196 Fiducia - 3rd:fragrance -
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 02時半頃
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―二階廊下―
[己の声が無いのをゆり問う>>2:392
"喉が悪いのか" 其れに、緩く首を横に振った。 正しくは、声を出す自由の無い日々が長すぎて、出さぬが定着した音なき声なだけ。
彼女が近づくならば>>2:394、訂正を口にしようとして。]
――、
[けれど其の意思は、亀吉とゆり、二人の様子に留まった。 詠うような>>383。 怯えの様な>>398。
殆どの時を一人きりで過ごした己には、其処にある感情を読み取れはせず。]
(17) 2013/01/05(Sat) 04時頃
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[異人のような亀吉と、西洋人形。 二対の青い瞳は、"似ている"。
彼女の歌を、聴きながら。
作り物の美しさを撫で行く手が己に伸びるのを、拒む事が出来ずに居た。]
(18) 2013/01/05(Sat) 04時頃
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[ おにんぎょう ]
[何も知らぬ無垢な唇が、ゆりの言葉を繰り返す>>2:404
芙蓉が剣士の部屋から出てきたのを、視界の端に捕らえ、其方へ意識を向けようとして>>2:402>>2:411]
―― ぁ、
[頬に触れたゆりの指先が、するりと。
何かを探すように動けば、其れを証明するかのように微かな"声"が漏れた。 其れを合図に、直ぐに彼女は己から離れていく。
彼女の射干玉には、明らかな己の戸惑いが映された。]
(19) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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[ 私はその様な眼も ] [ その様な手も ] [ 何も、知らない ]
[知らぬからこそ、其処に篭る感情>>2:372を、逸らせない。]
(-37) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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[己にも解らぬまま、唇が震えた。 何かを声にしようとしたからではなく、此のひとの得体の知れなさのようなものに、触れたような気がして。]
…… っ
[彼女が、しの、に、見えた。]
(20) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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[母以外で唯一人、己に優しくしてくれた乳母。
病に倒れた母の代わりだった、しの。 己の自由がなくなっても傍に居た、しの。 綺麗な笑顔の女性だった、しの。 己を褒めてくれた、しの。
己を ころそうとした しの。]
(21) 2013/01/05(Sat) 04時半頃
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[閉じ込めていたものが溢れた、刹那。
乾いた音がして、真新しい香りが拡がった>>3
つい今、嫣然と笑んでいたゆりが、崩れ落ちる。 白い雪色の敷物に、己の着物よりも鮮やかな紅が滲んで行く。]
(22) 2013/01/05(Sat) 05時頃
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[何が起こったのかを理解しきれぬ心が、呆然と。 芙蓉に促されても、人形を抱きしめたまま動けずに居る>>11
握らされたものの中身も、確かめる事も今は出来ずに**]
(23) 2013/01/05(Sat) 05時頃
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志乃は、動き鈍くとも動き出せたならば、向かう先は沙耶のほうへ**
2013/01/05(Sat) 05時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 05時頃
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/*
ねむ、かたいたい、うぎー。
飲み薬というジャスト地雷の芙蓉さんに仮セット☆
亀たんもえきゃら。 ゆりさんありがとう、ゆりさん。
(-38) 2013/01/05(Sat) 05時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 20時半頃
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―二階廊下―
[乾いて響く音に呼ばれ、剣士が姿を見せる>>24>>25
視界の端に見える姿に、意識が向いた。 晒された怪我の治療痕。 心のどこかで、薬屋への用事へ結論付けて。]
(98) 2013/01/05(Sat) 21時頃
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[かけつける、優しげに唐傘を差し出してくれた男が、紅く倒れた巫女を抱く>>28>>29
此れとは別と以前に、別の赤に染まった理由は嫌な気配を引き摺らせるように。
不可思議に戸惑い動けなかった己に暖かさをくれた、おみつの声が>>46、響く。 同じ頃に、離れた場所から聞こえた物音と聞き覚えの確かにある声>>35>>36>>40にも、彼女の言葉は、向けられたように聞こえた。]
(99) 2013/01/05(Sat) 21時頃
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[ゆりの亡骸が運ばれて行く>>62>>64のを、何処か遠くに感じながら。]
[ さや ]
[動けずにいる己を庇う様、立つ沙耶>>55の背に、震えた囁き声が彼女の名を呼び。 其れは、意図せず、亀吉と重なった>>67
小さな金属を手にしたまま動けない亀吉へと、お侍の手にする鞘に納まる刀が近づき。
一歩、一歩と、色硝子の飾られた奥へ二人が歩んで行くならば、己は未だ、命が手折られた時に立っていた、其の場所に。]
(101) 2013/01/05(Sat) 21時頃
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[二人の、声が聞こえる>>74>>81
"心を殺される"と。 亀吉の口にした其の理由に、己は感覚で、納得した。 相手がゆりでなければ、殺したのが亀吉でなければ、己に触れた指がなければ、廊下に3人だけの時がなければ、納得しうるものではないかもしれない。 其れでも己の中に、理由はすとん、と落ちたのだ。]
(102) 2013/01/05(Sat) 21時頃
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[派手な音を響かせて、派手な色をした硝子が砕け散る音で、驚愕が身体を強く揺さぶり、漸く全身に動きを取り戻す。
気付けば、強く人形を抱き締めていた。 手にした小さな包みもまた、掌の中に潰されている。
何処かへと駆け出した亀吉>>92>>95を、追うと言う意識は向かず。 色硝子を割り倒れた沙耶の元には、大広間で彼女と話していた小雀の姿>>88>>96
人形を足元へ、沙耶の元へと慌て駆け寄れば、小雀が沙耶の事を菱川へと頼んでいて。 其れに他意等無かったとしても、己の心に、痛みを生んだ。]
(104) 2013/01/05(Sat) 21時半頃
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/* おいついた。 これでつじつまあうはず……
おぼろーん!!(手を振ってる) おぼろんとこいきたい!!!(むちゃ)
(-94) 2013/01/05(Sat) 21時半頃
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/* ところで、これ言ってなかったんだけど、
二日目降霊会じゃなくてよかったね!!!!
