221 堕天の姦計
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ー 深淵 ー
[引きずりこまれる。 魔界よりなお深く、暗い闇の中]
[そんな世界にも、底があるのか? ケヴィンにとっては上も下もわからない無明の闇。 突き立てられていた刃が、手酷く引き抜かれる。 灼熱の痛みに、震えた]
[……心臓を、確かに貫かれたのに、 なぜ生きている。なぜ、その痛みを知覚できる?]
(+11) 2013/05/13(Mon) 09時頃
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[なにかが、破れた心臓を補っている。傷口を塞ぎ、いや、塞ぐふりをして侵入しようとしている。 鼓動の度に、血のふりをした何かをめぐらせようとしている]
[今までこんな冒涜を受けたことはなかった。これまでのどんな傷も、これほど恐ろしくはなかった。 死以上の苦痛の予感に、天使になってからはじめての、]
(+12) 2013/05/13(Mon) 09時半頃
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………っ、 ぁ、、………、っ! っ、っあ、あああああああああああ!!!
[初めての肉声が、ことばをなくしていた喉から迸った。 構えられる刃に、抵抗するすべはもたないまま]
[いや]
あ……なたが……かわいそうだ……
[痛みに痙攣しながら、しかし、まだ、抗った]
(+13) 2013/05/13(Mon) 09時半頃
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[心を犯そうとする言葉と、 体を蝕もうとする闇と、両方と戦いながら喉元の刃を見る。 ……この闇でものが見えるのは、ジェフェルが見せようとしているからだろうか。それだけ侵食が進んでいるということだろうか]
[けれど]
[何が出来る、その問いに、ふいに一抹の可笑しさがよぎる。 全くの偶然だろうが、それは、オスカーがケヴィンにした問い、 『人を救う実力も無いのに、人を救いたいと考えるのは誤ってるか?』 それと酷似していたから]
(+14) 2013/05/13(Mon) 10時頃
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[ジェフェルの注意を自分に向かわせ続けることができたら、その間に皆が逃げられるのではないか? ……このジェフェルが今までに見た最悪の堕天使であることは、間違いない。 だから、そんなことをしても無駄かもしれないが。 それでも]
……ああ、あやまり、ではない、よ。おすかー。 むりょくでも、すくいたいと、おもっていい。 かんがえていい。
[苦鳴を噛み殺し、くす、と笑う。あまりうまくいった気はしないが、ジェフェルの気を引くことは、できるだろうか……]
(+15) 2013/05/13(Mon) 10時半頃
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ケヴィンは、>>+14 ×何が出来る ○何も出来ないお前
2013/05/13(Mon) 10時半頃
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[喉に向けられる手、思い出したばかりの声を塞がれ、ただ、脂汗に濡れた顔を歪めて]
[だが、続くジェフェルの宣言を聞いて、それは冷たい汗に変わった]
[声が出せないままならば。名を、呼んだりしなければ]
いく、な……!
[ようやく手を離され、見慣れた翼のない背を向けられれば、咳き込みながら哀願した]
やめろ……!
(+16) 2013/05/13(Mon) 11時頃
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[そして新たに増えた気配に、焦りの目を向ける。 誰だ。……見知らぬ男。 禍々しい姿。彼も、堕天使……いや、純粋な悪魔なのか?]
[いや、どうでもいい、それよりジェフェルを止めなければ。 この身なら、いくらでもいたぶられていいから]
ジェフェル……!!
[力の入らない体で這い寄ろうとする]
(+17) 2013/05/13(Mon) 11時半頃
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ぐ……、、
[見知らぬ悪魔に頭を踏みにじられ、指爪が闇色の床をむなしく掻く。 ケヴィンは光輪は戴いていなかったが、それでもその行為は不快で、屈辱的で]
ふれる、な……!
