196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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続く夜空。
絶え間なく降る粉雪。
巻き戻っていく刻。
黒の少年と訪れた館は、君達に何を残したか。
様々な温度を渦巻いて。
この館内(せかい)に刻が告げられる。
突然の音は 大時計の泣く声は
不安にも恐怖にもなるだろう。
(#0) 2013/01/03(Thu) 02時頃
パンパン! パン!
ゴォォォオオオ―――――ン………
…――――ギィ。
(#1) 2013/01/03(Thu) 02時頃
祝福を示す破裂音。
何かを知らせる十三度の音。
どこの扉の開いた音か。
どこへ居ても、何をしても。
全員が耳にする不可思議な音。
誰が真っ先に辿りつくか。
(#2) 2013/01/03(Thu) 02時頃
透明な傘から流れる赤雫。
消えた時の微笑そのままに。
死を告げるようにして。
大広間に座る黒の少年の亡骸を。
(#3) 2013/01/03(Thu) 02時頃
泣き叫ぶ大時計は 世界の始まりから逆を歩む。
針は時を遡り。
何度も 何度も 泣き喚く。
誰かが少年に気付くまで。
(#4) 2013/01/03(Thu) 02時頃
部屋に散らばるタロットカード。
黒の少年のすぐ傍には【世界】の旅の始まりの【愚者】。
(#5) 2013/01/03(Thu) 02時頃
星の描かれたトランクケース。
指輪のケースとピンクのダイヤ。
転がる薄暗い碧の石ころ。
畳まれた白と赤の衣服。
輝きを失ったナイフ。
無名のモデルが佇む雑誌。
救急箱に入った十字架。
夏の果物味の風船ガム。
月へと飛び立つ鷲の剥製。
異国のスポーツ選手の記事。
懐中時計と揃いのロケット。
弾の無い拳銃とオルゴール。
(#6) 2013/01/03(Thu) 02時頃
白黒写真を写すカメラ。
赤い靴に星の名のタバコ。
小さなレストランの看板。
(#7) 2013/01/03(Thu) 02時頃
壁には 美しい湖に佇むロッジの絵。
床には 散らばる星屑の中を進む列車のおもちゃ。
(#8) 2013/01/03(Thu) 02時頃
君達には聞こえるだろう。
不思議な声が耳元で囁く。
笑っているようで。
泣いているようで。
怒っているようで。
愉しんでいるようで。
(#9) 2013/01/03(Thu) 02時頃
“もうここから出られない”
“ここには君たちだけ”
“見つけて”
(#10) 2013/01/03(Thu) 02時頃
“―――僕を殺したのは”
果敢無い、少年の声が。
(#11) 2013/01/03(Thu) 02時頃
っても…うのだろう…
そして…もまた…
…めろと…っても…らなければならぬのだ…
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