61 ペルソナーレ天秤遊戯
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2010/06/01(Tue) 16時頃
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『おめでとうございます。
貴方は権利を見事に手に入れたのです』
(#0) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
手元に届いたその封筒には漆黒の蝋のうつくしい白い封筒。
捺された封蝋はクレマチス。
その花言葉は、高潔。精神美。美しい心。旅人の喜び。
(#1) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
そして ─── 陰謀。
(#2) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
封筒の中に入っていたものは一枚の旅券。
それから内容を示した書簡。
署名にはVespertine.Aireとある。
先達てこの世を去った夫人の弁護士の名前だ。
無機質な印刷の文字はこんな風に書かれていた。
『故 ビアンカ・ブリッサ夫人のご遺言の一に従い、
以下の日時、場所に置いて正式な公開を行います』
(#3) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
− ポルタ・ディ・バレンシァ −
(#4) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
港には白い客船が停泊していた。
大きくはないが、精緻な技巧と美しい姿。
船の名前はアルコ・プリメーラ。
今回の遺言の公開場所として指定された船だ。
この旅はなんでも、ビアンカ・ブリッサの意向で
メディテレーニアをめぐる船旅の中で正式な遺言が
公開されるという趣向らしい。
船員、スタッフ達のきびきびとした動きや
細やかな心配りは上流の人間をも満足させるだろう。
自己主張の少ない夫人ではあったが、
船での旅を好んだ彼女の在りし日姿そのもの。
───皆、ビアンカを慕っていた。
(#5) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
船に集まってくるものは公開の立会に指定された縁故の者たち。
北家、ヴェンディスカ。
南家、ベンダハール。
東家、タールブレンシャ。
西家、トルペジーノ。
誰もが皆、黒い封蝋の封筒を手に現われる。
様々な思惑と、銘々の事情。
悲哀と歓喜、怒りと愉しみ。
そのすべてを仮面の下に隠してやってくる。
航海は始まろうとしていた。
(#6) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
運命の天秤の皿の上に一つ一つ乗せられていく錘。
そのひとつひとつが自分達の命だと知るものは、まだ誰もいない。
(#7) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
ペルソナーレ 天秤遊戯
La Mascarada de la Diplomacia
(#8) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
開演前 出港前夜
Antes del concierto : La noche antes de la salida
(#9) 2010/06/01(Tue) 16時半頃
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−少し前の話− [鋏の音が、幾度も幾度も響きます。 そのあとには必ず、足元に何かが落ちて行きました。 大切にしていた長い髪は、鋏の音が止まった頃には 随分と短いものになってしまいました]
どうぞ。
[鋏を置いて声をかけました。 向こうから現れたメイドはとても驚いたようでしたが、 銀のトレイに乗った封筒を確かに私の手元に届けました。 自分宛の封筒を裏返すと黒い封蝋が捺してありました。
これがこの船、アルコ・プリメーラへとやってくる 丁度二週間ほど前にあったことのすべてです]
(1) 2010/06/01(Tue) 17時頃
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/* ギャー。 IDばれとった。しぬ。 でもいい。どうせこんなキャラ私しかやらない。
(-0) 2010/06/01(Tue) 17時頃
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−港− [それほど大きくない船ですが 深い青の海にその白はとても美しいものでした。 まるでギリシアのよう。 個人所有ならばこれぐらいがちょうどよいのでしょうか。 生憎と船は持っておりませんからあまり考えたことはないのですけれど。
幾らか強い日差しを避けるように くるりと日傘の柄を手の中で遊ばせた後 少し踵のある靴で歩き出します。 乗船するためには己の身分を明かさなくてはなりません。 船が船ですから当然のように身元の確認を受けます。
取り出した白い封筒には黒の鉄線の封蝋があります。 これが私の今の身分の何よりもの証拠なのです]
(2) 2010/06/01(Tue) 17時半頃
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―停船所―
[青い空に広がる、輝く白の船――ArcoPrimera。 空と同化したかのような、海の碧い波に映る姿は眩しくも美しい]
…なんて素敵な船。 おばさまはいつもこんな素敵な船で旅をなさっていたの…
[その声に籠るのは、少しの羨望]
おばさまの形見の船に乗れるなんて、倖せ。
(おばさま、勿体無い名誉を、ありがとうございます。 そしておばさまの御霊が、天へと召されますよう――…)
[そんな事を心中で願い、瞑目をする。 付き人が日傘を避け、乗船の為に手続きを行う。 身分を証明するのは、船と同じく白磁の如く封筒に、黒いクレマチスの封蝋**]
(3) 2010/06/01(Tue) 18時半頃
