196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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/* ちょ
っとまって、PL視点で投票しないとこれ、まずくないか…
(-5) 2013/01/08(Tue) 02時頃
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/* 投票はかなり悩んでのことだったけど、おみつさん落ちだとはまさか思っても見なかった。 これは どう しよう ああう
(-8) 2013/01/08(Tue) 02時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 02時頃
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/* なんかあれだな、俺投票するとその人吊られてしまう。 ごめん、でもPC視点なんだ… 投票には責任を持とう。おみつさんキリングも出来る。
(-11) 2013/01/08(Tue) 02時頃
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/* というかこれなあ…亀吉首無のおみつさん半狼だよね。 あああ…ごめん…本当に…ああもう…
(-12) 2013/01/08(Tue) 02時半頃
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/*
ちじょうのみんなおひさしぶり…けいさんだよ…
これが腹筋にかなりきてる
(-14) 2013/01/08(Tue) 02時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 11時頃
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―― 書庫 ――
……羨ましい限り。
[返す言葉は皮肉のような。しかし口が回る>>4:214と、確かにはきはきと声を発すそれが、口数少ない男にとっては羨ましい。 手は変わらず頁を捲りながら、己を責めぬ彼の声を聴く。どうしてこうも優しいのだろう、微かに切なげに目は細まるも]
……、……。 …………食べていなかった、のか。
[やれやれと首を振れば結い髪は揺れ、微かに唇の端を上げたのだった。]
(43) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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[彼の視線が己が手の中の本へと向くことに気がつけば>>0、開いたままに机の上に置く。花なのか、草なのか。緑色で彩られたそれが何に効くものなのかもさっぱりわからぬ。
更に別の書籍へと手を伸ばしかけ、僅か動きが止まる。真剣みを帯びた声に、視線はゆらと彼を伺い見るも]
……その手は、煩わせたくない。
[笑みも浮かべぬ、けれど哀しみもせぬ。曖昧な表情でそう、言葉を紡いだ。 誰にも、この己と同じように。罪を重ねてはほしくない、と。]
(44) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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[次いで手に取った本は、どうやら外れのものらしい。挿絵のない、一面黒の文字。西洋のその色から双眸を離したのは、芙蓉の問いかけ>>14を聞いた故に。 真っ直ぐに向けられる黒鳶。切れ長は暫しそれを、彼と同じくしてじいと見つめたままだったが]
……、……。
[すぐに返事は出ることはなかった。 それを紡ぐことが、そう――哀しくも、あったから。彼の双眸に浮かぶそれにもまた同じものを感じ、唇は僅か震え、息を吸う。
しかし、それが音になることはなかった。 書庫の扉が開き、姿を現した少女>>11を見れば、解けて消えてしまったかのように。]
(45) 2013/01/08(Tue) 21時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/08(Tue) 21時半頃
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[二三、と本を積み上げながら、子猫と薬師の話しを聞いていた。訊きたいことは見事に芙蓉が聞き出してくれている、よく気がつくとやはり羨ましくもあり。]
……声、……?