[翼の光が弱々しく明滅し、背と喉の傷を埋める闇がわずかに後退した。 それでも。 右の翼の内、自分でむしって露出した肌の部分が、最初に暗く染まり始めて]
(+18) 2013/05/13(Mon) 11時半頃
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[悪魔に名を呼ばれることに、おぞましさを覚える。 と、同時に、その囁きのあまりの甘さに別種の震えを感じた。 そうだ……自分は頑張った……追わなかったのではなく、追えなくて、、 、、ちがう、、ちがう]
無駄だ。
[やめろ、をそう言い換え]
誘惑など、効かない。
[誘惑しないでくれを、そう言い換えた。 傷は灼熱を帯び、間断ない痛みが全身を襲う。 それでも、なお悪魔の足元から這い出ようと]
(+19) 2013/05/13(Mon) 12時半頃
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ぅぐ、 ……ぁっ、 っが……!
[これだけの体格差があって、片手だけで反らされる。傷がミシリと痛んだ。 近くに寄せられた顔がはっきり見える。全く知らない、見たこともない顔なのに、なぜだろう、何か、どこかで……?]
訳が……分からん事を……、 どちらも拒否する……!
[生前に女を知らないではなかったが、男と不埒な事に及ぶ趣味はなかった。 生理的な嫌悪の表情を浮かべた]
(+20) 2013/05/13(Mon) 13時頃
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[やめろ、と言う代わりに、歯を閉じあわせた。 悪魔に守って貰われるなど、信じられたものではない]
[なのに、舌がねじ込まれて、歯列をなぞられれば、染まりつつある喉と心臓が、鳴って高ぶった]
[天使として再びの生を受けて以来、耐えて久しかった劣情が沸き上がり、ケヴィンを戸惑わせる]
[首を振ろうとするが、髪を掴む指は鋼鉄のようにかたく。 だから、床を握っていた指を手刀に変え、悪魔の喉を狙って突き上げた]
(+21) 2013/05/13(Mon) 14時頃
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[鋭利な舌は歯列すら越えて侵入してきて。 喉の奥まで触れられる感触に、ケヴィンは小さくえずいた]
[手刀の攻撃で、悪魔を離すことには成功したが、咳き込ませたのみという結果に指を握りこむ。 万全の状態と体勢であったならば、喉を砕けたはずなのに]
[荒い息をつきながら、悪魔の魂の声を聞く。天使同士の交流とは違う、ねっとりと毒のある蜜のような]
なに、を、言っている。 わけが分からない。
(+22) 2013/05/13(Mon) 14時半頃
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[子供でも扱うように転がされ跨がれて、低く呻く。 全く起き上がれない。細身の青年と見えるのに、竜にでも乗られているようだ]
[だが、傷の上に掌が乗っても予想したほどの痛みがこなかった。 疑問はしかし、悪魔が作り出し、見せた物への驚きで、後回しにされてしまった]
(+23) 2013/05/13(Mon) 14時半頃
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よ…ら、にえる、 よらにえる!
