125 服従試験
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― 魔王の塔 ―
[魔王の塔の中は、おそらく万魔殿のどの場所よりも 豪奢で華美な装飾に満たされていた。 黄金や鮮やかな色彩の宝玉で彩られた壁や柱。 精密で細緻な彫刻の数々。 華麗で、隠微で、禍々しい、魔界の王の居城。]
踊りを。
[魔王の命を受けて、妖艶な夢魔たちが現われ、 ほとんど衣を纏わぬ姿で、艶めかしく踊り始める。]
(*0) 2012/01/06(Fri) 22時半頃
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[程なくして小鬼たちの手で哀れな人間の男共が放たれ、 たちまちに夢魔に捕らえられて、 次々と濃密な性技の餌食になっていった。
夢魔たちの嬌声と、 生気を貪られる人間共の、感極まった悲鳴。 蠢き絡み合う狂宴を肴に、魔王は盃を傾ける。
その視線は決して横へ向かずとも、 酌をする黒髪の青年が、微かに顔を上気させているのは、 当然のこととして知っていた。]
(*1) 2012/01/06(Fri) 22時半頃
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