[ただ、彼女の聞いたという声>>18に関しては、疑問の声をあげたけれど。 先ほどまでは『おるごおる』を鳴らしていたために聞こえなかったのか。しかし、誰かの声をも遮るほどの音量は出ない。 心当たりは、あの語りかけるような少年の声>>40なのだけれど、もうその声はきっと、耳に届くことはない。死んでしまった、のだから――]
……俺にも、聴けるだろうか。
[それは小さく、半ば独り言のように。 四つめの本を机の上に積みあげ、置いたままの自鳴琴を手に取った。]
(50) 2013/01/08(Tue) 22時頃
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悪いが……芙蓉。 ……少し、出ても。
[彼もさほど梃子摺ることなく本を見つけているように見える。絵を見ても、単なる草とも薬とも見分けのつかぬ男より、彼のほうがこの仕事には向いているような気もしていた。配置場所の予想が当たってよかったと、ふと息を吐き。
芙蓉と、そして小鈴と。両方に視線を向けてから、書庫を後にした。]
(51) 2013/01/08(Tue) 22時頃
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……考えたことは、なかったが。 失って初めて、意味があったことを……知らされた。
[すれ違いざまに口にするのは、答えられなかった問いへの解。 それは遠い昔話。されどそれを口にすることはなく。いつか話せるときが来るかは、やはり見通すことは出来ずに]
貴方の答も、 ……何れ、聞かせて。
[切れ長はその黒鳶を覗き込むように、小さく囁きて]
(-79) 2013/01/08(Tue) 22時頃
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/* ようやく家に落ち着いた…雷門さんキリング本当に感謝。しかし、綺麗過ぎてもうね、ありがとうございますありがとうございます。 俺がキリングするとどうしても墓落ちした人をどう動かすか迷ってしまって、うんうん唸ってしまうのですが 美しいなあ。お見事です。
(-85) 2013/01/08(Tue) 22時半頃
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―― 居間 ――
[その場所に、男は足を踏み入れた。 慶とすれ違う間際に、その声を聞いた場所。 明之進と共に、『おるごおる』の音を聴いた場所。 そこはぽっかりと無人にて、煌々と暖炉の赤だけが目に眩しい。
卓の上には、誰かの残した茶器が置かれたまま。 それに手を付けることはなく、長椅子にゆっくりと腰を下ろす。
――静寂と、火の爆ぜる音。 ここに来たその時と、何も変わらぬと言うのに。]
……聞こえない、か。
[小鈴が聴いたという、誰のものともわからぬ声音。 しかしこの不思議な洋館で微かな夢を描く。もしも死人と話せたら、そんな果敢無い幻想を。]
(57) 2013/01/08(Tue) 22時半頃
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[男は、揺らめく炎の暖かさに、暫し呆然としていた。 手の中にある自鳴音を、かりかり、と巻き、その暖かな空間へと満たしていく。]
……、……
[何か物音が、聞こえた気がした。 物哀しく、それでいて繊細な旋律の合間に、誰かの――ざわめきが。]
あなたは、
[問うても、答は帰るかどうかも知らず。]
(69) 2013/01/09(Wed) 00時頃
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[唇を開いた刹那、その空間の扉が開く。 『おるごおる』の旋律は揺れ、その訪問者に視線は真っ直ぐに向いた。]
……、貴方か。
[彼の胸のうちは知らず、ただ僅かに唇は弧を描いた。]
2013/01/09(Wed) 00時頃
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[唇を開いた刹那、その空間の扉が開く。 『おるごおる』の旋律は揺れ、その訪問者に視線は真っ直ぐに向いた。
呼ばれる名>>70に、切れ長は瞬きを、ひとつ。]
……、明之進。 貴方か。
[無意識に、呼ばれたその名を辿るように呼び返し。彼の胸のうちは知らず、ただ僅かに唇は弧を描いた。]
……暖まるといい。
[踏み入れられぬ扉。 手招きはせどただ低く、声音は誘い]
(71) 2013/01/09(Wed) 00時頃
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[交わされる言葉は少なく、ただ西洋の音律がゆっくりと居間に満ちていく。 切れ長は手元の『おるごおる』に落とし、そのまま眺めていたが]
――……ああ、座るか。
[長椅子の前で止まった明之進>>74に、場所を譲ろうかと腰を上げる。広い部屋の中、並び座るのも確かに居心地悪かろうと、結い髪を揺らし。]
……何か、あったのか。
[佇むその様子に、僅かその貌を伺うよう覗き見て]
(76) 2013/01/09(Wed) 00時半頃
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――……っ 人、が