[聞こえないし、もし聞こえたとしても、彼女はこの声を知らないはずだ。 でも、その憔悴した姿に呼びかけずにいられなくて]
[その肩を抱き寄せて、話を聞いてやりたい。翼で包んであげた時の、あの表情を見せてほしいと思うのに……。悪魔の下を脱することはかなわず、ただ無駄に何度も羽ばたいて翼で床を叩いた。もう燐光の消えそうな白の羽が数枚、むなしく舞った]
(+24) 2013/05/13(Mon) 17時半頃
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[聞こえない……? ケヴィンの中を凌辱しつつ闇が嗤う。 聞こえなければいいな、と]
よらにえる……君は逃ゲロ。 もう、自分ハ傍ニいらレない。 デモ、生キよう、必ず。君達ガ生キ伸ビル事ガ、 自分ノ唯一ノ望みだ。
[ケヴィンの声の一部だけは、きっと地上に届く。 悪意を持った闇に、意味を歪められて]
(+25) 2013/05/13(Mon) 18時半頃
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っく、う、 う……。
[首筋に触れてくる悪魔の手。肌の上を滑るむずがゆい感触。 そうじゃなくて、 もっと、 ……して……いいのに]
ん……あ……、
[痛みならば耐えられる。なのに、湧き上がる別の。 体の奥が、じわり、揺らいで。 なにか、危険な場所へ堕ちて行く気がするのに……、 抵抗することが、次第に億劫になって]
(+26) 2013/05/13(Mon) 19時半頃
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よらにえる…… もうい……い……
[ただ、己を保つ為に、妹とも娘とも思う、自分を大事にしない危なかしい天使の名を呼んで]
よらにえる……。
(+27) 2013/05/13(Mon) 19時半頃
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[ずっとケヴィンを苦しめ続けた胸の傷。 傷を埋める闇が、差し込まれた指を歓迎して滲み出て。 消えそうな小さい光が、それを拒絶して震えて]
……こんな…… ちが……
[だが、 確かに身の内に異物が挿入される感覚はあるのに、想定した痛みとは違う。 叫び出しそうに苦しいのに、どこか物足りない]
[汗のしずくが目に入って、弱弱しく首を振った。 生理的な涙がこぼれて、目じりを伝って耳元までぬるく]
……ぱてぃえ、る?
(+28) 2013/05/13(Mon) 20時頃
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[呆けかけていたケヴィンの目に、力が戻る。 慈愛の笑みを浮かべるパティエルの手にある、あれは何だ。 どうして、パティエルが、ヨラニエルに弓を向けているのか]
……ぱてぃえるガころすノハ自分ダッタハズ……。 そのむすめハ違ウ。 自分ダ。ころしてくれ。此処ニイル。 やくそくヲシタ……!
[動かない体で、必死にもがいて]
(+29) 2013/05/13(Mon) 20時頃
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[揺れる視界のなか、映像の向こうでヨラニエルは迎撃しようとしない。 出来ないのだろう。彼女は戦士ではなく、癒し手。 対するパティエルの光はいまだ曇っていない。 では、彼女は自分が「おかしくなったら殺して」と頼んだ約束を、ヨラニエルにも適応しようとしてるだけなのだろう]
[誰も悪くない、悪くないのに、すれ違って。 誰の所為だ。 いつかのように叫べばいいのか。神を呪えばいいのか]
(+30) 2013/05/13(Mon) 20時半頃
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[悪魔の指が、いや、手が、胸の奥へ届いた。 ビクンッと体が跳ねた。 映像に向けられていた意識が、嫌が応にも引きもどされる。 けがらわしい、吐き気がする]
[……だが、それでもなお期待した痛みではない、 なぜだ。……酷くされたかったら言ってくれと、そう言われたのに。 自分がなにも言わない……から?]
……っく……、、
[でも、それを口にすること、は]
(+31) 2013/05/13(Mon) 20時半頃
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[絶えまなく涙をこぼして、役に立たない目を閉じた]
せい、じゃな……
じぶんのせい、じゃない……
[嗚咽のような、声が漏れた。 喉の奥の刻印が、胸と首の傷が、闇に縛られ撫でられる腕が、 ここち、よい……]
(+32) 2013/05/13(Mon) 21時頃
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[胸の中を比喩でなくかきまわされる、という、今までに経験したことのない感触。 恐怖は麻痺させられ、痛みはお預けにされ、ただ、不快感と息苦しさが。 そして脚にまとわりつく、この奇妙な物は、なんだ]
[悪魔が誰かに呼びかけている。 誰かの名が聞こえた。ノ……?]
ノックス……君も……なのか?!
(+33) 2013/05/13(Mon) 22時半頃
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……ッ!
