【秘】 墓守 ヨーランダ → 粉ひき ケヴィン

[ヨーランダがケヴィンを想う時、常にそこに痛みがあった。
胸を割くような痛み。
身体を苛む痛み。
苦しみの中でケヴィンを想い、その時間がとても――甘美だった。

何度も身体で味わったものを口内で味わっている。
それが今一番受けたくて疼く所に無い切なさと、同時に、それを受ける時を待つ期待の甘さが混じり合って。
身体も心も苦しい。けれどケヴィンを一心に思える幸せが広がるのだ。

>>-1297ヨーランダがケヴィンに近しいものとなりつつあると告げるような言葉は、最大の喜びを齎した。
分離できないぐらい、混ざってしまえばいい。
喜びを伝えようとするように、潤む瞳でケヴィンを見上げる。

うなじを撫でる手が心地よい]

(-1375) nagare-s 2013/05/19(Sun) 21時半頃