[刹那息を飲む。また、骸が増えたのか。 乾いた破裂音はそれを示していた、のだろうか。中庭に並ぶ骸の数を知らぬ男は、薄き唇を結び。]
貴方は、…… ……明之進、だろう。
明之進という人を、俺は、知っている。
[鬼、鵺、と口走る彼をなだめるように。 『おるごおる』の音色を聞いた彼は、確かに――幼き中、柔らかな笑みを見せた。 故に彼がどうして、鬼になろうか。]
(80) 2013/01/09(Wed) 01時頃
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…………。
[その問いに、男の唇は僅か震えた。 未だ両の手に残る感触は、果たして人のそれなのだろうか。
否、――]
……俺は、鬼……なのかもしれない。
人を、殺したのだから。
(-113) 2013/01/09(Wed) 01時頃
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貴方は、人だ。 ……俺が、知っている。
[男はただそれだけを繰り返す。 たとえ何も知らずとも、今から憶えていけばいい。彼が『おるごおる』の螺子の巻き方を知った、そのときのように。 立ち上がれば彼を見下ろす形になるが、視線はただ、柔らかく。]
(85) 2013/01/09(Wed) 01時半頃
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[ゆっくりと、頭を振った。 謝る声音に目を細めて]
俺は……――
[それは一番、己が知っている。 一度外れた路、向こう側へ踏み入れたときから。 きっと人は、鬼になる。
鬼の手は人を守ることは出来る。 しかし、人に戻ることは叶わない。]
(-115) 2013/01/09(Wed) 01時半頃
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……否。
鬼、だ。
[願いには答えられぬと、彼>>83を見下ろす切れ長は変わらず。 僅か躊躇いて、その手を差し出した。 取ってくれるかはわからず、けれど、とってほしいと思うのは]
(86) 2013/01/09(Wed) 01時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 01時半頃
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/* …か…た…じ…け…の…う…ご…ざ…い…ま…す…
かっけえええええええええええええええええええ え え
(-118) 2013/01/09(Wed) 01時半頃
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/* 今気づいた 慶さん
けいおん
(-119) 2013/01/09(Wed) 01時半頃
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/* おみつさんのメモがちょうかわいいそうろう ひらがなっておなかに来るな…
(-121) 2013/01/09(Wed) 01時半頃
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/* このどうしようもない独り言の間に天使がおる 明之進ほんとうに すまない ほんとうに
(-122) 2013/01/09(Wed) 01時半頃
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[『おるごおる』は哀しげに旋律を奏でる。 男の視界に移るは、目の前の彼ただ一人。 繰り返す言葉>>87に、黙してただ首を振った。
初めは主人と重ね見ていた面影はしかし、今はくっきりと別の明度で彼を見つめる。明之進に笑ってほしいと思った。あの箱を手にした姿を見たそのときから。]
……すまない。
[口にする謝罪に籠めた思いは、どうすれば彼に伝わるだろう。]
ありがとう、……明之進。
[声音にした感謝の思いは、どうすれば彼に伝わるだろう。
差し出した手は掴まれた>>89、だから男はその腕を引く。振り出した雨を、見ないように。 櫨染の衣に隠すよう、両の腕で包みて**]
(97) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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――あたたけし 氷雨落ちゆく 我が衣 君にみせばや 積みし雪解け
[低く落とした声音は 『おるごおる』の旋律と共に歌うように**]
(-123) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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/* 氷雨のような涙が衣に落ちるのに、とても暖かく感じる。 その暖かさで積んだ雪が解ける様を、貴方に見せたい。
(-124) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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/* おい!どさくさにまぎれてセクハラするなとか! 言っちゃだめですよ!!!!!!!!
