]
(172) 2013/01/08(Tue) 00時半頃
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…………。
[問い返される>>179それに、答えることはできず。無言で書架を眺めていたが、彼はやがて答にたどり着いたようだ。]
そんなもの、……だろうか。 自分ですら、恐ろしいというのに……。
[いつまたあの衝動が、身体を巡るか知れない。 守らなければと、思ったそれは未だ果たすことはできず。
他の客人は、男に何を思うだろう。 未だあのとき、大階段で耳にした数々の声は、耳にこびりついたまま――]
(186) 2013/01/08(Tue) 01時頃
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[指先がつと、背表紙を辿る。 一つ虫食いのように空いた場所には、明之進に渡した色見本が入っていた。その並びには芸術関連のものが並んでいるようだ。]
……この並び、ならば。 奥が工学、右が蘭学と薬学……か。
[指を差す先、扉から右の書架。 男の知る分類方法から言えば、そちらが芙蓉の望む棚だと。]
薬師、というのは。 ……毒をも、扱うのか。
[右側へと歩み寄りながら、机の上においていた椀に手を伸ばす。問いかけの後、小さな煎餅の欠片を一口、口の中へと放り込んだ。]
(189) 2013/01/08(Tue) 01時頃
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…………仕事を終えたら すぐにでも殺すようではないか。
[芙蓉>>196に返す言葉は、少なく、拙く。折角学んだと言うのに殺されては、彼の本懐は遂げられぬままなのだろうに。]
――……悪い。 つまらぬ話しを、した。
[一つ、ぱたんと音を立てて外れの本を元に戻す。 胸に広がるは安堵か、しかし、後悔が大きく場所を占めている。は、と一つ息をつく。 結局また、彼にも救いを求めていたのだと。]
(208) 2013/01/08(Tue) 02時頃
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[煎餅は、思ったよりもきちんと味を感じることが出来た。口の中で咀嚼し飲み込み、芙蓉に遅れて書架の前に立つ。
どうやら辺りを引いたらしい様子>>198に安堵しつつ、男もまた一冊を引いた。 描かれていたのは、美しい花々。これも、蘭学や薬学に通じるものなのだろうか。]
ああ、……毒にも、薬にも。
[彼の声は常と変わらずに男には聞こえ、納得の行くそれ>>204だった。何気ない己が問いは、薬師という彼の立場上、何度も繰り返し尋ねられてきたのだろうか?問うことはなく、それは終にわからぬけれど。
男は本を片手に机へと戻り、椀の中から煎餅を摘む。書庫番としては、失格かも知れぬ。けれど]
……煎餅。 うまいな。
[書籍を捲りながら、未だ微か咥内に残る風味の感想をこざっぱりと彼へ伝えた**]
(210) 2013/01/08(Tue) 02時頃
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