(-95) 2013/01/05(Sat) 21時半頃
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[菱川が弔いへと向かいたいのであれば、そちらへと向かって構わないと、身振り手振りと密やかな音が告げる。 唯、沙耶を寝台へと運ぶ手伝いは頼んだだろうが。
気を失った剣士の頬へ手を伸ばす。 冷たい己の指先には、彼女の温度は酷く熱いものに感じられた。]
(105) 2013/01/05(Sat) 22時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/05(Sat) 22時頃
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[芙蓉の気遣い>>83に、沙耶を休ませる部屋は別になるならば、己の、西洋人形の眠っていた部屋を示した。
剣士の手より落ちたの一振りを、硝子の破片の中から拾い上げる。 静かな重みを感じながら、布団の幾倍も高さのある寝台へ彼女が寝かされる後に、腰の脇差を抜き共に其の枕元へと置いておく心算で。]
(111) 2013/01/05(Sat) 22時頃
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―2階客間―
[看病の仕方を何も知らない己には、唯心配して居る事しかできなかった。 冷えた指先を彼女の頬に当てていると、其の瞼が動き、開いていく。]
[ さや ]
[彼女の名を音無く呟いて。 気付いてくれて良かった、と。 安堵に深い息を吐く。]
[ ぐあい わるい? ] [ くるしい? ]
[心配を拙く、彼女へと向け。]
(112) 2013/01/05(Sat) 22時頃
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[沙耶が眠っている間。 そっと己に握らされた包みを開く。
"薬ではない"と告げられた薬包紙。 其れを開いて。 中身を確かめて。]
くすりてはないなら なに
[正体わからぬ白い粉に、渡した相手には聞こえぬ呟きが低く落ちた。
己に毒の薬を飲ませたしのに重なる。
疑心に捕らわれ、其れは元の形へと戻して袖に仕舞われる。]
(-99) 2013/01/05(Sat) 22時半頃
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[彼女の頬の温度で指先が温まってくるならば、もう片方の空いた手で触れていなかった側の頬へ触れる。 芙蓉に渡された包みは、着物袖へと仕舞いこんで。]
[ なにか ほしいもの ある? ]
[看病の方法が解らないならば、沙耶のして欲しい事をするべきだろうと、彼女の耳元へと囁く。]
(115) 2013/01/05(Sat) 22時半頃
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[構わないのだと、首を横に振る。 寧ろ、離れがたかったのは己なのだ。 謝られる理由など何も無い。]
わたして よけれは もちろん
[沙耶の願いに、僅かな間だけ目を丸くしてから、当然のように頷いて。
薬、の単語に引っかかり、しかし彼女が今望むのであれば、飲み薬で無ければ"懸念"は薄く、確かに手伝おうとする。]
(-104) 2013/01/05(Sat) 23時頃
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[水を、部屋に差し水があるかと顔を上げ探そうかとして。]
…… さや
[手が重なり、挟む彼女の熱が己の指先を暖めていく。 心地が良いと、沙耶が感じてくれるのならば、如何して離れる事が出来ようか。
暫くは、じっと。 己の存在を確かにしてくれる彼女の力に成れるのが、嬉しい。]
(-105) 2013/01/05(Sat) 23時頃
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/* えっ
(-108) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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/*
どどどどっどお 魚おおおおおぅぅっぅぅおおおおおお!
(-109) 2013/01/05(Sat) 23時半頃
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[柔らかく熱を帯びる唇の感触に、目元を細め。]
さや
[傍へ、欲してくれるならば躊躇いは何も無い。 彼女の名を呼び、己も彼女を抱き締めるように、手を伸ばし。
女性らしい線を、腕の中へ。]
(-112) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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[弱さを見せたくないのだろう、払われた手には、ほんの少しだけ寂しさを感じながら>>120 身体を起こすのに苦労するのであれば、支えをと手を差し出した。
剣士の欲したものを、部屋の片隅にあった硝子瓶に入った水と硝子の湯のみへと近づく。 透明な湯飲み八分ほどに注いだ其れを、彼女へと。]
[ てあてをして ] [ どこへ? ]
[彼女がやらねばならぬと考えている事を、尋ねる。]
(124) 2013/01/06(Sun) 00時頃
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[背に受ける視線>>133には気付かないまま。 運んだのは誰が、と問われ、菱川の名を告げる。
己の細腕には、華奢な己自身の重みでさえ運べない。]
[ ぬえ ? ]
[水を口にし、告げられる目的。 其れが妖怪の名だとも知らぬ己は首を傾げ。
空いた硝子を受け取ったならば、其れを最初にここを訪れた際に倒してしまった机へと置いた。]
(136) 2013/01/06(Sun) 00時半頃
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[性別の差を意識出来るほどのものを知らぬ、女らしくあった男。
抱きすくめられた温もりは、幼い頃以来。 其れはとても暖かく。
細いばかりの己よりも、彼女は柔らかかった、と感じていた。]
[水を手に戻る頃には頬の朱色は見えなかったか、若し見えていたならば、再び冷やすように手を伸ばしてしまいそうだった。]
(-131) 2013/01/06(Sun) 01時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/01/06(Sun) 01時頃
|
/*
さやたんのかわいさ。
(-141) 2013/01/06(Sun) 01時頃
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