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―数日前―
[その日。
長らく家を空けていたヴェンディスカ家長女の急な帰還に 屋敷内は僅かばかり騒然としていた。
尤も、其れも実に僅かばかりだ。 この家では、此処に住まうべき者達が何時戻られても良い様に 常に準備を怠っていないのだから欠片として慌てる事では無い。
此れが喩え、深夜―― 下手をすれば早朝とも言える時間であっても、である。]
(4) 2010/06/01(Tue) 19時頃
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『――おかえりなさいませ』
[この豪邸の家主達は、常日頃から挙って自宅を留守にしている。 その理由は様々だ。豪遊であったり、仕事であったり。
漆黒のドレスに身を包み、豊かな銀の髪を揺らしながら、 豪邸前へ着けられた黒塗りの車から降り立った女―― ヴェンディスカ家の長女も、例外ではない。]
…荷物は、いつもの通りに片づけておいて頂戴。 ――嗚呼、ヴィオラには触らないでね。其れは私がやるわ。
[世界的に名を馳せているヴィオラニストである彼女は、 日夜国内国外問わず、家を空ける事の方が非常に多かった。
演奏会も勿論のことだが、何よりその豪遊さ。 一度夜会の招待へ繰り出せば、そのまま転々と各地を渡り歩く。 そのほぼ毎日は夜会へ費やし、時折の空き日ですら 世界の名立たる資産家に劣らぬ豪邸へ帰らぬ事は珍しくない。]
(5) 2010/06/01(Tue) 19時頃
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『Sra.Berge=Lonnette・Berenice・Turbulencia』
[『ベルジュ=ロネット・ベレニセ・タールブレンシャ夫人』 白い封筒には確かに私の名前があります。 時々自分の名前で舌を噛みそうになる事もあります。 タールブレンシャの名前はベンダハールから嫁いで3年たった今でも慣れません。 手続きが済んで船上へと促されます。 荷物は船の者に任せて暫くはデッキでゆっくりとする事にしました。 飲みものを尋ねられたので少し考えてからアイスティを頼んで 暫くは船の上から見える港の景色を楽しむことに決めました]
(6) 2010/06/01(Tue) 19時頃
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―と或る日のこと―
[豪奢な宿の客室の一つに、響くカリカリという音。 備えつけの机に向かい、何やら紙に羽ペンで文字を書き連ねている人影がある。
その人物は、乙女が一度は憧れるような、フリルがふんだんにあしらわれた薄紫のシャツを着ていた。 しかし、その身は乙女とは言い難い、細身ではあるが引き締まった男のものである。 その男は、ふと手を止め、その手に紙煙草を取った。 やがて漂い始める紫煙の香は、女性が好むような薔薇の匂い。 しかしながら、煙草を嗜む仕草は、優雅であるが女性のものとは程遠いものであった。]
(7) 2010/06/01(Tue) 20時頃
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[コツリコツリと扉を叩く音が、止んだペン先が紙を引っ掻く音の代わりに響いた。]
あら、誰かしら?
[上がる言葉は女性の扱うものに近い。 ただし、声音は歌うようなバリトンである。 男はバカラの灰皿で煙草の火を消しながら立ち上がった。
直接、この部屋の前に来れる人物というのは限られている。 実際、問いかけに応えた声の主は、男にとって此処に居ることは意外ではあったが、自分の部屋を訪れるのには違和感の無い人物――家に居る筈の執事のものだった。]
どうしたの?貴方が来るなんて ……まさか、家で何かあったの?
[家を暫くあけていた為に、久しく見えた執事を笑顔で迎え入れるも、その来訪の理由を推理すれば、あまり良いものが思い浮かばず、少しばかり男の笑みに影が差す。]
(8) 2010/06/01(Tue) 20時頃
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[家に何もないとは言い切れないのか、曖昧な表情をした初老の執事は一通の封書を男に差し出した。捺された封蝋はクレマチス。 男は怪訝な表情をしそれを受け取ると、机の引き出しから紅玉と細工の美しい銀のペーパーナイフで、封蝋を壊さぬよう開く。]
嗚呼……―――
[内容を確かめて、やや芝居めいた仕草で、天井を男は仰いだ。眼を瞑り、故人を偲ぶ様子は、ヴェンディスカからトルペジーノの本家次男に嫁いだ、歌姫と謳われている舞台上の母親に良く似ていた。
どうにもこの男、変わり者の多い母親の一門の血を濃く継いだよう。文学の研究をしていたのだが、いつの間にか自分が書く立場になり変わり、作品の取材旅行や、舞台脚本の関係で世界中を飛び回っている。
私は美しいものが好き―――の信念で、フリルを使った服を着こなし、女性言葉を操るのも、ヴィンディスカの血が半分流れる故などと、トルペジーノの者が謂えば、従妹にあたるのだろうか?彼のヴィオラニスタあたりは怒るやもしれない。]
(9) 2010/06/01(Tue) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/06/01(Tue) 20時半頃
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どうにか、仕事にめどをつけて向かいましょう。 折角のビアンカおばさまのご厚意ですもの。
[しかし、確かに男には、歴史学者でありトルペジーノ本家次男の父親の血も流れているよう。遺産にはあまり興味の無いような言葉を紡ぎ、視線を執事に移すと、一つ頷いて見せた。
その言葉通り、決められた日時に男はアルコ・プリメーラに向かうこととなる。
―――ユリシーズ=フィシュテル=トルペジーノ 確かにその男の名が刻まれた、漆黒のクレチマスが映える白い封書を持って*]
(10) 2010/06/01(Tue) 21時頃
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