今更ですが和歌は本当に適当です。人によって訳し方が違うので、暖かいが後に来る表現でも頭に持ってくるとかそんなのはしょっちゅうです。 詳しい人いらっしゃってもつっこまないでくださいね。
(-125) 2013/01/09(Wed) 02時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 02時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 02時頃
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―― 居間 ――
[首を振るその様子>>130に、回した手で背を撫ぜた。守れなかった手、守りたいと願う手、人を殺してしまった手で。]
……謝ることは、ない。
[その涙は、己がために流してくれるそれか。 そうであっても、そうでなくとも。離されぬ手に、男の切れ長は穏やかに細められる。]
(147) 2013/01/09(Wed) 22時頃
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[今では日常で使われることのなくなった古語で和歌を詠むのは、その意を取られることの気恥ずかしさから。 首を傾ぐ様子に、ただその音さえ伝わればいいと、その問いかけに小さく声を返す。]
……、……解けるよ。
[決して解けぬと、思っていたのにどうして。]
(-199) 2013/01/09(Wed) 22時頃
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[衣には氷雨のような涙が落ちるのに、それはとても暖かく。]
貴方が、……望むなら。
[その暖かさで積んだ雪が解ける様を 貴方に、見せたい。]
(-201) 2013/01/09(Wed) 22時頃
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[引いていた腕から手を離し、明之進の貌に目を落とす。涙を拭う何かを探すことができればいいけれど、帯に結びつけた袋の中には、芙蓉から貰った薬と、彼から律儀に返された布袋>>72が入っているのみ。 僅か浮かべる苦いそれを隠すよう、首を傾ぐそれに伴いて結い髪は揺れた。
ゆっくりと、『おるごおる』の旋律は速度を落とし]
……落ち着いたか。
[男の衣に押し付けられていた彼の額に掛かる髪を、肌に触れぬよう払う。
かち、と。 最後の一音を立てて音が鳴り止んだ。
男の貌に浮かぶのは、微かな、『哀しみ』の宿る笑み。]
(148) 2013/01/09(Wed) 22時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/09(Wed) 22時頃
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[彼の手がやがて離れる>>154、暖められた空気が二人の合間に入り込み、その距離を思い知らされる。 下ろされる手を、追いかけてしまわぬように。 男もまた、拳を作り]
……いや。 楽しめた、かな。
[綻んだ表情が煌々と照らされる。その眩しさにまた積みし雪は解けゆく。 『も・の・とおん』を彼は見つけただろうか。鬼となってしまった己と、この洋館を繋げたそれを。]
(155) 2013/01/09(Wed) 23時頃
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……、……どうして、だろう。
[『おるごおる』の音のない居間にも、何かのざわめきが聞こえてくるよう。 すと、眼を細め、それは遠くを見るような。]
鬼に、……なりたくなど、なかったのに。 ……慶殿を、殺したくは、
[積みし雪の中、いまだ解けぬは罪し業。 解ける最中に流れ出すは、彼の前だからか。]
(156) 2013/01/09(Wed) 23時頃
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[結い髪を落とし中庭で嘆いた、あの時からは随分と前を向けるようになった。それでもまた心の底に燻るものは消えゆかず。 だから、不意に唇から零れた弱さは、雪解け水の甘さなのだろう。抱きしめたぬくもりが未だ手の中に残る、彼への。]
……いや。
俺も、わからない。 ……だから見つける必要が、ある。
自分の手で。
[明之進に言うのではなく、己の中に落とし込むように。ああ、と低く漏らしたため息は、彼へと向けて]
(164) 2013/01/09(Wed) 23時半頃
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解かす、べきではなかった……かな。
[恥じ入るように、薄い唇は音を紡ぐ。 言は常より多く、男としては饒舌と言える。それも、きっと。]
甘えてばかりだ、……貴方に。
(-225) 2013/01/09(Wed) 23時半頃
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[やがて男は、長椅子の片方に腰を下ろした。 隣に彼が座るかどうか、促さずにただ動かず。]
……しかし、……
不思議だ。
[燃え尽きぬ暖炉の炎。 煌々と館内を照らす灯り。 そして窓の外は相変わらずの――闇。]
夜が、明けない。 ……、もう、陽が昇ってもおかしくは、ない。
[館の扉が開けられぬと気づいたときから、この洋館の中をさ迷い歩いた。短く見積もっても、夜明けが来てもよい頃合だろうに。]
……、永遠に。 出られぬと、思うか?