[被虐を望むという、羞恥を抉るような言葉。 違う、と言いたいのに、確かに先程から「こんな優しいのじゃなくて、もっと」と望む気持ちがあることは否定できない。 違うのに。そんな異常な性癖など、今までなかったのに]
[悪魔は身を任せたくなるような優しさを囁きながら、 しかし、委ねきれない現実を告げる。 まるで、ケヴィンがぎりぎりの境をさまようのを、楽しんでるかのよう]
[目を。 言われるままに開けたところで、鏡の向こう、銀の矢が奔るのを見る。 魔物の手の中にあるケヴィンの心が、ひとつ強い動悸を打つ。 ……だが矢が逸れた。詰めた息を抜こうとした時、 違う映像が、浮かんだ]
……ジェフェル……!
(+34) 2013/05/13(Mon) 22時半頃
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ん、っくふ……!
[胸からやっと抜けて行く異物感。 喉を逸らして呼吸を繰り返す。この場所では、吸い込む空気すら、闇色をしていたけれども]
[悪魔が身を起こした。 心の深くに逃げ込んだ小さなひかり。今でも天使である自分が、今こそ逃げるべきだと囁く。 ……どこへ? 胸の中で自嘲を転がした。 どこにも逃げられやしない。 この悪魔たちから。そして……この悪魔たちに甚振られたいと望む、自分自身から]
[オスカーの怯えた顔。 ジェフェルの嘲弄]
……自分を、
(+35) 2013/05/13(Mon) 23時頃
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[鏡から、目を逸らした]
……罰してくれ。 いちばんひどくしてくれ。はずかしめてくれ。
[たすけなかったんじゃない。 たすけられなかったのだ。 ……悪魔の用意した逃げ道へ]
[逃げた]
(+36) 2013/05/13(Mon) 23時頃
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[ノックスが楽しげに言葉を投げてくる。 いつものように明るくかろやかなのに、その言葉には悪意が滴っている]
……そうじゃ、ない。 自分はただ、目の前で誰かが傷つくのを、見たくなかった……だけ……。
[闇が退いて行く。 仰向けになっていた体を起こせば、体の節々が痛んだ。特に、下になっていた翼。何度も床を叩いた翼には血がにじんでいる]
……。
[なのに、羽の先にほんの少しだけ、ほたるびのように、今にも消えそうな光の残滓が、まだしぶとく残って]
(+37) 2013/05/13(Mon) 23時半頃
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……ッ?
[悪魔によって、顔を強引に動かされる。 その先にはノックスの姿]
……わか、らない。
[何を求められているか分からず、困惑して視線だけで片目の悪魔と、ノックスを交互に見た。 ただ、痛みを求める体は、すでに焦げるようで。 口にすればすぐ与えられると思ってたものが、まだお預けと悟って、唇を噛む]
何をすれば、いいんだ……?
(+38) 2013/05/13(Mon) 23時半頃
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[ノックスの返答に、ゆるり、と首を横に振る。 そうであれば最初から盾を持っていないはずだ、とか。 背に誰かを庇う必要はないはずだ、とか。 論理的な返答のかけらは浮かんだけど、言葉にはならず]
[思い出すのは、天界に来てからの戦いのこと。 天使になる前の戦いのこと。 そして……自分が死んだ時の事]
[指が無意識に自分の左胸の、傷に触れた。 闇が馴染んだその場所は、ジェフェルに貫かれたあの時のような痛みはもうなく。 ただ、闇色の鼓動を刻んで]
……なにをすればいい。
[もう一度、聞いた]
(+39) 2013/05/13(Mon) 23時半頃
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[悪魔の癖に、神の言葉を借りるか。 そのブラックジョークに笑う余裕などなく]
[熱っぽい吐息をついて、立ち上がり、ノックスの傍に膝まづいた。 左胸を覆う指先をずらし]
ここを、 貫いて欲しい。 君の槍で。
[うなだれるように、頭を下げて]
頼む……。 はやく、もう、、
(+40) 2013/05/14(Tue) 00時頃
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