(166) 2013/01/09(Wed) 23時半頃
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わからなくなったらまた、…… ……話せばいい。
[例え答にたどり着かずとも。明之進の思い>>167は知らず、しかし男は共に進むその声を、しかと聞き。彼と同じように、頷いた。]
(184) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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…………、あまり。
[小さく、息つくそれは 思考を整理するための、落ち着くための。]
俺を、甘やかすな。
(-237) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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[腰掛けたそれを視界の隅で確認すると、相槌を打つその声音に耳を傾けた。そう、不思議しか、ないのだと。 しかし、次いで彼が呟くそれ>>172が、男の視線を彼のほうへと動かした。]
……永久に、ここへ 居たい、と?
[口にして、男もまた気がついた。己もまた、帰りたいと望んでいただろうか? 日常に戻れたとしても、鬼であることは変わらず、相変わらずの書庫番へ戻るだけだ。それならばいっそ、と、傍らへ視線を向けるも、瞬きてその視線は消し。
迷いて、再び唇を開き]
……、……帰りたい場所は、 ないのか?
[ぽつりと、そう問いかける。]
(186) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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/* ねえちょっとあけのしん独占してるんだけど! ばかもー!かわいすぎるんだよ!
(-239) 2013/01/10(Thu) 00時半頃
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…………。
そう、か。
[互いに口数少ないなかに、>>188ぽつりと落とした声音。けれど俯くその姿には少し不思議そうに双眸を瞬き]
(199) 2013/01/10(Thu) 01時頃
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[彼の表情は前髪に隠れて見えず。 覗き込むように僅か顔を寄せるも、結い髪が肩に落ちるそれで我に返りて身体を引いた。]
……俺、のほうが、 …………年上、だから。
情けないだろう。
[駄目だとは、言わぬけれど]
(-248) 2013/01/10(Thu) 01時頃
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………………。
[きっぱりと告げられた否定>>189に、すぐに返事ができなかった。明之進が日常で、どんな生活を送ってきたのか。想像には難しく、それでいて軽々しく考えることも出来ず。]
辛かった、か。 ……哀しかった、か?
[逃げた理由は聞かずにただ、問う。 導かれ、訪れたこの館は。]
……、……今は。 少しは、楽になったか?
(201) 2013/01/10(Thu) 01時頃
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そう、なのか…… もう少し、若いとは。
……否、俺が草臥れているせいか。
[時折感じていた幼い面影の残る様子は、微笑ましいものだったから、正直にそう告げる。 けれどどうして、その声の先が此方に向けば、男は刹那動きを止めた。]
………………。 ………………。
……、何も、出ないぞ……。
[褒めても、と。 付け加えることすら、動揺して忘れていた等と。]
(-265) 2013/01/10(Thu) 01時半頃
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ずっと、
[明之進>>207の声を繰り返し、その長さを想いて唇を結ぶ。 この館は、彼の救い足りえたのだろうか。 続く言葉に、視線はゆるりと彼へ向き直った。
浮かぶのは、笑み。 聞こえるのは、強い言葉。
だから、彼の問い>>209に男は答える。]
……、同じ。 …………大丈夫。
[行いは消えず、弔う気持ちも消えず、その事実を消したくはない。ただ今を生きる者として、前へ進まなければならない。
大丈夫、と。彼がそう言ったそれとは似ずやや弱くなる声音。されどその口元はまた、緩く弧を描いていた**]
(218) 2013/01/10(Thu) 01時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/01/10(Thu) 01時半頃
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[暖かな部屋の中、窓の外の闇を不意に振り返る。 呼ばれたような、声が、聞こえたような幻想。 冷えを忘るる指は微かに持ち上がりて、その幻の影を追う。
あの、包まれた熱さを 優しき声と、その指先を。
解けだした白雪は、彼の指の冷たさを未だ知らず**]
(-273) 2013/01/10(Thu) 02時頃
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